「先生」は英語でTeacherじゃない?正しい呼び方・メール・職業別の使い分け

日本語では「先生」という言葉ひとつで、学校の教員、医師、弁護士、芸術家など、さまざまな専門職や相手に対する敬意を表すことができます。
しかし、英語では「先生」にあたる表現が非常に多様で、職業やシチュエーションごとに言い方を正しく使い分けることが求められます。
初めてのメールや、学校、職場、フォーマルな場面など、場面ごとに適切な呼び方を知らないと、無意識のうちに失礼な印象を与えてしまうことも。
この記事では、"teacher" "professor"だけでなく、医者や弁護士など専門職の呼称や、英語で先生に話しかけるときのコツやフレーズも丁寧に解説。
それでは、一緒に実践的な英語表現を学んでいきましょう。
要注意!学校での「先生」の正しい呼び方

日常的に「先生」と呼ぶ機会は多いですが、英語圏では"Teacher!"と呼びかけるのは実はとても不自然です。
今回は、知っておくだけで印象が大きく変わる「学校の先生の呼び方」について、あなたの疑問をまるごと解決します。
基本は「Mr. / Ms. + 名字」
中学や高校などで先生を呼ぶときの基本は「Mr. / Ms. + 名字」です。
これは「敬称+名字」というルールです。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Mr. | /ˈmɪstər/ | 男性への敬称。名字に続けて使う(例:Mr. Smith)。名には基本使わない。 |
| Ms. | /mɪz/ | 女性への敬称。既婚・未婚問わず使える。現代ではMrs.より一般的。 |
| Mrs. | /ˈmɪsɪz/ | 既婚女性に使う敬称。最近はMs.が好まれる。 |
"Teacher"と呼んでいいのはいつ?
実は、「Teacher!」という呼びかけが許される場面も一部存在します。
特に、就学前の子ども(Kindergarten)や小学校低学年では、教師を"Teacher"と呼ぶ光景も見られます。
しかし、こうした使い方は幼児語として扱われることが多く、大人やティーンエイジャーには不格好かつ無礼な印象を与えてしまいます。
大学の先生は要注意!"Professor"と"Doctor"
大学や専門機関になると、さらに細かな違いがでてきます。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Professor | /prəˈfɛsər/ | 教授(大学など)。Professor + 名字で呼びかけ。「先生」の意味で最もフォーマル。 |
| Doctor | /ˈdɑːktər/ | 博士(Ph.Dを持つ先生)。Dr. + 名字の形で。教授に限らず博士取得者に使う。 |
たとえば、"Professor Smith" 、"Dr. Brown"のように使い分けます。
役職や学位がハッキリしている場合は、正確な敬称で呼ぶことが非常に重要です。
大学の先生を「Teacher」と呼ぶのは全く通じません。
正しい「先生の呼び方」を押さえることで、相手へのリスペクトをスマートに表現できます。
もし迷ったら、その場で自分の先生や上級生にどう呼んでいるか相談してみるのも良い方法ですよ。
役職別:「先生」を意味する英単語の使い分け

日本語の「先生」は、どの学校でもどの立場でも簡単に使えてしまう言葉ですが、英語では役職や担当によってきちんと呼び分ける必要があります。
「担任の先生」や「校長先生」「ALT(外国語指導助手)」など、シーンによって適切な英語表現を知っておくと、海外の学校やメールでのコミュニケーションもグッとスムーズになります。
ここでは、学校の先生たちにまつわる英語表現と意味や使い方のポイントを、表にまとめてわかりやすく解説します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Teacher | /ˈtiː.tʃər/ | 教師全般を指す言葉。日常会話では一般的だが、呼びかけには姓を合わせて使うことが多い(Mr./Ms./Mrs. + 名字)。"Teacher!"単独は日本人特有の誤用なので注意。 |
| Homeroom teacher | /ˈhoʊm.ruːm ˈtiː.tʃər/ | 担任の先生のこと。"He is my homeroom teacher."などと使う。呼びかけの際にはやはり敬称+名字が適切。 |
| Principal / Headmaster | /ˈprɪn.sə.pəl/ /ˈhedˌmæs.tər/ | 校長先生。Principalはアメリカ英語、Headmasterはイギリス英語。呼びかけでは"Principal Smith"のように使う。親しみや伝統が強い場合はHeadmasterも。 |
| Vice principal | /vaɪs ˈprɪn.sə.pəl/ | 教頭先生。アメリカ型の表現。役職名として用いるのが一般的。呼びかけでは「Mr./Ms. + 名字」になる。 |
| ALT (Assistant Language Teacher) | /eɪˌelˈtiː/ | 外国語指導助手。日本の公立学校でよく使われる言い方。正式には"Assistant Language Teacher"だが、略称ALTが一般的。呼びかけ方は地域や学校の方針によるが、Mr./Ms.+名字またはファーストネーム。 |
| Tutor | /ˈtuː.tər/ | 家庭教師、または個別指導員。イギリスでは大学の「指導教官」「ゼミの先生」を示すこともある。呼びかけ方はFirst Nameが多い。 |
学校以外での「先生」はどう呼ぶ?(病院・習い事・士業)

社会に出ると、あらゆる場面で「先生」と呼ばれる職業の人に出会いますよね。
病院での医師、ピアノやスポーツの習い事の先生、さらには弁護士や政治家など、日本語ではすべて「先生」で済みますが、英語では職業や状況ごとに大きく表現が異なります。
ここでは、学校以外——病院、習い事、士業などの分野での英語表現と呼びかけ方について、分かりやすく解説します。
医師・病院の先生(Doctor)
病院で働く「先生」は、英語では職業名としてDoctorを使います。
呼びかけるときは、Dr. + 名字(例:Dr. Brown)が最も一般的です。
診察室で"Doctor"とだけ言うのもOKですが、日本の「先生!」のように職業だけで呼びかけるのはやや距離を感じさせる場合もあります。
例えば病院の先生にお礼を言いたいときは、"Dr. Sato, thank you for your help."のように使います。
また、Chiropractor(整体師)やDentist(歯科医師)などもDoctorを使う場合がありますが、その場合もDr. + 名字が伝統的で失礼になりません。
習い事・スポーツの先生(Instructor / Coach)
ピアノ、ダンス、ヨガなどの習い事やカルチャースクールの先生は、英語ではInstructorやTeacherがよく使われます。
しかし、実際の呼びかけでは名前(ファーストネーム)が最も自然で一般的です。
たとえば、「Hi, Emily!」や「Thank you, John!」といったフレンドリーな呼びかけが主流です。
スポーツの場合はCoachがタイトルとして用いられます。
"Coach Williams, thank you for today’s practice!"のようにコーチ+名字で呼ぶことで、適切な敬意も表せます。
弁護士・政治家
法律事務所や政界でも、日本語では「先生」と呼びがちですが、英語にはLawyer(弁護士)やPolitician(政治家)という職業名はあっても、「先生」にあたる敬称はありません。
弁護士の場合、正式な場での呼びかけはMr./Ms. + 名字(例:Mr. Johnson, Ms. Lee)が基本です。
政治家も同じく、Mr./Ms.や具体的な役職名(Senatorなど)で呼びかけます。
英語圏では「先生」という称号だけで特別扱いする文化が薄いため、肩書や名前で敬意を伝えます。
先生に送る英語メール・手紙の書き方

先生に英語でメールや手紙を書くとき、「どう始めて、どんなフレーズを使い、どう締めくくればいいの?」と悩む方は多いですよね。
ビジネスメールにも似たマナーが必要ですが、生徒と先生の関係ならではの丁寧さや親密さも大切です。
失礼にならない書き方のポイントや、よく使われる自然な英語表現を、具体的な例とともに分かりやすく解説します。
件名(Subject)と書き出し(Salutation)
英語のメールでは件名(Subject)を明確かつ簡潔にすることが重要です。
先生にメールを送る際の迷わない件名例と、最初の呼びかけ「Salutation」に使える定番フレーズをご紹介します。
件名例(Subject Examples)
- Question about Math Homework
- Request for Absence on June 10
- Assignment Submission
書き出し(Salutation)
- Dear Mr. Smith,
- Dear Professor Johnson,
- Dear Ms. Tanaka,
日本語メールよりも、件名ははっきり。
「○○について」「○○のお願い」などが英語メールでも好印象です。
書き出しは名前や肩書きのMr./Ms./Professor/Dr.などを入れ、「Dear ~,」で始めます。
本文で使えるフレーズ(感謝・質問・欠席)
具体的な要件を伝えるシンプルかつ丁寧な英語表現が大切です。
以下は実際によく使われるフレーズです。
- Thank you for your lesson.(授業ありがとうございます)
- I would like to ask a question about today’s class.(今日の授業について質問があります)
- I am sorry, but I cannot attend tomorrow’s class.(申し訳ありませんが、明日の授業を欠席します)
- Could you please explain the homework?(宿題について説明していただけますか)
メールの結び(Closing)
メールや手紙の最後では、適切な結びの挨拶を使うことで好印象を与えられます。
学習者や学生に合う例をまとめました。
- Sincerely,
- Best regards,
- Thank you for your time.
- Kind regards,
その後、自分の名前(First Name または Full Name)を記載しましょう。
"Sincerely,"は特にフォーマルで、大人の社会でもよく使われます。
"Best regards,"や"Kind regards,"はやや親しみのある結びなので、相手や場面に合わせて選びましょう。
先生への感謝を伝える短い英語メッセージ集

先生への「ありがとう」を、英語で直接伝えたいと思ったことはありませんか?
卒業や修了、普段の授業の後など、心に残る一言を英語で伝えることで、先生との距離がぐっと縮まり、より良い関係が築けます。
ここでは、シンプルで使いやすい定番の感謝のフレーズから、少し特別な場面で使えるメッセージまで、場面別・気持ち別にご紹介します。
先生への感謝を伝える定番フレーズ
- "Thank you for everything!"
(いろいろありがとうございました)
どんな場面でも使える万能フレーズです。卒業やお礼のメッセージカード、普段のやりとりにもぴったりです。 - "I learned so much from you."
(先生から多くを学びました)
先生へのリスペクトと感謝の気持ちがストレートに伝わる表現です。 - "You are the best teacher ever!"
(先生は最高の先生です!)
感謝の気持ちや愛着を込めてシンプルに伝えたいときにおすすめです。卒業・お別れシーンで特に響きます。
特別な場面で使える一言メッセージ集
- "Thank you for believing in me."
(私を信じてくださってありがとうございました)
挑戦したことへの励ましや、背中を押してくれた先生へのメッセージに最適です。 - "I will never forget your lessons."
(先生の授業は絶対に忘れません)
思い出や感謝を印象的に表現したいときに活躍します。 - "You made learning fun."
(先生のおかげで勉強が楽しかったです)
楽しみながら学べた経験に対する感謝を伝えるのにぴったりです。 - "Thank you for your patience and kindness."
(いつも辛抱強く優しくしてくださりありがとうございました)
勉強が苦手でも支えてもらった経験など、感謝の気持ちを丁寧に伝えたいときにおすすめです。
伝えたい気持ちや場面に合わせて自分なりにアレンジしてみるのもおすすめです。
自分の気持ちに合ったフレーズを選び、自信を持って先生に伝えてみてください!
まとめ:英語の「先生」は相手との関係性で決まる
日本語の「先生」はとても幅広い言葉ですが、英語では職業や地位、関係性ごとに違う呼称を正しく使い分けることが大切です。
例えば、学校の担任なら"homeroom teacher"、校長先生なら"principal"、大学の教授は"professor"や"doctor"など、一言で「先生」と呼べない奥深さがあります。
メールでも"Dear Mr. Smith,"や具体的な書き出しが求められ、丁寧な気持ちをしっかり伝えることが大切です。
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