スポーツの英語100選|競技名・動詞・用具・会話表現まで解説

スポーツ 英語 サムネイル

スポーツの話題になると、英語でもつい身振り手振りで伝えたくなりますよね。

でも、いざ英語で話そうとすると――「バスケって basketball でいい?」「“試合に出る”って英語で何て言うの?」など、意外と迷うことも多いはず。

 

この記事では、「スポーツ 英語」100選として、

  • 競技名(soccer, basketball, karate など)
  • 試合で使う動詞(score, pass, win, lose)
  • 用具や場所の単語(ball, court, stadium)
  • 応援・比喩表現(Go team! / hit a home run)

までを体系的に紹介します。

 

さあ、あなたの好きなスポーツを英語で言えるように、一緒にウォームアップしていきましょう!

人気スポーツの英語一覧

スポーツの英語表現は、世界中で通じる“共通語”のようなもの。

国や地域で呼び方に違いがあるものの、基本の15競技を覚えておけば、ニュース・会話・映画の中で困ることはありません。

ここでは、日常会話から国際大会までよく登場する代表的なスポーツ名を英語で紹介します。

英単語発音記号日本語・備考
soccer/ˈsɒkər/サッカー。イギリスでは football とも呼ばれる。世界で最も人気のあるスポーツ。
baseball/ˈbeɪsˌbɔːl/野球。アメリカ・日本・韓国などで国民的スポーツ。pitcher, home run など派生語も多い。
basketball/ˈbæskɪtˌbɔːl/バスケットボール。NBA(全米プロバスケットボール協会)でおなじみ。
tennis/ˈtenɪs/テニス。単複両方に対応する表現(play singles / doubles)。
volleyball/ˈvɒlibɔːl/バレーボール。serve(サーブする)、spike(スパイクする)など関連動詞も覚えたい。
golf/ɡɒlf/ゴルフ。ビジネスシーンでも話題になるスポーツ。hole-in-one(ホールインワン)など慣用句も。
rugby/ˈrʌɡbi/ラグビー。イギリス発祥で、日本では“Rugby World Cup”の影響で人気上昇中。
cricket/ˈkrɪkɪt/クリケット。イギリス・インド・オーストラリアなど旧英連邦で人気。試合が長いことで有名。
hockey/ˈhɒki/ホッケー。氷上は ice hockey、芝は field hockey と区別される。
swimming/ˈswɪmɪŋ/水泳。go swimming(泳ぎに行く)で使う。競技・趣味どちらでも使える表現。
badminton/ˈbædmɪntən/バドミントン。アジア圏では特に人気が高い。racket(ラケット)を使うスポーツ。
table tennis/ˈteɪbəl ˌtenɪs/卓球。ping-pong とも呼ばれる。反射神経や集中力の象徴的スポーツ。
gymnastics/dʒɪmˈnæstɪks/体操。柔軟性・バランスを重視する競技。gymnast(体操選手)として名詞化も可能。
track and field/træk ənd fiːld/陸上競技。track=走る競技、field=投てき・跳躍競技を含む総称。
marathon/ˈmærəθən/マラソン。古代ギリシャの「マラトンの戦い」に由来する。run a marathon で「マラソンに出る」。

 

  • 「サッカー」=アメリカでは soccer、イギリスやヨーロッパでは football
  • 「卓球」=フォーマルには table tennis、カジュアルには ping-pong
  • 「体操」=競技としては gymnastics、フィットネス目的なら exerciseworkout

 

これらのスポーツ名を押さえておくと、海外ニュースで “The Olympic Games feature over 30 sports.”(オリンピックには30以上の競技がある)という一文もスッと理解できるようになります。

 

オリンピック・世界大会で使うスポーツ英語

世界中の人々が熱狂するオリンピック。

その競技名を英語で言えると、国際ニュースやインタビュー、スポーツ映画の理解度が一気に上がります。

ここでは、国際大会で頻出する10種類の競技スポーツの英単語を紹介します。

単語そのものがニュースの見出しになることも多く、覚えておくと英語リスニングにも役立ちます。

 

英単語発音記号日本語・備考
fencing/ˈfensɪŋ/フェンシング:剣を使う競技。英語では“sword”ではなく“fencing”が競技名。防御を意味する fence に由来。
archery/ˈɑːrtʃəri/アーチェリー:弓で的を射る競技。archer は「弓を使う人」。集中力を表す比喩でも使われる。
diving/ˈdaɪvɪŋ/飛び込み競技。scuba diving(スキューバダイビング)とは別で、プールで行うスポーツ。
canoeing/kəˈnuːɪŋ/カヌー競技。kayaking(カヤック)とセットで覚えると◎。動詞 paddle(こぐ)も関連語。
boxing/ˈbɒksɪŋ/ボクシング:古代から続く格闘技。boxing match(試合)や knockout (K.O.) が定番表現。
wrestling/ˈreslɪŋ/レスリング:力と技のスポーツ。プロレスは professional wrestling。発音は“w”を読まない点に注意。
weightlifting/ˈweɪtˌlɪftɪŋ/重量挙げ。lift weights は日常的に「筋トレする」という意味でも使える。
skateboarding/ˈskeɪtbɔːrdɪŋ/スケートボード。若者文化からオリンピック正式種目に。動詞は skateboard
surfing/ˈsɜːrfɪŋ/サーフィン。海のスポーツ。日常では surf the internet(ネットを“サーフ”する)という比喩でも使われる。
climbing/ˈklaɪmɪŋ/クライミング(登山・ボルダリング)。動詞 climb(登る)から派生。忍耐や挑戦の象徴的表現にも使われる。

 

オリンピックでよく使われる表現

  • track events(陸上競技)
  • medal ceremony(表彰式)
  • break a record(記録を破る)
  • represent one’s country(国を代表する)
  • win the gold(金メダルを取る)

 

これらの単語は、英会話だけでなくニュースや映画でも頻出します。

たとえば “She won gold in women’s boxing.”(彼女は女子ボクシングで金メダルを獲得した)という一文が聞き取れるようになると、英語がぐっと身近に感じられるはずです。

 

冬のスポーツ・アウトドア英語

寒い季節や休日のレジャーにぴったりのスポーツも、英語で言えるとぐっと世界が広がります。

“skiing” や “snowboarding” のような競技だけでなく、hiking(ハイキング)や camping(キャンプ)など、自然の中で楽しむアクティビティもまとめて覚えておくと便利です。

英語圏ではこれらの単語が会話の定番トピック。特に留学中の自己紹介や休暇トークでもよく登場します。

英単語発音記号日本語・備考
skiing/ˈskiːɪŋ/スキー。動詞は go skiing(スキーに行く)。ski resort(スキー場)も定番表現。
snowboarding/ˈsnoʊbɔːrdɪŋ/スノーボード。動詞は go snowboarding。若者文化の象徴的スポーツ。
ice skating/ˈaɪs ˌskeɪtɪŋ/アイススケート。figure skating(フィギュアスケート)や speed skating(スピードスケート)もある。
curling/ˈkɜːrlɪŋ/カーリング。カナダや北欧で人気。curling stone(ストーン)や sweep(氷を磨く)など独特の語彙も。
sledding/ˈsledɪŋ/そり滑り。子どもの遊びとしても定番。sled は名詞・動詞どちらでも使える。
hiking/ˈhaɪkɪŋ/ハイキング。山歩きや自然散策。go hiking in the mountains(山でハイキングする)など。
camping/ˈkæmpɪŋ/キャンプ。go camping は「キャンプに行く」、campfire(キャンプファイヤー)も派生語。
fishing/ˈfɪʃɪŋ/釣り。go fishing(釣りに行く)でよく使われる。比喩で fishing for compliments(お世辞を探る)も。
sailing/ˈseɪlɪŋ/セーリング(ヨット)。風と海をテーマにした会話では go sailing が自然。
horseback riding/ˈhɔːrsˌbæk ˈraɪdɪŋ/乗馬。アメリカでは horseback riding、イギリスでは horse riding と言う。上品な趣味の印象。

 

  • 「〜に行く」と言いたいときは go + -ing(例:go skiing, go camping, go fishing)が定番。
  • “do”は個人競技やフィットネスに使い、do yoga / do martial arts のように使い分けると自然。

 

アウトドアやウィンタースポーツの英語は、「趣味」や「休日の過ごし方」を語るときの会話の引き出しになります。

英語で好きなスポーツや自然の楽しみ方を表現できれば、海外でもぐっと会話が広がります。

次は、世界に誇る日本の文化とも関わりの深い「格闘技・武道の英語表現」を学んでいきましょう。

 

 

格闘技・武道の英語表現

スポーツの中でも、心と体の鍛錬を重んじるのが「武道・格闘技」です。

日本語のまま世界中で使われる英語も多く、留学生や海外のスポーツファンにとっても親しみやすい分野です。

“karate(空手)” や “judo(柔道)” のように、そのまま国際語として定着している単語もたくさんあります。

ここでは、日本発祥の武道と、世界的に人気のある格闘技を英語で紹介します。

英単語発音記号日本語・備考
karate/kəˈrɑːti/空手。日本語そのままの発音で通じる。精神修養を重視する「武道」として世界的に普及。
judo/ˈdʒuːdoʊ/柔道。オリンピック正式種目。英語でも「柔よく剛を制す(柔道の精神)」を象徴する言葉として知られる。
kendo/ˈkendoʊ/剣道。竹刀と防具を用いた日本の伝統武道。海外では“Japanese fencing”と説明されることもある。
aikido/ˈaɪkɪdoʊ/合気道。相手の力を利用する護身術。英語圏でも“harmony and balance”の哲学として人気。
taekwondo/ˌtaɪˈkwɒndoʊ/テコンドー。韓国発祥。蹴り技を中心としたダイナミックな競技で、オリンピック種目の一つ。
boxing/ˈbɒksɪŋ/ボクシング。パンチ技中心の格闘技。boxing ring(リング)、knockout (K.O.)(ノックアウト)など関連語多数。
kickboxing/ˈkɪkˌbɒksɪŋ/キックボクシング。パンチとキックの両方を使うスタイル。トレーニングやフィットネスにも応用される。
sumo/ˈsuːmoʊ/相撲。日本の国技として知られ、英語でも sumo wrestler(力士)という表現が一般的。
wrestling/ˈreslɪŋ/レスリング。古代オリンピックにも存在した最古の格闘技の一つ。プロレスは professional wrestling
MMA (Mixed Martial Arts)/ˌem.emˈeɪ/総合格闘技。ボクシング・柔術・キックボクシングなどを組み合わせた現代的スタイル。略称“MMA”で通じる。

 

英語では “karate-do” や “aikido” のように、語尾の -do(道) が「the way(精神の道)」という意味で理解されています。

そのため、単なるスポーツではなく、心の鍛錬や礼節を重んじる文化的価値として紹介されることも多いです。

武道や格闘技の英語は、単なる競技名以上の意味を持っています。

それぞれの言葉には、「強さ」「礼儀」「精神性」といった日本文化が込められています。

 

スポーツ用具・施設を表す英語

スポーツを語るうえで欠かせないのが、道具(equipment)と場所(places)の英語表現です。

海外での観戦・留学・旅行中に「どこで」「何を使って」プレーするかを説明できると、コミュニケーションの幅が一気に広がります。

たとえば “soccer field(サッカー場)” や “tennis racket(テニスラケット)” のように、スポーツ名+用具名で自然に使えるのが英語の特徴です。

英単語発音記号日本語・備考
ball/bɔːl/ボール。最も基本的なスポーツ用語。kick the ball(ボールを蹴る)などで使用。
bat/bæt/バット。野球・クリケットなどで使用。baseball bat(野球のバット)としても使う。
racket/ˈrækɪt/ラケット。テニス・バドミントンなどの用具。tennis racket(テニスラケット)。
glove/ɡlʌv/グローブ。baseball glove(野球用グローブ)や boxing gloves(ボクシング用手袋)など。
net/net/ネット。テニス、バレー、バドミントンなどで「仕切り」や「ゴールネット」を指す。
goal/ɡoʊl/ゴール。名詞として「得点」や「目標」にも使われる。score a goal(ゴールを決める)。
helmet/ˈhelmɪt/ヘルメット。安全を守る防具。bike helmet(自転車用)や baseball helmet(打者用)など。
uniform/ˈjuːnɪfɔːrm/ユニフォーム。チームの象徴。team uniform(チームのユニフォーム)という言い方が一般的。
whistle/ˈwɪsəl/ホイッスル。審判(referee)が試合開始・終了を知らせるときに吹く笛。
court/kɔːrt/コート。テニス・バスケットボールなどの競技場。tennis court, basketball court
field/fiːld/フィールド。サッカーやラグビーなど屋外競技で使用。soccer field, baseball field
track/træk/トラック。陸上競技場の走るコース。running track(陸上トラック)。
gym/dʒɪm/ジム。gymnasium の略。go to the gym(ジムに行く)で「運動する」意味にも。
stadium/ˈsteɪdiəm/スタジアム。大規模な競技場。Tokyo Stadium, Wembley Stadium など固有名詞で登場。
pool/puːl/プール。swimming pool(水泳プール)。indoor pool(屋内プール)などの形容詞連結も多い。

 

英語では、名詞+名詞で組み合わせて表現するのが基本です。
例:

  • soccer field(サッカー場)
  • tennis racket(テニスラケット)
  • swimming pool(プール)

このルールを理解しておくと、初めて見るスポーツ用語も推測しやすくなります。

 

スポーツ用具や施設の英単語を覚えることで、試合観戦の実況や海外ジムでの会話もスムーズになります。

「どんな場所で」「どんな道具を使って」プレーするのかを英語で説明できれば、スポーツの世界をより身近に感じられるはずです。

 

試合で使うスポーツ英語フレーズ

スポーツでは、動作を表す英単語(verbs)がとても重要です。

ニュースでも実況でも、試合中の一瞬を描写するときに動詞が主役になります。

たとえば “He scored a goal!”(彼がゴールを決めた!)や “They trained hard.”(彼らは一生懸命練習した)など、英語では動詞が臨場感を生み出すのです。

ここでは、競技中によく使われる基本動詞15語を、意味や使い方と一緒に紹介します。

英単語発音記号日本語・備考
run/rʌn/走る。run fast(速く走る)、run a marathon(マラソンを走る)。日常表現でも頻出。
jump/dʒʌmp/跳ぶ。jump high(高く跳ぶ)、long jump(走り幅跳び)など競技名にも使われる。
kick/kɪk/蹴る。主にサッカーで使う。kick the ball(ボールを蹴る)。比喩で kick off(開始する)も。
hit/hɪt/打つ。野球・テニス・ボクシングなどで使用。hit a home run(ホームランを打つ)。
throw/θroʊ/投げる。野球やアメフトなどで使用。throw the ball(ボールを投げる)。
catch/kætʃ/捕る。catch a ball(ボールを取る)、catch up(追いつく)など日常表現にも。
pass/pæs/パスする。チームスポーツで重要。pass the ball(ボールを渡す)。
shoot/ʃuːt/撃つ・シュートする。バスケやサッカーで shoot a goal(ゴールを狙う)。
score/skɔːr/得点する。score a goal/point(ゴールを決める/得点する)。名詞としても「点数」。
win/wɪn/勝つ。win the game(試合に勝つ)、win a medal(メダルを獲得する)。
lose/luːz/負ける。lose a match(試合に負ける)、lose by one point(1点差で負ける)。
train/treɪn/練習する・鍛える。train every day(毎日練習する)。名詞 training(トレーニング)。
compete/kəmˈpiːt/競う。compete in a tournament(大会で競う)。名詞は competition
stretch/stretʃ/ストレッチする。運動前後の準備動作。stretch your arms(腕を伸ばす)。
cheer/tʃɪr/応援する。cheer for your team(チームを応援する)。名詞 cheerleader(チアリーダー)。

 

  • play → チームスポーツや楽器に使う(play soccer / play basketball / play the guitar)
  • go + -ing → 個人・レジャー系アクティビティに使う(go swimming / go skiing)
  • do → 武道や体操などの動作系(do judo / do yoga / do gymnastics)

この3パターンを覚えておくと、どんなスポーツにも自然に対応できます。

スポーツ動詞を使いこなせるようになると、試合の描写・実況・感情表現すべてが豊かになります。

 

観戦・応援で使える英語フレーズ

スポーツを「する」だけでなく、「観る」「応援する」ときにも使える英語表現を知っておくと、試合の盛り上がりを一層楽しめます。

海外で観戦する際や、英語でのスポーツニュース・SNSコメントなどでも活躍する語彙ばかりです。

ここでは、観戦や応援の場面でよく登場する単語とフレーズを紹介します。

英単語発音記号日本語・備考
fan/fæn/ファン。a soccer fan(サッカーファン)など。熱狂的な人は die-hard fan と表現。
team/tiːm/チーム。favorite team(お気に入りのチーム)。Go team!(頑張れチーム!)は定番の応援。
player/ˈpleɪər/選手。star player(スター選手)や team player(チーム精神のある人)などでも使う。
coach/koʊtʃ/監督・コーチ。head coach(ヘッドコーチ)。ビジネスでは「指導者」という意味にも。
score/skɔːr/スコア・得点。What’s the score?(スコアは?)は試合中に使う定番フレーズ。
tie/taɪ/引き分け。It’s a tie!(引き分けだ!)スポーツだけでなく交渉でも「同点・互角」を表す。
referee/ˌrefəˈriː/審判。略して refThe referee blew the whistle.(審判が笛を吹いた)。
cheer/tʃɪr/応援する。cheer for your team(チームを応援する)。cheer up!(元気を出して!)とも関連。
chant/tʃænt/声援・チャント。スタジアムでの応援歌。Fans chanted the player’s name.(ファンが選手の名を連呼した)。
victory/ˈvɪktəri/勝利。celebrate victory(勝利を祝う)。“Victory!” は感情を込めた一言でも使える。

 

試合観戦で使える英語フレーズ例

  • Go team!(がんばれ!)
  • What a great game!(なんていい試合だ!)
  • That was a close match!(惜しい試合だったね!)
  • He almost scored!(もう少しで点が入った!)
  • Come on! You can do it!(いけるぞ!がんばれ!)
  • We won! / They lost!(勝った!/負けた!)
  • The crowd went wild!(観客が熱狂した!)


英語圏の観戦では、「リアクションの大きさ」がマナーの一部。

日本語の「頑張れ!」にあたる表現も多彩で、Go for it!, You got this!, Let’s go! など、状況に応じて使い分けられます。

試合を英語で楽しめるようになると、スポーツの魅力は倍増します。

観る・応援する・語る──そんな多面的な楽しみ方を、英語の一言で広げていきましょう。

 

スポーツに関する英語イディオム・比喩表現

英語では、スポーツは「人生の縮図」として多くの比喩やイディオムに使われています。

試合や勝負を表す言葉が、仕事・恋愛・日常生活の「挑戦」や「チャンス」を語る表現に自然と変わるのです。

たとえば “hit a home run” は文字通り「ホームランを打つ」ですが、実際には「大成功する」という意味でビジネス会話にもよく登場します。

表現発音記号意味・文化的背景
hit a home run/hɪt ə hoʊm rʌn/大成功する。野球の「ホームランを打つ」から転じて、「完璧な成果を出す」意味。例:Your presentation really hit a home run!(あなたのプレゼンは大成功だった!)
in full swing/ɪn fʊl swɪŋ/絶頂期・真っ最中。ゴルフのスイングが由来。The event is in full swing.(イベントは盛り上がりの真っ最中だ)
throw in the towel/θroʊ ɪn ðə ˈtaʊəl/降参する。ボクシングでタオルを投げて試合を終えることが語源。He finally threw in the towel.(彼はついに諦めた)
level playing field/ˈlevəl ˈpleɪɪŋ fiːld/公平な条件。スポーツの「平らなフィールド」から、公平な競争環境を意味する。
out of one’s league/aʊt əv wʌnz liːɡ/手が届かない存在。野球リーグの格差から生まれた表現。恋愛やビジネスでよく使う。例:She’s out of my league.(彼女は僕には高嶺の花だ)
keep one’s eye on the ball/kiːp wʌnz aɪ ɒn ðə bɔːl/集中する。試合中にボールを見失わないようにすることから。例:Keep your eye on the ball during the project.(プロジェクト中は集中を切らさないで)
the ball is in your court/ðə bɔːl ɪz ɪn jɔːr kɔːrt/次は君の番。テニスのラリーから生まれた。交渉や決断の場面でよく使われる。
take a shot/teɪk ə ʃɑːt/挑戦する。バスケットボールの「シュートを打つ」から派生。例:Take a shot at your dream!(夢に挑戦してみよう!)
underdog/ˈʌndərdɔːɡ/劣勢のチーム・弱者。スポーツでの「勝ち目の薄い側」を指すが、応援したくなる存在というニュアンスも。
fair play/feər pleɪ/公正な試合・正々堂々。スポーツ精神を象徴する表現。We believe in fair play.(私たちはフェアプレーを信じている)

 

これらの表現は、単なる慣用句ではなく、「挑戦する姿勢」「諦めない心」「チームワーク」などの価値観を映しています。

ビジネス英語や日常会話でも頻出で、ネイティブが感情や状況を自然に伝えるときの核となる言葉です。

スポーツ由来の英語表現を身につければ、努力・挑戦・成功といったテーマを英語でも豊かに語れるようになります。

 

 

まとめ:英語でスポーツを語る力を育てよう

スポーツは、言葉を超えて人をつなぐ“共通の言語”です。

でも、英語でその興奮や感動を伝えられたら、もっと深く世界とつながることができます。

「play」「win」「cheer」といった基本単語も、文脈を変えれば人生や仕事の比喩として使える力強い言葉になります。

たとえば、目標に挑むときに “Keep your eye on the ball.”(集中していこう) と言えるようになる

――そんな一言が、自分の中の表現力と自信をぐっと広げてくれます。

 

スポーツ英語を学ぶことは、単に語彙を増やすだけでなく、「努力」「チームワーク」「挑戦」といった普遍的な価値を英語で語れるようになること。

世界中の人たちと同じフィールドで、感情や想いを共有できる第一歩です。