うなぎは英語でEelだけじゃない?穴子との違いや蒲焼きの説明フレーズを解説

日本の夏といえば、土用の丑の日に食べる「うなぎ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
日本食としても、うな重やうな丼は海外から注目を集めています。
ですが、英語で「うなぎ」を説明しようとすると意外と難しいと感じたことがある方もいるはず。
英語では "eel" と一言で訳されがちですが、日本語の「うなぎ」や「穴子」は食文化の中でも異なる意味や使い分けが存在します。
この記事では英単語のニュアンスと違いにこだわる視点から、シーン別に「うなぎ」の英語表現を一つひとつ丁寧に解説します。
- 🐟 基本単語:
うなぎ= Eel(イール)。
発音は「iːl(イーゥ)」と伸ばして、最後は舌をつけずに。 - 🤔 「穴子」との違いは?:
うなぎ(淡水)= Freshwater eel
あなご(海水)= Conger eel / Sea eel - 🤤 「蒲焼き」を説明する:
"Grilled eel with sweet soy sauce"
(甘い醤油ダレで焼いたウナギ)と言えば100%通じます! - 🌍 海外のウナギ事情:
寿司屋ではそのまま "Unagi" で通じることも多い。
ただし、イギリスには「ウナギのゼリー寄せ」という衝撃料理も…。
👇 本文では、山椒(Japanese pepper)の説明フレーズも紹介!
うなぎの基本英語は "Eel" 。発音と使い方の注意点

英会話で「うなぎ」と言いたいとき、真っ先に浮かぶのが "Eel" という単語です。
しかし、英語ならではの発音や、名詞としての使い方、さらに「うなぎ」が持つ比喩的な意味まで押さえておくことで、表現の幅が広がります。
英語学習者にも、寿司好きの方や日本文化を説明したい方にも役立つポイントを整理してみましょう。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| eel | [iːl] | うなぎ(全般)を指す基本単語。 発音は長母音[iː]を意識し、単語の最後のは口先で優しく発音しましょう。空気を漏らさず滑らかに! |
数え方に注意!
日本語では「うなぎ」と言えば一匹・一切れであまり意識しませんが、英語では「an eel」(うなぎ一匹)、「two eels」(2匹のうなぎ)のように可算名詞として扱います。
比喩表現にも使われるeel
英語圏では "slippery as an eel"(うなぎのようにつかみにくい)という慣用表現があり、捉えどころがない人や物事に例えるのに使います。
例えば面接で "He’s as slippery as an eel."(彼は何を考えているのかわからない)のように登場します。
「うなぎ」と「あなご」の英語での違いは?

日本の寿司屋や和食レストランで、外国人の友人やお客様に「うなぎ」と「あなご」の違いを英語で説明できると、会話がぐっと広がります。
見た目も似ている二つですが、実は英語表現にも明確な違いがあるのです。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| eel | [iːl] | 一般的に「うなぎ」と訳されるが、具体種は明確でない。単に eel と言うと日本の蒲焼きのうなぎに限定されず、広く細長い魚類を指す。 |
| freshwater eel | [ˈfreʃˌwɔːtə iːl] | 淡水に生息する「うなぎ」。蒲焼きやうな丼でよく使われるニホンウナギ(Japanese eel)は、ここに分類される。 |
| conger eel | [ˈkɒŋɡər iːl] | 「あなご」。conger eel は海水に生息し、日本料理では主に寿司や天ぷらのネタとして使われる。肉質は柔らかめで、くせが少ない。 |
| sea eel | [siː iːl] | conger eel のカジュアルな言い換え。「海のうなぎ」というイメージで使われるが、日本のあなごにより近い。 |
うなぎ(freshwater eel)は淡水で育ち、脂がのっており、コクや旨味が強いことが特徴です。
逆に、あなご(conger eel, sea eel)は海に生息し、身質がふわっとして淡白な味わいなので、初めて口にする人にも説明がしやすいでしょう。
味や食感の違いを表現したいときは、次のような形容詞が役立ちます。
- うなぎ:Rich(濃厚な)/ Fatty(脂が多い)/ Flavorful(風味豊か)
- あなご:Fluffy(ふわふわした)/ Light(あっさりした)/ Mild(やさしい味)
「うなぎは脂がのっていてリッチ。あなごは白身魚のようにあっさりしている」という違いを英語で説明できると、料理の注文時や、文化をシェアする時に重宝します。
蒲焼きやうな丼を英語で説明するフレーズ

日本のグルメといえば、やっぱり「うなぎ料理」。
中でも蒲焼き(うなぎの甘辛いタレ焼き)やうな丼(ごはんにうなぎをのせた丼)は、外国人にとっても興味深い一品です。
しかし、これらの料理名や特徴を英語で説明するのは意外と難しいと感じていませんか?
ここでは、寿司屋やレストランで活用できる実用的なフレーズを紹介します。
蒲焼き(Kabayaki)は、うなぎをタレで焼いた伝統料理です。
英語で伝える際は単なる "Eel" だけでなく、その調理法まで説明すると、料理のおいしさや日本らしさがしっかり伝わります。
たとえば、次のように表現できます。
- Grilled eel with sweet soy sauce
「甘い醤油ダレで焼いたうなぎ」――味の特徴をダイレクトに説明できる表現です。 - Glazed eel
「照り焼き風のタレを塗ったうなぎ」――「Glaze」は照りやツヤのある甘辛だれをかけて焼く様子を含みます。
さらに一歩詳しく紹介したい場合は、下記例文が便利です。
- This is kabayaki, a traditional Japanese dish of grilled eel glazed with a sweet soy-based sauce.「これは蒲焼きといって、うなぎを甘い醤油ダレで焼いた日本の伝統料理です」
うな丼・うな重についても、料理名だけだとイメージしづらいので、材料や盛り付けを加えて説明しましょう。
- Eel bowl / Rice bowl topped with grilled eel
「ご飯の上にタレで焼いたうなぎをのせた丼」 - Rice box with grilled eel
「うな重(うなぎのお重)」の説明としても使えます。
例文も参考にしてください。
- Unadon is a rice bowl topped with grilled eel glazed with sweet soy sauce.「うな丼は、甘い醤油ダレで焼いたうなぎをご飯にのせた丼です」
- Unaju is a lacquered box of rice with grilled eel on top.「うな重は、ご飯の上に焼いたうなぎがのったお重です」
山椒(Japanese pepper)についても、外国人にはなじみが薄いので紹介してあげましょう。
- We sprinkle Japanese pepper, called “sansho”, on grilled eel for extra flavor.「うなぎには風味を引き立てるため山椒(サンショウ)をかけます」
寿司ネタの "Unagi" は海外で通じる?海外のうなぎ事情

近年、日本の寿司文化が世界中に広がる中で、"Unagi"(うなぎ)という言葉をそのまま使う場面が増えています。
外国人と食事をする際、"Unagi" は本当に英語圏でも通じるのでしょうか?
英語圏の寿司屋やレストランでは、"Unagi"(うなぎ)という日本語が、そのままメニューに載っていることが一般的になりました。
とくにアメリカやカナダ、ヨーロッパの都市部では、"Unagi roll" "Unagi sushi" といった表記をよく見かけます。
"Unagi" の認知度を一気に上げた出来事として有名なのが、アメリカの人気ドラマ『フレンズ』に登場した "Unagi" のエピソードです。
この中でキャラクターたちが "Unagi" という言葉を面白おかしくやり取りし、一気に言葉として浸透しました。
とはいえ、厳密に "eel" と "unagi" を区別する場面も少なくありません。
たとえば寿司屋以外のレストラン、またはうなぎの調理法や種類を説明する際には "grilled eel" や "freshwater eel" など、適切な英単語を使い分ける必要があります。
たとえば、イギリスには "jellied eels"(うなぎのゼリー寄せ)という伝統料理があります。
この料理は、ぶつ切りにしたうなぎをゼラチン質で固めた独特なものです。
海外の主なうなぎ料理例と表現を表でまとめます。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Unagi | unˈɑːgi (発音例:アナギ/ウナギ) | 寿司用語として使われる日本語。英語圏の寿司店で通じやすい。 |
| Eel | iːl | うなぎ全般を指す一般的な単語。料理名としては説明が必要。 |
| Jellied eels | ˈdʒɛlid iːlz | イギリスの伝統料理。ゼリーで固めたうなぎ。日本の蒲焼きとは味・食感が大きく異なる。 |
| Grilled eel | ɡrɪld iːl | 焼いたうなぎ。「蒲焼き」に近い料理表現。調味料や味付けは説明が必要。 |
日本の "Unagi" と海外の "Eel" の違いを英語で説明できると、コミュニケーションの幅も膨らみます。
世界にひろがる日本食文化を、ぜひ英語でも自信を持って伝えてみてください。
まとめ:うなぎの英語表現を使いこなして日本文化を伝えよう
うなぎの英語表現は、"eel" だけで済ますのはもったいない、奥深さがあります。
淡水うなぎと海水あなごの違いや、蒲焼きなど調理法を説明できると、日本の食文化を正確に伝える力となります。
寿司屋で "Unagi" という言葉が通じる場面も増えましたが、味や違いを一歩深く説明できる人はまだまだ少数派です。
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