注目は英語で?「注目する」と「注目される」はどう違う?AttentionやFocusなど状況別フレーズ完全ガイド

「注目」という言葉は日常会話やビジネスシーンで頻繁に登場しますが、実は英語に訳す際には状況や主語によって使い分けが欠かせません。
たとえば、誰かがスポットライトを浴びて「(みんなに)注目されている」場合から、「私はその話題に注目している」といった能動的な視点、「注目すべきニュース」や「注目の人物」のような強調表現まで様々です。
この記事では、「attention」だけに頼らず、ネイティブが実際に使う“注目”の英語表現やニュアンスを丁寧に解説します!
「注目」を表す2大キーワード:Attention と Focus の決定的な違い

英語学習を進めていると、「注目する」「意識を向ける」「集中する」という表現がよく出てきますよね。
実は “attention” と “focus” には、明確な違いがあるのをご存知でしたか?
ここでは、この2つのキーワードの意味の違いと、使い分けのポイントをわかりやすく整理します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| attention | [əˈtɛnʃ(ə)n] | 「意識を向ける」「注意を払う」。 広い範囲に対して周囲やさまざまな情報に目や耳を向けるイメージ。警戒や配慮など、単なる興味以上の「心を向ける」ことを指します。日本語の「ご注目ください」「注意をお願いします」に近い表現。 |
| focus | [ˈfəʊkəs] | 「焦点を合わせる」「集中する」。 対象を一つに絞って意識や労力を集中的に注ぐイメージ。カメラのピントを合わせるような“集中力”がキーワードです。ビジネスや学習、作業で「一つのことに徹底的に注力する」時によく使われます。 |
基本例文とあわせて使い方をイメージしましょう。
- The issue needs our attention.(その問題に意識を向ける必要がある)
→漠然と「注意/関心を持ってほしい」というニュアンス。 - Let's focus on this problem.(この問題に集中しよう)
→他のことは脇に置いて「ここにだけ力を注ぐ」イメージ。
“attention” =幅広く意識を向ける、 “focus” =一点集中、この違いを頭に入れておくと、場面ごとに表現を自然に選ぶことができます。
【能動】「~に注目する」と伝えたい時の英語表現

日常会話やビジネスシーンで「この点に注目してください」「彼の発言に注目してほしい」と伝えたい場面は頻繁に登場します。
単に "attention" という単語だけでは、そっけなかったり、不自然に響いてしまったりすることも。
以下で、具体的な英語フレーズや単語、そしてその使い分けを解説します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| pay attention to | peɪ əˈtɛnʃən tuː | 「注意を払う、意識を向ける」という意味で、最も一般的に使われる表現。 “Pay”(支払う)という動詞を使うことで、「注意=コスト」にも例えられ、能動的な意識の投入を強調。 ビジネス面接や授業など幅広いシーンで大活躍。 |
| focus on | ˈfoʊkəs ɑn | 「焦点を合わせる、~に集中する」という意味で使う表現。 特定の一点に視線や意識を「絞る」イメージ。議題や業務など“中核”に注力したいときに便利。 |
| keep an eye on | kiːp ən aɪ ɑn | 「~から目を離さない、見張る、監視する」という意味合い。 状態や状況の変化を“ウォッチ”し続ける場合に適切。柔らかい表現なので、日常・ビジネスどちらでも活躍。 |
| note / take note of | noʊt / teɪk noʊt ʌv | 「留意する、メモをとる」というニュアンスで、ややフォーマル。 相手に“念を押す”“しっかり意識しておくように”という時に使われる。 ビジネスメールや公式アナウンスに最適。 |
よく使われるフレーズ例
- Please pay attention to the announcement.(アナウンスにご注意ください)
- We need to focus on customer satisfaction.(顧客満足度に集中する必要がある)
- I'm keeping an eye on the stock market.(株式市場を注視しています)
- Please take note of this important information.(この重要事項にご留意ください)
話したい内容やシーンによって、能動的な “注目する” のフレーズを上手に使い分けられるようになりましょう!
【受動・状態】「注目されている」「注目を浴びる」の英語表現

「今、あの商品が話題になっている」「あの人は注目の的だ」
こうした状態、「注目されている」「注目を浴びている」を英語で表現しようとした時、どんなフレーズを使えばしっくり伝わるのでしょうか?
ここでは、自然なニュアンスで「注目を浴びている」状態を伝える英語表現を状況別に解説します。
| 英単語・表現 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| attract attention / draw attention | [əˈtrækt əˈtenʃ(ə)n] [drɔː əˈtenʃ(ə)n] | 注目を集める、関心を引く 「attract」は「引き寄せる」、「draw」は「引く」イメージ。 例: The new policy is drawing attention from the media. 主語は注目されている「モノ・人」。 |
| be under the spotlight / be in the limelight | [ˈspɒtˌlaɪt] [ˈlaɪmlaɪt] | スポットライトを浴びる、脚光を浴びる 芸能界・ニュースなど公的な注目に。 例: The actress is under the spotlight after the award. 「limelight」=19世紀の舞台照明から来た慣用句。 |
| gain traction | [geɪn ˈtrækʃ(ə)n] | 勢いを増す、話題になり始める 主にビジネス・スタートアップで「注目される→成長中」の意味で使う。 例: The new app is starting to gain traction among young users. |
| trending / causing a buzz | [ˈtrendɪŋ] [kɔːzɪŋ ə bʌz] | バズっている、SNSで話題 「trend(流行)」の進行形。特定の媒体で拡散・爆発的人気が出ている時。 例: That topic is trending on X (Twitter). |
これらを使えば、「あの人は今、注目されています」「新製品が話題を集めている」を英語でもっと生き生きと表現できます。
受け身表現のパターンも、繰り返し口に出してどんどん身につけましょう。
ビジネスや論文で使える「特筆すべき」「注目ポイント」

ビジネスの会議や論文、プレゼンテーションでは「ここが特に重要です」「この点は特筆すべきです」と言いたくなる場面が頻繁にありますよね。
しかし、日本語の「特筆すべき」「注目ポイント」を直訳してしまうと、英語ではニュアンスがうまく伝わらないことが多いです。
そうしたシチュエーションで役立つ英語表現を詳しく解説します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Noteworthy | /ˈnoʊtˌwɜːrði/ | 「特に注目すべき」「顕著な」など、学術的・ビジネス文脈で頻出。書き言葉でよく使われます。 |
| Remarkable | /rɪˈmɑːrkəbl/ | 「著しい」「目立つほど素晴らしい」。成果や事例を褒め称える際に適切。 |
| Key point | /kiː pɔɪnt/ | 「重要な点」「要点」。発表や資料で「ここが要点です」と示す時によく使う。 |
| Highlight | /ˈhaɪˌlaɪt/ | 「強調点」「目玉」。口語・書き言葉ともに使え、注目ポイントの強調やまとめに便利です。 |
| Feature | /ˈfiːtʃər/ | 「特集/注目させる/特徴」。日本語の「フューチャー(未来)」と混同しやすいので注意。 |
使えるフレーズ例
- It is noteworthy that sales increased by 20% last quarter.
(前四半期に売上が20%増加したことは特筆すべきです。) - This experiment produced some remarkable results.
(この実験は注目すべき成果を生み出しました。) - Here are the key points of today’s discussion.
(ここが本日の議論の注目ポイントです。) - Let me highlight the most important findings.
(最も重要な発見を強調(ハイライト)します。) - This article features several innovative startups.
(この記事はいくつかの革新的なスタートアップを特集しています。)
FeatureとFutureは日本人がとても間違えやすいポイントです。
「フィーチャーする」と言いたいときはFeature(特集する/注目させる/特徴)を使いましょう。
【番外編】「アテンションプリーズ」は日常で使う?

ドラマやマンガ、駅や空港のアナウンスでよく聞く「アテンションプリーズ」という表現、 「英語っぽい!」 と感じるかもしれませんが、果たして日常英会話ではどのように使われているのでしょうか?
英語では「Attention please」は主に、 空港や駅、公共施設のアナウンス で「皆さん、注目してください」と呼びかける時に使われる決まり文句です。
ほとんどの場合 “May I have your attention, please?” という丁寧なフレーズの短縮形として使われます。
とてもフォーマルかつ 公の場限定 の印象が強く、普通の会話でこのまま使うと、「とても偉そう」(=上から目線)に聞こえてしまう点が注意ポイントです。
もし友達や同僚などカジュアルな場面で「ちょっと聞いて!」と伝えたい時は、次のような表現がナチュラルで自然です。
| フレーズ | 意味・備考 |
|---|---|
| Guess what? | 「ねえねえ、聞いてよ!」、ニュースや面白いことを伝える時に使うカジュアルな一言。 |
| Listen, | 「ちょっと聞いて」、注意を引いて本題に入る前の軽い呼びかけ。 |
| Hey, | 親しい間柄でサクッと呼びかけたい時の最もシンプルな一言。 |
アテンションプリーズを日常で使ってしまうと急に司会者みたいになってしまうので、意識して使い分けたいですね。
まとめ
「注目」を英語で伝えるとき、日本語の「注目する」「注目されている」といった一言では表現しきれない細かなニュアンスや使い分けがあります。
たとえば、「Pay attention to ~」は「よく見て・聞いて」の指示的なニュアンスを持つ一方、「Focus on ~」は「一つのことに集中する」という意識の強さが際立っています。
また、「Keep an eye on ~」のように継続的な監視が意識される表現や、受動的に「注目を集めている」状態を表す「Draw attention」「Be in the spotlight」など、状況によって正しい英語表現を選ぶ必要があります。
"attention" 一辺倒に頼らず、文脈に応じて適切な動詞やフレーズを選べるようになることが、自然で伝わる英語に繋がります。
TANZAMでは、こうした直訳ではカバーしきれない、本当に使える単語・フレーズの学びにこだわっています。
ぜひ使って、自分の英語表現の幅を広げてみてください。
次回も一緒に、さらに深い英単語の世界へ進みましょう!


