猫の英語100選|鳴き声・動作・種類・表現で学ぶかわいい英単語集

猫のしぐさや鳴き声、気まぐれな性格——
そんな「猫の魅力」を、英語でも表現できたら素敵だと思いませんか?
「猫」は英語で cat と言いますが、それだけでは語りきれません。
英語には、鳴き声を表す “purr” や “meow”、毛色を表す “calico” や “tuxedo”、性格を表す “curious” や “affectionate” など、猫の世界を豊かに描く言葉がたくさんあります。
この記事では、猫に関する英語100単語を、「鳴き声」「動作」「毛色」「性格」「種類」「イディオム」などのテーマ別に紹介します。
読んで楽しく、覚えて使える構成で、猫好きのあなたが英語でも猫を語れるようになるはずです。
基本の「猫」を表す英単語(10語)
英語で「猫」と言えば cat が定番。
でも実は、猫の年齢・性別・生活スタイルによって使い分ける英単語がたくさんあります。
子猫を表すかわいい言葉から、野良猫・飼い猫など生活の違いを示す言葉まで、英語では“猫の世界”を細かく表現できるのです。
猫好きならぜひ押さえておきたい、猫の基本英単語10選を見ていきましょう。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
| cat | /kæt/ | 猫。最も基本的で汎用的な単語。英語では“my cat”や“a cute cat”のように使われる。 |
| kitten | /ˈkɪtn/ | 子猫。小さくて愛らしい猫を指す。英語では“a playful kitten”など可愛らしさを強調。 |
| feline | /ˈfiːlaɪn/ | 猫科の。形容詞・名詞の両方で使われる。“feline grace”で「猫のような優雅さ」。 |
| tomcat | /ˈtɒmkæt/ | オス猫。去勢していない雄を指すこともある。 |
| queen | /kwiːn/ | メス猫(特に繁殖期の猫)。ブリーダー用語として使われることが多い。 |
| stray | /streɪ/ | 野良猫。“a stray cat”=野良猫。“stray”単体でも「迷い猫」の意味に。 |
| housecat | /ˈhaʊs.kæt/ | 飼い猫。家の中で暮らす猫を指す一般的な言い方。 |
| alley cat | /ˈæli kæt/ | 路地裏の猫。アメリカでは野良猫の代名詞的存在。 |
| pet | /pet/ | ペット。犬・猫など人に飼われる動物全般に使われる。 |
| whiskers | /ˈwɪskərz/ | 猫のひげ。感覚器官で、空間や物との距離を測る役割を持つ。 |
同じ“猫”でも、英語ではその種類や暮らし方によって言葉を変えるのが特徴です。
kitten ならかわいらしさ、stray ならたくましさ、feline なら上品さ。
日本語の「猫」一語に込めきれないニュアンスが、英語では単語ごとに丁寧に描かれています。
次のセクションでは、そんな猫たちの「鳴き声」や「感情表現」を英語で見ていきましょう。
猫の鳴き声と気持ちを表す英語(10語)
猫の鳴き声には、それぞれ意味があります。
甘えたいときの「ゴロゴロ」、怒っているときの「シャー」、呼びかけるような「ニャー」。
英語でも、こうした鳴き方の違いを表す言葉が豊富にあり、猫の気持ちや場面をより繊細に描写できます。
「meow」だけでなく、「purr」や「hiss」など、英語の音そのものが“鳴き声の擬音”になっているのも面白いポイント。
ここでは、猫の鳴き声と感情を表す代表的な英単語を10個紹介します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
| meow | /miˈaʊ/ | 「ニャー」と鳴く。最も一般的な鳴き声。猫を呼ぶときの擬音語としても使われる。 |
| purr | /pɜːr/ | 喉を「ゴロゴロ」と鳴らす。満足やリラックスのサイン。“The cat purred on my lap.” |
| hiss | /hɪs/ | 「シャー」と威嚇する音。恐れや怒りを示す。“The cat hissed at the dog.” |
| yowl | /jaʊl/ | 長くうなるように鳴く。発情期や不満のときに多い。 |
| growl | /ɡraʊl/ | 低いうなり声。警戒や防御の態勢を意味する。 |
| chirp | /tʃɜːrp/ | 「チチッ」と短く鳴く。甘えたり、飼い主に挨拶するような声。 |
| trill | /trɪl/ | 「プルル」と転がるような声。親密さや喜びの感情を表す。 |
| whine | /waɪn/ | 「クンクン」と鳴く。寂しさや不安を伝える声。 |
| moan | /moʊn/ | うめくように鳴く。痛み・不快感・不満のときに使われる。 |
| squeak | /skwiːk/ | 「キュッ」と高い声。子猫や小さな鳴き声を表現。 |
猫は言葉を話さない代わりに、声のトーンや鳴き方で気持ちを伝えています。
英語の “purr” や “hiss” のように、音の響き自体が感情を表している言葉も多く、聞くだけでその場面が想像できるのが魅力です。
こうした鳴き声の英単語を知っておくと、海外の猫動画や英語のペット記事もぐっと理解しやすくなります。
猫の動作・しぐさを表す英語(15語)
猫は言葉を話さないけれど、そのしぐさひとつひとつに、ちゃんと「気持ち」がこもっています。
毛づくろいをしているときは安心している証拠。
ふみふみしているときは甘えているサイン。
そして、しっぽを高く上げて歩く姿は、自信とごきげんの表れです。
英語では、こうした猫の行動を表す動詞が数多くあり、それぞれの動きにぴったりの単語が存在します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
| lick | /lɪk/ | なめる。毛づくろいをする動作。“The cat licked its paw.”=猫が足をなめた。 |
| scratch | /skrætʃ/ | 引っかく。爪とぎにも使われる。“scratch the post”=爪とぎする。 |
| bite | /baɪt/ | かむ。遊びの甘噛みも含む。“It bit my finger softly.” |
| jump | /dʒʌmp/ | 跳ぶ。軽やかで俊敏な動作。“jump onto the sofa”。 |
| stretch | /stretʃ/ | 伸びをする。リラックスや目覚めのしるし。“stretch after waking up”。 |
| nap | /næp/ | 昼寝する。“take a cat nap”=仮眠する。猫のように短い休息。 |
| chase | /tʃeɪs/ | 追いかける。遊びや狩りの本能。“chase a toy”。 |
| knead | /niːd/ | ふみふみする。子猫の名残で、安心や愛情の表現。 |
| sneak | /sniːk/ | こっそり動く。忍び足で歩く。“The cat sneaked behind the curtain.” |
| hide | /haɪd/ | 隠れる。怖がっていたり、落ち着きたいときの行動。 |
| groom | /ɡruːm/ | 毛づくろいする。清潔を保つ行動で、安心のサインでもある。 |
| pounce | /paʊns/ | 飛びかかる。獲物に反応する本能的な動作。 |
| roll | /roʊl/ | ごろごろ転がる。遊びや甘えの行動。“roll on its back”。 |
| stare | /ster/ | じっと見る。観察や警戒のサイン。“stare at something”。 |
| cuddle | /ˈkʌdl/ | 寄り添う・抱く。飼い主への愛情表現。“The cat cuddled next to me.” |
猫の動作を英語で言い分けてみると、ただの「かわいい仕草」が、ひとつの「ストーリー」として見えてきます。
lick や knead のような柔らかい動きには安心が、pounce や chase のような鋭い動きには野生が感じられる。
こうした動作表現を覚えておくと、英語で猫を描写したり、海外の猫動画を理解したりする楽しみが何倍にも広がります。
猫の毛色・模様を表す英語(10語)
猫の魅力は、性格やしぐさだけでなく、毛の色や模様にもあります。
英語では、「三毛猫」や「茶トラ」などを一語で表す便利な単語が多く、外見を描写することで、猫の印象をより生き生きと伝えることができます。
たとえば「tuxedo」はスーツを着たような猫、「ginger」は温かみのあるオレンジ色の猫。
それぞれの言葉に、色だけでなく“雰囲気”までもが宿っています。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
| tabby | /ˈtæbi/ | 縞模様の猫。英語圏で最も一般的な柄。“a tabby cat”は家庭的で親しみやすい印象。 |
| calico | /ˈkælɪkoʊ/ | 三毛猫。白・黒・オレンジが混ざった模様。アメリカではメスが多いことで知られる。 |
| tuxedo | /tʌkˈsiːdoʊ/ | 黒と白の猫。まるでタキシードを着ているように見えることから。 |
| ginger | /ˈdʒɪndʒər/ | 茶トラ猫。オレンジがかった毛色。イギリスでは人気のある呼び方。 |
| black | /blæk/ | 黒猫。幸運の象徴とも、不吉のシンボルともされる文化的背景を持つ。 |
| white | /waɪt/ | 白猫。清潔・純粋・上品といったイメージを持つ。 |
| gray | /ɡreɪ/ | 灰色の猫。“gray tabby”など、他の色と組み合わせても使われる。 |
| spotted | /ˈspɒtɪd/ | 斑点模様の。ベンガル猫のようなヒョウ柄にも使われる。 |
| striped | /straɪpt/ | 縞模様の。“striped fur”などで使用される。 |
| bicolor | /ˈbaɪkʌlər/ | 二色の毛。白と他の色の組み合わせによく使われる。 |
英語の猫の毛色表現は、単なる色の違いではなく、「性格」や「雰囲気」まで感じさせる不思議な魅力を持っています。
たとえば、ginger cat には陽気さ、black cat には神秘さ、tuxedo cat には上品さ――
まるでそれぞれの単語に、猫たちのストーリーが詰まっているようです。
こうした語彙を覚えておくと、英語で猫を描写するときに、「どんな猫なのか」をより豊かに伝えられるようになります。
猫の性格・特徴を表す英語(10語)
猫の魅力は、見た目だけでは語れません。
遊び好きな子もいれば、静かに寄り添う子もいる――同じ猫でも、性格は実にさまざまです。
英語では、そんな猫の個性を形容詞(adjectives)で表現します。
「好奇心旺盛な猫」「甘えん坊の猫」「気まぐれな猫」など、英語で言えるようになると、SNSの投稿やプロフィール紹介にも使えて便利です。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
| curious | /ˈkjʊriəs/ | 好奇心旺盛な。なんでも興味津々で探るタイプ。“a curious cat”。 |
| playful | /ˈpleɪfl/ | 遊び好きな。おもちゃや人とよく遊ぶ猫。 |
| lazy | /ˈleɪzi/ | のんびり屋の。寝るのが好きで動きがゆったりしている猫。 |
| independent | /ˌɪndɪˈpendənt/ | 自立した。自分のペースを大切にする猫。 |
| gentle | /ˈdʒentl/ | 優しい。穏やかで人懐っこい性格。“a gentle nature”。 |
| shy | /ʃaɪ/ | 恥ずかしがり屋。人前に出るのが苦手な猫。 |
| affectionate | /əˈfekʃənət/ | 甘えん坊の。スリスリしたり、飼い主に寄り添うタイプ。 |
| moody | /ˈmuːdi/ | 気分屋の。機嫌の波がある猫。 |
| clever | /ˈklevər/ | 賢い。トリックやドアの開け方を覚える猫も。 |
| loyal | /ˈlɔɪəl/ | 忠実な。飼い主想いでつねにそばにいたがるタイプ。 |
英語で猫の性格を表現できるようになると、その子の「性格」や「雰囲気」まで自然に伝えられるようになります。
たとえば、
- My cat is playful but a little shy.(うちの猫は遊び好きだけど少し恥ずかしがり屋。)
- She’s so affectionate — always sitting on my lap.(とても甘えん坊で、いつも膝の上に乗ってくる。)
こんなふうに、自分の猫の性格を英語で語れるようになると、世界中の猫好きと気持ちを共有することもできます。
猫の体の部位を表す英語(10語)
猫は言葉の代わりに、体で感情を伝える生き物です。
しっぽの角度、耳の向き、ひげの動き——
それらはすべて「いま、どんな気持ちなのか」を教えてくれるサイン。
英語では、こうした体の部位を表す単語が日常的に使われます。
それぞれを知っておくことで、英語で猫を描写したり、感情を細やかに表現できるようになります。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
| tail | /teɪl/ | しっぽ。感情を最もよく表す部位。“wag its tail”は犬だが、猫では“flick its tail”=不機嫌のサイン。 |
| paw | /pɔː/ | 足・肉球。柔らかく敏感。“soft paws”=かわいらしい足の表現。 |
| claw | /klɔː/ | 爪。必要に応じて出し入れできる。“retract claws”=爪を引っ込める。 |
| ear | /ɪər/ | 耳。角度や動きで気持ちを表す。“flatten its ears”=怒っている。 |
| nose | /noʊz/ | 鼻。嗅覚が鋭く、“cold nose”は健康のサイン。 |
| fur | /fɜːr/ | 毛。体温調整や感情表現にも関わる。“fluffy fur”=ふわふわの毛。 |
| fang | /fæŋ/ | 牙。食べ物を噛むための鋭い歯。“show its fangs”=威嚇する。 |
| whisker | /ˈwɪskər/ | ひげ。空間認識に欠かせない感覚器。“long whiskers”などで表現。 |
| eye | /aɪ/ | 目。瞳孔の開き方で感情がわかる。“bright eyes”=元気な様子。 |
| belly | /ˈbeli/ | お腹。安心しているときだけ見せる。“rub its belly”=お腹をなでる。 |
猫の体の動きには、すべて意味があります。
しっぽをピンと立てているときはごきげん、耳を伏せているときは怒りや不安、お腹を見せて転がるときは、信頼と安心の証。
英語でこれらの部位を学ぶと、単なる“身体の名称”ではなく、猫の心の動きまで見えてくるようになります。
世界の猫の種類を表す英語(15語)
世界には、見た目も性格も個性豊かな猫たちがいます。
もこもこの長毛種、筋肉質な短毛種、まるで彫刻のような無毛種まで——。
英語では、それぞれの猫の種類(cat breed)が固有名詞のように使われ、そのまま会話やSNSでも通じます。
たとえば「Siamese(シャム猫)」と聞けば、気品ある姿と鳴き声を思い浮かべる人も多いでしょう。
ここでは、世界で人気の高い猫種15種類を英語で紹介します。
猫好きの方はもちろん、英語の「名詞」としてもぜひ覚えておきたい単語ばかりです。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
| Siamese | /ˌsaɪəˈmiːz/ | シャム猫。タイ原産。青い目と優雅な声が特徴。社交的で賢い。 |
| Persian | /ˈpɜːʒən/ | ペルシャ猫。長毛で穏やか。上品な見た目から世界的に人気。 |
| Maine Coon | /ˌmeɪn ˈkuːn/ | メインクーン。アメリカ原産の大型猫。温厚で「優しい巨人」と呼ばれる。 |
| Ragdoll | /ˈræɡdɒl/ | ラグドール。抱っこが大好きで、人懐っこい性格。名前は「ぬいぐるみ」由来。 |
| Scottish Fold | /ˈskɒtɪʃ foʊld/ | スコティッシュフォールド。折れ耳が特徴的で、日本でも人気。 |
| Bengal | /ˈbeŋɡəl/ | ベンガル。ヒョウのような斑点模様が美しい活発な猫。 |
| Sphynx | /sfɪŋks/ | スフィンクス。無毛の猫。見た目に反して甘えん坊で温厚。 |
| British Shorthair | /ˈbrɪtɪʃ ˈʃɔːrtheər/ | イギリス原産の短毛種。丸顔でどっしりした体格が特徴。 |
| Norwegian Forest | /nɔːˈwiːdʒən ˈfɒrɪst/ | ノルウェージャンフォレストキャット。北欧の森で生き抜く長毛猫。 |
| Abyssinian | /ˌæbɪˈsɪniən/ | アビシニアン。短毛で運動神経抜群。好奇心旺盛な性格。 |
| Russian Blue | /ˈrʌʃən bluː/ | ロシアンブルー。青灰色の毛とエメラルドの瞳が特徴。静かで知的。 |
| Himalayan | /ˌhɪməˈleɪən/ | ヒマラヤン。ペルシャとシャムの交配種。穏やかで社交的。 |
| Burmese | /bɜːˈmiːz/ | バーミーズ。ミャンマー原産。温かみのある毛色と愛情深い性格で人気。 |
| Turkish Angora | /ˈtɜːkɪʃ æŋˈɡɔːrə/ | トルコ原産。白く長い毛と気品ある姿が特徴。 |
| American Shorthair | /əˈmerɪkən ˈʃɔːrtheər/ | アメリカンショートヘア。丈夫でフレンドリー。家庭での飼いやすさも魅力。 |
“cat” という言葉の裏には、こんなに多くの個性豊かな猫種が存在します。
それぞれの名前に、地域・文化・人との関わりの物語が詰まっているのです。
たとえば、Siamese はタイの伝統を、Persian は古代ペルシャの優雅さを、Bengal は野生と美しさの融合を表しています。
英語で猫の種類を覚えることで、世界中の猫たちを「名前で語れる」ようになります。
猫にまつわる英語のイディオム・ことわざ(10表現)
英語には、日常会話や映画のセリフなどに登場する猫のイディオム(慣用句)がたくさんあります。
これらは単語の意味をそのまま訳すだけでは理解できず、猫にまつわる文化的なイメージ——「気まぐれ」「好奇心」「愛らしさ」「自由さ」など——が背景にあります。
たとえば、“let the cat out of the bag” は「猫を袋から出す」ではなく「秘密をばらす」という意味。
つまり、猫の表現を知ることは、英語圏の文化やユーモアを学ぶことにもつながるのです。
ここでは、英語でよく使われる猫イディオム・ことわざ10選を紹介します。
| 表現 | 意味・解説 |
| let the cat out of the bag | 秘密をばらす。直訳は「袋から猫を出す」。もともとは市場の“詐欺”に由来すると言われる。 |
| curiosity killed the cat | 好奇心は身を滅ぼす。度が過ぎる探究心への警告として使われる。 |
| copycat | まねっこ。行動を真似する人のこと。 |
| scaredy-cat | 臆病者。小さなことで怖がる人をからかう言い方。 |
| cat nap | 仮眠。猫のように短くすぐに回復できる昼寝。 |
| fat cat | 権力者・金持ち。企業や政治の「特権階級」を皮肉る表現。 |
| fight like cats and dogs | 犬猿の仲。いつも喧嘩している関係。 |
| look what the cat dragged in | よく戻ってきたね、という皮肉。突然現れた人への軽い冗談として使われる。 |
| like a cat on a hot tin roof | そわそわして落ち着かない様子。テネシー・ウィリアムズの戯曲タイトルでも有名。 |
| cool cat | イケてる人。1950年代のジャズ文化から生まれたスラングで、“おしゃれで落ち着いた人”。 |
イディオムは、単なる言葉の暗記ではなく、その国の考え方・ユーモア・価値観を映す“文化の鏡”です。
猫のイディオムを学ぶことで、英語がより人間味のある言語に感じられるはずです。
たとえば、“cool cat” と言えば、ただの「クールな人」ではなく、「落ち着いていて、自分の世界を持つ人」というニュアンスが伝わります。
猫のように自由でマイペースに——そんな感性が英語にも息づいているのです。
猫の暮らしや文化を表す英語(10語)
猫と暮らす生活には、特有のアイテムや習慣があります。
「キャットフード」「爪とぎ」「猫ベッド」など、どれも日常の中で欠かせない言葉ばかり。
英語では、こうした単語をそのまま使うことが多く、SNSや英会話でも自然に登場します。
たとえば “My cat is sleeping in her cat bed.”(うちの猫はベッドで寝ている)といった具合です。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
| litter box | /ˈlɪtər bɒks/ | 猫のトイレ。英米では“cat litter box”とも呼ばれる。 |
| cat food | /kæt fuːd/ | キャットフード。種類によって“dry food(ドライ)”“wet food(缶詰)”なども。 |
| collar | /ˈkɒlər/ | 首輪。名前タグ(name tag)や鈴(bell)をつけることも多い。 |
| scratching post | /ˈskrætʃɪŋ poʊst/ | 爪とぎ。家具を守るための必需品。“The cat uses the scratching post.” |
| rescue cat | /ˈreskjuː kæt/ | 保護猫。シェルターから迎えられた猫のこと。英語ではポジティブな響きを持つ。 |
| cat café | /kæt kæˈfeɪ/ | 猫カフェ。日本発祥の文化として海外でも“cat cafe”のまま通じる。 |
| cat toy | /kæt tɔɪ/ | 猫用のおもちゃ。“feather toy(羽のおもちゃ)”なども。 |
| cat bed | /kæt bed/ | 猫用ベッド。寝るだけでなく、安心できる“territory(縄張り)”でもある。 |
| cat lover | /kæt ˈlʌvər/ | 猫好きな人。自己紹介やSNSのプロフィールでよく使われる。 |
| cat meme | /kæt miːm/ | 猫のミーム(ネット上の画像・動画)。“Grumpy Cat”などが有名。 |
猫の生活を英語で表すと、日々の出来事も少し違って見えてきます。
「ごはん」「おもちゃ」「トイレ」——
どれも身近な言葉ですが、英語で覚えておくと世界中の猫好きと通じ合えるツールになります。
たとえばSNSで “I’m a proud cat lover.”(私は自慢の猫好きです)と書くだけで、海外の人とも自然に会話が生まれるでしょう。
まとめ:英語で“猫の世界”を語れるようになろう
猫の世界は、英語で見るともっと奥深く感じられます。
鳴き声ひとつ、しぐさひとつにも、“purr(ゴロゴロ)” や “knead(ふみふみする)” のような、音と意味がひとつになった美しい言葉がたくさんあります。
毛色を表す “tuxedo” や “calico”、性格を表す “playful” や “gentle” など、英語を通して見る猫の姿は、まるで物語の登場人物のよう。
言葉を知ることで、海外の猫動画や英語の絵本、SNS投稿がもっと身近でリアルに感じられるようになります。
TANZAMでは、こうした英単語をイラスト × 音声で直感的に学べます。
お気に入りの猫のしぐさや表情を思い浮かべながら、その「かわいさ」や「個性」を英語で表現してみませんか?

