梅は英語でPlum?Apricot?正しい呼び方と「梅干し」「梅酒」の説明フレーズ完全版

日本人にとって春の訪れを告げる花、「梅」。
古くから和歌や芸術に登場し、梅干しなどの食文化にも欠かせない存在です。
ですが、「梅」を英語で伝えようとすると、“plum” で本当に大丈夫?それとも他の表現の方が正確?と迷った経験はありませんか?
この記事では、英語で梅を表現する際のポイントや、「plum」との違い、異文化交流をスムーズにする説明のコツを丁寧にご紹介します。
英語学習者や国際交流に興味のある方にとって役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
「梅」を表す3つの主要な英単語と使い分け

日本の「梅」を英語で伝えたいとき、いくつかの表現が存在し、その使い分けに迷った経験はありませんか?
日常会話・SNS・英会話レッスン・日本文化の紹介など、シーンによって最適な言い方は異なります。
ここでは、「梅」の代表的な3つの英語表現と、それぞれの使い分けポイントを丁寧に解説します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Japanese plum | /dʒəˈpænɪz plʌm/ | 一般会話で最もよく使われる表現です。海外で「Plum」だけだと紫色のスモモ(李)を思い浮かべられるため、Japanese を付けることで日本の「梅」を明確にします。 見た目がプラムに似ており、理解されやすいのが特徴。旅行中・レストラン・留学時など多用途で使えます。 |
| Japanese apricot | /dʒəˈpænɪz ˈeɪprɪkɒt/ | 植物学的に最も正確な表現です。実は「梅」は、分類上スモモ(Plum)よりアンズ(Apricot)に近い種類。 植物園・論文・専門家との会話など、正確さ重視のシーンでおすすめ。 ただしあまり一般的ではないため、日常表現にはやや不向きです。 |
| Ume | /ˈuː.meɪ/(英語での近い読み) | Sushi や Wasabi のように、日本語のまま海外でも広まりつつある表現です。 とくに近年、日本食ブームの影響で欧米のレストランやグルメ層では “Ume” の認知が拡大中。 初めて使うときはUme (Japanese plum)と補足すると親切です。 |
「梅(ウメ)」「李(スモモ)」「杏(アンズ)」の英語の違いを整理

「梅」「スモモ」「アンズ」は日本語ではまったく別の植物・果実として使い分けられていますが、英語だとどう呼ぶのか混乱する方も多いはずです。
実は、似ているようで全く異なる果物たちを正しく伝えるには、英語でもコツがあります。
ここで、「梅(ウメ)」「李(スモモ)」「杏(アンズ)」の英語表現と使い分けを表で整理します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Japanese plum | /dʒəˈpænɪz plʌm/ | 日本の「梅」。見た目はプラムに似るが、欧米の“Plum”は甘くて全く異なる種類。会話ではよく使われるが、植物学的にはやや広義。 |
| Japanese apricot | /dʒəˈpænɪz ˈeɪprɪˌkɑːt/ | これも「梅」だが、分類上はこちらがより正確。専門的・学術的な場面で使われる。 |
| Ume | /ˈuːmeɪ/ または /ˈuːmi/ | “Sushi”や“Kimono”のように、グルメ・文化紹介などで使われ始めている和製英語。初めての人には"Ume (Japanese plum)"と補足すると親切。 |
| Plum | /plʌm/ | 「李(スモモ)」。日本の市場や八百屋の“プラム”は、実はスモモのこと。欧米の“Plum”は日本の“梅”ではないので混同注意。 |
| Apricot | /ˈeɪprɪˌkɑːt/ | 「杏(アンズ)」。小ぶりで黄色やオレンジ色、甘酸っぱい味が特徴。西洋でも日本でもよく目にする果物。 |
覚えておきたいポイント
- 日本で「プラム」と呼ぶ果物は、英語では「スモモ」の意味。英語の "plum" は甘く、「梅干し」などには適さない果実です。
- 梅(Ume)は"Japanese plum"または"Japanese apricot"で説明を、そして文化面では"Ume"そのままも定着しつつあります。
- 杏(Anzu)は"apricot"と直訳可能ですが、意外と混同されやすいので、カタカナ英語との違いにも注意を!
比べてみると、日本語と英語とでは果物のカテゴライズに差があることがよくわかりますね。
「梅の花」「梅の木」などパーツ別の英語表現

「梅」と一言で言っても、花・木・実などさまざまなパーツを英語でどう表現するか、迷うことはありませんか?
海外の友人に季節の美しさや、日本らしい梅の使い方を説明するうえで、それぞれのパーツ名を知っておくとコミュニケーションがグッと広がります。
また、「桜」との違いを英語で伝えたい時にも、こうしたピンポイントな表現はとても役に立ちます。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Plum blossoms | /plʌm ˈblɒsəmz/ | 梅の花。桜の「Cherry blossoms」と区別することで、季節・文化の違いも説明しやすい。 例文: The plum blossoms are in full bloom.(梅の花が満開です) |
| Plum tree | /plʌm triː/ | 梅の木。「Plum」だけだと果物そのものや別の樹種と誤解される場合があるため要注意。 例文: We have a plum tree in our garden.(庭に梅の木があります) |
| Ume fruit / Japanese plums | /ˈuːmeɪ fruːt/ , /dʒəˈpænɪz plʌmz/ | 梅の実(果実)。青梅は "green ume/plums"、完熟梅は "ripe ume/plums" と言うことで細かく表現できる。料理や梅酒の材料説明でも頻出。 |
| Plum buds | /plʌm bʌdz/ | 梅の蕾。開花前の状態を伝えたい時に便利。 |
Cherry blossoms (桜の花) との違いを楽しむ視点も役立てましょう。
梅と桜は花の形や開花時期が異なり、海外の相手に「日本には色々な花の文化がある」ことを伝えれば、一歩進んだ英語トークができます。
「梅干し」「梅酒」など加工品の英語説明フレーズ

多くの日本人にとって、「梅」といえばまず思い浮かぶのが「梅干し」や「梅酒」などの加工品ではないでしょうか?
海外の友人や同僚に日本のお土産や食文化を説明するとき、これらユニークな「梅」食品は絶対に会話のネタになりますよね。
しかし、「梅干し」「梅酒」をはじめとする梅の加工品を英語でどう伝えるのが正解なのか、不安に思う方も多いはず。
ここでは、会話やSNS、観光ガイドなどでも安心して使える表現例・英文をやさしく整理します。
| 日本語 | 英語表現 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| 梅干し | Pickled plums / Salted plums Umeboshi | 「Umeboshi」と固有名詞で呼び、It's a traditional Japanese pickle. It's very sour and salty. などと補足するのが丁寧。 外国人にとっては非常にしょっぱい・すっぱい珍味なので感想を聞くのも面白い。 |
| カリカリ梅 | Crunchy pickled plums | 通常の「梅干し」と食感が違う点を強調。「crunchy」は“カリカリ”や“パリパリ”と訳せる便利な形容詞。 |
| 梅酒 | Plum wine / Umeshu | "Plum wine" が一番通じるが、technically, it's a liqueur, not real wine(厳密にはワインではなくリキュール)。こだわるなら "Plum liqueur"。 近年は "Umeshu" も海外バーで定着。 |
| 梅シロップ・梅ジュース | Plum syrup / Plum juice | ノンアルコール。暑い時季、健康ドリンクとして紹介しやすいです。 |
| 梅おにぎり | Rice ball with pickled plum | 「梅」だけでは伝わりにくいので"with pickled plum"を添えるのがおすすめ。 |
例文
・It’s called umeboshi. It’s a traditional Japanese pickle. It’s very sour and salty.(こちらは「梅干し」というものです。日本の伝統的な漬物で、酸味と塩味が強いのが特徴です。)
・We enjoy drinking plum wine, which is called umeshu in Japanese.(私たちは梅酒を飲むのが好きです。英語では plum wine と言い、日本語では「梅酒」と呼ばれます。)
・This is a rice ball with pickled plum—a classic lunch item in Japan.(こちらは梅干し入りのおにぎりです。日本では定番のお昼ごはんの一つです。)
日本の「梅文化」を英語で説明してみよう

日本の「梅」は、美しい花と、独特の食文化を育んできた特別な存在です。
海外の友人に日本の梅文化を説明したいけれど、どんな表現が自然なのか、どこまで伝わるのか自信がない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、英語で日本の梅文化を上手に説明するポイントや例文、知っていると自慢できる表現までやさしく解説します。
春の訪れを告げる花としての「梅」
梅の花は、日本では「春の始まり」を象徴する大切な存在です。
英語では
"Plum blossoms signal the arrival of spring."(梅の花は春の訪れを告げます)
というシンプルな一文で十分に魅力をアピールできます。
海外では「桜(Cherry blossoms)」が有名ですが、梅もまた凛とした美しさで愛されています。
「お花見」(Hanami)の違いを説明する
日本では「桜」と「梅」、どちらの花もお花見(Hanami)の対象ですが、その楽しみ方に違いがあります。
桜の場合:友人や家族と集まって、楽しく食べたり飲んだりするパーティ的な要素が強いです。
梅の場合:静かに花を愛で、その香りや佇まいを鑑賞することが主な楽しみ方です。
英語で説明するなら、
"Cherry blossom viewing is a party, but plum blossom viewing is more about quietly appreciating the beauty and scent of the flowers."
のような表現が伝わりやすくおすすめです。
日本のことわざ「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」を英語で
この有名なことわざ、日本語学習者や日本文化好きならぜひ紹介したい表現です。
直訳もいいですが、剪定の要不要の理由まで説明できると一歩リードできます。
"Sakura trees rot if you cut them, but Ume trees rot if you don’t."(桜は切ると枯れるが、梅は切らないと枯れる=それぞれ手入れの方法が違うという知恵)
花言葉や豆知識も一言添えて
梅の花言葉は「高潔」「忍耐」「気品」など。
英語では、
"The plum blossom symbolizes purity, perseverance, and elegance in Japanese culture."
とシンプルに紹介できます。
まとめ
「梅」を英語でどう表現するか…一見シンプルなようで、実は非常に奥が深いテーマです。
日本の「梅」は、英語圏の文化や植物の知識と照らし合わせると、単なる "plum" や "apricot" だけでは十分に伝わらないこともあります。
たとえば、日常会話や食品の説明であれば"Japanese plum"が圧倒的に通じやすく便利です。
植物の専門的な説明や学術的な文脈では、"Japanese apricot"や学名を使う精度も求められる場面が増えます。
そして、「梅酒」「梅干し」といった日本独自の文化や食を伝えたいときは、「Ume」という日本語単語を使いつつ、親切に説明を添えることで興味と理解を引き出すことができます。
今日学んだことを日々の英会話やTANZAMアプリで練習し、実際に色々な表現を試してみてください。
これからもTANZAMと一緒に、ことばの世界を探究し続けましょう!


