「雪だるま」は英語でSnowman!日本と海外で段数が違う理由や雪遊びの表現

「雪だるま」は英語で?サムネイル

冬になると、街や学校の校庭、公園などで「雪だるま」を作った思い出がある方も多いのではないでしょうか。

特にディズニー映画『アナと雪の女王』(英語タイトル:Frozen)の名曲、「雪だるまつくろう♪」を耳にしたことがある人はさらに親しみを感じるかもしれません。

でも、その「雪だるま」、実は英語でなんて言うのか、そして日本と欧米では形や考え方までちょっと違うのをご存じですか?

 

今回は雪だるまをテーマに、英語での表現や形の違い、雪遊び関連の英単語まで幅広く詳しくご紹介します。

知っていると話のネタにもなる内容なので、ぜひ最後までお付き合いください!

基本の英語:「雪だるま」は Snowman。発音と複数形

「snowman」「snowmen」「snowperson」を説明するカートゥーンイラスト

「雪だるま」という言葉、日本語ではとても親しみがありますが、英語ではどのように表現するのでしょうか?

せっかくなら、海外の友人とも自信を持って話題にできるように、基本単語「Snowman」の正しい発音や複数形、そして近年注目される新しい表現までしっかり押さえておきましょう。

英単語発音記号意味・備考
Snowman/ˈsnoʊ.mæn/「雪だるま」。英語圏では頭・胴・足の3段が主流。
英語表記は二語ではなく一語で書きます。
Snowmen/ˈsnoʊ.men/Snowman の複数形。「Man」が「Men」になる特殊変化。
例:There are three snowmen in the yard.
Snowperson/ˈsnoʊˌpɜːrsn/ジェンダーニュートラルな表現。
性別を特定しない、現代的でインクルーシブな呼び方。近年、学校や子どもの本などで見かけることも増えています。

 

特に注目したいのが複数形「Snowmen」。

man→menのように形が変化する不規則変化は他にも「policeman→policemen」などがあるので、ここでしっかり覚えておくと応用力がつきます。

また、「Snowperson」は最近ニュースや教育現場などでも目にすることのある単語です。

ジェンダーにとらわれない言葉づかいを心がけたいとき、ぜひ使ってみてください。

 

なぜ違う?日本の「2段」と欧米の「3段」Snowman

日本の2段雪だるまと西洋の3段雪だるまの比較写真。

日本語の「雪だるま」と英語圏の "Snowman"。

同じ「雪で作る人型」なのに、実は形が全然違うことに気づいたことはありますか?

ここでは、この興味深い文化の違いと、英語フレーズでの表現まで徹底解説します!

 

日本の雪だるま(2段)

日本の雪だるまは「頭」と「胴体」の2段が基本です。

この形にはちゃんとした由来があり、それは仏教の「達磨(だるま)」にヒントがあります。

達磨は座禅を組む僧侶の姿を表しており、丸い頭とボリュームのある胴体が特徴です。

これがそのまま雪だるまの2段構造に――なんとも日本らしい伝統ですね。

 

欧米のSnowman(3段)

一方で、欧米のSnowman は3段が標準。

「人間」を表現することに重きを置くため、パーツも次のように分かれています。

英単語発音記号意味・備考
Head/hɛd/頭。雪だるまの一番上
Torso / Body/ˈtɔːr.soʊ/ /ˈbɒd.i/胴体部分。中心のパーツ
Bottom / Legs/ˈbɑː.t̬əm/ /lɛɡz/下半身・足の部分として表現されることも。安定感のポイント

 

この三段構成によって、まるで「本物の人間」そっくりなバランスの良いSnowmanができあがります。

また、帽子やマフラー、ボタンや枝の手など、デコレーションのバリエーションも豊かです!

 

英語フレーズ例

雪だるまの文化的な違いを伝える時には、こんな英語表現を使えます:

  • "In Japan, snowmen usually consist of two snowballs."(日本では雪だるまはたいてい2つの雪玉でできています)
  • "Western snowmen have three parts."(西洋の雪だるまは3つのパーツがあります)

異文化を知ることは、英語学習の最大の楽しみの一つ。身近な「雪だるま」から、世界観を広げてみるのも素敵ですね。

 

 

「雪だるまを作る」の動詞は Make?それとも Build?

雪だるまを「build」「roll」「make」している様子を示すカートゥーン。

「『雪だるまを作る』って英語でどう言うの?」と疑問に思ったことはありませんか?

『アナと雪の女王』の有名なフレーズ「Do you want to build a snowman?」が印象的ですが、本当に “build” でいいの? “make” でも通じるの?

ここでは、そんな英語表現の微妙な違いを解き明かします。

英単語発音記号意味・備考
build a snowman/bɪld ə ˈsnoʊ.mæn/雪だるまを作る。(「構築する」「組み立てる」といったニュアンス。
積み上げて形を作る作業が強調される表現で、
映画『アナと雪の女王』の主題歌としておなじみ。
英語圏では、ものを一から組み立てるとき "build" を使うことが多いです。)
make a snowman/meɪk ə ˈsnoʊ.mæn/雪だるまを作る。(よりカジュアルで日常的な表現。
材料から何かを作るとき全般に "make" を使えるので親しみやすい。
子ども同士や家族内でもよく使います。)
roll a snowball/roʊl ə ˈsnoʊ.bɑːl/雪玉を転がす(作る過程)。
雪だるま作りのスタートとなる動き。
"Let's roll a big snowball!" (大きな雪玉を作ろう!)のように使います。

 

“build” も “make” もどちらも間違いではありません

“build” は組み立て型、“make” はもっとふんわりとした「モノを作る」イメージ。

使い分けることで、あなたの英語表現もワンランクアップします。

 

雪合戦・かまくら・そり遊び…冬の「雪遊び」英語一覧

そり遊びや雪合戦など、ラベル付けされた雪遊びのイラスト

寒い冬の日、雪が積もったらやってみたいことがたくさんありますよね。

日本の冬の遊びにも、英語でしっかり表現できれば、海外の友人とももっと楽しい時間を共有できます。

ここでは雪合戦、かまくら、そり遊び、スノーエンジェルなど、「雪遊び」を表す英語フレーズ&単語を詳しくご紹介します。

 

英単語意味・備考
Snowball fight雪合戦。「fight(戦い)」を使い、複数人で雪玉を投げ合う遊び。英語圏でもポピュラー。
Sleddingそり滑り。「Sled」は「そり」の意味。「to go sledding」でそり遊びをするを表現。
Iglooイグルー(雪で作った家)。極地の先住民イヌイットの伝統的な雪の住居。日本の「かまくら」に似ていますが、"Kamakura is a Japanese snow hut." と説明すると通じます。
Snow angelスノーエンジェル。雪の上に寝転び、手足を動かして天使の形に跡を残す遊び。欧米の定番。
Shovel snow雪かきをする。遊びではなく作業ですが、冬のキーワードとして覚えておくと便利です。

 

雪でできる遊びは「Snow play」や「Winter activities」とも呼ばれ、海外の人たちとも親しみやすい会話トピックです。

日本ならではの「かまくら」や「2段雪だるま」は、ぜひ英語で説明してみてください。

 

 

まとめ

雪だるまの英語 インフォグラフィック

冬になると、子どもから大人まで楽しめるのが「雪だるま作り」。

今回の記事では、日本と海外で形や生まれた背景が異なる雪だるまの文化、基本単語、そして雪遊びにまつわるいろいろな英語表現も紹介しました。

もしこれから雪だるまを作るなら、「日本の雪だるまは2段なんだよ」や、「Let's build a snowman!」など、今日学んだ英語をぜひ使ってみてください。

 

英語表現のバリエーションを知っておくだけで、海外の友達ともぐっと距離が縮まるはずです。

TANZAMでは、こうした「英語圏の文化が見える単語解説」をこれからもたくさん発信していきます。

あなたもTANZAMで、言葉を通じて世界とつながる楽しみを広げていきましょう!