「姿勢」は英語で?postureだけじゃない!身体と心の姿勢を使い分ける表現集

日本語の「姿勢」という言葉は、普段の会話やビジネスシーン、スポーツ指導など、さまざまな場面で使われます。
ですが、この「姿勢」は「身体の構え」だけではなく、「心の構え」や「態度」などの意味も持っているため、英語でどう表現したらよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「姿勢」の2つの意味に注目し、シーン別の正しい英語表現を詳しく解説します。
自分の思いを英語でしっかり伝えられる力を、一緒に身につけていきましょう。
まずは基本!「身体の姿勢」と「心の姿勢」の英語の使い分け

日本語で「姿勢」というと、一言で済みますが、英語では状況によって使う単語が異なります。
なぜなら、英語には「身体の構え」と「心の構え(態度や方針)」をはっきり区別して表現する習慣があるからです。
英語における「姿勢」の2つの大分類について、どんな画像を思い浮かべながら単語を使い分ければ良いのかご紹介します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| posture | /ˈpɒstʃər/ | 「身体の姿勢」「姿勢の良さ/悪さ」など、肉体的な構えや座り方・立ち方を指します。医学・フィットネスの文脈で頻出。 |
| attitude | /ˈætɪtjuːd/ | 「物事に対する心の持ち方」や「取り組む姿勢」。性格・態度・考え方全般に使えます。「気持ちのあり方」を表現したいときはこちら。 |
| stance | /stæns/ | 「主張・立場・方針」を表す時の単語。ビジネスや社会的な意見、組織としての姿勢にも使われます。 |
身体的な「姿勢」を表す英語表現(Posture)

身体的な「姿勢」は、仕事中や学校で「もっと姿勢を良くしなさい」と言われたり、健康のために日々意識したり、多くの方が日常的に使う言葉ではないでしょうか。
英語では、「姿勢=posture」と覚えていても、意外とその使い方や派生表現は知られていません。
ここでは、身体的な「姿勢」を表す英語表現について、ニュアンスや使い分けをしっかり解説します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| posture | /ˈpɒs.tʃər/ | 身体の構えや姿勢。特に座り方・立ち方など物理的な状態。 |
| slouch | /slaʊtʃ/ | 猫背や前かがみの姿勢・動詞。 He has a slouch. (彼は猫背だ) |
| hunch | /hʌntʃ/ | 背中を丸める(動詞・名詞)。疲労や緊張での「前かがみ」など。 |
| straighten up | /ˈstreɪ.tən ʌp/ | 姿勢を良くする、背筋を伸ばす。動作の変化を表す。 |
| stand up straight / sit up straight | (―) | 「背筋を伸ばして立つ/座る」。 親・先生がよく言うフレーズ。 |
| forward-leaning posture | /ˈfɔː.wəd ˌliː.nɪŋ ˈpɒs.tʃər/ | 前傾姿勢。スポーツ・バイク・仕事に集中している時によく使う。 |
| prone | /proʊn/ | うつ伏せの姿勢。医療、リハビリ、ヨガなど多様なシーンで。 |
| supine | /ˈsuː.pɑɪn/ | 仰向けの姿勢。医療現場で頻出。性質の例えとしても使うことあり。 |
| correct one's posture | (―) | 姿勢を矯正する。医療文脈やフォーマルな場面で多い。 |
| improve one's posture | (―) | 姿勢を良くする・改善する。健康や生活習慣について話す時によく使う。 |
「姿勢が良い」「姿勢が悪い」は英語で?
「良い姿勢」はgood posture、「悪い姿勢」はbad postureが最も一般的です。
また、背中を丸めることを slouch や hunch などの動詞・名詞で具体的に表現できます。
親や先生が「姿勢を正しなさい!」と言う場合は Stand up straight! や Sit up straight! などが定番です。
「前傾姿勢」や具体的なポーズの英語
「前傾姿勢」は日常・スポーツ両方で使われる頻出ワードです。 英語ではforward-leaning postureやleaning forward が一般的です。
また、医療やトレーニングの現場では「うつ伏せ(prone)」や「仰向け(supine)」といった言い分けも頻繁に出てきます。
「姿勢を正す」「姿勢を良くする」のアクション
悪い姿勢を直したいときに使える単語も知っておくと安心です。 フォーマルな場では correct one's posture 。
日常会話や健康トークでは improve one's posture(姿勢を良くする)もよく使います。
「まっすぐに伸ばして!」と指示したいときは straighten up も便利です。
ビジネスで使う「取り組む姿勢・態度」の英語表現(Attitude/Stance)

仕事やキャリアの話になると「彼の仕事に対する姿勢は素晴らしい」「もっと前向きな姿勢で取り組んでほしい」など、「姿勢」という言葉を使うことが多いですよね。
しかし、英語では「仕事への姿勢」や「やる気」といった心の持ちようや態度を表す時、日本語とは異なる単語選びが必要です。
このセクションでは、ビジネスシーンで頻出する「姿勢」表現の英単語を、ニュアンスの違いや使い方のヒントと共にご紹介します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Attitude | /ˈætɪtjuːd/ | 物事に対する心構えや態度。「良い」「悪い」どちらの意味でも使える。例: positive attitude(前向きな姿勢)、negative attitude(後ろ向きな態度) |
| Approach | /əˈprəʊtʃ/ | (物事への)取り組み方や方法論。「その課題へのアプローチ」など多角的な意味を持つ |
| Mindset | /ˈmaɪndˌset/ | 考え方の癖、固定観念。「グロースマインドセット(成長思考)」など、意識や価値観にもフォーカス |
| Stance | /stæns/ | (議論や政策などへの)立場や立ち位置。会社やチームなど広い枠組みでの「姿勢」を表現 |
| Policy | /ˈpɒlɪsi/ | 方針。「●●に対する(会社の)姿勢」といった表現で用いる。より制度的・公式な意味合いが強い |
| Commitment | /kəˈmɪtmənt/ | 強い意思・真剣な姿勢・献身。会社や個人の「決意」(to...へのコミットメント)として頻繁に使われる |
| Willingness | /ˈwɪlɪŋnəs/ | (新しいことを)進んでやろうとする姿勢。「willingness to learn=学ぶ意欲・姿勢」でビジネス英語によく登場 |
例えば、「仕事に対する前向きな姿勢」はpositive attitude towards work、「積極的な問題解決への姿勢」はproactive approach to problem-solvingのように使えます。
また、stanceやpolicyは「組織としての姿勢・立場」をしっかり伝えたい時に活躍する単語です。
英語では日本語ほど曖昧に「姿勢」とまとめず、「心構え」か「方法論」か「立場」かを明確に使い分けることで、相手に自分の意図や組織方針がきちんと伝わります。
【シーン別例文】「姿勢」を使ったフレーズ集

日本語の「姿勢」は、謙虚さや積極性、組織としてのスタンスなど、活用範囲が非常に広く、ビジネスや日常会話でもニュアンスの違いが重要になるため、正しいフレーズの使い分けがポイントです。
ここでは、具体的な状況別に「姿勢」を使った英語の代表的なフレーズをまとめました。どのフレーズがどんなシーンで活かせるか、ぜひ比較しながら覚えていきましょう。
「姿勢を低くする・謙虚な姿勢」
| Keep a low profile | 控えめな態度・目立たないようにする。ビジネスシーンや転職初期に。 |
| Humble attitude | 謙虚な姿勢。上司や顧客とのやり取りで評価されやすい。 |
謙虚さや控えめでいることを強調したい時に最適な表現です。特に協調性やチームワークが求められる場面で役立つでしょう。
「〜な姿勢を見せる(示す)」
| Show an attitude of ... | 「...な態度を示す」という万能フレーズ。たとえば“show an attitude of responsibility”(責任感のある姿勢を示す)など。 |
| Demonstrate one's commitment to ... | 「...に対する真剣な姿勢・献身を示す」。重要なプロジェクトや信頼構築の際に用いる。 |
何気ない場面から重要な意思表示まで、具体的に「どんな姿勢か」を説明する時に便利なフレーズです。
「姿勢を貫く」
| Stick to one's guns | 自分の立場を貫く、簡単に譲らないという意志の強さを表現。 |
| Maintain one's stance | 自分の主張・姿勢を維持する。フォーマルな議論やビジネス交渉に。 |
物事に対して信念を持ち続けたり、自らの方針を曲げない覚悟を表すときに活用しましょう。
困った時は、「自分の伝えたい“姿勢”は、内面か行動か、立場を表すのか」を基準に、しっくりくるフレーズを選んでみてください。
日常会話やビジネスメールですぐに使える表現ばかりなので、ぜひメモして使い分けましょう。
まとめ
日本語の「姿勢」は、日常会話・ビジネス・医療現場など、あらゆる場面で使われる便利な言葉ですが、英語ではその意味ごとに適切な単語を選ぶ必要があります。
ポイントは、「身体=Posture」「心=Attitude(またはStance)」という大きな枠組みを頭に入れておくこと。
迷った時は、まずGood posture(良い姿勢)とPositive attitude(前向きな姿勢)という2つの表現から始めてみましょう。
そして、「自然な英語の単語選び」を身につけるには、日々の積み重ねがとても大切!
TANZAMではこのようなニュアンスの違いも、例文やクイズでたくさん学べます。
ぜひ今日から使い分けトレーニングを始めてみてください!


