英単語が覚えられない理由と対策|中学生・高校生・大人別に覚え方を解説

「何度も書いているのに、なかなか覚えられない」
「昨日覚えた単語なのに、今日になると思い出せない」
そんな経験はありませんか。
単語帳を何周しても、いざテストや長文の中で出てくると「見たことはあるけど、意味が出てこない」と感じる人も多いと思います。
英単語が覚えられないのは、必ずしも記憶力が悪いからではありません。
多くの場合、覚え方・復習のタイミング・学習スタイルが合っていないことが原因です。
たとえば、日本語訳だけを見て覚えていたり、復習するタイミングが遅かったり、自分に合わない方法を続けていたりすると、努力しているのに記憶に残りにくくなります。
この記事では、英単語が覚えられない理由を整理しながら、タイプ別・年代別に合った対策を紹介します。
まず確認|英単語が覚えられない主な理由
| 悩み | 考えられる原因 | 見直すポイント |
|---|---|---|
| 意味は見たことがあるのに思い出せない | 眺めるだけで終わっている | 意味を隠して答える練習を入れる |
| 昨日覚えた単語をすぐ忘れる | 復習のタイミングが遅い | 翌日・3日後・1週間後に復習する |
| スペルが書けない | 音と文字が結びついていない | 発音しながら、見ずに書く練習をする |
| 単語帳を何周しても覚えられない | 自分に合わない覚え方をしている | 書く・見る・聞く・例文の中から合う方法を選ぶ |
英単語が覚えられないと感じるときは、まず「どこでつまずいているのか」を分けて考えることが大切です。
同じように単語帳を使っていても、覚えられない理由は人によって違います。
日本語訳だけで覚えている場合もあれば、復習のタイミングが遅かったり、ただ眺めるだけで終わっていたりすることもあります。
ここでは、英単語が覚えられないときによくある原因を4つに分けて整理します。
自分に当てはまるものがないか確認してみてください。
日本語訳だけで覚えている
英単語を覚えるときに、「abandon=捨てる」のように、日本語訳だけで覚えていませんか。
もちろん、最初に意味を確認することは大切です。
ただ、日本語訳だけで覚えていると、文の中で出てきたときに意味がうまく思い出せないことがあります。
たとえば、He abandoned the plan. という文では、abandon は「計画を捨てる」というより、「計画を途中でやめる」「断念する」というニュアンスで使われています。
このように、英単語は日本語訳だけでなく、使われる場面・感情・ニュアンスと一緒に覚えると、記憶に残りやすくなります。
覚えにくい単語は、次のように確認してみましょう。
- 短い例文の中で意味を確認する
- その単語が使われる場面をイメージする
- 語源や似た単語とのつながりを見る
- 日本語訳を1つだけで覚えず、意味の幅を確認する
復習のタイミングが遅い
「昨日覚えたはずなのに、今日になると思い出せない」と感じることはよくあります。
英単語は一度見ただけでは忘れやすいものです。テスト前にまとめて復習しようとしても、その頃にはかなり忘れてしまっていることがあります。
大切なのは、覚えたあとにもう一度思い出すタイミングを作ることです。具体的な復習の流れは、次のセクションで詳しく解説します。
見るだけ・書くだけで終わっている
単語帳を何周もしているのに覚えられない場合、「見たことがある」だけで止まっている可能性があります。
英単語は、眺めているだけだと「なんとなく知っている」状態にはなっても、テストや長文の中で意味を思い出せるとは限りません。
また、何十回も書いていても、意味や例文を意識せずに手だけ動かしていると、作業のようになってしまうことがあります。
覚えた単語を使える状態に近づけるには、次のような「思い出す練習」を入れることが大切です。
- 英単語を見て、日本語の意味を言ってみる
- 日本語を見て、英単語を思い出してみる
- 意味を隠して、自分で答える
- 例文を声に出して読む
- 覚えた単語を短い文の中で使ってみる
「見る」「書く」だけで終わらせず、自分の頭から引き出す時間を少し入れると、記憶に残りやすくなります。
一度に覚える量が多すぎる
英単語を覚えようとして、最初から50語、100語と一気に進めようとしていませんか。
短期間でたくさん覚えたい気持ちは自然ですが、一度に量を増やしすぎると、翌日の復習が追いつかなくなりやすいです。
特に、英単語学習が苦手な人は、最初から多くの単語を詰め込むよりも、毎日復習できる量にすることを優先しましょう。
目安としては、まず1日10語前後からで十分です。
- 新しい単語は1日10語前後にする
- 翌日に前日の単語を復習する
- 覚えられない単語だけを残して再確認する
- 慣れてきたら少しずつ単語数を増やす
英単語は、たくさん見ればよいというより、覚えたあとに復習できる量で続けることが大切です。
まずは、自分がどの理由に当てはまりやすいかを確認してみましょう。
原因が分かると、次に見直すべき学習法も選びやすくなります。
英単語をすぐ忘れるのは自然なこと
「昨日覚えたはずなのに、もう思い出せない」
「単語帳では見たのに、テストになると出てこない」
と感じることはよくあります。
英単語をすぐ忘れると、「自分は記憶力が悪いのかな」と不安になるかもしれません。
ただ、覚えたことを時間とともに忘れていくのは、誰にでも起こる自然なことです。
大切なのは、忘れないように一度で完璧に覚えようとすることではありません。
忘れることを前提に、もう一度思い出すタイミングを作ることです。
忘れるのは脳の正常な働き
英単語を覚えた直後は「もう覚えた」と感じても、時間が経つと少しずつ記憶は薄れていきます。
これは、勉強のやる気が足りないからでも、頭が悪いからでもありません。
人の記憶は、使わない情報をそのまま長く残し続けるわけではないためです。
たとえば、夜に10個の英単語を覚えたとしても、翌朝にはいくつか思い出せなくなっていることがあります。
これは珍しいことではありません。
そこで必要になるのが、忘れかけたタイミングでもう一度見る・聞く・思い出すことです。
「忘れてしまったからダメ」と考えるのではなく、「ここでもう一度復習すれば記憶に残りやすくなる」と考えると、英単語学習は続けやすくなります。
翌日・3日後・1週間後に復習する
英単語を覚えたら、そのまま放置せず、間隔を空けて復習することが大切です。
まずは、次のような流れを目安にしてみてください。
| タイミング | 復習の内容 |
|---|---|
| 翌日 | 前日に覚えた単語をもう一度見て、意味が出るか確認する |
| 3日後 | 忘れている単語だけを中心に、例文や音声と一緒に確認する |
| 1週間後 | テスト形式で思い出せるか確認し、苦手な単語だけ残す |
このように何度か間隔を空けて復習すると、単語が「見たことがある」だけの状態から、「意味を思い出せる」状態に近づいていきます。
毎回すべての単語を最初からやり直す必要はありません。
覚えている単語は軽く確認し、思い出せなかった単語に時間を使うと、復習しやすくなります。
見るだけでなく、思い出す練習を入れる
英単語を忘れにくくするには、単語帳を眺めるだけでなく、自分の頭から思い出す練習を入れることが大切です。
たとえば、次のような方法があります。
- 英単語を見て、日本語の意味を言ってみる
- 日本語訳を見て、英単語を思い出してみる
- 意味を隠して、自分で答えてから確認する
- 例文の中で、その単語の意味を考える
- クイズ形式で、間違えた単語だけをもう一度解く
「見るだけ」の学習では、分かった気になっていても、実際には思い出せないことがあります。
一方で、意味を隠して答えようとすると、「本当に覚えている単語」と「見たことがあるだけの単語」が分かりやすくなります。
思い出せなかった単語は、まだ復習が必要な単語です。間違えたことを気にしすぎず、次にもう一度出会うための目印として残しておきましょう。
英単語をすぐ忘れる人ほど、覚える時間だけでなく、思い出す時間を学習の中に入れることが大切です。
タイプ別|英単語が覚えられない人の対策
英単語が覚えられない理由は、人によって少しずつ違います。
書くと覚えやすい人もいれば、音で聞いた方が残りやすい人、例文の中で見ないと意味がつかみにくい人もいます。
まずは、自分がどのタイプに近いかを確認してみましょう。
ひとつに決める必要はありませんが、「自分に合いやすい覚え方」を知っておくと、学習方法を選びやすくなります。
| タイプ | よくある悩み | 向いている覚え方 |
|---|---|---|
| 書いて覚えるタイプ | 見るだけだと頭に残らない | ノート・手書き・スペル確認 |
| 見て覚えるタイプ | 文字だけだとイメージできない | イラスト・図解・色分け |
| 聞いて覚えるタイプ | 発音や音が結びつかない | 音声・音読・シャドーイング |
| 文で覚えるタイプ | 単語だけだと使い方がわからない | 例文・フレーズ・文脈学習 |
書いて覚えるタイプ|手を動かすと記憶に残りやすい人
単語を見ているだけでは覚えにくいけれど、ノートに書くと少し頭に残りやすい、という人もいます。
このタイプの人は、英単語をただ眺めるよりも、手を動かしながら意味やスペルを確認する方法が向いています。
ただし、何度も同じ単語を書くことだけが目的になると、作業のようになってしまいます。
書くときは、単語だけでなく、意味・品詞・例文も一緒に確認しましょう。
たとえば、次のように書くと、単語を立体的に整理しやすくなります。
- 単語:improve
- 意味:改善する、上達する
- 品詞:動詞
- 例文:I want to improve my English.
スペルが苦手な人にも、書いて覚える方法は役立ちます。声に出しながら書いたり、見ずに書けるか確認したりすると、文字の並びを覚えやすくなります。
一方で、書く学習は時間がかかります。短期間で大量の単語を覚えたいときは、すべてを書くのではなく、スペルミスが多い単語や、どうしても覚えにくい単語だけを書くようにすると続けやすいです。
詳しくは、書いて覚える英単語の効果と注意点、ノートで覚える英単語、英単語のスペルが覚えられない理由と対策も参考にしてください。
見て覚えるタイプ|イメージや図で覚えるのが得意な人
文字だけの単語帳を見ていると眠くなる、意味を読んでもなかなかイメージできない、という人は、視覚情報を使うと覚えやすくなることがあります。
このタイプの人は、英単語を日本語訳だけで覚えるよりも、イラスト・図解・色分け・場面イメージと一緒に覚える方法が向いています。
たとえば、crowded を「混雑した」とだけ覚えるよりも、駅や電車が人でいっぱいになっている場面を思い浮かべると、意味が残りやすくなります。
特に、抽象的な単語や動きを表す単語は、文字だけでは覚えにくいことがあります。その場合は、次のような工夫をしてみましょう。
- 単語の意味を表す簡単なイラストを見る
- 自分で小さな絵や記号をノートに描く
- 似た意味の単語を色分けして整理する
- 単語が使われる場面を頭の中でイメージする
「文字を覚える」というより、単語が使われる場面ごと覚える感覚に近づけると、あとで意味を思い出しやすくなります。
詳しくは、イメージで覚える英単語、イラストで覚える英単語も参考にしてください。
聞いて覚えるタイプ|音やリズムで記憶に残りやすい人
単語を見ただけでは覚えにくいけれど、音声で聞くと記憶に残りやすい人もいます。
このタイプの人は、英単語を文字だけで覚えるよりも、発音と意味をセットにして覚える方法が向いています。
たとえば、environment のように長い単語は、文字だけを見ると覚えにくいかもしれません。
音声を聞いて、区切りやリズムを確認すると、単語全体の形をつかみやすくなります。
音で覚えたい人は、次のような学習を取り入れてみましょう。
- 単語を覚えるときに、必ず発音も聞く
- 音声を聞いたあとに、自分でも声に出して読む
- 短い例文を音読する
- 慣れてきたら、音声に続けてシャドーイングする
音声を使うと、発音だけでなく、リスニング対策にもつながります。
文字では知っているのに、聞くと分からない単語が多い人は、音と意味を一緒に確認する習慣を作ると良いでしょう。
詳しくは、聞いて覚える英単語、英単語の発音アプリも参考にしてください。
文で覚えるタイプ|単語だけでは意味が残りにくい人
単語と日本語訳を見ても覚えにくいけれど、例文で見ると意味が分かりやすい、という人もいます。
このタイプの人は、英単語を単体で覚えるよりも、例文やフレーズの中で覚える方法が向いています。
たとえば、depend を「頼る」とだけ覚えるよりも、It depends on the situation. のような文で見ると、「状況による」という使い方まで一緒に理解できます。
単語だけで覚えると、次のような悩みが出やすくなります。
- 意味は知っているのに、文の中で出ると分からない
- 英作文やスピーキングで使えない
- 多義語や熟語になると混乱する
- 前置詞や語順の感覚がつかめない
例文で覚えると、意味だけでなく、使われる場面や文の形も一緒に確認できます。
長文読解、英作文、英会話で使える語彙に近づけたい人には特に向いています。
まずは、覚えたい単語を含む短い例文を1つ選び、意味を確認したあとに声に出して読んでみましょう。
余裕があれば、主語や時制を変えて、自分の状況に近い文にしてみるのも効果的です。
詳しくは、例文で覚える英単語も参考にしてください。
どのタイプにも当てはまる人は、ひとつに絞る必要はありません。
最初は、自分が続けやすい方法を1つ選び、慣れてきたら音声・例文・イメージなどを組み合わせていくと、英単語を覚えやすくなります。
年代別|中学生・高校生・大人がつまずきやすいポイント
英単語が覚えられない理由は、年齢や学習環境によっても変わります。
中学生は英語を学び始めたばかりで、単語を日本語訳だけで覚えようとしやすい時期です。
高校生になると、模試や受験に向けて覚える量が増えます。大人や社会人は、勉強時間をどう確保するかが大きな課題になります。
ここでは、中学生・高校生・大人それぞれがつまずきやすいポイントと、見直しやすい対策を整理します。
中学生|日本語訳の丸暗記になりやすい
中学生は、英語を本格的に学び始める時期です。
そのため、英単語を「英単語=日本語訳」として覚えようとすることが多くなります。
たとえば、take を「取る」とだけ覚えていると、take a bus や take a test のような表現に出会ったときに、意味が分かりにくくなることがあります。
中学生のうちは、日本語訳を覚えるだけでなく、文の中でどう使われるかを少しずつ確認することが大切です。
- 短い例文と一緒に覚える
- イラストや写真で意味をイメージする
- 音声を聞いて、発音と意味をセットにする
- 教科書の文の中で、単語の使われ方を見る
最初から難しい単語をたくさん覚えようとする必要はありません。
まずは、学校で習った単語を、例文・音声・イメージと一緒に確認することから始めると続けやすくなります。
中学生向けの学習法を詳しく知りたい方は、中学生におすすめの英単語の覚え方や、中学生向け英単語アプリおすすめも参考にしてください。
高校生|量重視で「見たことある」単語が増えやすい
高校生になると、定期テストだけでなく、英検・模試・大学受験に向けて覚える単語量が増えていきます。
そのため、単語帳を何周もしているのに、いざ長文やテストで出てくると意味が思い出せない、という悩みが起こりやすくなります。
これは、単語を見た回数は増えていても、自分で思い出す練習が足りていないことが原因になっている場合があります。
高校生の場合は、次のような学習を入れると効果的です。
- 意味を隠して答える
- 小テスト形式で確認する
- 間違えた単語だけを翌日に復習する
- 例文の中で使い方を確認する
- 1週間後にもう一度、苦手単語だけ見直す
特に受験や模試を意識する場合は、「単語帳を何周したか」だけでなく、見た瞬間に意味が出るか、文の中で意味が取れるかを確認することが大切です。
高校生向けの学習法を詳しく知りたい方は、高校生におすすめの英単語の覚え方や、高校生向け英単語アプリおすすめも参考にしてください。
大人・社会人|時間がなく、復習が続きにくい
大人や社会人の場合、英単語が覚えられない理由は、記憶力だけではありません。
仕事や家事でまとまった勉強時間を取りにくく、せっかく覚えても復習するタイミングを逃してしまうことがあります。
社会人の英単語学習では、まず目的を絞ることが大切です。
TOEIC対策なのか、英会話なのか、仕事で使う英語なのかによって、優先する単語は変わります。
- TOEIC対策:ビジネス・会議・メール・広告などで出やすい語彙を優先する
- 英会話:単語だけでなく、短いフレーズや例文ごと覚える
- 仕事で使う英語:自分の業界や業務で使う表現から覚える
また、1回の学習時間を長く取ろうとするより、短い時間で何度も復習する方が続けやすいです。
- 通勤中に音声を聞く
- 昼休みに5分だけ単語を復習する
- 寝る前に新しい単語を10語だけ確認する
- アプリの通知や復習機能を使って、見直すタイミングを作る
大人の英単語学習では、やる気に頼りすぎず、毎日の中に復習する場所を決めておくことが大切です。
目的別にアプリを選びたい方は、TOEIC単語アプリおすすめや、英単語帳アプリおすすめも参考にしてください。
スペルが覚えられないときの対策
英単語の意味は分かるのに、いざ書こうとするとスペルが出てこない、という人は少なくありません。
たとえば、beautiful や environment のように長い単語は、意味を知っていても、文字の並びまで正確に覚えるのは難しく感じることがあります。
スペルを覚えるときは、ただ何十回も写すよりも、音と文字のつながりを意識することが大切です。
発音しながら書く
スペルを覚えるときは、黙って書くよりも、発音しながら書く方が記憶に残りやすくなります。
たとえば、important を覚えるときに、文字だけを見て書くのではなく、音声を聞いてから「im-por-tant」のように区切って発音してみます。
そのうえで、自分でも声に出しながら書くと、音とつづりを結びつけやすくなります。
- まず音声を聞く
- 単語を声に出して読む
- 区切りを意識しながら書く
- 最後に見ずに書けるか確認する
つづりをパーツに分けて覚える
長い単語は、最初から全部を一気に覚えようとすると難しく感じます。
その場合は、単語をいくつかのパーツに分けて覚えると整理しやすくなります。
| 英単語 | 分け方の例 | 覚えるポイント |
|---|---|---|
| beautiful | beau-ti-ful | 途中の ti と最後の ful を意識する |
| environment | en-viron-ment | 最後が ment で終わることを確認する |
| necessary | ne-ces-sa-ry | c と s の位置を意識する |
特に、何度も間違える単語は、間違えやすい部分だけを赤字で書いたり、ノートにまとめたりすると復習しやすくなります。
見ずに書けるか確認する
スペル練習で大切なのは、何回写したかではなく、見ずに書けるかです。
同じ単語を10回写しても、最後に見ずに書けなければ、まだ覚えきれていない可能性があります。
おすすめは、次のような流れです。
- 単語を見る
- 発音する
- 一度隠す
- 見ずに書いてみる
- 間違えた部分だけ確認する
間違えたら、単語全体を何十回も書き直す必要はありません。
どの文字を間違えたのかを確認し、その部分だけを意識してもう一度書いてみましょう。
スペルミスが多い人は、英単語のスペルが覚えられない理由と対策も参考にしてください。
「病気かも」と不安なときに考えたいこと
何度やっても英単語が覚えられないと、「自分だけおかしいのかな」「病気なのかな」と不安になることがあるかもしれません。
ただし、英単語が覚えられないからといって、すぐに病気だと決めつける必要はありません。
覚えにくさは、睡眠不足、ストレス、集中しづらい環境、学習法の相性、復習不足などでも起こります。
- 寝不足で集中できない
- 一度に覚える量が多すぎる
- 日本語訳だけで覚えている
- 復習のタイミングが空きすぎている
- 文字だけの暗記が自分に合っていない
まずは、学習量を少し減らしたり、例文・音声・イラストを使った覚え方に変えたり、復習のタイミングを見直したりしてみましょう。
一方で、英単語だけでなく、学校や仕事、日常生活の中でも強い困りごとが続いている場合は、一人で抱え込まないことも大切です。
たとえば、読んだ内容が極端に頭に残りにくい、注意が続かない、忘れ物やミスが生活に大きく影響しているなどの場合は、必要に応じて専門家に相談することも選択肢になります。
また、発達特性がある場合でも、「覚えられない=学習できない」ということではありません。
文字だけで覚えるのが苦手なら、音声やイラストを使う、短い時間で区切る、復習をアプリで管理するなど、自分に合った方法を選ぶことで学びやすくなることがあります。
発達障害やADHDの特性に合わせた覚え方を知りたい方は、英単語が覚えられないは病気?発達障害・ADHDの特性を活かす暗記術も参考にしてください。
英単語が覚えられなくてイライラするときは
英単語を何度も見ているのに覚えられないと、だんだんイライラしてくることがあります。
「自分は英語に向いていないのかな」「また忘れてしまった」と感じると、勉強を続けるのもつらくなります。
ただ、英単語学習では、忘れること自体は珍しいことではありません。
大切なのは、忘れたことを責めるのではなく、もう一度思い出す仕組みを作ることです。
忘れることを前提にする
英単語を忘れたからといって、それは失敗ではありません。
一度見ただけでずっと覚えていられる単語もありますが、多くの単語は何度か見直す中で少しずつ記憶に残っていきます。
たとえば、昨日覚えた単語を今日忘れていたとしても、「覚えられなかった」と考える必要はありません。
むしろ、復習が必要な単語が見つかったと考えると、次にやることがはっきりします。
- 忘れた単語に印をつける
- 翌日にもう一度確認する
- 例文や音声と一緒に見直す
- 3日後、1週間後にも再確認する
忘れた単語は、復習すればもう一度覚え直せます。
イライラしたときほど、「忘れないようにする」よりも、忘れても戻ってこられる流れを作ることを意識してみましょう。
1日10語など小さく始める
英単語が覚えられないと感じるときほど、「もっとたくさんやらなきゃ」と思いがちです。
ただ、最初から1日50語、100語のように目標を大きくしすぎると、復習が追いつかなくなり、途中で続けにくくなることがあります。
まずは、1日5〜10語くらいからで十分です。
少なく感じるかもしれませんが、毎日続けて、翌日以降に復習できる量にしておく方が、学習のリズムを作りやすくなります。
- 新しい単語は1日5〜10語にする
- 翌日は前日の単語を先に復習する
- 覚えられなかった単語だけを残す
- 続いた日数をカレンダーやアプリで記録する
「今日は10語だけできた」「3日続いた」のように、できたことを見える形で残すと、学習を続けやすくなります。
英単語学習では、一度にたくさん進めることよりも、無理なく戻ってこられる量にすることが大切です。
覚えられない単語だけに絞る
復習するときに、すべての単語を同じように見直していると、時間が足りなくなりやすいです。
すでに覚えている単語に何度も時間を使うより、思い出せなかった単語だけを重点的に復習する方が効率的です。
たとえば、単語帳やアプリで学習するときは、次のように分けてみましょう。
| 単語の状態 | 復習の仕方 |
|---|---|
| すぐ意味が出る単語 | 軽く確認するだけでOK |
| 見たことはあるが意味が出ない単語 | 例文・音声と一緒に復習する |
| 何度も間違える単語 | 苦手リストに入れて、翌日も確認する |
覚えられない単語だけをリスト化しておくと、「何を復習すればいいか」が分かりやすくなります。
全部を完璧にしようとすると負担が大きくなります。まずは、苦手な単語を少しずつ減らすつもりで進めてみてください。
英単語が覚えられなくてイライラするときは、学習量を増やすよりも、復習する単語を絞ることが役立つ場合があります。
英単語が覚えられない人におすすめの学習手順
ここまでの内容をふまえると、英単語が覚えられない人は、次の流れで学習を見直すと進めやすくなります。
- 原因を確認する
日本語訳だけで覚えているのか、復習が足りないのか、自分に合わない方法を続けているのかを確認します。 - 覚え方を1つ決める
書く、見る、聞く、例文で覚えるなど、自分が続けやすい方法を1つ選びます。 - 復習日を決める
翌日・3日後・1週間後を目安に、覚えた単語をもう一度確認します。 - 思い出す練習を入れる
意味を隠して答える、クイズ形式で確認するなど、見るだけで終わらせないようにします。 - 続ける仕組みを作る
アプリ、ノート、通知、チェックリストなどを使って、学習を生活の中に組み込みます。
英単語が覚えられないときは、勉強時間を増やす前に、原因・覚え方・復習タイミングを見直してみましょう。
具体的な覚え方をまとめて知りたい方は、英単語の効率的な覚え方7選も参考にしてください。
よくある質問
英単語が覚えられないのは記憶力が悪いからですか?
必ずしも記憶力だけの問題ではありません。
英単語が覚えられないときは、日本語訳だけで覚えている、復習のタイミングが合っていない、自分に合わない覚え方を続けているなど、学習方法が原因になっていることも多いです。
まずは「覚え方が悪いのか」「復習が足りないのか」「量が多すぎるのか」を分けて考えると、見直しやすくなります。
英単語をすぐ忘れるのは普通ですか?
普通です。英単語は、一度覚えただけでずっと記憶に残るとは限りません。
人の記憶は時間とともに薄れていくため、昨日覚えた単語を今日忘れてしまうこともあります。
大切なのは、忘れたことを責めることではなく、翌日・3日後・1週間後など、忘れかけたタイミングでもう一度復習することです。
中学生が英単語を覚えられないときはどうすればいいですか?
中学生の場合は、日本語訳だけを丸暗記しようとして、文の中での使い方が分からなくなることがあります。
まずは、学校で習った単語を短い例文・音声・イラストと一緒に確認してみましょう。
たとえば「take=取る」とだけ覚えるのではなく、take a bus や take a test のように、実際の使われ方と一緒に見ると意味を思い出しやすくなります。
高校生が英単語帳を何周しても覚えられないのはなぜですか?
単語帳を何周しても、眺めるだけでは「見たことがある」状態で止まってしまうことがあります。
高校生は覚える単語量が増えるため、ただ読むだけでなく、意味を隠して答える、小テスト形式で確認する、例文で使い方を見るなど、思い出す練習を入れることが大切です。
「何周したか」だけでなく、「見た瞬間に意味が出るか」「文の中で意味が取れるか」を確認してみましょう。
英単語のスペルが覚えられないときはどうすればいいですか?
スペルが覚えられないときは、ただ何度も写すだけでなく、発音と文字のつながりを意識することが大切です。
音声を聞く、発音しながら書く、長い単語をパーツに分ける、見ずに書けるか確認する、といった方法を試してみましょう。
たとえば、environment のような長い単語は、en-viron-ment のように分けると、文字の並びを整理しやすくなります。
英単語が覚えられないのは病気の可能性がありますか?
英単語が覚えられないからといって、すぐに病気とは限りません。
睡眠不足、ストレス、集中しにくい環境、学習法の相性、復習不足などでも、英単語は覚えにくくなります。
ただし、英単語だけでなく、学習全体や日常生活でも強い困りごとが続いている場合は、一人で抱え込まず、必要に応じて専門家に相談することも選択肢です。
まとめ|英単語が覚えられない原因は1つではない
英単語が覚えられない原因は、記憶力だけではありません。
日本語訳だけで覚えている、復習のタイミングが遅い、見るだけ・書くだけで終わっている、自分に合わない方法を続けているなど、いくつかの要因が重なっていることがあります。
まずは、自分がどこでつまずいているのかを確認してみましょう。
書いて覚える方が合う人もいれば、音声で聞いた方が覚えやすい人、例文やイラストと一緒に確認した方が意味を思い出しやすい人もいます。
また、英単語は一度で完璧に覚えるものではありません。覚えたつもりでも、翌日には忘れていることがあります。
だからこそ、翌日・3日後・1週間後のように、忘れかけたタイミングで復習する流れを作ることが大切です。
最初からたくさん覚えようとしなくても大丈夫です。まずは1日5〜10語から始めて、意味を隠して答える、例文で確認する、苦手な単語だけを復習するなど、続けやすい方法を選んでみてください。
イラスト・音声・例文・復習機能を使って学びたい方は、TANZAMのような英単語アプリも選択肢になります。
自分に合った覚え方と復習の仕組みを見つけながら、まずは今日覚える単語を少しだけ決めて進めていきましょう。


