「bizarre」の意味・使い方・発音を徹底解説!weird や strange との違いも解説

bizarre イメージ

英語で「奇妙な」「異様な」と表現したいとき、あなたはどの単語を使うだろうか?

「bizarre」は特に「普通では考えられないほど異様な」状況を指すが、「weird」や「strange」との違いが曖昧な人も多い。

たとえば、普通の人がしないような行動をする人を「bizarre」と表現すると、どこか不気味な印象を与える。

一方、「weird」はカジュアルに使える表現だ。

本記事では「bizarre」の意味・使い方・類義語との違いを詳しく解説し、使いこなせるようにする。

「英語で適切に“奇妙”を表現したい!」という人は必見だ。

 

bizarre の意味と使い方

基本の意味

形容詞: 奇妙な・異様な・風変わりな(unusual, very strange)
bizarre は、普通では考えられないような奇抜さや異様さ を表す単語である。
一般的な「変わっている」という意味を持つ strangeunusual よりも、極端に風変わりなものや異常なもの に対して使われることが多い。

例:
The artist’s work is quite bizarre, but fascinating.
(その芸術家の作品はとても奇妙だが、魅力的だ。)

She wore a bizarre costume to the party.
(彼女はパーティーに奇抜な衣装を着ていった。)

His behavior was so bizarre that everyone was shocked.
(彼の行動はあまりに異様で、みんな驚いた。)

📌 bizarre の使われるシーン

bizarre は、以下のような場面でよく使われる。

  1. 風変わりなファッションやデザイン
    • He always wears bizarre outfits.
      (彼はいつも奇抜な服を着ている。)
  2. 異様な行動や振る舞い
    • His reaction was completely bizarre.
      (彼の反応はまったく異様だった。)
  3. 奇妙な出来事やニュース
    • The news reported a bizarre incident last night.
      (昨夜、ニュースで奇妙な事件が報道された。)
  4. 非現実的なストーリーや映画
    • This sci-fi movie has a bizarre plot.
      (このSF映画のストーリーはとても奇抜だ。)

ニュアンスのポイント

bizarre は 日常会話ではややフォーマルな響き を持つため、カジュアルな会話では strangeweird を使うほうが自然な場合がある。

例:
❌ This horror movie is bizarre.(このホラー映画は奇抜だ。)
✅ This horror movie is weird.(このホラー映画は不気味だ。)

このように、bizarre は「普通ではありえないほどの異様さ」を表す際に適した表現である。

 

bizarre の発音と読み方

📌 発音記号

アメリカ英語: [bɪˈzɑːr](ビザー)
イギリス英語: [bɪˈzɑː](ビザー)

カタカナ表記では、「ビザー」に近い発音だが、日本語にはない音が含まれるため注意が必要である。
特に 「bi」 の部分を「ビ」と発音しすぎず、弱めに「ビ」と発音するのがコツである。

発音のコツ

  1. 「bi-」 は [bɪ] の音で、「ビ」よりも短く、軽く発音する。
  2. 「-zar-」 は「ザー」に近いが、英語の [zɑːr] では「ザ」と「アー」の間をつなげて滑らかに発音する。
  3. 最後の「r」(アメリカ英語)は軽く巻き舌で発音し、イギリス英語では無音になることが多い。

🎙 発音の分解

→ 「ビ」+「ザー(舌を軽く巻く)」

📌 発音の違い(アメリカ英語 vs. イギリス英語)

  • アメリカ英語: [bɪˈzɑːr] → 「ビザーr」(r をしっかり発音する)
  • イギリス英語: [bɪˈzɑː] → 「ビザー」(r を発音せず、口を少し開けたまま伸ばす)

 

bizarre の覚え方(記憶術)

bizarre は「奇妙な」「風変わりな」という意味を持ち、視覚的なインパクトが強い単語である。
そのため、 イメージ記憶ストーリー記憶 を活用すると、効率的に覚えられる。

📖 ストーリー記憶術

✅ 「街を歩いていたら、突然ピエロの格好をした人が逆立ちしながら歌っていた」
→ 「bizarre = あまりにも奇妙で驚くような出来事」と連想する。

🗣 語呂合わせ

✅ 「ビザー(bizarre)なファッションは奇妙」
✅ 「バザー(bizarre)で売られていたのは、なんとも風変わりな人形」

🖼 イメージ記憶

✅ 「普通ではありえない、驚くようなデザインの建物や服装を想像する」
→ bizarre は「ただの珍しさ」ではなく、「異様で違和感がある」レベルの奇妙さを表す。

 

bizarre を使った例文

📌 基本的な例文

✅ That was a bizarre experience.
(それは奇妙な体験だった。)

✅ The movie had a bizarre plot.
(その映画のストーリーは奇妙だった。)

✅ He always wears bizarre hats.
(彼はいつも風変わりな帽子をかぶっている。)

📌 専門的な表現

bizarre phenomenon(奇妙な現象)
例: Scientists are investigating a bizarre phenomenon in space.
(科学者たちは宇宙での奇妙な現象を調査している。)

bizarre behaviour(異様な行動)
例: His bizarre behaviour worried his colleagues.
(彼の奇妙な行動は同僚たちを心配させた。)

bizarre coincidence(不思議な偶然)
例: It was a bizarre coincidence that we met again in another country.
(別の国でまた会うとは、不思議な偶然だった。)

📌 よく使われる熟語・フレーズ

a bizarre sense of humour(独特すぎるユーモアのセンス)
例: He has a bizarre sense of humour that not everyone understands.
(彼のユーモアのセンスは独特すぎて、誰もが理解できるわけではない。)

a bizarre twist of fate(運命の奇妙な展開)
例: In a bizarre twist of fate, they became best friends.
(奇妙な運命の巡り合わせで、彼らは親友になった。)

something bizarre happened(何か奇妙なことが起きた)
例: Something bizarre happened at the office today.
(今日、オフィスで何か奇妙なことが起きた。)

bizarre は「普通ではありえないほど奇妙」「異様で違和感がある」といったニュアンスを持つ。

単に「珍しい」や「変わった」という意味を超えて、違和感を覚えるほど風変わりなもの に対して使うのが特徴である。

 

bizarre の類義語・対義語と使い分けのポイント

類義語

weird(奇妙な・変な)
→ 「bizarre」は「普通では考えられないほど奇妙」なものに使われるのに対し、「weird」は「ちょっと変な」「違和感のある」ものにも使える。
例: He told me a weird story about aliens.
(彼はエイリアンについての変な話をしてくれた。)

eccentric(風変わりな・独特な)
→ 「eccentric」は「行動や考え方が普通の人と違う」「個性的で風変わり」なことを意味し、「bizarre」のように異様さや違和感を伴うとは限らない。
例: She has an eccentric way of dressing.
(彼女は独特な服の着こなしをする。)

strange(奇妙な・不思議な)
→ 「strange」は「見慣れない」「珍しい」という意味で、bizarre ほどの違和感や異様さは含まれない。
例: I had a strange feeling that something was wrong.
(何かがおかしいという奇妙な感覚があった。)

outrageous(突飛な・とんでもない)
→ 「outrageous」は「社会的に受け入れがたいほど過激」「非常識」というニュアンスを持つ。
「bizarre」は単に風変わりで異様なものを指すのに対し、「outrageous」はショッキングな要素を含む。
例: His outrageous remarks offended many people.
(彼のとんでもない発言は多くの人を怒らせた。)

grotesque(奇怪な・不気味な)
→ 「grotesque」は「醜さや異様さが強調された」「不気味なほど奇妙」なものに使われる。bizarre よりもネガティブな印象が強い。
例: The sculpture had a grotesque appearance.
(その彫刻は奇怪な見た目をしていた。)

 

📌 使い分けのポイント

  • bizarre は「普通では考えられないほど奇妙なもの」全般に使える。
  • weird は「なんだか変な」「普通とは違う」という違和感を表す。
  • eccentric は「個性的」「風変わり」なものに対して使われる。
  • strange は「見慣れない」「珍しい」という意味で使いやすい。
  • outrageous は「社会的に非常識」「突飛すぎる」ものに使う。
  • grotesque は「不気味で異様」なものに使い、ネガティブな印象が強い。

bizarre は「普通では考えられないほど奇妙なもの」に使われるが、他の類義語とニュアンスの違いを理解して適切に使い分けよう。

 

bizarre の対義語

対義語

ordinary(普通の・一般的な)
→ 「bizarre」が「普通では考えられないほど奇妙」なものを指すのに対し、「ordinary」は「ごく普通で特に目立たない」ことを意味する。
例: He was wearing an ordinary suit.
(彼はごく普通のスーツを着ていた。)

normal(正常な・通常の)
→ 「bizarre」が「異常で風変わり」なものを指すのに対し、「normal」は「一般的で標準的」な状態を表す。
例: The test results came back normal.
(検査結果は正常だった。)

conventional(伝統的な・型にはまった)
→ 「bizarre」は「一般的な概念から外れた異様なもの」を指すが、「conventional」は「伝統的で一般的に受け入れられているもの」を指す。
例: He prefers conventional methods of teaching.
(彼は伝統的な教授法を好む。)

common(一般的な・よくある)
→ 「bizarre」は「滅多にないほど奇妙」なものを指すのに対し、「common」は「よく見られるもの」や「普通で珍しくない」ものを指す。
例: It's common to see tourists in this area.
(この地域で観光客を見かけるのは普通だ。)

typical(典型的な・標準的な)
→ 「bizarre」が「異常に変わったもの」を指すのに対し、「typical」は「典型的で予想通りのもの」を指す。
例: This is a typical reaction to stress.
(これはストレスに対する典型的な反応だ。)

 

使い分けのポイント

  • bizarre は「普通では考えられないほど奇妙なもの」に使う。
  • ordinary は「ごく普通で目立たないもの」に使う。
  • normal は「標準的で異常ではない」ものを指す。
  • conventional は「伝統的で一般的に受け入れられている」ものを指す。
  • common は「よくある」「珍しくない」ものを表す。
  • typical は「典型的」「予想通りのもの」に対して使う。

bizarre は「異常なほど奇妙」なものを指すが、対義語は「普通」「一般的」「標準的」なものを示す。文脈に応じて適切な単語を使い分けよう。

 

純日本人が間違えやすいポイント

「bizarre = busy」と勘違いしない

→ 「bizarre」は「奇妙な」「異様な」という意味を持つが、「busy(忙しい)」と混同しがち。
スペルが似ているため間違えやすいが、意味は全く異なる。
例:
: He has a bizarre schedule today.(彼は今日、忙しいスケジュールがある。)
: He has a busy schedule today.(彼は今日、忙しいスケジュールがある。)
: He wore a bizarre outfit.(彼は奇妙な服装をしていた。)

「bizarre = bazaar(バザー)」と混同しない

→ 「bazaar」は「市場」や「バザー(慈善活動のための販売会)」を意味する単語。
一方、「bizarre」は「異様な」「奇抜な」を意味し、全く違う単語。
例:
: I went to a bizarre and bought some souvenirs.(私は奇妙なところへ行き、お土産を買った。)
: I went to a bazaar and bought some souvenirs.(私はバザーへ行き、お土産を買った。)

日常会話での使用頻度が低い

→ 「bizarre」は書き言葉やフォーマルな場面で使われることが多く、日常会話ではあまり頻繁に使われない。
カジュアルな会話では weird(変な)strange(不思議な) の方が自然な表現となる。
例:
フォーマル: His explanation was quite bizarre.(彼の説明はかなり異様だった。)
カジュアル: His explanation was really weird.(彼の説明はマジで変だった。)

人に対して使う場合に注意

→ 「bizarre」は「人が奇妙である」と言いたい場合にも使えるが、かなり強い表現になり、相手を侮辱する可能性がある。
人の性格を表す場合は eccentric(風変わりな)quirky(ユニークな) の方が適切なことが多い。
例:
: He is a bizarre person.(彼は異様な人だ。) → 失礼な印象を与える可能性あり
: He is an eccentric person.(彼は風変わりな人だ。)

日本語の「奇妙な」と同じ感覚で使わない

→ 日本語の「奇妙な」は、不思議なことや普通ではないこと全般に使えるが、英語の「bizarre」は特に「理解しがたいほど異様な」場合に使うことが多い。
単に「珍しい」や「変わった」という意味で使うなら strangeunusual の方が適切。
例:
: This dish has a bizarre taste.(この料理は奇妙な味がする。)
: This dish has an unusual taste.(この料理は変わった味がする。)

 

まとめ

この記事では、「bizarre」の意味・発音・語源・使い方・類義語との違い・覚え方について詳しく解説した。最後にポイントを振り返ろう。

bizarre の意味
「奇妙な」「異様な」といった意味を持ち、特に普通では考えられないほど変わっている状況や出来事を表す。

発音と語源
発音:[bɪˈzɑːr](ビザール)
語源:フランス語「bizarre(風変わりな)」から派生し、さらにスペイン語「bizarro(勇敢な)」に由来。

覚え方
📖 ストーリー記憶:「bizarre = 奇妙な出来事が続くミステリー映画のワンシーンを想像する」
🗣 語呂合わせ:「ビザ(biza)を頼んだら、カエルが乗ってた!bizarre!」
🖼 イメージ記憶:「普通では考えられない格好をした人の写真を見る」

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