4月は英語で?スペル・発音・略語・使える例文をわかりやすく解説【April】

「4月って英語でどう書くんだっけ?“エイプリル”?スペル合ってる?」

——ふとした瞬間にそんな疑問を感じたことはありませんか?

英語の月名は、英語学習の初期に覚える基本単語のひとつですが、正しいスペル・発音・略語の使い方まで意識できている人は意外と少ないものです。

とくに「April」は、年度初めや春の行事と結びつきやすく、日常生活でも使う機会が多い語彙です。

本記事では、「April」という単語の意味や語源、略語(Apr.)の正しい使い方、日常会話やメール・カレンダーでよく使われる例文まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説していきます。

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基本情報|4月は英語で「April」

項目 内容
英語表記 April
カタカナ表記 エイプリル
発音記号 /ˈeɪ.prəl/(米音)
略語 Apr.(カレンダー・ビジネス書類などで頻出)
語源 ラテン語 Aprilis に由来。「開く(aperire)」を語源とし、春の訪れ・花の開花を象徴

「April」は、英語で「4月」を表す基本語彙のひとつです。

学校や仕事、カレンダー、メールの日付表現など、あらゆる場面で登場します。

スペルが短く、発音も比較的シンプルなため、英語学習の初期段階で必ず覚えておきたい単語です。

 

語源|「April」に込められた春の始まり

「April」は、ラテン語 Aprilis に由来し、さらにさかのぼると「開く」を意味する aperire に結びつきます。

この語源が象徴するのは、冬から春への移行、つまり自然が“開いていく”季節です。

花が咲き、動物が目を覚まし、人々の暮らしも新年度や新学期など新しいスタートを迎える月。

西洋文化においても、April は「再生」や「始まり」のイメージと深く結びついており、宗教的・文化的な行事にも多く登場します。

 

実用シーン|April が使われる場面

「April」は、日常生活・ビジネス・教育の現場で頻繁に使われます。

以下のような文脈では、自然な英語表現として押さえておくと便利です。

  • カレンダーやスケジュール帳
    April 5th, April 2025 など、日付の明記に使われます。
  • 学校行事や季節の表現
    Spring semester starts in April.(4月に春学期が始まる)
  • ビジネスメール
    The product will launch in April.(製品は4月に発売されます)
  • 天気や季節感
    April is often rainy in Japan.(日本では4月は雨が多い)

こうした例からわかるように、「April」は単なる月名以上に、春の象徴語としてさまざまな文脈で使われる重要語です。

 

発音とスペルのコツ

英語の月名「April」は、見た目はシンプルでも、発音と綴りの間にギャップがあり、英語学習者がつまずきやすい単語のひとつです。

ここでは、正しく発音・綴れるようになるためのポイントを整理して解説します。

🔤 発音構成:/ˈeɪ.prəl/(二音節)

April は次の2つの音で構成されます。

音節 発音記号 発音のコツ
第1音節 /ˈeɪ/ 「エイ」と長めに発音。強勢あり。
第2音節 /prəl/ 「プル」に近いが「r」を軽く巻く音で曖昧母音を含む。

 

➡ ゆっくり言うと「エイ・プル」のように聞こえますが、英語では エイプゥル に近いリズムで発音されます。
➡ 特に第2音節「prəl」は、日本語の「プリル」とは異なり、「ル」はほとんど聞こえないこともあります。

 

❗「ril」に聞こえるが、スペルは“ril”ではなく“ril”に注意

耳では「エイプル」や「エイプリル」と聞こえても、正しい綴りは “April”

このように音とスペルが一致しにくいのが英語の難しさのひとつです。

聞こえ方(音) 正しいスペル
エイプリル April
エイプル April

 

🗣 日本語「エイプリル」との違いに注意

日本語では「エイプリル(4音節)」と発音するのが一般的ですが、英語では2音節です。

  • エ・イ・プ・リ・ル(5音節) ← 日本語のリズム
  • エイ・プル(2音節) ← 英語のリズム

r の音(/r/)も、日本語の「ラ行」ではなく、舌を丸めてどこにも触れないようにする英語特有の音です。

ネイティブ音声で何度も聞いて、リズムと舌の使い方を体にしみ込ませましょう。

 

📝 よくあるスペルミス

「April」はスペル自体は5文字と短いですが、音とつづりのズレからミスが起こりやすい単語です。

以下のような間違いに注意しましょう。

誤綴り 間違いの理由
Aprill 語尾の “l” を重ねてしまう(March → Marchh の影響など)
Aplil 「r」の位置を間違えて転置してしまう
Apirl 発音に引っ張られて文字順を入れ替えてしまう

 

正解は:April(A-P-R-I-L)

覚え方のコツ:“A Pretty Rose In Lawn” の頭文字を使ってスペルを記憶するのも効果的です。

 

略語と表記ルール|Apr. の使い方

「April(4月)」は、英語圏のビジネスや日常生活で非常に頻繁に登場する月名のひとつです。

そのため、省略形「Apr.」の使い方を正しく理解しておくことはとても重要です。

ここでは、シーン別に最適な表記ルールをわかりやすく解説します。

 

シーン別|Aprilの略し方・使い分け早見表

シーン 表記例 注意点・使い方のポイント
ビジネス文書・公式資料 Apr. 5 ピリオド(.)付きが正式。契約書・会議資料・報告書などでは必須。
SNS・メモ・カジュアルなやり取り Apr 5 ピリオドなしでもOK。会話調の文や非公式のメモでよく使われる。
カレンダー・スケジュール帳 Apr 単体で「4月」を表す略称として使われる。数字や曜日と一緒に使う。

 

ピリオド付き:Apr. が正式表記

英語圏では、月名の省略形にはピリオドをつけるのが基本

特に書類やビジネスメールなどでは、正しい表記として重視されます。

例文:

  • The meeting is scheduled for 18.
  • Please submit the report by 30.

💡 ポイント:

  • 文中では "Apr." の直後にスペースを入れて日付を続けるのが一般的。
  • アメリカ英語では "Apr. 18, 2024" のように カンマ + 年 を加える形式も多い。

 

カジュアルシーンではピリオドなしでもOK

会話文やSNS、メモなどのカジュアルな文脈では、ピリオドなしの「Apr」も広く使われています。

例文:

  • I’ll be back on Apr 15!
  • Let’s meet in Apr if possible.

ピリオドの有無は文のトーンやフォーマル度に応じて調整するのが自然です。

 

カレンダー表記は「Apr」が基本

カレンダー、スケジュール帳、アプリのUIなどでは、スペースや文字数の都合から「Apr」の省略形が使われるのが一般的です。

  • Apr 2024
  • Mon, Apr 8

一目で「4月」を示す記号として定着しているため、月名の略語に不慣れな読者にも分かりやすいのが特徴です。

 

Aprilの例文集|実用で覚える月の名前

「April」は、学校行事、天気、予定など、日常英会話でも頻出する月名のひとつです。

ここでは、実際の使用シーンに即した自然な例文を、日本語訳とともに紹介します。

語順・前置詞の使い方にも注目しながら、覚えておきたいフレーズをまとめました。

日本語の意味 英語表現 解説ポイント
4月に始まる The new school year begins in April. “in April” は「4月の中で」という期間全体を指す基本形。
4月5日です It’s April 5th. 月+日付の順で。口語では “It’s the 5th of April.” も使われる。
今年の4月は寒い It’s cold this April. “this April” は「今年の4月」など具体的な年を意識する時に使う。
4月中に完了する予定 We’ll finish by the end of April. “by the end of April” は締切や完了時期の表現で定番。
4月から新生活が始まる A new life begins in April. “in April” を使えば「4月中に起きる変化」を自然に表せる。
4月はまだ肌寒いこともある It can still be chilly in April. “can still be” の構文で、可能性や一般的傾向をやさしく表現。
4月は日本では年度初めです April marks the beginning of the fiscal year in Japan. “marks the beginning of…” で「〜の始まりを示す」という表現。
4月末までに返事をください Please reply by the end of April. ビジネスでも使える丁寧な表現。締切を明確に伝えたい時に便利。
4月には桜が満開になります Cherry blossoms are in full bloom in April. “in full bloom” は「満開」の決まり文句。季節表現で頻出。
4月下旬はゴールデンウィークです Late April is the beginning of Golden Week in Japan. “Late April” は「4月下旬」の定番表現。

 

関連語彙|春・4月にまつわる英単語

4月は、春の訪れや新生活の始まりといった季節感あふれる出来事が多い月です。

このセクションでは、April(4月)と一緒に覚えておきたい英単語を厳選して紹介します。

語彙をセットで身につけることで、リーディング・スピーキングの表現力が広がります。

単語 意味 例文
spring Spring starts in April.(春は4月に始まります。)
cherry blossom April is the season for cherry blossoms.(4月は桜の季節です。)
entrance ceremony 入学式 In Japan, entrance ceremonies are held in April.(日本では4月に入学式が行われます。)
warm 暖かい It gets warmer in April.(4月になると暖かくなります。)

 

学習ポイントと活用例

  • spring は「春」そのものを指す基本語。"spring break"(春休み)などの複合語も要チェック。
  • cherry blossom は日本文化に関連するトピックで頻出。英語圏でも "sakura" として知られつつあります。
  • entrance ceremony は日本の学校文化に特有なイベントで、英語で説明できると便利。
  • warm は季節の移り変わりを表す基本形容詞。気温・雰囲気の両方に使える汎用性の高い語です。

 

よくある間違いと注意点|Aprilを正しく使うために

「April(4月)」はシンプルな単語ですが、スペル・表記・文脈の観点で初心者がつまずきやすいポイントがいくつかあります。

ここでは、特に多い間違いとその対策を紹介します。

 “April”と“April Fool’s”の混同

間違えやすい例:

I don’t like April. People always play tricks.
(×「私は4月が嫌い」→本当は「エイプリルフール」のこと)

解説:
“April”は月全体、“April Fool’s”は4月1日限定のイベント(エイプリルフール)を指します。会話やSNSでは特に文脈での混同に注意が必要です。

 

 日付や曜日との表記順

英語では、日付の表記順が アメリカ式イギリス式で異なります。

スタイル 表記例 説明
アメリカ式 April 5, 2025 月→日→年(カンマを入れる)
イギリス式 5 April 2025 日→月→年(カンマなし)
曜日込み Friday, April 5, 2025 曜日→月→日→年(米式)

学習ポイント: 書き言葉では カンマの有無と順番に注意しよう。

 

月名の頭文字は必ず大文字

誤り: april, apr, april 5
正解: April, Apr., April 5

月名(April)は 固有名詞の一種のため、文中でも必ず大文字で始める必要があります。

略語「Apr.」も同様に、頭文字は大文字+ピリオド(.)が正式です。

 

まとめ|Aprilを起点に英語の月をマスターしよう

「April」は、春の始まりを象徴する月であり、英語における月名学習の中でも非常に親しみやすく、重要な語彙のひとつです。

  • 語源には“開く”という意味が込められ、自然が芽吹くイメージと深く結びついています。
  •  スペルや発音はシンプルですが、“April Fool’s”との混同や略語表記の使い分けなど、正確に使いこなすには注意も必要です。
  • メール・カレンダー・日記・スモールトークなど、実生活のあらゆるシーンで登場します。

 

TANZAMアプリでは、こうした単語の理解をサポートするために:

  • ネイティブ音声で正しい発音を確認できる
  • 直感的なイラストや文脈つきの例文で覚えられる
  • 曜日や日付との組み合わせも実用シーンで学べる

といった多角的なアプローチで、「知ってる」を「使える」に変えていきます。

Aprilをきっかけに、他の月名や季節語彙も一緒に覚えて、語彙のフィールドをどんどん広げていきましょう!

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