感情を表す英語100選|ニュアンスで伝える英単語・形容詞・フレーズまとめ

感情の英語表現 サムネイル

「感情を表す英語」は、単なる語彙のひとつではありません。

会話・作文・面接・カウンセリングなど、あらゆる場面で自分の気持ちを適切に伝えるための必須スキルです。

たとえば、英語で「嬉しい」と言いたいとき、I’m happy だけでなく、

  • I’m content.(穏やかに満足している)
  • I’m thrilled!(ワクワクするほど嬉しい)
  • I’m overjoyed.(言葉にならないほど嬉しい)

のように、状況や感情の強さに合わせて語彙を使い分けられると、より自分らしい表現が可能になります。

 

また、感情語を多く知っていると、共感を伝える力や表現の深みがぐっと増します。

英語でも「気持ちを伝える」ことができるようになると、学ぶモチベーションも高まります。

感情を言葉にする力は、語彙力だけでなく、感性・対話力・自己理解力をも高めてくれるのです。

感情を表す基本英単語一覧(100語)

感情を表す語彙は、英語で「自分の気持ちを伝える力」を育てる土台になります。

ここでは、日常会話やエッセイ、カウンセリングの場でも頻出する「感情語」を、カテゴリ別に一覧で紹介します。

「I’m happy」だけでなく、「delighted」「thrilled」などの語彙を使い分けられると、英語の表現力が一気に深まります。

それぞれの英単語に、発音・意味・短い例文も添えてあるので、初学者から中級者まで活用できる構成です。

 

喜びを表す英語表現(10語)

「喜び」は日常英会話からエッセイ、スピーチにまで幅広く登場する感情です。

一見「happy」で十分に思えるかもしれませんが、英語には微妙なニュアンスを持つ「喜びの言葉」が多数あります。

ここでは、感情の深さ・種類・場面によって使い分けられる代表的な単語を紹介します。

単語発音記号意味・ニュアンス
joy/dʒɔɪ/純粋で深い喜び。感情としての「歓喜」に近く、持続性がある。
delight/dɪˈlaɪt/強く明るい喜び。誰か・何かを見て感じる嬉しさ。心が弾むイメージ。
happiness/ˈhæpinəs/安定的で満ち足りた幸福感。人生全体の満足度に関わる語。
elation/ɪˈleɪʃən/興奮を伴う高揚感。「気分が舞い上がる」ような感情。
euphoria/juːˈfɔːriə/一時的で圧倒的な幸福感。薬物・成功時の「多幸感」にも使われる。
glee/ɡliː/子どもっぽさのある小さな歓喜や喜び。時に「悪ノリの喜び」にも。
ecstasy/ˈekstəsi/理性を失うほどの喜びや陶酔感。宗教的・感情的な文脈で使われることも。
cheerfulness/ˈtʃɪə.fəl.nəs/明るく前向きな性格的傾向としての「喜び」や「陽気さ」。
excitement/ɪkˈsaɪtmənt/活気に満ちたわくわく感。新しい体験や期待に対して抱く喜び。
contentment/kənˈtentmənt/穏やかで持続的な満足感。小さなことに「足るを知る」喜び。

 

選び方のヒント

  • 深い喜びなら「joy」「elation」「ecstasy」
  • 静かな幸福感なら「happiness」「contentment」
  • テンションの高さを伝えたいなら「euphoria」「excitement」
  • 性格的な明るさに言及したいなら「cheerfulness」
  • 子どもらしい喜びには「glee」がおすすめ

 

怒りを表す英語表現(10語)

怒りの感情は、程度や性質によって使う単語が大きく異なります。

単なる「怒る」から「爆発的な激怒」まで、英語ではその強さや理由の微妙な違いを語彙で表現できます。

単語発音記号意味・ニュアンス
anger/ˈæŋɡər/最も基本的な「怒り」。口論や不満、感情の爆発など幅広く使われる。
rage/reɪdʒ/激しい怒り。コントロール不能で爆発的。物を壊す・叫ぶような場面に。
fury/ˈfjʊəri/rageより文学的で強調的な「激怒」。神話や文学作品でも登場。
frustration/ˌfrʌˈstreɪʃən/欲求不満からくる苛立ち。目的が果たせないときの内面的怒り。
irritation/ˌɪrɪˈteɪʃən/軽めの不快感・イライラ。日常の小さなストレスや苛立ちに使う。
annoyance/əˈnɔɪəns/何か・誰かが「うっとうしい」と感じる場面の怒り。
resentment/rɪˈzentmənt/内に秘めた恨みや不満。長期間くすぶるタイプの怒り。
outrage/ˈaʊtreɪdʒ/正義や倫理に反する出来事に対する「激しい憤り」。社会問題や報道文で多用。
indignation/ˌɪndɪɡˈneɪʃən/道徳的な怒り。「それは許せない」と感じるときに使われる硬めの語。
exasperation/ɪɡˌzæspəˈreɪʃən/辛抱の限界に達したときの怒りと苛立ち。耐えがたい状況に対して。

 

選び方のヒント

  • 爆発的な怒りには「rage」「fury」「outrage」
  • イライラ・不快感には「annoyance」「irritation」
  • 内向きな怒りや不満には「resentment」「frustration」
  • 正義感からくる怒りには「indignation」「outrage」
  • 怒りの蓄積による限界突破には「exasperation」

 

悲しみを表す英語表現(10語)

悲しみを表す英単語には、「一時的な寂しさ」から「深い喪失感」「心の病」まで、感情の種類や深さによってさまざまな表現があります。

感情の理解や表現力を高めるために、ニュアンスの違いを押さえておきたい語彙をまとめました。

単語発音記号意味・ニュアンス
sadness/ˈsædnəs/最も基本的な「悲しみ」。日常的な寂しさや落ち込みまで幅広く使える。
sorrow/ˈsɑːroʊ/深くて静かな悲しみ。文学的で、愛する人との別れや喪失に使われやすい。
grief/ɡriːf/特に「死」や重大な喪失に伴う深い悲しみ。心の痛みを含む。
heartache/ˈhɑːrteɪk/心の痛みや切なさ。恋愛の失恋や報われない想いに使われることが多い。
melancholy/ˈmelənkɑːli/物思いにふけるような哀愁・抑うつ。美しい悲しさや静かな憂いのニュアンスも。
depression/dɪˈpreʃən/医学的な「うつ病」や、深く持続的な落ち込みを指す。clinical depressionとも。
misery/ˈmɪzəri/激しい苦しみや絶望。貧困・孤独・不幸の極みにある状態を表す。
despair/dɪˈsper/もう希望がないという極度の絶望感。抜け出せない状況でよく使われる。
loneliness/ˈloʊnlinəs/孤独による悲しみ。誰にも理解されない、そばに誰もいないという感情。
gloom/ɡluːm/暗く沈んだ気分や雰囲気。天気や部屋の暗さにも使えるが、精神的な落ち込みにも使う。

 

選び方のヒント

  • 漠然とした悲しみには「sadness」「melancholy」「gloom」
  • 喪失の深い悲しみには「sorrow」「grief」
  • 絶望・苦悩に近い感情には「misery」「despair」
  • 孤独から来る悲しみには「loneliness」
  • 医学的・重度の落ち込みには「depression」

 

恐怖を表す英語表現(10語)

「恐怖」を表す英単語にもさまざまなレベルや種類があります。

突発的な驚き、不安、パニック、トラウマ的な恐怖まで、状況や感情の深さによって使い分けが必要です。

単語発音記号意味・ニュアンス
fear/fɪr/最も一般的な「恐れ」。現実的な危険や不安を前にした感情。
anxiety/æŋˈzaɪəti/将来への漠然とした不安。心配や緊張を含む、日常的な精神的ストレス。
worry/ˈwɜːri/気がかり・心配。anxietyより軽く、親しい人の体調などに使われやすい。
terror/ˈterər/激しい恐怖・パニック。命の危険や暴力に対する極端な反応。
horror/ˈhɔːrər/恐怖と嫌悪が混ざった感情。映画や事件などショッキングな場面によく使われる。
panic/ˈpænɪk/冷静さを失ったパニック状態。緊急時の突然の恐怖に。
dread/drɛd/差し迫った悪いことに対する恐怖。漠然とした嫌な予感。
apprehension/ˌæprɪˈhenʃən/何か悪いことが起きるかもしれないという慎重な不安。formalな表現。
phobia/ˈfoʊbiə/病的な恐怖症(例:height phobia=高所恐怖症)。無意識レベルの強い恐れ。
nightmare/ˈnaɪtmer/文字通りの悪夢だけでなく、現実での恐ろしい体験や状況にも比喩的に使われる。

 

選び方のヒント

  • 軽い心配・不安 → 「worry」「anxiety」「apprehension」
  • 命の危険や極度の恐怖 → 「terror」「panic」「horror」
  • 漠然とした恐れや予感 → 「fear」「dread」
  • 特定対象に対する恐怖症 → 「phobia」
  • 比喩的な恐怖体験 → 「nightmare」

 

愛情・共感を表す英語表現(10語)

人とのつながりを表す言葉は、感情表現の中でも特に深く、多様です。

「愛している」だけでなく、親しみ・思いやり・心の距離感を表す単語を正しく使い分けることで、表現に温度や深みが加わります。

単語発音記号意味・ニュアンス
love/lʌv/最も基本的な「愛」。恋愛、家族愛、友情、趣味など幅広く使える汎用語。
affection/əˈfekʃən/穏やかな親しみ・好意。手を握る、微笑むといった行動にも表れる情感。
compassion/kəmˈpæʃən/他者の苦しみに寄り添う「思いやり」。支援や慈善などの文脈でも多用。
fondness/ˈfɑːndnəs/軽やかな好意や愛着。ペットや子どもなど、優しく見守るような感情。
adoration/ˌædəˈreɪʃən/崇拝に近い強い愛情。ロマンティックな文脈や有名人への熱狂に使われる。
devotion/dɪˈvoʊʃən/深く一途な献身的な愛情。恋愛・信仰・家族への無償の思いを表す。
tenderness/ˈtendərnəs/柔らかく、壊れやすいものに向けられる優しさ。子どもや恋人への表現に適す。
caring/ˈkerɪŋ/世話を焼く・気遣う気持ち。実際の行動(看護・育児)と結びつきやすい。
sympathy/ˈsɪmpəθi/同情・共感。相手の感情に心を寄せ、理解しようとする姿勢を表す。
empathy/ˈempəθi/他人の感情を自分ごとのように感じる力。「共感能力」など心理学的文脈で使用。

 

選び方のヒント

  • 汎用的な愛 → 「love」「affection」
  • 思いやり・共感 → 「compassion」「sympathy」「empathy」
  • 深い忠誠心・献身 → 「devotion」「adoration」
  • 日常的な優しさや好意 → 「fondness」「caring」「tenderness」

 

驚き・衝撃を表す英語表現(10語)

人間は予想外の出来事に出会うと、驚きや衝撃を覚えます。

英語ではその驚きの「大きさ」や「質感」によって使い分ける語彙が豊富にあります。

ただ "surprised" を使うだけでなく、微細なニュアンスを表現できる語彙力が求められます。

単語発音記号意味・ニュアンス
surprise/sərˈpraɪz/一般的な「驚き」。予想外の出来事に対する感情全般。ポジティブにもネガティブにも使える。
shock/ʃɑːk/強い衝撃。身体的・精神的に打撃を受けた際に使われる。感情が一時的に止まるような状態。
awe/ɔː/畏敬の念を含む「驚き」。壮大な自然や偉大な人物に出会ったときに感じる畏れ混じりの感動。
astonishment/əˈstɑːnɪʃmənt/非常に強い驚き。信じられないような事実に直面したときの感覚。
amazement/əˈmeɪzmənt/極度の驚き。ポジティブな意味合いが強く、感嘆や喜びを含む。
bewilderment/bɪˈwɪldərmənt/混乱を伴う驚き。何が起きているのか理解できない状態。
stagger/ˈstæɡər/(動詞でも名詞でも)あまりの衝撃に心が揺らぐ様子。体がぐらつくような驚き。
startle/ˈstɑːrtəl/突然の刺激(音・動きなど)に対する瞬間的な驚き。
flabbergasted/ˈflæbərɡæstɪd/口が開いてしまうほどの衝撃。「言葉を失う」ほどの驚き。くだけた表現。
speechless/ˈspiːtʃləs/あまりの驚き・衝撃で言葉が出ない様子。感情の強さを暗示する表現。

 

選び方のヒント

  • 一般的な驚き → 「surprise」「amazement」
  • 衝撃・ショックに近い感情 → 「shock」「flabbergasted」「speechless」
  • 畏敬や感嘆を含む驚き → 「awe」「astonishment」
  • 混乱・困惑を伴う驚き → 「bewilderment」「stagger」
  • 瞬間的な驚き(物音・動きなど) → 「startle」

 

無感情を表す英語表現(10語)

人間は時に感情を表に出さず、あるいは感じること自体が難しくなる状態に陥ることがあります。

英語では、無感情や無関心の状態を表す語彙が複数あり、それぞれ微妙な意味の違いがあります。

感情が「ない」のか、「感じないようにしている」のか、「感じられないほど麻痺している」のか——文脈に応じた語彙選びが求められます。

単語発音記号意味・ニュアンス
apathy/ˈæpəθi/無関心。何事にも興味・関心を抱かない精神的な状態。
numbness/ˈnʌmnəs/感覚・感情の麻痺。「感じたいのに感じられない」ような、心理的・身体的な無感覚。
indifference/ɪnˈdɪfrəns/関心のなさ。状況や人に対して「どうでもいい」と思っている冷淡な態度。
detachment/dɪˈtætʃmənt/感情的に距離を置いた状態。客観性を保つ場合にも使われるが、感情の欠如も意味する。
emotionless/ɪˈmoʊʃənləs/感情を全く見せない、または感じていない様子。無表情、冷静とも訳される。
blank/blæŋk/表情や目に「何もない」状態を形容。思考停止や空虚さを含意する。
stoic/ˈstoʊɪk/感情を抑え、動揺を見せない姿勢。哲学的には美徳とされるが、感情の表出が乏しいとも取れる。
dispassionate/dɪsˈpæʃənət/感情に流されず冷静な状態。中立的だが、感情の欠如とも解釈される。
flat affect/flæt ˈæfekt/心理学用語。感情表現が著しく乏しい状態を指し、精神疾患の症状の一部として使われる。
deadpan/ˈdedˌpæn/感情を一切見せずに話す・振る舞う様子。ユーモアの文脈で用いられることも。

 

選び方のヒント

  • 精神的に感情を閉ざしている → 「apathy」「indifference」「numbness」
  • 冷静で客観的な態度 → 「detachment」「dispassionate」
  • 表情や態度に感情が現れない → 「emotionless」「blank」「flat affect」
  • 意図的に感情を抑えている/哲学的態度 → 「stoic」「deadpan」

 

感情の強さを表す英語表現(10語)

感情は単に「ある・ない」だけではなく、「どれほど強く感じているか」も重要な側面です。

英語では、感情の“強さ”や“揺れ動き”を表す語彙が多く存在します。

感情の振れ幅や混乱の度合いを正確に表現できることで、感情描写の説得力や表現の奥行きが増します。

単語発音記号意味・ニュアンス
intensity/ɪnˈtensəti/感情の強烈さ。怒りや喜びなどが非常に激しい状態。
turmoil/ˈtɜːrmɔɪl/感情的混乱。内面で激しく揺れ動いている状態。
frenzy/ˈfrenzi/熱狂や激怒など、理性を失うほどの感情の爆発。
passion/ˈpæʃən/強く持続的な情熱。肯定的・否定的どちらの感情にも使える。
overwhelm/ˌoʊvərˈwɛlm/感情に圧倒される状態。主に動詞として使用される。
eruption/ɪˈrʌpʃən/感情が「噴き出す」こと。怒りや悲しみの突発的な爆発。
volatility/ˌvɑːləˈtɪləti/感情の不安定さ。変わりやすく予測不可能な気分。
surge/sɜːrdʒ/感情が急激に高まること。波のように押し寄せる感覚。
ecstasy/ˈekstəsi/圧倒的な喜びや幸福感。理性を忘れるほどの歓喜。
anguish/ˈæŋɡwɪʃ/深く持続する精神的苦痛。単なる「sadness」では表現しきれない激しさ。

 

選び方のヒント

  • 爆発的・制御不能な感情 → 「frenzy」「eruption」「surge」
  • 内面的な激しい感情 → 「anguish」「turmoil」「intensity」
  • ポジティブな強さを伴う感情 → 「passion」「ecstasy」
  • 気分の振れ幅が激しい状態 → 「volatility」「overwhelm」

 

精神状態を表す英語表現(10語)

感情と密接に関わるのが「精神状態(mental state)」です。

これは一時的な気分から、長期的な考え方・心の構えまでを含みます。

日常会話やライティングにおいて、自分や他人の状態をより正確に伝える際に役立つ語彙です。

単語発音記号意味・ニュアンス
mood/muːd/一時的な気分。good mood, bad mood のように使用される。
mindset/ˈmaɪndset/思考の傾向、心の構え。物事に対する一貫した見方や姿勢。
state of mind/steɪt əv maɪnd/精神状態。emotionやmoodの背景にある意識の状態。
temperament/ˈtemprəmənt/気質、性格的な感情の傾向。先天的・持続的な側面が強い。
mentality/menˈtæləti/物事の捉え方や考え方の傾向。やや抽象的。
frame of mind/freɪm əv maɪnd/その時の気分や精神の枠組み。前向き/後ろ向きなど。
headspace/ˈhedˌspeɪs/思考・感情に割ける心の余裕。メンタルの空き容量のような感覚。
disposition/ˌdɪspəˈzɪʃən/心の傾向や構え。calm disposition(穏やかな性格)のように使う。
attitude/ˈætɪtjuːd/物事への姿勢や態度。行動や言葉に現れる内面の表れ。
psyche/ˈsaɪki/精神そのもの、または無意識の深い部分を指す語。心理学的文脈で使われることも。

 

選び方のヒント

  • 気分(瞬間的な精神の波) → 「mood」「frame of mind」
  • 考え方(長期的な心の持ちよう) → 「mindset」「mentality」
  • 内面的な傾向や性格 → 「temperament」「disposition」
  • 抽象的・専門的な語彙 → 「psyche」「state of mind」「headspace」

 

感情を表す形容詞一覧(10語)

名詞だけでなく、感情を形容詞で表すことができると、英語表現の幅が一気に広がります。

気持ちを描写したり、人の様子を説明したりする際に、形容詞は不可欠です。

以下は、感情を表す中で頻出かつニュアンスの異なる10語をピックアップしました。

形容詞発音記号意味・ニュアンス
cheerful/ˈtʃɪə.fəl/明るく、陽気な。外見や振る舞いにも表れるポジティブさ。
gloomy/ˈɡluː.mi/憂鬱な、どんよりした。天気や表情にも使われる。
anxious/ˈæŋk.ʃəs/不安な、気がかりな。強い心配の気持ちを含む。
furious/ˈfjʊə.ri.əs/激怒している。怒りのレベルが非常に高い。
delighted/dɪˈlaɪ.tɪd/嬉しい、大喜びしている。フォーマル寄りの語。
miserable/ˈmɪz.ər.ə.bəl/ひどく悲しい・惨めな。感情的にも状況的にもネガティブ。
tense/tens/緊張している。精神的な張り詰めた状態。
content/kənˈtent/満ち足りた。穏やかな満足感を表す。
overwhelmed/ˌəʊ.vəˈwelmd/感情や状況に圧倒されている状態。良くも悪くも使える。
apathetic/ˌæp.əˈθet.ɪk/無感動な、無関心な。感情がほとんど動いていない状態。

 

使い分けのコツ

  • 同じ「嬉しい」でも、cheerful は外ににじむ性格、delighted は特定の出来事への喜び、content は静かな満足感。
  • 「怒っている」でも、furious は激しい怒り、tense はまだ怒りが表出していない緊張状態。
  • overwhelmedapathetic のような複雑な感情状態は、上級者向けだが表現に深みを加えてくれる。

 

感情を表す英語の形容詞まとめ(30語)

感情を形容詞で表現できるようになると、英語での会話やライティングの精度が格段に高まります。

ただ「happy」「sad」で済ませるのではなく、より適切なニュアンスの単語を選ぶことで、話し手の心情や文脈をより深く伝えることが可能になります。

ここでは、感情を表す英語の形容詞を ポジティブ・ネガティブ・中立(混合) に分けて紹介します。

🔵 ポジティブな感情を表す形容詞(10語)

形容詞発音記号ニュアンス解説
grateful/ˈɡreɪt.fəl/感謝している気持ち。心から「ありがたい」と感じている時に使う。
hopeful/ˈhəʊp.fəl/希望を持っている。未来への前向きな期待感。
cheerful/ˈtʃɪə.fəl/明るく陽気な性格・気分。周囲を楽しい気持ちにさせる雰囲気。
excited/ɪkˈsaɪ.tɪd/ワクワクしている。出来事や予定への高揚感。
relieved/rɪˈliːvd/安堵している。心配やストレスから解放されたとき。
content/kənˈtent/満ち足りた穏やかな幸福感。派手ではないが心地よい感情。
optimistic/ˌɒp.tɪˈmɪs.tɪk/楽観的な。良い方向に考える思考・感情の傾向。
elated/ɪˈleɪ.tɪd/非常に嬉しい、有頂天になっている状態。
proud/praʊd/誇らしい。自分や他者の成果に対して正当な自信を感じる。
enthusiastic/ɪnˌθjuː.ziˈæs.tɪk/情熱的な、強い関心と好意をもっている様子。

 

🔴 ネガティブな感情を表す形容詞(10語)

形容詞発音記号ニュアンス解説
angry/ˈæŋ.ɡri/怒っている状態の基本語。口調や態度に現れることが多い。
furious/ˈfjʊə.ri.əs/激怒している。非常に強い怒りを伴う表現。
annoyed/əˈnɔɪd/イライラ・ムカムカしているが、怒りよりは軽い不快感。
irritated/ˈɪr.ɪ.teɪ.tɪd/しつこさや小さなことが積もった苛立ち。
frustrated/ˈfrʌs.treɪ.tɪd/うまくいかず、イライラ・不満を抱えている状態。
depressed/dɪˈprest/気分が非常に落ち込んでいる。うつ状態も含む。
miserable/ˈmɪz.ər.ə.bəl/ひどく悲しい、または非常につらい。
nervous/ˈnɜː.vəs/緊張して落ち着かない。不安混じりの緊張感。
anxious/ˈæŋk.ʃəs/強い不安や心配を感じている。
jealous/ˈdʒel.əs/嫉妬している。愛情や成果を奪われたくない感情。

 

⚪ 中立的または文脈依存の形容詞(10語)

形容詞発音記号ニュアンス解説
overwhelmed/ˌəʊ.vəˈwelmd/感情やタスクに圧倒されている状態。良くも悪くも使える。
emotional/ɪˈməʊ.ʃən.əl/感情的な。泣きやすい・喜怒哀楽が激しい。
sensitive/ˈsen.sɪ.tɪv/敏感な、傷つきやすい。共感力の強さにも通じる。
confused/kənˈfjuːzd/混乱している、考えがまとまらない。
bored/bɔːd/退屈している。興味を持てず暇を持て余している。
tired/ˈtaɪəd/疲れている。肉体的・精神的両方に使える。
calm/kɑːm/落ち着いている。感情の起伏が少ない状態。
moody/ˈmuː.di/気分が変わりやすい。不機嫌にも明るくもなりやすい。
uneasy/ʌnˈiː.zi/何かが不安、落ち着かない。軽い緊張感を含む。
indifferent/ɪnˈdɪf.ər.ənt/無関心な、興味や感情をまったく示さない。

 

よく使うフレーズ&例文(20選)

😄 喜び・安心を表すフレーズ

フレーズ意味
I’m on cloud nine.とても幸せだ(夢見心地)
I couldn’t be happier.これ以上ないほど幸せだ
It was a huge relief.本当にほっとした
I’m over the moon.月まで舞い上がるほど嬉しい
I felt at ease.気が楽になった、落ち着いた気持ち

 

😠 怒り・苛立ちを表すフレーズ

フレーズ意味
He lost his temper.彼はかっとなった/怒りを爆発させた
She snapped at me.彼女は私にキレた
I was fed up with it.うんざりしていた/我慢の限界だった
It really pissed me off.本当に頭にきた(口語、強めの表現)
He hit the roof.彼は激怒した(怒りで爆発)

 

😢 悲しみ・失望を表すフレーズ

フレーズ意味
She burst into tears.彼女は突然泣き出した
My heart sank.胸が沈んだ、がっかりした
I was in low spirits.落ち込んでいた/元気がなかった
It broke my heart.胸が張り裂けそうだった(悲しみのピーク)
I felt devastated.打ちのめされたような気分だった

 

😨 不安・混乱を表すフレーズ

フレーズ意味
I was at a loss for words.言葉を失った(困惑・衝撃)
He looked nervous.緊張しているようだった
I was shaking with fear.恐怖で震えていた
My mind went blank.頭が真っ白になった
I couldn’t think straight.冷静に考えられなかった(混乱)

 

これらのフレーズは「感情表現の豊かさ」を養うのに最適です。

"I'm sad" や "I'm happy" だけでなく、具体的な情景を伴う表現ができると、英語力の深みが一段と増します。

 

感情を説明する言い回し・言葉の種類(メタ表現)

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英語では、感情そのものを「俯瞰的に語る」メタ的な表現が数多く存在します。

ここでは、感情の起伏や傾向、感情表現の有無、自己コントロールといった観点から、よく使われるフレーズや語彙を紹介します。

感情の起伏を語る表現

表現意味・使い方
an emotional rollercoaster感情の起伏が激しい状態。「感情のジェットコースター」。例:The week was an emotional rollercoaster.
mood swings気分の浮き沈み。精神的な変化が激しい時に使用。例:He has intense mood swings.
overwhelmed with emotion感情がこみ上げて圧倒された状態。例:She was overwhelmed with emotion at the wedding.

 

感情のコントロールを語る表現

表現意味・使い方
stay calm冷静さを保つ。自分を落ち着かせる言い回し。例:Try to stay calm and breathe.
keep one’s emotions in check感情をコントロールする。例:He managed to keep his emotions in check.
manage one’s emotions感情の自己管理。ビジネスや教育などフォーマルな場でも使用。例:Learning to manage emotions is key to success.

 

感情表現の傾向を語る表現

表現意味・使い方
emotionally expressive感情をはっきりと表現する人。例:She's emotionally expressive and open.
emotionally reserved感情を抑える、または控えめに表現する人。例:He’s emotionally reserved but kind.
emotionally unavailable感情を表に出さず、他者と深い関係を築きにくい人。恋愛関係で特によく使われる。例:He’s emotionally unavailable after the breakup.

 

これらの表現は、単に感情を「happy」「sad」と言うだけでなく、感情を客観的に描写・評価する力を養うのに最適です。

英作文やエッセイ、ビジネス英語、カウンセリング分野などでも活躍する語彙群です。

 

コラム:日本語と英語の感情表現の違い

感情は世界共通のものですが、それを「どう表現するか」は文化によって大きく異なります。

日本語と英語を比較してみると、その違いはとても興味深く、英語学習者が言語感覚を磨くための良い気づきにもなります。

「ムカつく」や「胸が痛む」はどう訳す?

日本語の感情表現には、身体感覚や間接的なニュアンスを含むものが多くあります。たとえば:

日本語表現意味英語での近い表現
ムカつく怒り・いら立ち(軽め〜強め)I'm pissed off. / That ticks me off. / I feel irritated.
胸が痛む心が苦しい・後悔や悲しみMy heart aches. / I feel heartbroken.
やるせない救いようのない気持ち・無力感I feel helpless. / It's heartbreaking.
気まずい居心地が悪い・気に障る空気It's awkward. / It’s tense.

 

日本語は「情緒的で余白のある表現」が多いため、英語に訳す際は背景や文脈を補う必要があります。単語ではなくフレーズごとで捉えるのがポイントです。

 

英語は「率直」、日本語は「遠回し」

英語では、感情をストレートに伝える傾向があります。

  •  英語:I'm angry.(怒っている)/ I'm not okay with this.(納得できない)
  • 日本語:「ちょっとそれは…」/「あまり嬉しくはないかな」

この違いは、文化的な「自己主張」と「空気を読む」スタイルの差に起因します。

英語圏では「自分の感情を明確に言語化する」ことが尊重され、日本語圏では「察する・控える」ことが礼儀とされる場面も多いのです。

 

英語で感情を学ぶと、言語センスが育つ

こうした違いを理解すると、「なぜこの単語を使うのか」「どう表現すれば自分の気持ちがより正確に伝わるか」が見えてきます。

感情表現は単なる語彙ではなく、文化理解・自己表現・他者理解につながる大切な入口。

英語で感情を学ぶことは、思考と言葉の関係を深く知ることでもあります。

 

まとめ|感情語彙は“心”を伝える英語力のカギ

英語学習において「感情語彙」は、単なる単語の暗記を超えた“心の言語”です。

感情を正確に表す語彙を知っていると、自分の気持ちを率直に伝える力が格段に上がります。

それは、相手に共感してもらう力にも直結します。

 

語彙の豊かさ=共感力の豊かさ

「angry」しか知らなかったところに「annoyed」「furious」「frustrated」などの選択肢が加わるだけで、感情の解像度が一気に上がります。

そして、「I’m happy」しか言えなかった自分が、「I’m thrilled」「I’m content」と言えるようになると、不思議と英語そのものが楽しくなるのです。

言葉にできる感情は、コントロールしやすくなるとも言われています。

 

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