「服を着る」は英語で?Put onとWearの違いやGet dressedの使い分け

「英語で『服を着る』ってどう言えばいいんだろう?」
そんな疑問を抱いた経験はありませんか?
日本語だと「服を着る」も「ズボンをはく」も同じ「着る」と言えてしまいますが、英語では場面やニュアンスで動詞が変わるため、意外と間違えやすいポイントです。
「put on」と「wear」の違い、また「get dressed」はどのタイミングで使うのか——。
日常英会話やリスニング、スピーキングでつまずかないために、今回は「服を着る」にまつわる英語表現を、例文や豆知識とともに詳しくご紹介します。
あなたが自信を持って英語で「着る」を使いこなせるよう、この記事でしっかり身につけていきましょう。
基本の「服を着る」英語:Put on(動作)と Wear(状態)の違い

服を着る、たったそれだけの行動も、英語では「動作」と「状態」にしっかり分けて表現します。
「今まさに着ているところ」「すでに着ている」「どんな格好をしているか」
——英語を正しく、そして自然に使いこなすためには、この違いを押さえておくことが不可欠です。
今日からは「put on と wear の違い」でもう迷わない!使い方のポイントをわかりやすく解説します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| put on | [pʊt ɑːn] | 「服を着る」「身につける」動作自体を指す。今まさに袖に手を通している、その瞬間の動き。 |
| wear | [wɛər] | 「着ている状態」。すでに服を着終わったあとの姿を表現。「着用している」イメージ。 |
| have on | [hæv ɑːn] | 「wear」とほぼ同じ意味で、日常会話で頻出。くだけたニュアンスで「身につけている」状態。 |
例文の比較:
- I am putting on my jacket.(今ジャケットを袖に通している最中です=動作)
- She is wearing a red dress.(彼女は赤いドレスを着ている=着用中=状態)
日本語でひと言「着る」と言っても、英語ではシーンやタイミングによって使い分けが必要です。
「今まさに着るところなのか?」「もう着終わっているのか?」——この2つを見極めれば、英語の表現力が一段とアップします!
朝の支度で使う「服を着る」:Get dressed の便利な使い方

朝の慌ただしい時間、「早く服を着なさい!」や「着替えなきゃ!」という状況、英語でどう表現すればいいか迷ったことはありませんか?
Put on や Wear も知っているけど、「全部まとめて服を着る」「支度をする」と言いたい時は何と言えばいいのか、現実の会話では意外と悩みどころです。
今回はそんな日常で役立つ「get dressed」の便利フレーズを、知ってスグ使える形で紹介します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| get dressed | ɡet drést | 服を着る、着替える。「身支度をする」ニュアンスが強い。パジャマから普段着に変わる場面で特に使う。 |
| dress (動詞) | dres | 服を着る・着せる(特に丁寧に、あるいは誰かを)。「She dresses well.」は「服のセンスが良い」という意味で使われる。 |
英語では「服を着替える」「朝の身支度をする」全体の流れや、一部始終を指して get dressed が活用されます。
「I have to get dressed.」 は「着替えなきゃ!」というニュアンスで、「何を着るか」より「今から着る/準備する」ことに焦点があります。
また小さなお子さんに「支度しなさい」と言うなら、Hurry up and get dressed! でバッチリ。
一方で dress という動詞もあり、こちらは「正装する」「着る」「着せる」といった意味合いがあり、よりフォーマル寄りや「他人に服を着せる」時にも使えます。
例:「She dressed her baby.(彼女は赤ちゃんに服を着せた)」
さらに She dresses well.(彼女はおしゃれだ)のように、「服装センスが良い」と相手を褒めたいときにも大活躍です。
試着や急ぐ時も!シーン別「服を着る」英語表現(Try on / Throw on)

「服を着る」と一言でいっても、TPOによって表現はグッと広がります。
ショッピングで試着するときや、急いで家を飛び出す朝、一言で「着る」と済ますのはもったいない!
英語には、それぞれのシーンを的確に表す便利なフレーズや動詞が用意されています。
今回は日常でよく使う Try on(試着する)、Throw on(サッと着る)、Dress up(正装する・オシャレする) など、「服を着る」の細かなニュアンスを楽しみながら覚えていきましょう。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Try on | [traɪ ɑːn] | (服を)試着する。店で服を買う前に「着てみる」動作に使う。 |
| Throw on | [θroʊ ɑːn] | サッと(無造作に・短時間で)服を着る。忙しい朝やちょっと出かけたい時に重宝する表現。 |
| Dress up | [dres ʌp] | 正装する、おしゃれに着飾る。「仮装する」の意味も持つ万能フレーズ。 |
それぞれの使い方を例文でおさらいしましょう:
- Can I try this on?(これ、試着してもいいですか?)
- I just threw on a T-shirt and went out.(Tシャツをサッと着て出かけた)
- Let’s dress up for the party tonight!(今夜のパーティー、ドレスアップしよう!)
日常のちょっとしたシーンが生き生きと英語で描写できると、表現の幅が広がります。
ぜひ自分の生活の中で、気軽に使ってみてくださいね。
「服を着る」動作の細部:ボタンを留める・シャツを入れるの英語

「洋服の着脱」ひとつ取っても、英語には動作の細かい表現がたくさんあります。
「ボタンを留める」「シャツをズボンに入れる」などのシーンで、相応しい単語がスラスラ出てくると、英会話のリアリティがぐっと上がります。
このセクションでは、毎日のように使う“服の細かい身支度”に関する英語表現を紹介します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| button up | ˈbʌt.ən ʌp | ボタンを留める。「シャツのボタンを全部留める」時は “button up your shirt” 。“Button your shirt” もOK。 |
| zip up | zɪp ʌp | ジッパー(チャック)を上げる・閉める。「Zip up your jacket!」(ジャケットのチャックを上げなさい) |
| tuck in | tʌk ɪn | (シャツなどを)ズボンやスカートに入れる。「Tuck in your shirt」(シャツをズボンに入れなさい) |
| roll up | roʊl ʌp | 袖をまくる。「Roll up your sleeves」(袖をまくって) |
これらの動作表現をサラリと使い分けられると、指示や会話が直感的で明確になります。
たとえば「寒いからジャケットのチャックを閉めて」「食事の時はシャツをズボンに入れよう」と言いたい時、英語なら想像以上にスッと伝わるんです。
上記のフレーズを自分の朝のルーティンや職場・学校のシーンにあてはめて口に出してみましょう。
まとめ:「服を着る」の英語が身につけば英会話はもっと自然に!

日常でよく使う「服を着る」という動作も、英語では場面やニュアンスごとにきめ細かく使い分けが求められます。
Put onとWearの決定的な違いを意識するだけでも、伝わり方が全然違ってきます。
服を着る動詞ひとつで、あなたの英語の“伝わり方”が大きく変わります。
今日からぜひ、「動作」か「状態」か、あるいは「着替え」や「試着」のニュアンスを正確に表現できるように、何度も実際のフレーズで練習してみましょう!
TANZAMでは、こうしたこだわりの単語解説やフレーズ練習を通じて、英語力アップを応援しています。
あなたの英単語習得をもっと楽しく、使えるものにするために、ぜひこれからもご活用ください!


