「電車に乗る」は英語でtake?get on?状況別の正しい使い分けと必須フレーズ

突然外国人に「どの電車に乗れば良いですか?」と聞かれたり、海外旅行で「電車に乗る」と英語で伝えたい場面、意外と多いですよね。
「乗る」という日本語一つとっても、英語では時と場面によって様々な単語やフレーズがあります。
この記事では、手段として電車で移動すると言いたい時や、乗り込む・降りるなど物理的なアクション、さらに会話でよく使う言い回しまで、実際の例を交えて丁寧に解説します。
英語の「電車に乗る」をしっかり理解して、もう英会話で迷わない自分を目指しましょう!
「電車に乗る」の基本!take と get on の決定的な違い

英語で「電車に乗る」と言いたいとき、"take"と"get on"、どちらを使えばいいのか?―これは英語学習者にとって、かなり混乱しやすいポイントです。
このセクションでは、ネイティブが状況によって使い分けるこの2つのフレーズの「決定的な違い」を、わかりやすく整理していきます。
手段として利用するなら "take a train"

あなたが通勤や通学といった「移動手段」として電車を利用する場面では、"take a train"が王道です。
例えば、「毎日電車で会社へ行く」「学校へ行くときは電車を使う」など、日常のルーティンや移動手段全体を指すときに非常によく使われます。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| take | /teɪk/ | 「交通手段を利用する」時に用いられる。電車に限らずバス、飛行機にも応用可能。 |
| take a train | /teɪk ə treɪn/ | 「電車で移動する」こと。過程全体にフォーカス。 |
例文:
I take the train to work every day.(毎日電車で通勤しています)
この言い方を使えば、「電車を移動手段として使う」という文脈が一瞬で伝わります。
足を踏み入れる動作なら "get on a train"

一方、いままさにホームで電車に乗り込む・車内へ足を踏み入れる場面では、"get on a train"がぴったりです。
要するに、「物理的な乗車アクションそのもの」を表したい時に使います。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| get on | /ɡet ɒn/ | 乗り物に乗り込む動作。過去形・進行形でも頻出。 |
| get on a train | /ɡet ɒn ə treɪn/ | 電車内へ足を踏み入れる瞬間や動作としての「乗る」。 |
例文:
I'm getting on the train right now.(今、電車に乗り込むところです)
会話の最中や電話中、「これから電車に乗るから後で…」と伝えたいときに、まさにこの"get on"を自然に使います。
【深掘り解説】なぜ get "in" ではなく get "on" なのか?

ここで「get in a train」じゃダメなの?という疑問を持つ方も多いはず。
この理由は、ネイティブが頭の中で持っている「乗り物+前置詞」のイメージの違いにあります。
- on: 平らな面(プラットフォーム)の上に「乗る」、歩き回れる空間(電車・バス・船・飛行機)。
- in: 狭い空間や密閉された乗り物(タクシー・自家用車)で、内部に「入る」感覚。
たとえば「板の上に立つ」「通路を歩ける」という特徴がある乗り物は、"get on"が使われます。
逆に、個人のスペースとして内部に「入り込む」自動車やタクシーなら"get in"になるというわけです。
catch や ride はどう使う?状況別「電車に乗る」の英語表現

「電車に乗る」は、実は catch や ride など、さまざまな動詞と組み合わせて言い換えられます。
なんとなく “take” 一択で済ませがちなこの表現ですが、実際の英会話では 場面ごとに最適な表現を選ぶことが、より自然な英語への鍵となります。
ここでは、catch/ride/board という主要な動詞について、そのニュアンスの違い・使い分けを徹底解説します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| catch | /kætʃ/ | 「(時間ギリギリで)電車に間に合って乗る」という逃す可能性のある状況で使われます。 日常動作の"take"より、急いでいる緊迫感があります。 |
| ride | /raɪd/ | 「乗車体験」や「移動中の時間」を強調。 電車通学・通勤が好きな人や、旅行・遊園地の乗りものにも使われます。 |
| board | /bɔːrd/ | 公式・フォーマル、ニュースやアナウンスで使われます。 乗車の「手続き的」なニュアンスが強いです。 |
catch a train は「電車を捕まえる」という原意から、逃しそうなときや終電前によく使われます。
例文:I need to leave now to catch the last train.(終電に乗るために今出なきゃ)
一方、ride a train は「乗車している状態そのもの」や、その楽しさ・体験を指します。
例文:My son loves riding trains.(息子は電車に乗るのが大好きだ)
そして、board a train はアナウンスや掲示板など公式の場で目にします。
例文:Passengers are now boarding the train.(乗客は現在乗車中です)
実際にどの動詞がより自然かは、文脈の違いで決まるのです。
状況や伝えたいニュアンスにあわせて、単語を選びましょう。
乗り換え・降りる時は?電車移動でセットで覚える英語フレーズ
電車移動は「乗る」だけでなく、降りる・乗り換える・遅れるなどのアクションもセットで使うことが多いですよね。
旅行や留学、仕事で海外に行ったときには、こうした英語フレーズを知っておくと慌てずに行動できます。
日常会話でも役立つ、すぐに使える表現をまとめて覚えておきましょう。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| get off | ɡet ɔːf | 電車・バスなどから「降りる」。「get on」の対になる動作で、アナウンスや友達同士の会話でも頻出。 |
| change trains | tʃeɪndʒ treɪnz | 「乗り換える」。複数の路線を使う時に便利。trainsのsを忘れやすいので要注意。 |
| transfer | trænsˈfɜːr | こちらも「乗り換える」。ややフォーマルで、駅の掲示やアナウンス的なシーンにも使われる。 |
| miss the train | mɪs ðə treɪn | 「電車に乗り遅れる」。「catch」の反対語で、遅刻や焦っている時によく登場。 |
例えば「Where do I change trains for Shibuya?(渋谷行きにはどこで乗り換えますか?)」のように使いますし、「I got off at the wrong station.(間違った駅で降りてしまった)」とも応用できます。
シンプルな動詞とセットのフレーズで、トラブル時にもスマートにやりとりできるのが魅力です。
実践!「電車に乗る」を使った英会話例

電車にまつわる英語表現を知識だけで終わらせていませんか?
実際の会話ですぐ使えると、あなたの英語は一気に「現場仕様」になります。
よくある日常の場面ですぐに活かせるフレーズを、ネイティブらしいニュアンスや自然なやり取りとともにご紹介します。
| 場面 | 英語例文 | ポイント・備考 |
|---|---|---|
| 電話で「今電車に乗るところだから、後でかけ直すね」 | I'm getting on the train now, so I'll call you back later. | 物理的に「乗車する」アクションを伝えたい時は "get on" が自然。 |
| 友人に「普段はどうやって学校に行ってるの?」「電車だよ」 | A: How do you usually get to school? B: I take the train. | "take the train" は通学・通勤などルーティンの手段を説明する場面で定番。 |
| 旅行先で「次の電車に乗らないと間に合わないよ!」 | We have to catch the next train or we'll be late! | 逃してしまうかもしれない切迫感には "catch" がぴったり。状況の緊張感もアップ! |
こうした「リアルな場面別」の英語フレーズを覚えておくと、実際に駅や移動のシーンでとっさに言葉が出てくるようになります。
生きた英語をしっかり自分のものにしてみてください!
まとめ
英語で「電車に乗る」を表現する時、take と get on の違いを正しく使い分けられると、あなたの英語力は本当に一段上のものになります。
日常でよく使う「通勤・通学の手段」として話すなら take、「今まさに車内へ入る」物理的な動作として話すなら get on。
この2つの視点を自分で意識して選べることが、英語コミュニケーションの精度を大きく高めてくれます。
もし「もっと細かいニュアンスを自然に使いこなしたい」「英語をパッと口から出せるようになりたい」と思っている方は、TANZAMのアプリで単語の意味・使いどころを「体感」しながら覚えてみましょう。
毎日のちょっとした表現の積み重ねが、きっとあなたの英語を進化させてくれます。
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