「eyesight (視力)」の意味・使い方・類義語を徹底解説!“目が悪い”は英語でなんて言う?

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英単語 eyesight は「視力」「目の見える力」を意味する。一見シンプルな単語だが、「視界」や「風景」のこと」と混同して使ってしまうケースも少なくない。

たとえば、「山頂の美しい景色」を言いたい場面で eyesight を使うのは不自然であり、正しくは view を用いる必要がある。

この記事では、eyesight の意味・使い方・語源・例文・類義語との違いまで徹底解説し、「視力」という言葉を英語で正しく使いこなすための知識を提供する。

「視力って eyesight? vision? 違いがわからない…」という人は、ぜひ読んでほしい。

 

eyesight の意味

eyesight は、名詞として使われる単語であり、意味は主に「視力」「目の見える力」である。

ここで言う「視力」とは、人がどれだけはっきりと物を見ることができるかという、生理的・医学的な能力を指す。景色や視野、未来像といった抽象的な意味では使われない点に注意が必要だ。

✅ 名詞:視力、目の見える力(the ability to see)

eyesight は、医学や健康診断の場面で頻繁に使われる語であり、「視界」や「見える範囲」を表す vision とは意味が異なる。

  • My eyesight is getting worse as I get older.
    (年をとるにつれて視力が悪くなってきている。)
  • She has excellent eyesight and can read even the smallest print.
    (彼女は視力が非常に良く、極小の文字でも読むことができる。)
  • He lost his eyesight in the accident.
    (彼は事故で視力を失った。)

 

eyesight の使い方のポイント

📌eyesight のニュアンス

「eyesight」は「視力」「視覚」と訳されるが、ネイティブが使うときには、「目がどれだけはっきり見えるかという能力」 に特化した意味を持つ。

たとえば、"She has excellent eyesight."(彼女は視力がとても良い)という場合、視力検査の数値のような「目の性能」を表している。

一方で、「vision(視覚全般)」「sight(目に見えるもの)」「view(目に映る光景)」 などは、eyesight よりも広い意味で使われる単語であり、それぞれニュアンスが異なる。

つまり、eyesight は 「視力=見える力」 にフォーカスした単語であり、「目が見える状態かどうか」が主な関心になる点がポイント。

 

📌eyesight がよく使われるシーン

eyesight は以下のような場面で特によく使われる。覚えておくと、実際の会話や読解で役立つ。

✅ 健康・医療の文脈

  • Children’s eyesight is tested regularly at school.
    (子どもの視力は学校で定期的に検査される。)

✅ 老化や病気に関する話題

  • Her eyesight deteriorated with age.
    (彼女の視力は加齢とともに悪化した。)

✅ 日常の会話や雑談

  • I can’t read this without my glasses — my eyesight is getting worse.
    (眼鏡なしでは読めない。視力が落ちてきた。)

事故・けがによる影響

  • He temporarily lost his eyesight in one eye after the injury.
    (そのけがで、一時的に片目の視力を失った。)

💡ポイント: eyesight は「体の機能」の一部として扱われることが多く、病気・事故・年齢とセットで語られることが多い。

 

📌「目が悪い」は英語でなんて言う?

日本語で「目が悪い」と言いたいとき、英語では eyesight を使って表現するのが自然。以下のようなフレーズがよく使われる。

✅ 基本的な言い方

  • I have poor eyesight.
    (私は視力が悪い。)
    → 最もシンプルで一般的な表現。フォーマル・カジュアルどちらでも使える。
  • My eyesight is getting worse.
    (視力が悪くなってきている。)
    → 年齢や疲れなどによる視力低下を表現するときによく使う。
  • I can’t see well.
    (よく見えない。)
    → カジュアルな会話でよく使われる自然な言い回し。
  • I’m nearsighted / farsighted.
    (近視です/遠視です。)
    → 医学的に説明したい場合はこちら。

よく使われるパターン

  • I wear glasses because of my bad eyesight.
    (視力が悪いので眼鏡をかけている。)
  • My eyesight isn’t what it used to be.
    (昔のように目がよく見えなくなった。)
    → 年配の人が使うことの多い、やや遠回しな言い方。
  • Without glasses, I can’t see a thing.
    (眼鏡なしでは何も見えない。)
    → 実際の困りごとを伝えるときに使える。

 

💡ポイント:
「目が悪い」と言いたいときは、単語だけでなく 「状態」や「原因」を一緒に伝える と、より自然な英語になる。

 

eyesight の発音と読み方

発音記号とカタカナ読み

📌 発音記号:[ˈaɪ.saɪt]
📌 カタカナ表記:アイサイト

発音のコツ

eyesight は「eye(目)」と「sight(視覚・見ること)」が合わさった単語であり、発音もそれぞれの語の発音をつなげたような形になっている。

  • 最初の eye は「アイ」と発音し、強勢(アクセント)を置く。
  • 後半の sight は「サイト」で、「見えること」や「視界」を意味する単語と同じ発音である。
  • 全体としては 「アイサイト」と滑らかに続けて発音する。

 

eyesight の語源

eyesight は、英単語 eye(目) と sight(見ること、視覚) の2語から成る合成語である。それぞれの意味がそのまま組み合わさっており、「目による視覚能力」=視力を直感的に表現している。

語源の成り立ち

  • eye:古英語 ēage に由来し、「目」そのものを意味する語。
  • sight:古英語 siht または gesiht に由来し、「見ること」「視覚」などを意味する。

これら2語が組み合わさって eyesight(視力) という単語が成立したのは、15世紀ごろとされている。
語の構造も意味も非常に素直であり、英語母語話者にとっても意味を理解しやすい語である。

他の語との関連性

  • sight は eyesight の語源であると同時に、単独でも「視覚」「目に映るもの」という意味を持つ。
  • 一方で、vision はラテン語由来の語で、抽象的な意味(未来像、想像力など)にも拡張されている点が異なる。

💡ポイント:
eyesight はゲルマン語系の素朴で直接的な語であり、「実際にどれだけ見えるか」という機能に焦点を当てた言葉である。ラテン語由来の「vision」が持つような比喩的・抽象的な広がりはない。

 

eyesight の覚え方(記憶術)

eyesight は「目がどれだけ見えるか=視力」を意味する単語であり、構成も発音もシンプルなぶん、使い方や意味を明確に記憶しておくことが重要である。

以下では、eyesight を効率よく覚えるための方法を紹介する。

📖 ストーリー記憶術

✅ 黒板の文字がぼやけて目が見えない! 

授業中、黒板の文字がにじんで見えない。視力検査で「視力が落ちている」と判明し、眼鏡を買うことに…。

🗣 語呂合わせ

✅ 「eye(目)」+「sight(視覚)」=目の視覚能力!
→ 語そのものが意味を直訳しているので、分解して記憶する方法が効果的。

「愛(eye)さえ、見えん(sight)」=視力が悪い
→ 「大切な人(愛)さえ、目が悪くて見えない」という少しユーモラスな覚え方。視力の低下と結びつけることで、意味の定着がしやすくなる。

🖼 イメージ記憶

  • 視力検査の ランドルト環(Cの形をした記号)
  • 眼鏡やコンタクトレンズをかけている人
  • 遠くの看板を見ようと目を細めている人

このようなビジュアルと結びつけて覚えると、eyesight の意味を「体感」で覚えることができる。

 

eyesight を使った例文

eyesight は、「目の見える力=視力」を意味する名詞であり、医療・日常・年齢の変化など、さまざまな文脈で使われる。以下では、典型的な用法を中心に、文脈別の例文を紹介する。

📌 基本的な例文

✅ My eyesight is getting worse.
(私の視力は悪くなってきている。)
→ 年齢や疲労による視力低下を自然に表現している。

✅ She has excellent eyesight.
(彼女は視力が非常に良い。)
→ 生まれつき視力が良い、または矯正の必要がないことを強調している。

✅ He lost his eyesight in an accident.
(彼は事故で視力を失った。)
→ 身体的障害や大きな怪我に関連する深刻な文脈で使用される。

📌 よく使われるフレーズ

have good / poor eyesight(視力が良い/悪い)

  • I have poor eyesight and need glasses.
    (私は視力が悪く、眼鏡が必要である。)

lose one's eyesight(視力を失う)

  • He gradually lost his eyesight due to illness.
    (病気のため、彼は徐々に視力を失った。)

check / test one's eyesight(視力を検査する)

  • You should have your eyesight tested regularly.
    (定期的に視力検査を受けた方がよい。)

eyesight deteriorates(視力が悪化する)

  • Her eyesight deteriorated with age.
    (加齢とともに彼女の視力は悪化した。)

 

eyesight の類義語と対義語

類義語と使い分けのポイント

eyesight は「視力=目がどれだけはっきり見えるか」という能力を意味する単語であるが、英語には似た意味を持つ語がいくつか存在する。ここでは、混同しやすい類義語との違いと使い分けのポイントを解説する。

✅ vision(視覚・視野・未来像)

→vision は、「視覚」という意味に加えて、「視野」「将来像」「先見の明」といった抽象的な意味も持つ語である。eyesight が「生理的な目の機能」に特化しているのに対し、vision は物理的な「見える範囲」や比喩的な「未来の見通し」など、より広い意味で用いられる。

She has poor eyesight, but her vision for the future is clear.
(彼女は視力は悪いが、将来の展望は明確である。)

 

✅ sight(見ること・視覚・目に見えるもの)

→sight は「見ること」そのものを意味し、「光景」「目に映るもの」という意味でも使われる。eyesight は「視力」に限定されるのに対し、sight は「視覚全体」や「見える範囲」を含む、より汎用的な語である。

His eyesight is fine, but he lost the sight in one eye temporarily.
(彼の視力は正常だが、一時的に片目の視覚を失った。)

 

✅ view(景色・見解)

→view は「見える範囲」「景色」「眺め」を意味し、視力とは関係がない。目の機能ではなく、目に映る対象や意見・考えを指す言葉である。

The room has a great view, but my eyesight is too bad to enjoy it.
(その部屋は素晴らしい眺めだが、視力が悪くて楽しめない。)

 

💡 使い分けのポイント

  • eyesight → 「目の性能=視力」。医学的・身体的能力を表す。
  • vision → 「視覚能力」+「将来像・見通し」など抽象的意味を含む。
  • sight → 「見ること」「目に見えるもの」など、視覚全般を指す。
  • view → 「見えるもの」「景色」「意見」など、目の機能とは無関係。

 

eyesight の対義語

eyesight は「視力=目が見える力」を意味する単語であるため、その対義語は「視力がない状態」や「視力が著しく低下した状態」を表す語になる。ここでは代表的な対義語と、その使い方を紹介する。

✅ blindness(失明・盲目)

→blindness は「視力を完全に失った状態」を意味する最も明確な対義語である。医学的な文脈でも、日常会話でも使われ、部分的な視力喪失を含めることもある。

  • The disease can lead to total blindness if untreated.
    (治療しなければ、その病気は完全な失明につながる可能性がある。)
  • He lived with blindness from a young age.
    (彼は幼い頃から失明状態で生活していた。)

 

✅ poor eyesight(視力が悪い)

→poor eyesight は完全に視力を失った状態ではないが、eyesight(視力が良い状態)の対義的表現として非常によく使われる。日常会話では、blindness よりも頻出で、眼鏡やコンタクトが必要な人に関して使われることが多い。

I have poor eyesight, so I always wear glasses.
(私は視力が悪いので、いつも眼鏡をかけている。)

 

✅ blurred vision(視界がぼやけること)

→blurred vision は医学的な状態としても使われる表現であり、「目が見えるが、はっきりしない・ぼやけて見える」という状態を表す。視力があるが正常でないことを指す点で、eyesight の正常な機能とは反対の意味になる。

After the accident, he experienced blurred vision for several days.
(事故のあと、彼は数日間視界がぼやけていた。)

 

純日本人が間違えやすいポイント

eyesight は「視力」を意味する非常に明快な単語であるが、その使い方やニュアンスにおいて、日本人学習者が誤解しやすいポイントがいくつか存在する。以下に代表的なミスとその修正例を示す。

📌 eyesight を「視界」や「風景」の意味で使ってしまう

eyesight は「目がどれだけ見えるか=視力」に特化した単語であり、「視界(見える範囲)」や「景色」は view や vision を使うのが正しい。

❌ 誤用:The eyesight from the top of the mountain was beautiful.
⭕ 正解:The view from the top of the mountain was beautiful.
(山頂からの景色は美しかった。)

📌 eye sight と2語に分けて書いてしまう

eyesight は1語で構成された名詞である。eye sight のようにスペースを入れてしまうと、正しい英語とは認識されない。

❌ 誤用:My eye sight is not good.
⭕ 正解:My eyesight is not good.

📌 “I have bad eye” のような直訳をしてしまう

「目が悪い」を直訳しようとして bad eye と表現するのは不自然である。正しくは poor eyesight や bad vision を使う。

❌ 誤用:I have a bad eye.
⭕ 正解:I have poor eyesight.
または:My eyesight is getting worse.

 

まとめ

この記事では、eyesight の意味・発音・語源・覚え方・例文・類義語・対義語 について詳しく解説した。最後にポイントをおさらいしよう。

eyesight の意味
eyesight は「視力=目が見える力」を意味し、医学的・生理的な能力を表す。視界・視野とは異なる点に注意。

発音と語源
発音:[ˈaɪ.saɪt](アイサイト)
語源:「eye(目)」+「sight(視覚)」の合成語。直訳的で意味をつかみやすい。

覚え方
📖 ストーリー記憶:「黒板がぼやける → 視力検査 → メガネ」
🗣 語呂合わせ:「愛(eye)さえ、見えん(sight)」=視力が悪い
🖼 イメージ記憶:「視力検査表」や「眼鏡をかけた人」を思い浮かべる

例文を作ってみよう!
学んだ単語は、実際に使うことで記憶が定着する。
自分の日常に置き換えて、eyesight を使った英文を作ってみよう。

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