面白い英単語100選|意味・スペル・語源・発音がユニークな英語を一挙紹介!

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英単語の学習というと、退屈で堅苦しいイメージを持たれる方も多いかもしれません。

でも実は、英語には意味・スペル・発音・語源など、どこかに“クセ”や“遊び心”があるユニークで面白い単語がたくさんあります。

たとえば:

  • serendipity:偶然の幸運に出会うこと
  • colonel:綴りと読みが全く違う軍の階級
  • queue:並ぶ、という意味なのに“u”が4つ連続!
  • salary:語源は「塩」だった…?

このように、語感がクセになる単語、見た目が印象に残る単語、意味や由来が話のネタになる単語など、「面白い」と感じるポイントは人それぞれ。

でも共通しているのは、一度見たら忘れにくく、語彙に対する興味を引き出してくれるという点です。

この記事では、そんな“面白さ”を持った英単語を全部で100語、6つのテーマに分けて紹介します。

ただの暗記ではなく、「言葉って面白い」と感じながら楽しく覚えるきっかけにしてください。

意味が面白い英単語(20語)

まずは、意味を知るだけでクスッと笑えたり、驚いたりする英単語を紹介します。

日常ではなかなか使わないけれど、覚えたら誰かに話したくなる、そんな語ばかりです。

単語意味面白ポイント
serendipity偶然の幸運偶然出会うラッキー。意味も響きも美しい。
oxymoron矛盾語法(例:冷たい炎)意味が反対の言葉を組み合わせた概念。
gobbledygook意味不明な専門用語官僚的でわかりにくい言葉の皮肉。
kerfuffle騒動、ごたごた音も意味も騒がしい。イギリス英語。
hullabaloo大騒ぎ“ごちゃごちゃ感”が音にも出てる。
nincompoopばか者、お人よし音も意味も間が抜けてて笑える。
lollygagだらだらする、グズグズするアメリカ英語。“サボる”のかわいい言い方。
flabbergasted仰天した、驚いた驚きすぎて口が開いたイメージ。
skedaddle急いで逃げるコミカルな逃げ方を連想させる音。
brouhaha騒々しい論争“ブラブラ〜”と収拾のつかない議論の感じ。
fuddy-duddy頑固で古臭い人響きがすでに時代遅れで可笑しい。
mugwump中立を決め込む人元は政治用語、今は“どっちつかず”の意味。
dillydallyぐずぐずする繰り返しが語感の面白さを強調。
wishy-washy優柔不断な意見がコロコロ変わる人の印象にぴったり。
poppycockでたらめ、ナンセンス古風で品のある「バカげてる」。
hogwashたわごと“ブタの洗い水”=でたらめ、の転用語源。
codswallopナンセンスな話イギリス英語。意味不明だけど言いたくなる。
balderdashたわごと、ナンセンス“胡散臭いこと”をおしゃれに言える単語。
rambunctiousやんちゃな、手に負えない子どもや犬にぴったりの“元気すぎる”表現。
cattywampus斜めに、でたらめに方言的な面白さが残る、アメリカ南部語。

 

意味の面白さには、響きやイメージも深く関係していることがわかりますね。

 

スペルが変で面白い英単語(20語)

英単語には、「なぜこんな綴りになるの?」と思わず突っ込みたくなるようなスペルの単語がたくさんあります。

ここでは、見た目にインパクトのある・発音とのギャップがあるなど、見ただけで面白いスペルの単語を紹介します。

単語意味面白ポイント
bookkeeper会計係“k”が3連続!英語唯一の例。
queue並ぶ“ueue”って必要?読めば「キュー」なのに。
phlegm痰(たん)silent letterのかたまり。読めない人多数。
knight騎士“k”も“gh”も発音しないミステリー構造。
supercalifragilisticexpialidociousとてもすばらしい(造語)『メリー・ポピンズ』発の長すぎる名フレーズ。
mnemonic記憶術の“mn”で始まる、声に出すのが難しい語。
mississippiアメリカの州名“s”と“p”の繰り返しでタイピング泣かせ。
antidisestablishmentarianism政教分離反対主義政治史に登場する“長すぎる思想語”。
pneumonia肺炎silent “p”の代表格。読み方と乖離大。
colonel陸軍大佐綴りと読みが完全に違う(発音は「カーネル」)。
bolognaボローニャソーセージ“bologna”なのに「ボロニャ」と読む謎。
debt借金発音しない“b”は古英語の名残。
aisle通路読みは「アイル」。なぜ“s”と“e”があるのか…。
psychology心理学silent “p”で始まる学問系。記憶に残る綴り。
Wednesday水曜日“wed-nes-day”?読めないのが正解。
receiptレシート、領収書発音しない“p”が現代人の敵。
rhythmリズム母音が1個もない!無骨で覚えにくい。
vacuum真空“u”が2個続くのが地味に書きにくい。
indict起訴する“dict”なのに「ダイト」と読むのは反則。
pronunciation発音“pronounce”と違う綴り!学習者がよく混乱。

スペルの面白さは、ルールがあるようでないところに魅力があります。

 

発音が面白い英単語(20語)

英語には、「これ本当にこの読み方で合ってるの!?」と思うような綴りと発音が一致しない単語がたくさんあります。

ここでは、予想外すぎる音や、発音のクセが強すぎる単語を集めました。

単語発音意味・面白ポイント
colonel/ˈkɝː.nəl/スペルは“colonel”なのに「カーネル」と読む謎。
Worcestershire/ˈwʊstərʃɪr/「ウォースターシャー」って読めるわけがない!
debris/dəˈbriː/「デブリ」ではなく「デブリー」。フランス語由来。
mischievous/ˈmɪstʃɪvəs/“mis-chee-vee-us”と読まれがち。実は3音節。
bologna/bəˈloʊ.njə/「ボローニャ」。見た目と音が別世界。
quay/kiː/読みは「キー」。港の岸壁のこと。
aisle/aɪl/発音しない“s”の罠。スーパーの通路など。
coup/kuː/“p”は完全に無視。「クー」だけ。
genre/ˈʒɑːn.rə/フランス語風発音で英語らしくない音。
rendezvous/ˈrɒn.deɪ.vuː/「ランデブー」。スペルからは予測不能。
laughter/ˈlæf.tɚ/“laugh”+“ter”なのに「ラフター」。
hors d'oeuvre/ˌɔːr ˈdɜːrv/「オードブル」。フランス語発音そのまま。
epitome/ɪˈpɪtəmi/「エピトミー」。語尾の“e”を読まない例外。
niche/niːʃ/(英)//nɪtʃ/(米)国によって違う発音。
lieutenant/lefˈten.ənt/(英)//luːˈten.ənt/(米)米英で大きく発音が異なる。
indict/ɪnˈdaɪt/“dict”なのに「ダイト」。法廷で使う語。
receipt/rɪˈsiːt/“p”は完全に沈黙。スペル詐欺。
nausea/ˈnɔːziə/ または /ˈnɔːʃə/「ノージア」でも「ノーシャ」でも通る発音。
solder/ˈsɑːdər/(米)「ソルダー」じゃない。「サダー」と読む。
tsunami/tsuːˈnɑːmi/英語でも日本語の“tsu”発音をそのまま使う珍しい例。

 

英語の発音は、「理屈通りじゃないからこそ、印象に残る」ことも多いです。

 

語源・由来が意外な英単語(20語)

英単語の中には、語源や歴史を知ると「えっ、そんな意味から来てたの!?」と驚くものが数多くあります。

ここでは、由来を知ることで記憶にも残りやすくなる面白単語を紹介します。

単語現在の意味意外な語源・由来
salary給料古代ローマで“塩”を買う手当が由来(sal=塩)
quarantine隔離イタリア語で「40日間」=船の停泊期間から
disaster災害ラテン語「悪い星」(=星の運命が悪い)から
robotロボットチェコ語“robota”(強制労働)が語源
nice素敵な元々は「無知な」「バカな」という意味だった
clue手がかりギリシャ神話の「糸玉(clew)」が語源
sincere誠実な「ワックスを使っていない(真の)」彫刻から
alcoholアルコールアラビア語の“kohl”(アイシャドウの粉)由来
goodbyeさようなら「God be with ye(神が共にあらんことを)」が短縮
sandwichサンドイッチサンドイッチ伯爵がカードしながら食べたのが語源
nightmare悪夢“mare”=悪霊が夜に馬乗りになるイメージ
sabotage妨害木靴(sabot)で機械を壊した労働運動が由来
lunatic狂人“luna(月)”=月の影響で狂うと信じられていた
candidate候補者古代ローマで「白い衣(candidus)」を着て立候補した人から
avocadoアボカドナワトル語で「睾丸」が語源。形が由来…。
pandemonium大混乱『失楽園』で悪魔たちの首都“Pandemonium”が元ネタ
tragedy悲劇古代ギリシャの「山羊の歌(goat song)」が由来
window古ノルド語“wind eye”=風の目、から来た言葉
school学校ギリシャ語“schole”=「余暇、自由な時間」から
testテストラテン語“testum”(壺)→「耐久を試す」意味へ派生

 

語源の背景を知ることで、ただの暗記だった英単語が物語のある“言葉”に変わります。

 

音感・語感がクセになる英単語(10語)

英語の中には、意味よりも“音の楽しさ”で記憶に残る単語があります。

ここでは、声に出すだけで気持ちいい、リズミカルでクセになる音感をもつ英単語を紹介します。

単語意味語感の特徴
bamboozleだます、ごまかす“バンブーズル”の跳ねる音がクセになる
doodle落書きする“ドゥードゥル”の響きがゆるくて心地いい
wiggleくねくね動く音と動きが完全に一致!使いたくなる擬音語
tickleくすぐる発音だけでくすぐったくなる語感
snuggleすり寄る“s-n”+“uggle”の流れが柔らかく心地よい
sizzleジュージューと焼ける音音そのものを表す語。口に出すと食欲も刺激!
twaddleたわごと、ナンセンス響きが“くだらなさ”を物語る
boondoggle無駄な仕事音だけで“ムダっぽさ”が伝わる
zany風変わりでおかしな“z”の鋭さ+“ny”の軽さがユニーク
fluffyふわふわした音がそのまま触感として伝わる癒し系単語

 

こうした単語は、意味よりも音の楽しさから入って覚えられるのが特徴です。

英語に“遊び”や“感覚”を持ち込むことで、学習ももっと身近で楽しくなります。

 

番外編|笑いを誘う・誤訳しやすい英単語(10語)

英単語には、日本語に訳すとちょっと笑ってしまう言葉や、うっかり誤訳してしまいそうな“トラップ語”もあります。

ここでは、SNSや英語クイズでも話題になりやすい、ネタになる単語たちを紹介します。

単語意味笑いポイント・注意点
fartおなら小学生に大ウケ。英語では普通に使うが、TPO注意。
pantsズボン(米)/下着(英)英英ギャップで大混乱!“nice pants”に注意。
dump捨てる/別れる/排便する使い方次第で印象が大違い。口語では慎重に。
preservative保存料“preserve(保存する)”から連想しにくい誤訳あるある。
embarrassed恥ずかしい「妊娠した」と誤訳されがちなfalse friend(スペイン語の影響)。
gift贈り物/毒(ドイツ語)英語では“プレゼント”だが、ドイツ語では“毒”。多言語混在の注意例。
poopうんち/疲れた(口語)幼児語かと思いきや、大人も普通に使う表現。
jerk意地悪なやつ/ビクッと動くスラングでは強烈な悪口なので注意。
nude裸の/肌色のメイクやファッションで出てくるが、油断禁物の語感。
cockroachゴキブリ発音も響きも独特で、語感のクセが強すぎる昆虫代表。

 

これらの単語は、知っておくと笑える&恥をかかずに済む“学習者の防御単語”でもあります。

面白さと実用性のギリギリを攻めることで、語彙の記憶にもしっかり残るはずです。

 

まとめ|面白い英単語で語彙力アップ&記憶に残る学習を

英単語には、「覚えなきゃ」という義務感だけではなく、「なんか気になる」「つい話したくなる」という“面白さ”があります。

今回紹介した100語は、意味・スペル・発音・語源など、どこかにユニークなポイントを持つ単語ばかりでした。

こうした単語は、以下のような効果があります:

✅ 記憶に残りやすく、語彙力の定着につながる

✅ 英語に対するハードルが下がり、学習が楽しくなる

✅ 友達との会話やSNSネタにも使える

「面白い」は最強のモチベーションです。英語を“知識”としてではなく、“ことば”として身近に感じたい人こそ、英語のクセやユーモアを楽しむ視点を持ってみてください。

TANZAMでは、こうした語源・音感・使いどころの“ツボ”までふまえて、英単語を「楽しく・わかりやすく・記憶に残る」形で学べる仕組みを提供しています。

面白い単語をきっかけに、もっと自由に、もっと深く、英語を楽しんでみませんか?