天気の英語100選|晴れ・雨・曇り・気温・季節の表現まで解説

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日常英会話の中で、最もよく話題に出るのが「天気」です。

たとえば初対面の人とのあいさつ、旅行先でのちょっとした会話、ビジネスでのスモールトーク——どんな場面でも“How’s the weather?”(天気はどう?)から会話が始まることがよくあります。

英語で天気を自然に表現できるようになると、相手との距離がぐっと縮まり、会話の第一歩をスムーズに踏み出せます。

 

この記事では、晴れ・雨・雪・気温・季節・自然現象など、あらゆるシーンで使える天気の英単語・フレーズを100語まとめて紹介します。

「英会話のきっかけを作りたい」「TOEICや英検で自然な表現を使いたい」そんな方にぴったりの内容です。

基本の天気を表す英単語(15語)

英語で天気を表す言葉は、日常英会話でもっともよく使われる基本表現のひとつです。

「今日は晴れている」「雨が降りそう」「風が強いね」など、ちょっとした一言が言えるだけで、会話のきっかけがぐっと増えます。

ここでは、英語で天気を話すときに欠かせない15の単語を紹介します。

英単語発音記号意味・備考
sunny/ˈsʌni/晴れた。最も一般的な「晴れ」の表現。例:It’s sunny today.(今日は晴れです)
cloudy/ˈklaʊdi/曇った。完全な曇りではなく、雲が多めの状態。例:It’s cloudy but warm.
rainy/ˈreɪni/雨の。rainy day(雨の日)などでよく使う。梅雨=the rainy season
windy/ˈwɪndi/風が強い。a windy day(風の強い日)。“It’s windy outside.”が自然。
snowy/ˈsnoʊi/雪の。例:snowy mountain(雪山)。形容詞で天候や景色を表すときに使う。
stormy/ˈstɔːrmi/嵐の。強い風や雨を伴う天気。例:stormy weather(荒れた天気)。
foggy/ˈfɒɡi/霧のかかった。視界が悪いときに使う。fog=濃い霧、mist=薄い霧。
humid/ˈhjuːmɪd/湿気の多い。例:It’s very humid today.(今日はとても蒸し暑い)。
dry/draɪ/乾燥した。雨が少ない・湿気がない状態。反意語は humid
clear/klɪər/晴れ渡った・澄んだ。例:The sky is clear and blue.(空が澄んでいる)。
overcast/ˈoʊvərkæst/一面曇りの。太陽が見えないほど雲に覆われた状態。
drizzle/ˈdrɪzəl/霧雨・小雨。例:It’s drizzling outside.(外は霧雨が降っている)。
shower/ˈʃaʊər/にわか雨。短時間で降ってすぐ止む雨。light showers=小雨。
thunder/ˈθʌndər/雷鳴。音を指す。例:We heard thunder last night.(昨夜雷の音がした)。
lightning/ˈlaɪtnɪŋ/稲妻・電光。光を指す。thunder and lightning(雷全般)でよく使う。

 

天気を英語で表すときは、基本的に 「It’s + 形容詞」 の文型を使います。

たとえば “It’s sunny.” “It’s cloudy.” “It’s rainy.” のように、短くても自然で会話にすぐ使える表現です。

これらの単語を覚えておくと、旅行・留学・ビジネスなど、どんなシーンでも英語で天気をスムーズに説明できます。

 

気温・体感を表す英語(10語)

英語では、同じ「暑い」「寒い」でも、体感の強さやニュアンスでさまざまな単語を使い分けます。

“hot” だけでは伝わらない、「ムッとする暑さ」や「肌寒い」などの微妙な感覚を表す言葉を知っておくと、より自然な英会話ができます。

英単語発音記号意味・備考
hot/hɑːt/暑い。最も基本的な表現。例:It’s really hot today.(今日は本当に暑い)
warm/wɔːrm/暖かい。心地よい温度。人柄にも使える:a warm smile(あたたかい笑顔)
cool/kuːl/涼しい。快適な気温を指すが、スラングで「かっこいい」の意味も。
cold/koʊld/寒い。体感的な寒さにも気温にも使える。例:It’s cold outside.
freezing/ˈfriːzɪŋ/凍えるほど寒い。強調表現。It’s freezing!(めっちゃ寒い!)
chilly/ˈtʃɪli/肌寒い。寒すぎない軽い冷え。春秋の季節によく使う。
mild/maɪld/穏やかな(気候)。暑すぎず寒すぎない気候に。例:a mild winter(穏やかな冬)
humid/ˈhjuːmɪd/湿気が多い。蒸し暑い感覚。例:It’s hot and humid.(暑くて蒸し蒸しする)
dry/draɪ/乾燥した。湿度が低い状態。反意語は humid
scorching/ˈskɔːrtʃɪŋ/焼けつくように暑い。scorching hot day=猛暑日。強調表現。
pleasant/ˈplezənt/快適な・過ごしやすい。天気や気温に使うと上品な印象に。

 

英語では「暑い=hot」「寒い=cold」だけでなく、mild(穏やか)chilly(肌寒い) のように、気温の微妙なグラデーションを表す単語が豊富です。

こうした単語を使い分けると、英会話の印象がぐっと自然になります。

特に “It’s a bit chilly.” や “It feels pleasant today.” のような表現は、ネイティブがよく使う自然な言い回しです。

 

空や自然現象の英語(15語)

空の色や光、自然が見せる一瞬の変化を表す英語は、日常会話だけでなく詩や映画の表現にも多く使われます。

“sky” や “cloud” のような基本単語から、“aurora(オーロラ)”“eclipse(日食・月食)”のような幻想的な現象まで、英語では豊かな語彙で空を描写できます。

ここでは、空や自然現象を英語で表す15の単語を紹介します。

英単語発音記号意味・備考
sky/skaɪ/空。最も基本的な単語。例:The sky is blue.(空が青い)
cloud/klaʊd/雲。cloudy(曇り)という形容詞にも派生。例:white fluffy clouds
rainbow/ˈreɪnboʊ/虹。雨上がりに見える7色の弧。例:There’s a rainbow after the rain.
lightning/ˈlaɪtnɪŋ/稲妻・電光。雷の「光」を指す。例:Lightning lit up the sky.
thunder/ˈθʌndər/雷鳴。雷の「音」。thunder and lightning で「雷全般」。
sunrise/ˈsʌnraɪz/日の出。朝の象徴的な表現。例:We watched the sunrise together.
sunset/ˈsʌnset/夕日・日没。ロマンチックな表現にも使われる。例:a beautiful sunset view.
fog/fɔːɡ/濃霧。視界が悪いときに使う。例:The fog is thick this morning.
mist/mɪst/薄い霧。幻想的な表現に使うことが多い。例:morning mist(朝もや)。
frost/frɒst/霜。寒い朝に草木を覆う氷の結晶。例:There’s frost on the window.
dew/djuː/露。夜や朝方にできる水滴。例:morning dew(朝露)。
eclipse/ɪˈklɪps/日食・月食。例:a solar eclipse(日食)、a lunar eclipse(月食)。
aurora/ɔːˈrɔːrə/オーロラ・極光。北極や南極付近で見られる自然現象。
clear sky/klɪər skaɪ/晴れ渡った空。天気予報などでよく使う。例:a clear blue sky
horizon/həˈraɪzən/地平線・水平線。over the horizon=遠くの未来・未知の場所の比喩にも。

 

空や自然現象を表す英語は、「情景を描く語彙」として非常に重要です。

“cloud” や “mist” のように繊細な違いを理解することで、日常英会話だけでなくエッセイやスピーチでも表現力がぐっと豊かになります。

 

季節・気候に関する英語(10語)

英語で「春・夏・秋・冬」を表現できると、日常会話や日記、自己紹介でも自然に季節感を伝えられます。

また、“climate(気候)” や “tropical(熱帯の)” のような語は、ニュース・旅行・地理の話題でもよく登場します。

ここでは、四季や気候に関する代表的な英単語10個をまとめました。

英単語発音記号意味・備考
spring/sprɪŋ/春。花が咲く季節。例:Spring has come.(春が来た)
summer/ˈsʌmər/夏。暑い季節。例:I love summer festivals.(夏祭りが好き)
autumn/ˈɔːtəm/秋。イギリス英語で主に使用。米では fall が一般的。
winter/ˈwɪntər/冬。寒く雪の多い季節。例:It snows a lot in winter.
season/ˈsiːzən/季節。四季を表す基本語。例:There are four seasons in Japan.
climate/ˈklaɪmət/気候。長期的な天候傾向を指す。例:a mild climate(穏やかな気候)
tropical/ˈtrɒpɪkəl/熱帯の。例:tropical rain forest(熱帯雨林)
temperate/ˈtempərət/温帯の。穏やかな気候帯を指す。例:temperate zone(温帯地域)
monsoon/mɒnˈsuːn/モンスーン・季節風。特にアジアの雨季に関連。例:monsoon season(雨季)
polar/ˈpoʊlər/極地の・極寒の。例:polar region(極地)、polar bear(ホッキョクグマ)


英語では “spring” “summer” “autumn(fall)” “winter” の4つの季節を基本に、地域の特徴を表す tropical(熱帯)polar(極地) のような形容詞もよく使われます。

たとえば “Japan has a temperate climate.”(日本は温帯の気候です) のように、「季節+気候」 の語彙を組み合わせて使うと、旅行・留学・天気の話題がより自然で豊かになります。

 

 

天気予報・ニュース英語(10語)

英語のニュースや天気アプリを見ていると、“forecast”“humidity”“partly cloudy”といった言葉をよく目にします。

これらの単語を理解できるようになると、海外旅行や英語ニュースでも「明日の天気」がスムーズに把握できるようになります。

ここでは、天気予報でよく使われる10の英単語をまとめました。

英単語発音記号意味・備考
forecast/ˈfɔːrkæst/天気予報・予測。“weather forecast” で「天気予報」。動詞としても使う(They forecast rain tomorrow.)。
temperature/ˈtemprətʃər/気温。例:The temperature is rising.(気温が上がっている)。
Celsius/ˈselsiəs/摂氏(℃)。例:25 degrees Celsius(摂氏25度)。
Fahrenheit/ˈfærənhaɪt/華氏(℉)。アメリカで一般的。例:70 degrees Fahrenheit(約21℃)。
high/haɪ/最高気温。“a high of 30 degrees” で「最高気温30度」。
low/loʊ/最低気温。“a low of 15 degrees” で「最低気温15度」。
chance of rain/tʃæns əv reɪn/降水確率。例:There’s a 60% chance of rain today.
humidity/hjuːˈmɪdəti/湿度。例:High humidity makes it feel hotter.(湿度が高いと暑く感じる)。
partly cloudy/ˈpɑːrtli ˈklaʊdi/晴れ時々曇り。天気予報で頻出の表現。
weather report/ˈweðər rɪˌpɔːrt/天気報告。ニュース番組やアプリの「天気情報」。


英語の天気予報では、“a high of 28 degrees and a low of 18” のように「最高・最低気温」を並べて表現するのが一般的です。

また、湿度を表す humidity や、「降水確率」を意味する chance of rain は、ニュース・会話どちらでもよく登場します。

こうした単語を覚えておくと、海外でも天気を英語で理解・説明できるスキルが自然に身につきます。

 

会話で使える天気の英語フレーズ(15表現)

天気の話題は、英語のスモールトーク(ちょっとした会話)の定番です。

初対面の会話でも “It’s sunny today.” や “It looks like rain.” のように天気を話題にすれば、自然に会話を始められます。

ここでは、日常で使える天気の英語フレーズを15個紹介します。

英語表現日本語訳・使い方
It’s sunny today.今日は晴れだね。最も基本的な天気の言い方。
It looks like rain.雨が降りそう。空の様子を見て言う自然な表現。
What’s the weather like?天気はどう?旅行先などでよく使う質問。
It’s freezing outside.外は凍えるほど寒い。カジュアルに使える強調表現。
The sky is clear.空が澄んでいる。爽やかな日を描写。
It’s so humid.湿度が高い。夏の定番フレーズ。
It’s getting warmer.暖かくなってきた。季節の変化を表す表現。
I hope it doesn’t rain.雨が降らないといいな。予定やイベント前によく使う。
A storm is coming.嵐が近づいている。ニュースや日常会話で。
It’s a beautiful day.いい天気だね。あいさつ代わりにも。
I’m sweating!汗が出るほど暑い!カジュアルで口語的。
It’s snowing!雪が降ってる!感嘆や実況的な表現で。
I love this weather.この天気好きだな。ポジティブなリアクションに。
The wind is strong.風が強い。海辺や嵐の日などで使う。
Let’s stay inside.家の中にいよう。悪天候時の自然な提案。

 

天気の話題は、英会話の“入り口”として最も自然で安全なテーマです。

日本語でいう「今日は暑いね」「風が強いね」と同じ感覚で、英語でも It’s hot today.It’s windy. と気軽に使えます。

まずはこの15フレーズを覚えて、「英語で天気を話す」=スモールトークの第一歩にしてみましょう。

 

比喩・ことわざ的な天気の英語表現(10語・表現)

英語では、天気を使った比喩やことわざがとても多く使われます。

雨や嵐、太陽などを「人生」「気分」「人間関係」にたとえて表現することで、感情をより豊かに伝えることができます。

英語表現意味・使い方
under the weather体調が悪い、気分がすぐれない。例:I’m feeling a bit under the weather today.(今日はちょっと体調が悪い)
fair-weather friend都合のいいときだけ付き合う友人。“fair weather=都合のいい天気”から転じた表現。
rain or shine雨でも晴れでも、どんな状況でも。例:The event will be held rain or shine.(イベントは雨天決行)
storm in a teacup小さなことで大騒ぎする。イギリスでは “teacup”、アメリカでは “tempest in a teapot”。
come rain or come shineどんな時も変わらず。“rain or shine” より詩的でフォーマルな言い回し。
in the eye of the stormトラブルや混乱の中心にいる。台風の「目」から派生した比喩表現。
every cloud has a silver liningどんな悪いことにも希望がある。cloud=雲、silver lining=光の縁を意味するポジティブなことわざ。
chase rainbows叶わない夢や理想を追いかける。rainbow が「夢や希望」の象徴になっている。
weather the storm困難を乗り越える。“嵐を耐える”という直訳が印象的で、ビジネス英語でも頻出。
brighten someone’s day誰かの気分を明るくする。例:Your message really brightened my day.(あなたのメッセージで元気になった)

 

英語の天気表現は、単なる「晴れ・雨」を表すだけでなく、人の心や人生を映す比喩としても使われます。

「嵐を乗り越える(weather the storm)」や「希望を見つける(silver lining)」のように、前向きで温かい意味を持つ表現が多いのも特徴です。

これらを覚えることで、日常会話や英作文の表現力がぐっと豊かになります。

 

豆知識・文化で知る “天気の英語表現” の奥深さ

英語で天気を話すとき、日本語とは少し違う感覚や文法ルールがあります。

「a weather」や「梅雨」など、直訳では不自然になるケースも多いので、ここで一度整理しておきましょう。

ポイント解説
① “weather” は不可算名詞“a weather” や “weathers” は基本的に使いません。例:The weather is nice today.(今日はいい天気だね)。
② “It’s” で始めるのが自然日本語の「天気は〜」を直訳して “The weather is sunny.” とはあまり言いません。ネイティブは “It’s sunny.” や “It’s raining.” と言うのが普通です。
③ “rainy season” は「梅雨」ではない“rainy season” だけでは通じないことも。日本特有の梅雨を指す場合は “the rainy season in Japan” と表現します。
④ “partly cloudy” と “mostly sunny” の違いどちらも「晴れ時々曇り」に近いですが、前者は「曇り寄り」、後者は「晴れ寄り」というニュアンスの違いがあります。
⑤ “forecast” は名詞でも動詞でも使える名詞:The weather forecast says it’ll rain.(天気予報によると雨だ)/動詞:They forecast heavy snow tomorrow.(明日は大雪と予報している)。

 

天気の英語表現は、単語を覚えるだけでなく文化的背景や文法の使い方を理解すると、一気に自然な英語になります。

“weather” のような不可算名詞や、“It’s sunny.” のような口語表現を意識して使えば、ネイティブの会話にぐっと近づけます。

 

 

まとめ:英語で“空模様”を語れるようになろう

天気の英語を覚えると、英会話の第一歩がぐっと自然になります。

たとえば、初対面の人との “It’s a beautiful day, isn’t it?” の一言から会話が広がるように、天気は世界共通の話題です。

旅行先でのちょっとした雑談や、ビジネスシーンでのスモールトークでもすぐに使える便利表現ばかり。

 

今回紹介した単語やフレーズを少しずつ使っていくうちに、気持ちや雰囲気を伝える英語力が育っていきます。

英語で空を語れるようになると、世界との距離が少し近づくはずです。