英語で「今までありがとうございました」を伝える|退職・卒業・別れの挨拶フレーズ集

「今までありがとうございました」 英語 サムネイル

英語で感謝の気持ちをきちんと伝えたい、でも「Thank you」以外になんて言えばいいのか迷った経験はありませんか?

特に退職や卒業、旅立ちのときなど、大切な節目では、より心に響く表現を選びたいものです。

この記事では、さまざまな別れのシーンで使える「今までありがとうございました」の英語フレーズを、シチュエーションごとにわかりやすくまとめて紹介します。

 

あなたの気持ちがしっかりと伝わる、ネイティブがよく使う例文とポイントもたくさん掲載しています。

英語の”ありがとう”の幅を広げて、あなたらしい言葉で感謝を伝えてみませんか?

【基本】「今までいろいろありがとう」のコア表現

別れや区切りのタイミングで、「今までありがとうございました」と自然に伝えられる英語表現を知っておくと、新たな環境への一歩も気持ちよく踏み出せます。

誰にでも使えるシンプルなフレーズから、感情が深く伝わるひと言まで、英語でもしっかり感謝を伝えたい方のために、コアとなる表現をまずご紹介します。

英単語意味・備考
Thank you for everything.直訳は「すべてにありがとう」ですが、これまでのお世話・親切・支えの全てを含めた感謝表現。汎用性が高く、友人・同僚・恩師など対象を選ばずに使えます。
Thank you for everything you've done for me.「あなたが私のためにしてくれた全てにありがとう」というよりパーソナルな感謝。具体的な行動やサポートをねぎらいたいときにぴったりです。
I can't thank you enough.「いくら感謝してもしきれません」—言葉では表せない感謝を伝える英語らしい表現。大きな恩や支えを受けた場面で用いると、気持ちがグッと伝わります。

 

どの表現も、相手への感謝をストレートに表すことができる万能フレーズです。

まずはこれらを覚えておけば、退職や卒業、ちょっとしたお別れにも気持ちよく使えます。

 

【ビジネス・退職】上司や同僚へ送る最後の挨拶

Colleagues shaking hands in office (オフィスで握手する同僚)

仕事を辞めるときや部署を異動するタイミングで、上司や同僚に感謝を伝えるのはとても大切です。

日本語で「お世話になりました」と伝えたいとき、英語ではどんなフレーズがふさわしいのでしょうか?

ビジネスシーン特有の固さや丁寧さ、そして今後も続く関係性を意識した表現を押さえておきましょう。

英単語発音記号意味・備考
guidance/ˈɡaɪdəns/ご指導・助言という意味。ビジネスでは「サポート」や「教えてくれたこと」全般に使えます。
support/səˈpɔːrt/精神的な支え、協力、励まし。単なる「サポート」以上に親しみや感謝が伝わります。
pleasure/ˈplɛʒər/「喜び」「楽しみ」という意味ですが、"It's been a pleasure working with you."は「一緒に働けて光栄でした」という非常に丁寧な定番表現です。
touch/tʌtʃ/"keep in touch"で「連絡をとり続ける」。別れ際に今後も繋がりを期待するフレーズ。

 

すぐに使える例文フレーズ

  • Thank you for your guidance and support.
    ご指導とサポートに感謝します。日本語の「お世話になりました」に最も近く、社内外を問わず幅広く使えます。
  • It’s been a pleasure working with you.
    一緒にお仕事ができて光栄でした。別れ際の挨拶として、英語圏のビジネスシーンで最もよく使われるフレーズのひとつです。
  • Please keep in touch.
    これからも連絡を取り合いましょう。関係が終わらないこと、また後日つながる意思表示として添えると好印象です。

 

相手と築いてきた信頼関係や、今後も続くご縁を意識しながら、シンプルかつ丁寧な表現で気持ちを伝えましょう。

最後まで誠実なメッセージを送ることで、あなたの印象も必ず良いものとして残ります。

 

 

【学校・卒業】先生や友達へ「楽しかったね」

Happy students celebrating graduation (卒業を祝う楽しそうな生徒たち)

学生生活の終わりは、楽しい思い出とちょっぴり切ない気持ちが入り混じりますよね。

「卒業」や「最後の授業」といった節目の場面で、先生や友人に英語で感謝を伝えたいけれど、どんなフレーズが自然なのか迷う方も多いのではないでしょうか。

ここでは、卒業シーズンや退学の際にぴったりの英語フレーズや使い方のコツを紹介します。

英単語発音記号意味・備考
memory / memories/ˈmeməri/「思い出」。複数形で「楽しかった思い出たち」を指す
journey/ˈdʒɜːrni/「旅、人生の節目、新しいスタート」のニュアンスあり
miss/mɪs/動詞で「寂しく思う、恋しく思う」別れの挨拶にも頻出
luck/lʌk/「幸運」。”Good luck”で「頑張ってね!」の定番表現に

 

次に、卒業や別れのタイミングでよく使われる英語フレーズをピックアップしてみましょう。

簡単な単語でも「文脈」の工夫でグッと気持ちが伝わります。

  • Thank you for the great memories.
    直訳は「素敵な思い出をありがとう」。思い出が宝物になったことをストレートに伝えられる一文です。先生・友達どちらにも使えます。
  • I’ll miss you.
    「寂しくなるよ」「きっと恋しく思うよ」という意味。表情や声色で気持ちがもっと伝わります。
  • Best of luck on your new journey!
    「新しい旅立ちに幸あれ!」直訳ではやや大げさですが、卒業や新しい環境に踏み出す友人を力づける一言です。

 

ポイントは「感謝」と「未来へのエール」をセットで伝えること。

たとえば、

Thank you for the great memories. I’ll miss you.

このように2つのフレーズを続けると、より気持ちのこもったメッセージになります。

 

英語で別れを伝えるのは少し照れくさいかもしれませんが、一歩踏み出して言葉にすることで、相手の心にきっと残ります

自分らしくアレンジして、あなただけの「ありがとう」を届けてみてください。

 

【恋愛・別れ】恋人に伝える「今までありがとう」

Couple silhouette at sunset beach (夕暮れのビーチに立つカップルのシルエット)

別れは、人生でとても胸が締めつけられる瞬間です。

とくに恋人との別れは、感謝の気持ちとともに、いろいろな感情が交錯しますよね。

「ちゃんと英語で自分の気持ちを伝えたいけど、上手く言えるフレーズが思い浮かばない…」という方は少なくありません。

そんなあなたのために、恋愛の別れの場面で使える英語フレーズを厳選しました。

英単語発音記号意味・備考
share/ʃeər/「共有する」という意味。よく感情や時間、人との思い出に使われる単語です。
memories/ˈmɛməriz/「思い出」。romantic memories(ロマンチックな思い出)、fond memories(温かい思い出)など表現多数。
love/lʌv/「愛する」。恋愛だけでなく家族愛や友情にも用いられる、最もポピュラーで力強い単語。
goodbye/ˌɡʊdˈbaɪ/さまざまな別れのシーンで使えるが、恋人間だとやや直接的。柔らかくしたい場合は後述のフレーズがおすすめ。

 

【恋愛の別れで使えるフレーズ】

  • Thank you for the time we shared.
    (共有した時間に感謝しています)
    → 「出会えたこと、その時間に意味があった」と伝える温かい表現です。ポジティブな別れにも未練が残る場合にも使えます。
  • Thank you for loving me.
    (愛してくれてありがとう)
    → 気持ちを率直に伝えたい時に。感謝が強くこもったシンプルな一言。

 

ポジティブな別れ方、未練のある別れ方の使い分けポイント

  • ポジティブに終わらせたいとき:「Thank you for everything. I wish you happiness.」など、未来を願う言葉を添えるとお互い前向きに。
  • 未練が残る時:「I'll always remember you.」や「It’s hard to say goodbye.」など、自分の気持ちも正直に表現してOK。

 

感情に寄り添いながら、あなたが伝えたい「ありがとう」を自分らしい言葉で届けてください。

英語で想いを言語化するのは勇気が要りますが、きっと相手の心にも響きます

 

【寄せ書き】色紙やカードに書く短いメッセージ

Close-up of handwritten farewell card (手書きの寄せ書きカードのクローズアップ)

別れや旅立ちのとき、寄せ書きやメッセージカードは心をこめて贈りたいものですよね。

長い文章を書くのが苦手でも、シンプルで気持ちが伝わる英語フレーズなら誰でもすぐに使えます。

ここでは、色紙やカードにぴったりの短いメッセージをご紹介します。

フレーズ意味・備考
Thank you for everything! Good luck!「本当にありがとう!幸運を祈っています。」
感謝と未来への応援を一言で表現できる、寄せ書きの王道フレーズ。
You will be missed!「あなたがいなくなるのは寂しいよ。」
別れのさみしさと、相手への想いをストレートに伝えられる表現。
Best wishes!「幸運を祈ります!」
未来への応援の気持ちを込めて送れる万能フレーズ。
All the best!「すべてうまくいきますように!」
カジュアルにもフォーマルにも使えます。

 

カードや色紙では詰め込み過ぎず、短いメッセージにあなたらしい一言を添えるのがポイントです。

自分の言葉が苦手な人も、こうした定番フレーズで十分に気持ちは伝わりますよ。

これらのフレーズを使って、ぜひ大切な人に心をこめたメッセージを送ってみてください。

きっと相手の思い出に残る素敵な一言となるはずです。

 

 

まとめ

英語で伝える今までありがとう インフォグラフィック

別れや門出の場面で英語表現に迷ったとき、まず大切なのは気持ちを素直に伝えることです。

今回ご紹介した「Thank you for everything」や「Best of luck on your new journey!」のように、シンプルで心のこもった言葉がもっとも相手に伝わります。

ビジネスの退職挨拶では「Please keep in touch.」、学校や恋人との別れでは「I'll miss you.」や「Thank you for loving me.」など、それぞれのシーンに合ったフレーズをTPOに合わせて選ぶことで、より心に響くメッセージになります。

また、寄せ書きなど限られたスペースには「Good luck!」や「You will be missed!」のように短くても気持ちがこもった表現を添えるのがコツです。

 

「ありがとう」と同時に、相手の未来を応援する言葉を一言添えることで、英語でも日本語でもあたたかい余韻を残せます。

ぜひTANZAMを利用して、状況に合った英語フレーズを日常的にストックして自分のものにしていきましょう

きっと、ふとした別れや節目の場面で、自分らしい言葉で「今までありがとう」と伝えられるはずです。