スイーツの英語100選|お菓子・デザートの名前一覧&意味まとめ

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チョコレートケーキ、マカロン、ティラミス──

名前を聞くだけで、少し幸せな気分になりますよね。

でも、海外旅行や英語のメニューを前にしたとき、「このスイーツ、英語でなんて言うんだろう?」と迷った経験はありませんか?

 

英語でスイーツの名前を覚えることは、単なる単語学習ではなく、“世界の甘い文化を知る”ことでもあります。

フランスの“mille-feuille(ミルフィーユ)”、イタリアの“tiramisu(ティラミス)”、日本の“mochi(餅)”や“dorayaki(どら焼き)”まで

それぞれの国に、言葉と一緒に伝わる物語があります。

 

この記事では、100種類のスイーツの英語名をカテゴリ別に紹介します。

発音・意味・豆知識を添えて、読んでいるだけで“おいしくなる”構成です。

英語でスイーツを学ぶことで、世界の甘い時間をもっと楽しみましょう。

定番スイーツの英語(15選)

スイーツの中には、英語・フランス語・イタリア語など、国境を越えて使われる言葉がたくさんあります。

“cake” や “pie” のように日常会話に出てくるものもあれば、“mousse” や “souffle” のようにフランス語由来の洒落た単語も。
どれも一度は聞いたことがある名前ですが、英語での正しい発音や意味を知ると、海外のメニューや会話がぐっと楽しく感じられるようになります。

英単語発音記号意味・備考
cake/keɪk/ケーキ。誕生日や結婚式など祝い事の定番。“birthday cake”“wedding cake”など組み合わせも豊富。
pie/paɪ/パイ。中身によって“apple pie(アップルパイ)”“pumpkin pie(パンプキンパイ)”などがある。
tart/tɑːt/タルト。果物をのせた“fruit tart”や“lemon tart”が人気。発音は“tart(タート)”。
pudding/ˈpʊd.ɪŋ/プリン。イギリスでは“dessert(デザート)”全般を指すこともある。“Yorkshire pudding”は肉料理。
mousse/muːs/ムース。フランス語由来。チョコレートやフルーツを使った軽いクリーム状のスイーツ。
jelly/ˈdʒel.i/ゼリー。イギリスでは“jelly”、アメリカでは“gelatin”が一般的。パンに塗る“jam”とは異なる。
custard/ˈkʌs.təd/カスタード。卵とミルクをベースにしたとろみのあるデザート。“custard cream”としても登場。
souffle/suːˈfleɪ/スフレ。焼くとふわっと膨らむ軽い食感が特徴。フランス語では“息を吹きかける”が語源。
crepe/kreɪp/クレープ。薄焼きのパンケーキ。“sweet crepe(甘いクレープ)”や“savory crepe(おかず系)”と使い分け。
flan/flæn/フラン。スペインや中南米のプリン風デザート。“caramel flan”が定番。
brownie/ˈbraʊ.ni/ブラウニー。アメリカ発祥の濃厚チョコレートケーキ。スクエア型が一般的。
cheesecake/ˈtʃiːz.keɪk/チーズケーキ。英語では“baked cheesecake(ベイクド)”と“no-bake cheesecake(レア)”の区別も。
donut/ˈdəʊ.nʌt/ドーナツ。“doughnut”とも書く。英語圏では朝食やコーヒーと一緒に食べる定番スイーツ。
cupcake/ˈkʌp.keɪk/カップケーキ。見た目が華やかで“frosting(クリーム)”で飾られることが多い。
mille-feuille/ˌmɪlˈfɜːj/ミルフィーユ。フランス語で「千の葉」を意味。パイ生地を重ねた繊細なスイーツ。

 

スイーツの英単語は、発音そのものがどこか柔らかく、甘さを感じさせる響きがあります。

“mousse” や “souffle” のような語尾の流れをまねするだけでも、口の筋肉が英語に慣れていきます。

リズムよく声に出して、“音でも味わう英単語”として覚えていきましょう。

 

焼き菓子・クッキー系の英語(15選)

紅茶と一緒にほっと一息つきたいときや、ティータイムの手土産として人気の焼き菓子。

英語では “baked sweets” や “baked goods” と呼ばれ、クッキー、スコーン、マドレーヌなどが代表格です。

国によって呼び方が違うのも面白いポイントで、たとえばアメリカの “cookie” は、イギリスでは “biscuit”

それぞれの言葉の背景を知ると、英語の奥深さとともに“文化の香り”も感じられます。

英単語発音記号意味・備考
cookie/ˈkʊk.i/クッキー。アメリカ英語で一般的。“chocolate chip cookie” は世界共通語。
biscuit/ˈbɪs.kɪt/イギリス英語で「クッキー」。アメリカでは「スコーンに似たパン」を指す。
shortbread/ˈʃɔːt.bred/ショートブレッド。スコットランド発祥のバターたっぷりクッキー。
scone/skəʊn/スコーン。イギリスのティータイム定番。“serve with jam and cream(ジャムとクリームを添える)”。
muffin/ˈmʌf.ɪn/マフィン。アメリカでは甘いケーキ風、イギリスでは軽食パンとしても食べられる。
madeleine/ˌmæd.əˈleɪn/マドレーヌ。フランスの貝殻型カステラ菓子。文学にもよく登場。
biscotti/bɪˈskɒt.i/ビスコッティ。イタリア語で「2度焼きした」。コーヒーと一緒に食べる固焼きクッキー。
financier/fɪˈnɑːn.si.eɪ/フィナンシェ。フランス語で「金融家」。金塊型の形から名づけられた焼き菓子。
brownie bite/ˈbraʊ.ni baɪt/小さなブラウニー。お弁当サイズやギフトに人気。bite は「一口サイズ」の意味。
granola bar/ɡrəˈnəʊ.lə bɑːr/グラノーラバー。ヘルシー系スナックだが、英語圏では“sweet treat”としても人気。
wafer/ˈweɪ.fər/ウェハース。サクサクした薄焼き菓子。英語では “chocolate wafer” などで使う。
cracker/ˈkræk.ər/クラッカー。甘くないタイプも含む。アメリカでは“graham cracker”がスイーツ材料の定番。
macaroon/ˌmæk.əˈruːn/マカロン。ココナッツベースの焼き菓子(※“macaron”は別物)。英語圏ではこの綴りも一般的。
churro/ˈtʃʊr.oʊ/チュロス。スペイン発祥の揚げ菓子。“churros with chocolate sauce” は定番表現。
palmier/ˈpɑːm.i.eɪ/パルミエ。“elephant ear(ゾウの耳)”とも呼ばれる、ハート形のサクサクパイ菓子。

 

英語では「焼き菓子」をひとまとめにせず、食感や材料、国ごとの文化で言い分ける傾向があります。

たとえば、“cookie” は柔らかめ、“biscuit” はサクサク、“pastry” は生地を使ったお菓子全般。

つまり、“スイーツの名前を知ること”は、“味の違いを言葉で表現する力”にもつながります。

 

チョコ・キャンディ・甘いお菓子の英語(15選)

チョコレートやキャンディといった甘いお菓子は、英語でも魅力的な響きを持つ単語ばかり。

“truffle(トリュフ)”や“praline(プラリネ)”のような高級感のある言葉から、“marshmallow(マシュマロ)”“gummy(グミ)”のような可愛らしい響きまで、音の印象がそのまま味のイメージにつながっているのが特徴です。

英語では、こうしたお菓子をまとめて “sweets”“candies” と呼びますが、国や地域によっても使い方が少し異なります。

たとえば、イギリスでは “sweet shop”=お菓子屋さん、アメリカでは “candy store” と言うように、言葉の背景にも文化の違いが見えてきます。

英単語発音記号意味・備考
chocolate/ˈtʃɒk.lət/チョコレート。板チョコ=“chocolate bar”、ホットチョコ=“hot chocolate”。
truffle/ˈtrʌf.əl/トリュフチョコ。“chocolate truffle”は高級スイーツの代名詞。
fudge/fʌdʒ/ファッジ。濃厚でやわらかいキャラメル風チョコ菓子。アメリカやイギリスで人気。
caramel/ˈkær.ə.mel/キャラメル。“salted caramel(塩キャラメル)”などバリエーション豊富。
toffee/ˈtɒf.i/トフィー。キャラメルより硬めの食感で、“butter toffee”が定番。
bonbon/ˈbɒn.bɒn/ボンボン。チョコや砂糖衣で包まれた一口サイズのキャンディ。仏語由来。
lollipop/ˈlɒl.i.pɒp/ロリポップ(棒付きキャンディ)。“lolly”と略すことも多い。
marshmallow/ˈmɑːʃ.mel.əʊ/マシュマロ。“roasted marshmallow”はキャンプの定番。
gummy/ˈɡʌm.i/グミ。英語では“gummy candy”“gummy bear”などと呼ぶ。
jellybean/ˈdʒel.i.biːn/ジェリービーンズ。カラフルな豆型キャンディ。映画にもよく登場。
licorice/ˈlɪk.ər.ɪʃ/リコリス(甘草キャンディ)。英語圏では好みが分かれる味。
praline/ˈprɑː.liːn/プラリネ。ナッツと砂糖を煮詰めたチョコスイーツ。“praline chocolate”でよく使う。
nougat/ˈnuː.ɡɑː/ヌガー。ナッツ入りキャラメル菓子。チョコバーやケーキにも使われる。
candy bar/ˈkæn.di bɑːr/チョコバー。アメリカではスニッカーズなどの総称。“bar”は棒状の意味。
cotton candy/ˈkɒt.ən ˌkæn.di/わたあめ。イギリスでは“candy floss”。カーニバルでおなじみ。

 

英語のスイーツ単語には、味覚だけでなく感情や印象を伝える力もあります。

“sweet” は「甘い」だけでなく「優しい」「かわいい」という意味でも使われ、“I’m a sweet tooth.”(=甘いもの好き)や “That’s so sweet of you.”(=優しいね)のように、日常表現でもよく登場します。

 

 

アイス・冷たいスイーツの英語(15選)

暑い日やリラックスした午後に食べたくなる、アイスや冷たいスイーツ。

英語では “ice cream” だけでなく、“gelato(ジェラート)” や “sorbet(ソルベ)” など、温度・食感・素材の違いで多彩な表現があります。

“冷たいスイーツ”の世界は、単なる甘さ以上に、文化と季節の感性を映す英単語の宝庫です。

英単語発音記号意味・備考
ice cream/ˈaɪs ˌkriːm/アイスクリーム。世界中で最もポピュラーな冷たいスイーツ。
gelato/dʒəˈlɑː.təʊ/ジェラート。イタリア発。空気を少なく含ませた濃厚アイス。
sorbet/ˈsɔː.beɪ/ソルベ。乳製品を使わず果汁やピューレで作るさっぱり系アイス。
sherbet/ˈʃɜː.bət/シャーベット。アメリカ英語では少量の乳を加える点がソルベと異なる。
parfait/ˈpɑː.feɪ/パフェ。英語でも“parfait”と表記し、グラス入りの層状スイーツ全般を指す。
popsicle/ˈpɒp.sɪ.kəl/アイスキャンディー。アメリカではこの商標名が一般名化。
frozen yogurt/ˌfrəʊ.zən ˈjəʊ.ɡɜːt/フローズンヨーグルト。ヘルシー志向の冷菓として人気。略して“froyo”。
ice pop/ˈaɪs pɒp/アイスバー。“popsicle”の一般名称。イギリスでは“ice lolly”とも言う。
soft serve/ˌsɒft ˈsɜːv/ソフトクリーム。英語では“soft serve ice cream”とも。機械から直接出すタイプ。
shaved ice/ˌʃeɪvd ˈaɪs/かき氷。英語圏ではハワイ発祥の“shave ice”も一般的。
granita/ɡrəˈniː.tə/グラニータ。イタリア・シチリア地方の氷菓。粗めの氷が特徴。
kakigori/ˌkɑː.kiːˈɡɔː.riː/日本のかき氷。英語でも“kakigori”として紹介されることが増えている。
snow cone/ˈsnəʊ ˌkəʊn/アメリカ式かき氷。カップやコーン状に削り氷を盛ってシロップをかける。
ice sandwich/ˈaɪs ˌsæn.wɪtʃ/アイスサンド。クッキーやビスケットでアイスをはさんだスイーツ。
affogato/ˌæf.əˈɡɑː.təʊ/アフォガート。エスプレッソをかけて食べる大人のアイスデザート。

 

英語では「アイス=ice cream」と思われがちですが、実際は “gelato(濃厚)”“sorbet(さっぱり)”“soft serve(ふんわり)” など、食感や作り方で単語がしっかり使い分けられています。

「冷たい」=“cold” ではなく、“frozen”“icy”“chilled” などの表現も多用されるのが英語の面白いところ。

ひんやり甘い英単語を覚えることで、海外カフェやデザートショップでも自然に会話が広がります。

 

洋風デザート・カフェスイーツの英語(15選)

カフェやレストランのデザートメニューには、英語だけでなくフランス語やイタリア語がそのまま使われていることが多いです。

“tiramisu(ティラミス)”や“panna cotta(パンナコッタ)”などは、もはや世界共通語。

これらのスイーツ名を知っておくと、海外のメニューをスラスラ読めるようになるだけでなく、その国の「食文化の香り」も感じられるようになります。

英単語発音記号意味・備考
tiramisu/ˌtɪə.rəˈmiː.suː/ティラミス。イタリア語で「私を元気づけて」。コーヒーとマスカルポーネが特徴。
panna cotta/ˌpæn.ə ˈkɒt.ə/パンナコッタ。イタリア語で「煮たクリーム」。なめらかなミルクプリンのようなデザート。
crème brûlée/ˌkrem bruːˈleɪ/クレームブリュレ。表面を焦がしたカラメルが特徴。フランス語で「焦がしたクリーム」。
eclair/eɪˈkleər/エクレア。フランス語で「稲妻」。形が細長いことからこの名がついた。
profiterole/prəˈfɪt.ər.əʊl/プロフィトロール。シュークリームを積み重ねたフランスの伝統スイーツ。
napoleon/nəˈpəʊ.li.ən/ナポレオン。ミルフィーユの別名。フランス語では「Mille-feuille」。
croissant/ˈkwæs.ɒ̃/クロワッサン。フランス語で「三日月」。英語では“a butter croissant”で通じる。
danish pastry/ˈdeɪ.nɪʃ ˈpeɪ.stri/デニッシュペストリー。デンマーク発のサクサクした甘いパン。略して“danish”。
strudel/ˈstruː.dəl/シュトルーデル。ドイツ・オーストリアの伝統菓子。“apple strudel”が代表的。
churros/ˈtʃʊr.oʊz/チュロス。スペインの揚げ菓子。英語圏でも“churros with chocolate”は定番。
cannoli/kəˈnəʊ.li/カンノーリ。イタリア・シチリア地方の筒状スイーツ。中にリコッタチーズクリームを詰める。
baklava/ˈbæk.lə.və/バクラヴァ。中東やトルコの伝統菓子。ナッツと蜂蜜を重ねた濃厚な味わい。
biscotti/bɪˈskɒt.i/ビスコッティ。イタリア語で「2度焼き」。コーヒーと一緒に食べる固焼きクッキー。
clafoutis/klæˈfuː.tiː/クラフティ。フランスの家庭菓子。チェリー入りの焼きプリン風スイーツ。
pavlova/pævˈləʊ.və/パブロバ。メレンゲベースのスイーツ。ニュージーランド・オーストラリア発祥。

 

海外カフェのメニューで“tiramisu”や“panna cotta”がそのまま英語として通じるのは、スイーツが文化の橋渡しをしているから。

英語ではこうした外来語をそのまま取り入れることで、「食の多様性」や「おしゃれな響き」を演出しています。

発音を少し意識して、“英語でそのまま注文できる自信”を持ちましょう。

 

和菓子・アジアスイーツの英語(15選)

海外のスーパーやカフェでも、“mochi” や “daifuku” といった日本のスイーツを見かけるようになりました。

英語ではこれらをそのまま Japanese sweets または Japanese desserts と呼びます。

近年では、台湾や韓国、中国など、アジアのスイーツ全般が“East Asian desserts”として紹介されることも多く、アジアの甘味=ヘルシーで繊細なデザート という印象を持つ人も増えています。

 

英単語発音記号意味・備考
mochi/ˈmoʊ.tʃiː/餅。英語でも“mochi ice cream”として定着。英語圏では「もちもち食感」の代名詞。
daifuku/ˈdaɪ.fuː.kuː/大福。あんこ入りの餅菓子。“strawberry daifuku(いちご大福)”も人気。
dorayaki/ˌdɔː.raɪˈæ.kiː/どら焼き。英語では“Japanese pancake sandwich with red bean paste”などと説明される。
taiyaki/ˌtaɪˈjɑː.kiː/鯛焼き。魚の形をしたスイーツ。“fish-shaped cake with sweet filling”とも表現。
warabimochi/ˌwɑː.rɑː.biˈmoʊ.tʃiː/わらび餅。ぷるぷる食感の関西風スイーツ。英語でもそのまま“warabimochi”で通じる。
yokan/ˈjoʊ.kæn/羊羹。日本の伝統的なあんこの寒天菓子。“sweet bean jelly” と説明されることも。
anmitsu/ˌænˈmiː.tsuː/あんみつ。寒天、あんこ、果物を組み合わせた和風パフェ。海外でも人気上昇中。
dango/ˈdæn.ɡoʊ/団子。串に刺した餅菓子。“mitarashi dango(みたらし団子)”が代表的。
manju/ˈmɑːn.dʒuː/饅頭。あんこ入りの蒸し菓子。“steamed bun with red bean paste” と説明できる。
castella/kæˈstel.ə/カステラ。ポルトガル伝来のスポンジケーキ。英語でも“castella cake”として通じる。
monaka/ˈmoʊ.nɑː.kə/最中。あんこを薄いせんべいではさんだ和菓子。上品な見た目が人気。
sakuramochi/ˌsɑː.kə.rəˈmoʊ.tʃiː/桜餅。春の象徴的スイーツ。“sakura mochi”として日本の季節文化を伝える。
kuzumochi/ˈkuː.zuː.moʊ.tʃiː/葛餅。くず粉を使った透明感のある冷菓。“kuzumochi jelly”などと表現される。
taiwan shaved ice/ˌtaɪ.wæn ˈʃeɪvd aɪs/台湾のかき氷。英語では“Taiwanese shaved ice”とも。フルーツとミルクの組み合わせが人気。
egg tart/ˈeɡ ˌtɑːt/エッグタルト。香港やマカオで人気。英語では“Hong Kong egg tart”や“Portuguese egg tart”と使い分ける。

 

今では “mochi” や “matcha” は、すでに英語の一部として定着していると言っても過言ではありません。

英語圏のスイーツ店では、“mochi donut”“matcha latte”“sakura cake”など、日本語をそのまま使ったメニューがトレンドになっています。

つまり、英語で和菓子を話すことは、「日本文化を世界に紹介するスイーツ英語」を学ぶことでもあるのです。

 

フルーツ系スイーツの英語(10選)

フルーツを使ったスイーツは、見た目の美しさ・季節感・ヘルシーさで、世界中で人気があります。

英語でも “fruit tart(フルーツタルト)” や “apple pie(アップルパイ)” のように、「果物の名前+スイーツ名」で構成されるシンプルな単語が多く、覚えやすいのが特徴です。

英語で果物の名前を使えるようになると、“strawberry flavor(いちご味)”“mango sauce(マンゴーソース)” など、味や香りを表現する英語力も自然と身につきます。

英単語発音記号意味・備考
fruit tart/ˈfruːt tɑːt/フルーツタルト。色とりどりの果物をのせた定番スイーツ。見た目も華やか。
fruit jelly/ˈfruːt ˌdʒel.i/フルーツゼリー。果汁や果実入りの“jelly dessert”。夏の人気メニュー。
fruit parfait/ˈfruːt pɑːˌfeɪ/フルーツパフェ。英語では“parfait”と表記し、グラス入りの層状デザートを指す。
banana split/bəˈnæn.ə splɪt/バナナスプリット。縦割りバナナにアイスをのせたアメリカ発祥スイーツ。
strawberry shortcake/ˈstrɔː.bər.i ˈʃɔːt.keɪk/ストロベリーショートケーキ。英語では日本の「ショートケーキ」と少し異なる意味。
apple pie/ˈæp.əl paɪ/アップルパイ。アメリカを象徴するスイーツ。“as American as apple pie”という表現も有名。
peach cobbler/ˈpiːtʃ ˈkɒb.lər/ピーチコブラー。焼きたての温かいフルーツパイ。“cobbler”は「手作り感のある焼き菓子」。
berry crumble/ˈber.i ˈkrʌm.bəl/ベリークランブル。ベリーに甘いクランブル生地をのせて焼いたイギリス風デザート。
lemon meringue/ˈlem.ən məˈræŋ/レモンメレンゲ。レモンカスタードにメレンゲをのせた爽やかなスイーツ。
mango pudding/ˈmæŋ.ɡəʊ ˈpʊd.ɪŋ/マンゴープリン。香港や東南アジアで人気の冷たいデザート。世界中で愛される一品。

 

英語では “fruit” は単に「果物」だけでなく、“fruit flavor(フルーツ味)”“mixed fruit(ミックスフルーツ)” のように、
味や香りを表す形容的な語としてもよく使われます。

特に “berry” や “citrus” は、英語で「フルーティーさ」や「爽やかさ」を表現するキーワード。

英語でスイーツを学ぶとき、「味覚を言葉にする」感性 も一緒に育ちます。

 

英語で“スイーツ”を使う表現(5選)

スイーツの英単語を覚えたら、次はそれを会話の中で使えるようにする段階です。

英語では、甘い食べ物が単なる「食べ物」ではなく、気持ちや性格、癒しの象徴として登場します。

たとえば「甘党」を表す sweet tooth や、「自分へのご褒美」を意味する treat yourself

どれも英語圏の人がスイーツをどんなふうに楽しんでいるかを感じ取れるフレーズです。

表現意味・使い方
sweet tooth甘党。“I have a sweet tooth.”=「甘いものが好き」。否定形“I don’t have much of a sweet tooth.”で「そこまで甘党じゃない」。
dessert menuデザートメニュー。レストランで“Can I see the dessert menu?”(デザートメニューを見せてください)とよく使う。
guilty pleasure「罪悪感あるけど好きなもの」。スイーツだけでなく映画や趣味にも使う。“Chocolate is my guilty pleasure.”など。
treat yourself「自分へのご褒美をあげよう」。SNSや広告コピーでも人気の表現。“You deserve it. Treat yourself to something sweet.”など。
comfort food心を落ち着かせる食べ物。スープやチョコなど、食べると安心する料理。“Ice cream is my comfort food.”という言い方が定番。

 

英語では “sweet” は「甘い」だけでなく、「優しい」「愛らしい」という意味でも使われます。

たとえば “That’s so sweet of you.”(なんて優しいの!)のように、スイーツから派生した表現が人の温かさを伝える言葉になっているのです。

 

 

まとめ:英語で“スイーツの世界”を楽しもう

英語でスイーツを学ぶことは、単に単語を覚えるだけではありません。

それは、世界の文化や幸せのかたちを、言葉を通して味わう旅でもあります。

“tiramisu” に込められた「私を元気づけて」という意味、“sweet tooth” に感じる“甘党”のかわいらしい響き。

ひとつひとつの言葉には、その国の人がスイーツをどんな気持ちで楽しんでいるかが表れています。

 

英語でスイーツを覚えると、海外カフェのメニューが読めるようになるだけでなく、映画のセリフや旅行中の小さな会話もぐっとリアルに感じられるようになります。

甘い言葉を覚えると、世界は少し優しく見えてくる。

 

味覚と語彙力の両方をゆっくりと育てながら、あなたの英語学習が、もっと楽しく、もっとおいしい時間になりますように。