「クリスマス」関連の英語表現100選!挨拶・単語・イディオムを博士が完全解説

「クリスマス」関連の英語表現 サムネイル

英語での「クリスマス表現」を、もっと身近に感じてみませんか?

日本でもすっかり定着したクリスマスですが、英語圏には日本と少し違う伝統や表現、文化があふれています。

せっかく英語を学ぶなら、単語やフレーズを暗記するだけでなく、その背景にあるストーリーや文化も知っておきたいですよね。

この記事では、英語でのクリスマスを10倍楽しむための厳選100単語を、様々な切り口で詳しく紹介していきます。

挨拶や定番の単語だけでなく、ちょっと差がつく表現や英語圏の豆知識も盛り込んでいるので、きっとあなたの英語学習や実践に役立つはずです。

まずはここから!クリスマスの英語挨拶とメッセージ

クリスマスカードとSNS

クリスマスと言えば、「Merry Christmas!」という決まり文句が思い浮かぶ方も多いかもしれません。

しかし実際には、相手や場面に合わせて様々な挨拶やメッセージが使われています。

SNSに投稿する一言、友達や家族に贈るカード、有名な映画のセリフまで、知っておくとぐっと英語の世界が広がる表現がたくさんあるんです。

ここでは、定番の挨拶から、イギリス式・宗教的背景に配慮したもの、素敵な一言メッセージまで、幅広くピックアップして解説します。

これを読めば、どんな相手にも困らず自分らしいクリスマスの挨拶ができますよ。

  • Merry Christmas(基本)
    英語圏で最も一般的なクリスマスの挨拶。定番ですが、ストレートな温かさがあります。
  • Happy Christmas(イギリス流)
    イギリスやアイルランドではこちらの表現が好まれます。
  • Happy Holidays(多様性への配慮)
    宗教や文化に関係なく使える表現。時期的にクリスマス&新年、ハヌカやクワンザなど他の祝日もひとまとめにできます。
  • Season's Greetings(時候の挨拶)
    フォーマルなビジネスメールやカードなど万能に使える表現です。
  • Merry Xmas(略語・書き言葉)
    Xはギリシャ語で「キリスト」を意味し、カジュアルなカードやSNSで見かけます。
  • Have a holly jolly Christmas(陽気なクリスマスを)
    アメリカの有名なクリスマスソングでお馴染み。明るくポップな気持ちを伝えたい時に。
  • Warm wishes(温かい願い)
    単独でも他のメッセージと組み合わせてもOK。シンプルで心がこもります。
  • May your days be merry and bright(日々が明るく輝きますように)
    有名なクリスマスソング『White Christmas』の一節から。カードやお気に入りの一言としてもおすすめ。
  • Peace on Earth(地に平和を)
    宗教的な意味合いが強いですが、世界中の人への願いとして使われる素敵な言葉です。
  • Joy to the World(世界に喜びを)
    これも有名なキャロルのタイトル。喜びやハッピーな気持ちを伝えたいときに。
  • Tis the season(クリスマスの季節だね ※古語 it is の短縮)
    カジュアル、SNSでも頻出。季節感やわくわく感を表現できます。
  • Ho Ho Ho(サンタの笑い声)
    メッセージのアクセントやちょっとしたおふざけにもピッタリです。
  • Bah Humbug(ふん、くだらん ※『クリスマス・キャロル』スクルージの口癖)
    自分がクリスマス嫌いアピールをしたいときやちょっと皮肉に使うことも。
  • Happy Hanukkah(ハヌカおめでとう ※ユダヤ教のお祝い)
    クリスマス前後に祝われるユダヤ教の祭りへの挨拶。多様性を意識したい時に。
  • Best wishes for the New Year(新年への最高の願い)
    クリスマスと新年をまとめてお祝いしたい場合はこれがベスト!

 

目で見て楽しむ!クリスマスの装飾とシンボル英語

クリスマス装飾のイラスト

クリスマスの季節、映画や海外ドラマのワンシーン、ショッピングモールや街角のディスプレイに思わず心が躍る瞬間はありませんか?

きらびやかなデコレーションや、印象的なアイテムの名前を英語で言えたら、きっと世界がもっと広がります。

ここでは、知っているだけで海外のインテリアショップやクリスマスマーケットを何倍も楽しめる、象徴的なクリスマス飾りとシンボルの英単語を厳選してご紹介します。

英単語発音記号意味・備考
Christmas tree/ˈkrɪs·məs triː/クリスマスツリー。モミの木などに飾り付けるのが伝統で、クリスマスの象徴。家庭でも屋外でも飾る文化がある。
Ornament/ˈɔːr.nə.mənt/オーナメント、装飾品。ガラス玉などツリーや部屋を飾る小物全般を指す。
Wreath/riːθ/リース。花や枝、実などで円形に作られた飾り。玄関ドアなどにかける。
Stocking/ˈstɑː.kɪŋ/靴下(プレゼントを入れる用)。暖炉やベッドサイドに飾り、サンタからのギフトを入れる。
Tinsel/ˈtɪn.səl/モール、キラキラした飾り糸。ツリーの枝に巻き付けると豪華な印象に。
Mistletoe/ˈmɪs.əlˌtoʊ/ヤドリギ。下でキスをすると幸運が訪れるというクリスマス特有のロマンチックな風習がある。
Poinsettia/pɔɪnˈsɛt.i.ə/ポインセチア。赤い葉が特徴の、クリスマスを象徴する花。観賞用として人気。
Snowflake/ˈsnoʊ.fleɪk/雪の結晶。紙で作って飾ったり、冬らしい雰囲気を表現するのに使う。
Snowman/ˈsnoʊˌmæn/雪だるま。映画『フロスティ・ザ・スノーマン』でもおなじみのキャラ。
Reindeer/ˈreɪn.dɪr/トナカイ。サンタクロースのそりを引く動物として有名。「ルドルフ」はその中の1頭の名前。
Sleigh/sleɪ/ソリ。サンタが空を飛ぶものとして描かれる。
Chimney/ˈtʃɪm.ni/煙突。サンタクロースが夜中に家に入る”ルート”として定番。
Fireplace/ˈfaɪr.pleɪs/暖炉。家族が集まる場所であり、靴下を吊るす定番スポット。
Candle/ˈkæn.dl/キャンドル。アドベントやディナー時など、クリスマスを演出する灯りとして大切にされる。
Star of Bethlehem/stɑːr əv ˈbɛθ.lɪ.hem/ベツレヘムの星。キリスト誕生を知らせたとされる星で、ツリーのトップにもよく飾られる。
Angel/ˈeɪn.dʒəl/天使。キリスト教のシンボルで、ツリーや家中を祝福する守護者として飾られる。
Bell/bel/ベル。喜びやお祝いを告げる音として、ツリーや入口、リースなどに多用される。
Ribbon/ˈrɪb.ən/リボン。ギフトラッピングやツリー、リースなどに装飾として大活躍。
Wrapping paper/ˈræp.ɪŋ ˌpeɪ.pɚ/包装紙。贈り物を鮮やかに飾る必須アイテム。デザインも多種多様。
Gift tag/ɡɪft tæɡ/ギフトタグ。名前やメッセージを書き添える小さなカード。プレゼントのやりとりで重宝。

 

どれも「ただの飾り」ではなく、その一つ一つに歴史や習慣、願いが込められているのがクリスマス文化の面白いところです。

お店で見かけるたびに、英語で口に出して練習したり、その背景を思い浮かべてみると、新しい発見がきっとあるはずです。

 

 

食文化を味わう!クリスマスの食べ物・飲み物

クリスマスディナーの食卓

クリスマスといえば、日本ではケンタッキーやショートケーキのイメージが強いですが、英語圏の本場クリスマスは食卓がとても華やか

ローストターキーやスパイスの効いた飲み物、伝統的なスイーツまで、クリスマスを感じるメニューが盛りだくさんです。

これらの料理名や飲み物名を英語で知っておくことで、海外のドラマや映画のワンシーン、留学先や旅行先のクリスマスにもグッと親しみが持てるようになります。

英単語発音記号意味・備考
Roast turkeyróʊst ˈtɜːrki七面鳥のロースト。アメリカ・イギリスのクリスマスに欠かせないごちそう。
Stuffingˈstʌfɪŋターキーやチキンの“中に詰める”パンやハーブの詰め物。side dishとしても人気。
Cranberry sauceˈkrænˌbɛri sɔːs甘酸っぱいクランベリーで作るソース。肉料理の相性抜群。
Gravyˈɡreɪvi肉汁で作ったソース。マッシュポテトやターキーにかけていただくのが定番。
Christmas puddingˈkrɪsməs ˈpʊdɪŋイギリスの伝統デザート。ドライフルーツやスパイスがぎっしり。
Gingerbread manˈdʒɪndʒərˌbrɛd mænジンジャークッキーを人型に型抜きしたもの。お菓子作りやデコレーションで人気。
Candy caneˈkændi keɪn赤と白のしま模様。「杖」の形が特徴のミント味キャンディ。
Eggnogˈɛɡnɑːɡ卵+ミルク+砂糖+(ラム酒やブランデー)で作る、アメリカ定番の甘いドリンク。
Mulled winemʌld waɪn赤ワインにシナモンなどのスパイスと果物を入れて温めた「ホットワイン」。ヨーロッパ全域で定番。
Hot chocolatehɑːt ˈtʃɑːklətココアやチョコレートの温かい飲み物。マシュマロを浮かべて飲むのが人気。
Yule logjuːl lɔːɡ/juːl lɑːɡ薪の形をしたケーキ。フランス語名は「ブッシュ・ド・ノエル」。
Mince piemɪns paɪドライフルーツやナッツを詰めた小さなパイ。イギリス家庭の定番。
Fruitcakeˈfruːtˌkeɪkたっぷりのフルーツが入ったケーキ。保存がきくので贈答用にも。
Feastfiːst「ごちそう(宴)」の意味。クリスマスディナーは“Christmas feast”と呼ぶ。
Leftoversˈlɛftˌoʊvərz「残り物」。クリスマス翌日のサンドイッチなどにも大活躍。

 

どれもその国ならではの文化や季節を感じさせてくれる食べ物・飲み物たちです。

これらの単語を覚えると、海外のレストランのメニューも、映画のセリフも一気にクリスマス気分で楽しめますよ!

 

登場人物を知ろう!クリスマスのキャラクター

クリスマスキャラクターのイラスト

「サンタクロースだけがクリスマスの主役?」

実は欧米文化の中には、たくさんの個性的なキャラクターがクリスマスを彩っています。

映画や物語に登場するその“顔ぶれ”を知れば、英語圏の子ども達が何を夢見て、どんな物語に心を躍らせているのかが見えてきます。

これらの“キャラ単語”を知れば、洋書や映画を観るときの理解度や楽しさがぐっと広がります。

英単語発音記号意味・備考
Santa Claus[ˈsæn.tə klɔːz]サンタクロース。もともと聖ニコラス(St. Nicholas)伝説が起源。赤い服、白ひげ、トナカイのソリで子供にプレゼントを運ぶ夜のヒーロー。
Saint Nicholas[ˌseɪnt ˈnɪk.ə.ləs]聖ニコラス。4世紀ごろ小アジアの司教。困っている人に贈り物をしたことがサンタのモデルに。
Father Christmas[ˈfɑː.ðər ˈkrɪs.məs]イギリス系文化圏の“サンタ”の呼び方。装いも似ているが歴史的には別発祥。
Elf[ɛlf]エルフ。サンタの工場で頑張る小さな妖精たち。プレゼント作りやソリの整備を担当。
Scrooge[skruːdʒ]スクルージ。チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』の主人公で“ケチ”や“守銭奴”の代名詞に。
The Grinch[ðə ɡrɪntʃ]グリンチ。ドクター・スース原作『グリンチ』の主人公。クリスマス嫌いの怪人だが、心の変化が物語の魅力。
Rudolph[ˈruː.dɒlf]ルドルフ。赤い鼻で有名な「Rudolph the Red-Nosed Reindeer」の主役トナカイ。困難を勇気で超える象徴。
Frosty[ˈfrɒs.ti]フロスティ。有名な雪だるまキャラクター。歌「Frosty the Snowman」でもお馴染み。
The Three Wise Men[ðə θriː waɪz men]東方の三博士。イエス・キリスト誕生を祝い、贈り物を持って訪れた“賢者たち”。キリスト教圏では重要。
Shepherd[ˈʃɛp.ərd]羊飼い。降誕の夜、天使に導かれイエス誕生を祝福する役割。

 

映画や物語で“この名前、どこかで聞いたような…”と思ったことがある人も多いはず。

こうしたキャラクターを知ることで、英語のジョークやクリスマスらしい話題についても理解が深まります。

 

 

英語で説明できますか?クリスマスの行動と習慣

ツリーの飾り付けとプレゼント交換

クリスマスといえば、ただ「メリークリスマス!」と言うだけではもったいないですよね。

実際の英語圏では、プレゼント交換やキャロルを歌うなど、様々な伝統的な行動や大切な習慣がたくさんあります。

これらの「動作を表す単語」や「イベント名」を知っておくと、映画や海外ドラマのクリスマスシーンももっとリアルに感じられるはず。

今回は、実際に使われている表現から文化的な用語まで、学んでおくべき単語を厳選しました。

英単語発音記号意味・備考
Decorate/ˈdek.ə.reɪt/飾り付ける。「decorate the house/tree」で「家やツリーを飾る」。クリスマス準備で最もポピュラーな動作。
Trim the tree/trɪm ðə triː/ツリーを飾る。「trim」には「きれいに整える、飾りつける」の意味。
Unwrap/ʌnˈræp/(プレゼントなどを)包みから出す。開封のわくわくが詰まった動詞。
Exchange gifts/ɪksˈtʃeɪndʒ ɡɪfts/プレゼント交換をする。日本の「交換会」と同じ感覚で使える表現。
Sing carols / Caroling/sɪŋ ˈkær.əlz/ /ˈkær.əl.ɪŋ/キャロル(賛美歌)を歌う、「go caroling」はグループで歌い歩く伝統的な習慣。
Attend Mass/əˈtɛnd mæs/ミサに出席する。キリスト教圏ではクリスマスの重要な行事。
Nativity/nəˈtɪv.ə.ti/キリスト降誕、またはそのシーンを表現した模型や劇のこと。
Advent calendar/ˈæd.vent ˈkæl.ɪn.dər/アドベントカレンダー。12月1日から24日まで日めくりで開けて楽しむ。
Secret Santa/ˈsiː.krət ˈsæn.tə/匿名でプレゼント交換する「シークレットサンタ」。職場や学校で人気。
White Christmas/waɪt ˈkrɪs.məs/雪の降るクリスマス。定番の映画や曲のタイトルでもあり、憧れのシチュエーション。
Boxing Day/ˈbɒk.sɪŋ deɪ/12月26日、イギリス圏特有の祝日。ギフトボックスを贈るのが起源と言われている。
New Year's Eve/ˌnjuː jɪəz ˈiːv/大晦日。カウントダウンや花火で新年を迎える盛大なイベント。
New Year's Resolution/ˌnjuː jɪəz ˌrɛz.əˈluː.ʃən/新年の抱負。「今年こそは!」と決意表明するのが定番。
Family reunion/ˈfæm.ɪ.li riːˈjuː.njən/親族の集まり。クリスマスならではの暖かな風景。
Charity/ˈtʃær.ə.ti/慈善活動。「チャリティバザー」など、クリスマスは寄付やボランティアが増える。
Volunteer/ˌvɒl.ənˈtɪər/ボランティアする。困っている人を助けることがクリスマス精神。
Donate/dəʊˈneɪt/寄付する。お金やおもちゃ、食べ物など、色々なかたちで善意を贈る。
Countdown/ˈkaʊnt.daʊn/カウントダウン。クリスマスや新年、子供たちは楽しみにする。
Celebrate/ˈsel.ə.breɪt/祝う。楽しいパーティーや食事で盛り上がる。
Toast/təʊst/乾杯する。「Let's make a toast!」でパーティー開始!

 

これらの単語を使えるようになると、英語圏のクリスマスの一員になった気分も味わえます。

実際の行動やイベントを英語でスムーズに説明できるようになることで、異文化コミュニケーションもより一層深まるでしょう。

クリスマスがもっと身近に、そしてあなた自身の言葉でその思い出を語れるよう、ぜひ何度も繰り返し読んでみてください。

 

クリスマスの雰囲気を伝える形容詞

クリスマスの雰囲気コラージュ

クリスマスシーズンになると、街は一気に特別な雰囲気に包まれますよね。

「この空気、英語でなんて表現したらいいんだろう?」と感じたことはありませんか?

そんなあなたのために、クリスマスにぴったりの“空気感”や“ムード”を表す形容詞を厳選しました。

英単語発音記号意味・備考
Festive/ˈfɛstɪv/お祭り気分の・祝祭の。クリスマス限定ではなく、パーティーやイベント全体に使えるが、ポジティブな陽気さが強調される。
Merry/ˈmɛri/楽しい・陽気な。Merry Christmasで有名だが、会話では「陽気な人」「いい気分」にも使う。
Jolly/ˈdʒɒli/愉快な・にこやかな。Merryより砕けたフレンドリーな印象で、サンタのイメージ(a jolly old man)にも。
Cozy/ˈkoʊzi/居心地が良い・心温まる。冬のクリスマスに多用される。暖炉や家族団らんのイメージ。
Magical/ˈmædʒɪkəl/魔法のように素敵な、不思議な雰囲気。特別感や幻想的な印象を出したい時におすすめ。
Bustling/ˈbʌslɪŋ/賑わっている、人であふれかえっている様子。クリスマスマーケットやショッピングモールの雰囲気を表現。
Snowy/ˈsnoʊi/雪の多い・雪の降る。濃いホワイトクリスマスのイメージ。物理的にも比喩的にも使える(snowy atmosphere)。
Glittering/ˈɡlɪtərɪŋ/きらきら輝く。イルミネーションやオーナメントの輝きだけでなく、人の目の輝きにも比喩的に使う。
Heartwarming/ˈhɑːrtˌwɔːrmɪŋ/心温まる。感動や優しさにあふれた行動やシーンにピッタリの表現。
Nostalgic/nɒˈstældʒɪk/懐かしい・郷愁を誘う。子どものころのクリスマスや、昔の思い出を語るときによく使われる。

 

単語の正しい使い分けができると、英語での表現力が一段と上がります。自分の感覚に合う言葉を、ぜひ実際の会話や文章で使ってみてください。

 

クリスマスに関連するイディオム・スラング

イディオムのコミック風イラスト

クリスマスの話題になると、英語ネイティブはどんな「こなれた表現」を使うのでしょうか?

映画のワンシーンや、ホリデーパーティーで耳にするフレーズの数々。

実は直訳できない「イディオム」や、その場の雰囲気を盛り上げる「スラング」がたくさんあるんです。

こうした表現を知っておくと、SNSの投稿や英語の会話が一気にネイティブらしく、洒落っ気たっぷりに彩られます。

イディオム・スラング意味・備考
Christmas came early思いがけない嬉しいことが起こった時に使う。「サンタが予定より早く来た」=「予想外のご褒美がやってきた!」というニュアンス。
Like turkeys voting for Christmas「自分の首を絞める、愚かな選択」の意味。クリスマスで食べられる七面鳥が「クリスマス賛成!」と投票する皮肉から。
Lit up like a Christmas tree「とても派手に着飾っている」や「酔っ払って顔が真っ赤になっている」など。イルミネーションのように“光り輝いている”イメージ。
Cold turkey「悪習をきっぱりやめる(断酒・禁煙など)」の意味。冷えたターキーが語源という説も。直訳の意味を超えた、日常でよく見る表現。
White elephant「無用の長物」、もらって困るプレゼントの例え。クリスマス会の「White elephant gift exchange」は、ハズレを楽しむゲーム。
Stocking stuffer「靴下に入れる小さなプレゼント」。量よりアイディア重視、お菓子や文房具などが定番。気軽なギフト文化を象徴する言葉。
The more the merrier「人は多ければ多いほど楽しい!」。パーティーや集まりへの誘い文句で使用頻度大。merry(陽気な)の活用もポイント。
Be there with bells on「喜んで参加します!」という前向きな返事。鈴(bells)はクリスマスの象徴。「おめかしして行きます」というノリの良さも伝わる。
Don't look a gift horse in the mouth「もらい物にケチをつけるな」の意。horseは「贈り物の馬」、口を開けて年齢をチェックせず受け取ろう、という古い格言。
Wrap up「包む」や「(仕事などを)終わらせる」の両義。Christmas wrap up=年内の仕事納め、という表現も。

 

これらの表現はどれも、ネイティブならではのユーモアや文化的背景が凝縮されています。

SNSのちょっとした投稿や、英語の会話に加えると、一目置かれること間違いなし!

 

 

まとめ:単語を知れば、クリスマス文化が見えてくる

クリスマスに関する英単語やフレーズは、単なる言葉の羅列ではなく、英語圏の“本当のクリスマス”の雰囲気やお祝いの多様さを知るための、大事な鍵となります。

例えば、「Merry Christmas!」のひと言や、飾りに使う「wreath」「mistletoe」といった名詞、料理名、独特の動作表現、さらには英語のイディオムやジョークまで――それぞれにその土地ならではの伝統や価値観、人々の暖かな気持ちが詰まっています

背景の文化ごと単語を知ることで、海外ドラマやネイティブとの会話もぐんとリアルになりますし、「分かる!」の瞬間もどんどん増えていきます。

 

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