「にわとり」は英語でChickenだけじゃない?オス・メスの呼び方やスラングも徹底解説

「にわとり」は英語で?サムネイル

英語で「にわとり」を表現しようとしたとき、つい「chicken」だけで済ませてしまっていませんか?

それでも簡単な日常会話なら十分ですが、実は英語では生きている鶏・食材としての鶏肉・オスやメス、さらにはヒヨコまで、使い分けがとても重要です。

料理のレシピや洋画、ネイティブとの日常会話、英語の試験などでも「鶏」という言葉がたびたび出てきます。

 

間違えて伝わってしまうと誤解を招く原因にもなるため、しっかり違いを理解しておきたいですよね。

この記事では、普段の「chicken」だけでは伝わらない細やかなニュアンスや、日常でよく使われる関連表現、さらには英語圏ならではの面白いイディオムもご紹介します!

「にわとり」は英語で基本「Chicken」だが注意が必要

Countable vs. Uncountable Chicken

英語で「にわとり」といえば、多くの方が真っ先に Chicken を思い浮かべるでしょう。

しかし、「Chicken」という単語には、実は文法上の落とし穴が潜んでいるのをご存じですか?

使い方を間違えると意味が大きく変わってしまうことがあるんです。

英単語発音記号意味・備考
chicken/ˈtʃɪk.ɪn/一般的な「にわとり」の総称。状況によって意味が大きく異なるので注意。
a chicken / chickens/ˈtʃɪk.ɪn/「生きているにわとり」(可算名詞)。具体的に数えるときのみ使用。
chicken(不可算名詞)/ˈtʃɪk.ɪn/「鶏肉」。食べ物・料理としての「チキン」。肉は数えないのでsは付かない。

 

ポイントは名詞の「可算・不可算」の違いです。

「chicken」は、文脈によって「生きている鶏」と「鶏肉」のどちらにもなりえるため、文章や会話の中での使い方をしっかり意識しましょう。

例えば、次の例文を見てみましょう

  • I like chicken.
    (私は鶏肉が好きです)
    →この場合は「chicken」が不可算名詞、つまり「肉」として使われています。
  • I like chickens.
    (私は鶏が好きです)
    →ここでの「chickens」は「動物としてのにわとり」が複数羽いるイメージ。飼う、可愛がるなどの文脈で使います。

数えられない名詞(meat)としての「chicken」に -s を付けてしまうと不自然になってしまうので注意が必要です。

 

オス・メス・年齢で変わる「にわとり」の英語表現

Rooster, Hen, Chick, Poultry Family

にわとり、と一言で言っても、英語ではその性別や年齢によって異なる単語が使われることをご存じでしょうか?

日常会話や海外の文化に触れると、「chicken」だけでは説明できない場面がたくさん出てきます。

以下の表で、それぞれの違いと特徴を分かりやすくまとめました。

英単語発音記号意味・備考
Rooster/ˈruːstər/雄鶏(おんどり)。主にアメリカ英語で使われ、明け方に「コケコッコー」と鳴くのはこちらです。
イギリス英語や古い表現では「Cock」とも呼ばれますが、cockはアメリカ英語圏ではスラング(卑語)となるため、特に口語では使用に注意しましょう。
Hen/hen/雌鶏(めんどり)。卵を産むのはこのhenです。
Hen party」というと、女性だけの集まり(日本で言う女子会やバチェロレッテパーティー)を指すこともあり、生活の中で案外よく目にします。
Chick/tʃɪk/ヒヨコ(ひな鳥、赤ちゃんのにわとり)。
スラングとして「若い女性」を指すこともありますが、現代では少し古くさい響きや、下品なニュアンスを帯びるので使い方には配慮が必要です。
Poultry/ˈpəʊltri/家禽(かきん)類全般(※にわとり以外にも七面鳥、アヒルなど「家で飼う食肉用の鳥」全てを含む集合名詞)。
スーパーの肉売り場や、料理の専門用語でも頻繁に登場します。少し堅めの、産業用語的なニュアンスもあります。

 

Chickenという単語だけで済ませず、TPOや文脈に合わせて使いこなしてみてください!

 

日本とは全然違う?にわとりの「鳴き声」の英語

Comic Strip of Chicken Sounds

「コケコッコー!」というにわとりの鳴き声、日本では小さい頃から誰もが親しんできた表現ですよね。

英語で聞こえ方や表現がまったく違うことをご存じでしょうか?

英単語発音記号意味・備考
Cock-a-doodle-doo/ˌkɒkəˌduːdəlˈduː/オスの「コケコッコー」に相当。日本語とまったく違うユニークな響き。朝の目覚まし定番サウンド。
Cluck/klʌk/メスが「コッコッ」と鳴くイメージ。動詞としても使い、「咳払い」「舌打ち」の意味もある。
Cheep/tʃiːp/ヒヨコの「ピヨピヨ」。英語では cheep cheep! のように繰り返して表現されることが多い。

 

鳴き声を表す英語は、日本語とは聞こえ方やイメージがまるで違います。

たとえば「Cock-a-doodle-doo」は英語圏の人々がオスのにわとりの声をそう「聞き取って」きた文化的な背景が反映されています。

また、「Cluck」は日常会話や描写、そして「Cluck one’s tongue(舌打ちをする)」というふうに動作表現にも使われます。

「Cheep」はヒヨコの小さな声と共に、何かが安っぽいことを指す cheap とも発音が似ていて、単語の音の印象が記憶にも残りやすいです。

 

 

臆病者だけじゃない!「Chicken」を使った英語スラングとイディオム

Cartoon Chicken Idioms Collage

日常会話や映画、海外ドラマを観ていると、「Chicken」という単語が食べ物の鶏肉や動物の「にわとり」ではなく、まったく別の意味で使われていることに気づいたことはありませんか?

実は、「chicken」は英語圏でとても多様なスラングやイディオムとして親しまれている表現です。

ここでは、ネイティブがよく使う「chicken」フレーズを、生きた例文と背景知識を交えて紹介します。

イディオム・フレーズ意味・補足解説
You are a chicken!「臆病者!」という意味の定番スラングです。“scaredy-cat” と似ていますが、より子供から大人まで日常的に使われる表現。
Chicken out(怖気づいてやめる)という表現も、元をたどれば「にわとりはすぐ逃げ出す」という動物イメージからきています。
例:
・Don’t be such a chicken!(そんなに怖がりになるなよ!)
・He chickened out of the challenge.(彼はその挑戦から怖じ気づいて逃げてしまった。)
Run around like a headless chicken「頭のない鶏のように走り回る」――これはつまり、「パニックになって落ち着きなく無秩序に動き回る」こと。 実際に鶏は首を落とされても短時間走り回ります。その様子を比喩的に表したイディオムです。
例:
・After hearing the news, she was running around like a headless chicken. (そのニュースを聞いた後、彼女はパニックになって走り回っていた。)
Don't count your chickens before they hatch直訳すると「卵が孵る前に鶏を数えるな」。 「まだ結果が出ていないことをあてにしすぎてはいけない(捕らぬ狸の皮算用)」という、有名な英語のことわざです。
例:
・He was talking about how he would spend the prize money. I told him, “Don't count your chickens before they hatch.” (彼は賞金の使い道を話していたので、私は『まだ決まる前から期待しすぎないほうがいいよ』と言った。)

 

「chicken」は、単なる「鶏」や「鶏肉」だけでなく、「臆病」「落ち着きのなさ」「先走り」など生き物としてのイメージから派生し、英語の様々な表現へと広がっています。

こういったイディオムは、文化背景や言葉本来のユーモアも感じられる部分なので、覚えておくと会話にも厚みが出ます!

 

 

まとめ:「にわとり」一つで英語の世界は広がる

知っているつもりの「Chicken」も、可算か不可算かという小さな違いによって、生き物として・食べ物として、まったく違う使い方になることを学べましたね。

さらに、Rooster(オス)・Hen(メス)・Chick(ヒヨコ)という専門的な単語を自由に使いこなせるようになると、表現力が広がります。

ただ単語を覚えるだけでなく、その背景やニュアンス、関連したイディオムまで習得できると、英語の理解度は確実にアップしますよ。

 

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