「熊」は英語で?発音・種類から「耐える」の意味まで解説

英語学習者の皆さん、英単語 bear と聞いて、どんなイメージが思い浮かびますか?
ぬいぐるみのくま、動物園のグリズリー、もしくは「耐える」という意味がふと頭をよぎる方もいらっしゃるかもしれません。
実は "bear" は、私たちが普段考える以上に様々な使い方と深い意味を持つ、英語のなかでもとても奥が深い多義語です。
本記事では、"bear" の基本的な発音から、つまずきやすい細かい意味の違いまで、日常生活からビジネス英語まで幅広く解説します。
| 項目 | 英語・発音 | ポイント |
|---|---|---|
| 発音 | /bɛər/(ベア) | 梨(Pear)と同じ音。 ビール(Beer)とは違います! |
| 動詞 | To bear | 「耐える」「運ぶ」「産む」。 重荷を背負うイメージ。 |
| ビジネス | Bear market | 弱気相場(株価下落)。 熊が爪を振り下ろす姿から。 |
- 🐾 熊の種類:
シロクマ = Polar bear
ヒグマ = Brown bear - ⚠️ 要注意:
「裸の」を意味する Bare も、Bear と全く同じ発音です。
👇 本文では、「テディベア(Teddy bear)」の意外な由来や、動詞を使った「I can't bear it(もう耐えられない)」などのフレーズも解説しています。
基本の「熊」の英語表現と発音のコツ

「熊」という単語の英語表現は“Bear”。
日本語のカタカナで「ベアー」と表記されることが多いですが、実際の英語発音には少しコツがあります。
このセクションでは "Bear" の正しい発音と、熊にまつわる基礎単語、意外と知らない集合名詞まで丁寧に解説します。
Bearの発音
まず“Bear”の発音ですが、カタカナ読みでは正確に伝わりません。
発音記号は/bɛər/で、「エア」と発音するのが大きなポイント。
日本語の「ベアー」に近いですが、母音が「Beer(ビール)」/bɪər/ とは異なります。
"Bear" の母音は "Pear"(梨)と同じ。
口を横にリラックスさせて「エア」のように発音しましょう。
Bearと混同されやすい英単語の一覧
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Bear | /bɛər/ | 熊。母音が「エア」。 |
| Beer | /bɪər/ | ビール。/i:/ の母音でBearとは異なる。 |
| Pear | /pɛər/ | 梨。「Bear」と同じ母音。 |
| Bare | /bɛər/ | 裸の。Bearと同発音の同音異義語。 |
子グマや熊の群れの呼び方もマスターしよう
熊の英語 "Bear" 以外にも、関連する語彙を知っていると表現力が広がります。
以下で代表的な単語を整理します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Cub | /kʌb/ | 子グマ、他にもキツネやライオンなどの子にも使われる。 |
| Sleuth (of bears) | /sluːθ/ | 熊の群れ(集合名詞)。sleuthは探偵という意味でも使うが、熊の群れ専用用法がある。 |
| Sloth (of bears) | /slɔːθ/ | 同上。熊の群れ。共に知っておくと話題が広がる。 |
シロクマやヒグマは?種類別の熊の英語名一覧

熊といえば "Bear" ですが、実際にはさまざまな種類が存在しており、英語でもそれぞれ違った名前が使われます。
シロクマやヒグマ、パンダなど、見た目や生息地が異なる熊たちは、英語でどう表現されるのでしょうか?
今回は代表的な熊の種類と、混同しやすい関連動物の英語名について、表でわかりやすくまとめていきます。
代表的な熊の種類と英語名
それぞれの熊には、英語で固有の呼び方があります。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Polar bear | /ˈpoʊlər bɛər/ | ホッキョクグマ(シロクマ)。北極圏に生息し、真っ白な毛が特徴。 |
| Brown bear | /braʊn bɛər/ | ヒグマ。広く分布し、日本の北海道やロシアなどにも生息。 |
| Grizzly bear | /ˈɡrɪzli bɛər/ | グリズリーベア(ハイイログマ)。北米の山岳地帯に多く、非常に大型。 |
| Giant panda | /ˈdʒaɪənt ˈpændə/ | ジャイアントパンダ。熊科に属する特殊な存在。竹を主食とする。 |
| Asian black bear | /ˈeɪʒən blæk bɛər/ | ツキノワグマ。胸の白い模様(月の輪)が特徴。アジア各地に分布。 |
熊と間違えやすい動物の英語
「○○グマ」と日本語では呼ばれても、実は “Bear” とは直接関係がない動物や、英語で紛らわしい表記になるケースもあります。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Raccoon | /rəˈkuːn/ | アライグマ。名前に「グマ(熊)」があるが英語では全く別の動物で「熊科(Ursidae)」ではなく「アライグマ科(Procyonidae)」。 |
| Koala bear | — | コアラ。英語では「Koala」で通じる。有袋類で「熊」とは無関係だが、見た目の可愛さから「Koala bear」と呼ばれることがある。 |
動物だけじゃない!動詞 "bear" の意味と重要イディオム

「熊=Bear」と覚えている方も多いかもしれませんが、実はbearという単語は、英語において動詞としても非常に重要な意味を数多く持っています。
ここでは、そのコアとなるイメージと主要フレーズをご紹介します。
「bear」の動詞としてのコアイメージは、「重いもの・責任・困難を背負う、運ぶ」といったものです。
このイメージが派生して、下記のような意味になります。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| bear | /beər/ | 【動】耐える、我慢する、苦しみに耐える ※「I can't bear it.(耐えられない)」は会話で頻出 |
| bear | /beər/ | 【動】産む、生む ※"She was born in..." の "born" は "bear" の過去分詞形(bear-bore-born) |
| bear | /beər/ | 【動】(責任・費用などを)負う、担う ※"bear the responsibility(責任を負う)" など抽象的な内容もOK |
| bear | /beər/ | 【動】運ぶ、支える ※古い表現だが「持ち運ぶ」という意味もある |
動詞bearを使った代表的な例文・フレーズは以下の通りです。
- I can't bear it.(もう耐えられない)
- Please bear with me.(しばらく辛抱してください/お付き合いください)
- bear the cost(費用を負担する)
- The tree bears fruit.(木が実をつける=結果をもたらす)
続いて、熊にまつわる英語の慣用表現・ビジネス用語もご紹介します。

- Bear market…弱気相場(株価が下がる局面
→ 熊が爪を振り下ろして攻撃する様子から転じて、価格が下がっていく状態を表現します) - Like a bear with a sore head…不機嫌な様子
- Busy as a hibernating bear…全く忙しくない(皮肉やジョークで使われます)
「熊」は単なる動物名ではなく、英語では強さ・我慢・多彩なイメージが込められています。
動詞bearとそのフレーズを、ぜひ今日から意識して使ってみてください。
英語圏の文化における「熊」のイメージ

「熊」という動物は、英語圏の文化や生活の中で特別な存在感を放っています。
子どもから大人まで、多くの人が愛するテディベアや、夜空を彩る星座の物語など、熊はただの動物ではなく、文化や物語、歴史に根付いたイメージを持つのです。
テディベア(Teddy bear)は、英語圏の文化で最も有名な「熊」の象徴のひとつです。
この名前は、第26代アメリカ大統領セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)のニックネーム「Teddy」と、1902年の狩猟エピソードに由来します。
彼が子グマを撃つことを拒否した美談が新聞で報道され、その出来事から「Teddy bear(テディベア)」という玩具が誕生しました。
今日では、信頼・癒やし・愛情の象徴として多くの人に親しまれ、英語表現や物語にも頻出します。
また、熊は星座にも登場します。
英語で「おおぐま座」はUrsa Major、「こぐま座」はUrsa Minorと呼ばれます。
この「Ursa」はラテン語で「熊」を意味し、西洋の星座の物語には古くから熊のイメージが取り入れられています。
北極星を含むこぐま座(Ursa Minor)や、北斗七星を含むおおぐま座(Ursa Major)は、日常会話だけでなく詩や比喩でもよく使われる表現です。
まとめ:"Bear" を使いこなして英語力をアップさせよう
"Bear" は単に「熊」という意味だけでなく、日常会話やビジネスシーン、さらには文化や星座の話題にも登場する英語力アップのための重要単語です。
動詞としての "bear" は、「耐える」「産む」「負う」など多彩な意味を持ち、会話でも文章でも自然かつ頻繁に使われます。
イディオムやビジネス用語に目を向ければ、"bear market" や "like a bear with a sore head" のように、ネイティブの思考や感覚にも触れることができます。
この機会に、TANZAMで英語をイメージごと習得し、"bear" をはじめとした多義語を自在に使いこなしてみましょう。


