「運動する」は英語で?ExerciseとWorkoutの決定的な違いと、ジムや日常で使える表現

英語で「運動する」と言いたい場面、いつも同じ単語ばかり使ってしまう…と感じていませんか?
学校で習った "exercise" はとても便利ですが、英語圏の人たちは「健康のための運動」、「筋トレ」、「スポーツで動くこと」など、その目的によって単語をしっかり使い分けています。
もし「ジムで鍛えている」と伝えたいとき、ぴったりな単語を知っているだけで、会話がぐっと自然に聞こえるようになります。
この記事では、「exercise」「work out」「train」など、混同しやすい単語や表現のコアイメージを整理し、どうやって使い分けるべきかを丁寧に解説します。
日常会話やSNS投稿で、もう「伝わりづらい英語」から卒業しましょう!
基本の「運動する」:ExerciseとWorkoutの使い分け

「最近体を動かさなきゃと思ったけれど、“exercise”以外にどう言えば良いかわからない…」そんな経験はありませんか?
実は英語では、目的や運動の種類によって"exercise"と"work out"を使い分けています。
正確に区別できるようになると、あなたの英語表現はグッとネイティブらしくなります!
Exercise(エクササイズ)
"Exercise"は最も広く、身体を動かすこと全般を指す言葉です。
健康維持やリフレッシュのため、特に強い目的意識がなくても日々の生活に取り入れる軽い運動も含みます。
たとえば、散歩やストレッチ、軽い体操なども exercise です。
「get some exercise(運動する)」という言い方もよく使われ、不可算名詞として扱われることが多いのも特徴です。
だから、「I need some exercise.(運動が必要だ)」のように使います。
ただし、「Do exercise」と言うと少し堅い響きになるので、日常会話では "get some exercise" を多用するのが自然です。
Work out(ワークアウト)
"Work out"は「体を鍛える」「本格的なトレーニングをする」というニュアンスが強い言葉です。
一時的に体を動かす exercise よりも、ジムで機械を使ったり、筋力トレーニングや高強度の運動をする場合によく使われます。
また、"work out"は句動詞だというのもポイント(例:"I work out at the gym.")。
対して名詞形の"workout"は「トレーニング内容・セッション」という具体的な枠組みを指します(例:"Today's workout is tough.")。
一目でわかる比較表
運動の場面に合わせて単語を「目的」「場所」「強度」で使い分けましょう。以下の表で整理しました。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| exercise | /ˈeksəsaɪz/ | 健康維持やリフレッシュ目的。散歩やストレッチなど幅広く使用。 例: get some exercise(運動する)、不可算名詞。 |
| work out | /wɜːrk aʊt/ | 体を鍛えるための本格トレーニング。ジムで筋トレや負荷の高い運動。 句動詞/名詞形:workout(1回のトレーニング内容)。 |
例文で違いを体感
・I get some exercise by walking every morning.(毎朝の散歩で運動しています)
・I work out at the gym three times a week.(週に3回ジムでトレーニングします)
これで、場面に合った「運動する」英語表現が一気にクリアになったのではないでしょうか?
しっかりニュアンスの違いをつかむことで、「最近運動不足だな…」と思ったときも、英語で自信を持って伝えられるようになります。
種目別「運動する」の英語表現(Do / Go / Play)

「運動する」と一口に言っても、その運動の種類や目的によって英語の表現は変わります。「ランニングする」「ヨガをする」など、日常的に使う英語フレーズをしっかり使い分けられると、伝わり方もぐっとネイティブらしくなります。
ここでは、スポーツや運動の種類ごとに適切な動詞(Do / Go / Play)の使い分けを丁寧に解説します。
スポーツをする場合 (Play)
球技やチームスポーツなど、「対戦相手やルールのあるゲーム」を伴う運動には、playを使います。テニスやサッカーなど“遊び心”のある感覚が含まれるのが特徴です。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| play tennis | pleɪ ˈtɛnɪs | テニスをする ※他の球技でも使用。play soccer, play basketballなど |
| play soccer | pleɪ ˈsɑːkər | サッカーをする イギリス英語では「football」を使う点に注意 |
| play baseball | pleɪ ˈbeɪsbɔːl | 野球をする チームスポーツ全般で「play」を習慣的に使う |
playを使うのは、「勝負」や「ゲーム性」を意識したスポーツがメインです。
1人で行う・移動を伴う運動 (Go)
「go」は、「〜しに行く」という感覚が強く、個人で行う運動や移動を伴う運動と非常に相性が良い動詞です。
run, jog, swim, hike, cycleなどの「-ing形」とセットで使うのがポイントです。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| go running | ɡoʊ ˈrʌnɪŋ | ランニング(走りに行く) go jogging(ジョギングに行く)も同様の使い方 |
| go swimming | ɡoʊ ˈswɪmɪŋ | 水泳をする(泳ぎに行く) 「go」は強い目的意識やアクティビティ感を出せます |
| go hiking | ɡoʊ ˈhaɪkɪŋ | ハイキングに行く 「go cycling(サイクリングに行く)」も同じ構造 |
どんなアクティビティも、「go + 動詞の-ing形」で表現できるものがたくさんあります。
特定の動作・ジム・ヨガ (Do)
「do」はヨガやピラティス、筋トレなど特定の体の動作そのものに注目した運動に使います。
「型通りに動く」「トレーニングメニューをこなす」といったニュアンスが伝わります。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| do yoga | duː ˈjoʊɡə | ヨガをする do Pilates(ピラティスをする)も同じ流れ |
| do push-ups | duː ˈpʊʃ ʌps | 腕立て伏せをする do sit-ups(腹筋運動をする)など筋トレ種目にも対応 |
| do exercise | duː ˈɛksərsaɪz | 運動をする(やや硬めの表現) 日常会話では「get some exercise」の方がやわらかく自然 |
特定のエクササイズや反復動作には「do」を使うのが自然です。日常会話なら「get some exercise」もぜひ活用しましょう。
「自分の好きな運動は、英語ではどの動詞を使うの?」と迷った時は、スポーツの特徴(チームか個人か、競技性があるか、移動が関わるか)を意識しましょう。
シチュエーションに合った表現を身につけて、もっと豊かにスポーツの話を英語で楽しんでください!
今すぐ使える!「運動」にまつわる実用フレーズ集

日常英会話でサッと使える「運動」に関するフレーズを知っていると、英語での会話がずっと自然になります。
特にジムやトレーニング、運動習慣について話したいとき、決まり文句を知っておくとネイティブに一歩近づけます。
さっそく実用的なフレーズをシーン別にご紹介します。
ジム・筋トレ編
- I hit the gym.(ジムに行く)
直訳すると「ジムを叩く」ですが、英語では「ジムに通う」「ジムで運動する」というネイティブらしい自然な言い方です。 - I'm trying to build muscle.(筋肉をつけようとしている)
筋トレの目的をはっきり伝える表現です。 - I'm trying to lose weight.(体重を減らそうとしている)
ダイエット中であることや、健康のために運動していることを表せます。
状態・頻度を伝える編
- I'm out of shape.(運動不足です/なまっています)
「最近体を動かしていない」と言いたい時にピッタリのカジュアルフレーズです。 - I work out three times a week.(週に3回運動します)
頻度を伝える定番表現。数字の部分を入れ替えるだけで使いまわせます。
どれもシンプルかつ実際の会話できっと役立つフレーズです。
まずはあなたもひとつ、口に出して使ってみましょう。
きっと「英語で運動の話題」への自信が少しずつ増えていきます。
まとめ:今日から “work out” を自然に使いこなそう!

英語で「運動する」と言いたい場面、いつも “exercise” だけに頼っていませんか?
実は “exercise” は健康維持や体を動かすこと全般、“work out” は筋トレやジムなど鍛えることにフォーカスした運動というニュアンスの違いがあります。
この「コアイメージ」の区別を意識するだけで、あなたの英会話はぐっと具体的に、そしてネイティブに近づきます。
今日、この記事で学んだコツをそのまま生かして、早速 “I'm going to work out!” や “I play tennis” など、あなたに合った「運動」の英語表現を使ってみてください。
TANZAMなら単語の意味や用法にとどまらず、実際のイメージやシチュエーションと一緒に英語を覚えられます。
ゲーム感覚で身につけた単語は、圧倒的に記憶に定着しやすいので、「運動」に関する様々な表現も自信を持って使えるようになるはずです。


