「時間」を表す英語表現100選!単語・前置詞からネイティブの熟語まで徹底解説

英語 時間 サムネイル

「英語で“時間”を表すとき、何が正解なんだろう……」と感じたことはありませんか?

英会話やビジネスシーンでは、正確な「時間」のやり取りが求められる場面が多くあります。

でも、単純に“time”や“hour”だけでは伝わりきらないニュアンスやルールが存在します。

 

この記事では、日常会話から仕事のメールまでしっかり使える「時間」に関する英語表現を、やさしく、そして深く解説します。

初心者から上級者の方まで、「こんな言い方があったのか!」という新しい発見がきっと見つかります。

一緒に、「時間」にまつわる英語の世界を探求していきましょう。

基礎中の基礎!時間の単位と区切りの英語

「英語で“秒”や“月”を言えるけど、“四半期”や“千年紀”って何て言うの?」

時間の単位は日常会話はもちろん、ビジネスの現場やニュースでも頻出の基本ワードです。

しかし、意外と「fortnight」や「decade」のような日本語ではあまり使わない単位がスルーされがちです。

ここでしっかり押さえておきましょう。

英語ではそれぞれ、どのくらいの期間を指すのかも合わせて理解することで、使いこなせる単語がグッと増えます。

英単語発音記号意味・備考
Second[ˈsekənd]秒。時間の最小単位。会話でも"Give me a second."(ちょっと待って)がよく使われます。
Minute[ˈmɪnɪt]分。60秒で1分。min.と略されることも。
Hour[ˈaʊər]時間。60分。発音は「アウア」に近いので要注意。
Day[deɪ]日(1日)。毎日の会話や予定管理で必須。
Week[wiːk]週。7日間を指します。
Fortnight[ˈfɔːrtnaɪt]2週間。イギリス英語でよく使われますが、アメリカではあまり一般的ではありません。
Month[mʌnθ]月。30日または31日の単位。
Quarter[ˈkwɔːrtər]四半期/15分。会計やビジネス、時間表現(a quarter past five=5時15分)で頻出です。
Year[jɪr]年。12か月。
Decade[ˈdekeɪd]/[dɪˈkeɪd]10年。特定の年代を指して "the 1990s decade" のように使われます。
Century[ˈsentʃəri]世紀。100年間。例えば "the 21st century"(21世紀)。
Millennium[mɪˈleniəm]千年紀。1,000年間。大きな時代を語るときに使われます。

 

普段の会話では「second」や「minute」で十分かもしれませんが、ニュースやビジネス、英語圏での生活では、少し長めの単位やイギリス英語独特の言い方も役立ちます。

「時間の単位」を正確に知ることで、予定調整や歴史の話題まで、表現の幅が一気に広がります。

 

一日の流れを美しく表現する英単語

一日の流れを美しく表現する英単語

日常生活の中で、「朝」「夕方」「夜」などの時間帯を英語で表す機会は多いですよね。

しかし、実は英語には日本語以上に細やかな時間の表現が存在します。

ただ“evening”や“night”を使うだけでは伝えきれない、光や雰囲気の変化までも感じ取れる単語を覚えることで、あなたの英語表現はグッと豊かになります。

英単語発音記号意味・備考
Dawn/dɔːn/夜明け(空が白み始める頃)。新しい始まりや「気づき」を比喩的にも使います。
Sunrise/ˈsʌn.raɪz/日の出。太陽が地平線から顔を出す瞬間。写真やイベントによく使われます。
Morning/ˈmɔːrnɪŋ/朝。目覚めから正午まで。挨拶("Good morning!")で定番。
Noon/nuːn/正午(12時)。“at noon”で「正午に」の意。
Afternoon/ˌæftərˈnuːn/午後。正午から日没前までの時間帯。
Dusk/dʌsk/夕暮れ。日が沈んで薄暗くなるタイミング。“Twilight”より暗めの雰囲気。
Sunset/ˈsʌnˌsɛt/日没。太陽が完全に沈む瞬間。感動的な光景の代名詞。
Twilight/ˈtwaɪlaɪt/薄明かり(黄昏時)。日没後まだ空が明るい時間。ロマンチックな描写に最適。
Evening/ˈiːvnɪŋ/晩(夕方から就寝前まで)。“Good evening!”は夜の挨拶。
Night/naɪt/夜。暗闇が広がる時間帯。イベントや活動が静まるイメージ。
Midnight/ˈmɪdnaɪt/真夜中。午前0時。特別なイベントや区切りに登場。
Wee hours/wiː ˈaʊərz/未明(深夜~早朝)。“wee”は「とても小さい」の意味で、まさに「夜の端っこ」的な時間。
Daybreak/ˈdeɪˌbreɪk/夜明け(dawnとほぼ同じ)。希望や始まりを感じさせる表現。

 

英語には日本語では一言で済ませてしまうところを、空や雰囲気の微妙な違いまで切り取れる単語が豊富です。

「今日はtwilightの空が綺麗だった」「明日のdawnが待ち遠しい」と言えるようになると、会話や文章がまるで映画のワンシーンのように輝きます。

 

「期間」と「概念」を表す名詞

時間には単なる「何時何分」だけでなく、人の人生や歴史、ビジネスでのプロジェクトの流れ、さらには「これから」「今」「過去」といった概念まで、幅広い捉え方が存在します。

英語でも、こうした「期間」や「概念」を的確かつ柔軟に表現する名詞が豊富に用意されています。

英単語発音記号意味・備考
Time/taɪm/時間・時。最も一般的な語。「the time」のように冠詞でニュアンスが変わるので注意。
Period/ˈpɪəriəd/期間。明確な始まりと終わりがある時期や、繰り返し起こる授業などを指す時にも使う。
Duration/djʊˈreɪʃən/継続期間。抽象的な長さにフォーカスし、フォーマルなニュアンスを持つ。
Era/ˈɪərə/時代。歴史上の大きな区切り(「昭和時代」「デジタル時代」など)に使う。
Epoch/ˈiːpɒk/新時代・画期的な時期。科学や歴史で「大きな変化点」として使うことが多い。
Term/tɜːm/学期・任期・期間。契約・学校・政治など、きちんと区切られた「一区切り」に最適。
Interval/ˈɪntəvəl/間隔。一定の時間間隔や、演劇や試合の「インターバル」にも用いる。
Spell/spel/(天候や体の調子・活動などの)ひと時・一続き。短くても密度を感じさせる表現。
Phase/feɪz/段階・局面。プロジェクトの「~期」や変化のプロセスを話す時に活躍。
Moment/ˈməʊmənt/瞬間。人生の「大事な一コマ」や「一瞬のうちに」のような表現に使う。
Instant/ˈɪnstənt/即時・瞬間。より早さや即効性に重きがある。「instant noodles(カップ麺)」も同じ語源。
Eternity/ɪˈtɜːnəti/永遠。途方もなく長い時間を強調したい時に。詩的・文学的表現にも。
Schedule/ˈʃedjuːl/予定。動詞としても頻出。「on schedule(予定通り)」などの使い方も覚えたい。
Deadline/ˈdedlaɪn/締め切り。時間的なゴールや制約を表す。ビジネスメールで頻用。
Appointment/əˈpɔɪntmənt/約束・予約。医者や面談、フォーマルな予定を表す。meeting よりも改まっている。
Occasion/əˈkeɪʒən/好機・時・行事。特別なイベントや「折に触れて」といったニュアンスに最適。
Past/pɑːst/過去。「the past」と冠詞をつけて「過去の時代」という意味にもできる。
Present/ˈprezənt/現在。「at present(現在)」のように時点を強調する時にも使う。
Future/ˈfjuːtʃər/未来。近い将来から遠い未来まで幅広く使える。

 

これらの単語は、単に「何日」「何分」といった量的な意味だけではなく、物事の進行や出来事の意味づけ、人生や社会の転機まで、あらゆる「時間」の顔を言い分けてくれます。

単語の使い分けがイメージで理解できるようになると、会話や文章にも深みが増し、相手との距離がぐっと縮まります。

TANZAMで例文やマップを見ながら、「この場面はこの単語だ!」と直感的に身につけていきましょう。

 

 

頻度とタイミングを表す副詞・形容詞

頻度とタイミングを表す副詞・形容詞 画像

「英語で“どのくらいの頻度?”や“タイミング”をどう表現しますか?」と聞かれて、すぐにバリエーション豊かに答えられる方は、実はそれほど多くありません。

しかし、日常会話からビジネスメール、資格試験の長文読解まで、正確な頻度やタイミング表現は実用度が非常に高い分野です。

英語らしいニュアンスをしっかり伝えられるように、単なる暗記ではなく“使うイメージ”を持ちながら身につけましょう!

英単語発音記号意味・備考
Always/ˈɔːl.weɪz/いつも(100%)。「常に」「決まって」と強いニュアンスを持つ。
Usually/ˈjuː.ʒu.ə.li/たいてい。頻度は80~90%程度で、英会話によく登場。
Often/ˈɒf.ən/ または /ˈɔː.fən/しばしば。日常的な「頻繁に」を表現。
Sometimes/ˈsʌm.taɪmz/時々。確率は30~50%くらいを感覚的に指します。
Rarely/ˈreə.li/めったに~ない。かなり低い頻度。
Seldom/ˈsel.dəm/めったに~ない(Rarelyよりさらにフォーマル)。書き言葉でよく使われる。
Never/ˈnev.ər/決して~ない。ゼロ回を表す最強クラスの否定。
Annually/ˈæn.ju.ə.li/毎年の。ビジネス・契約書でも頻出。
Daily/ˈdeɪ.li/毎日の。ニュースの名前によく出る。
Hourly/ˈaʊə.li/1時間ごとの。タクシーやホテル料金でも使われる。
Punctual/ˈpʌŋk.tʃu.əl/時間を守る。「時間厳守」の形容詞なのでビジネス現場で高頻度。
Temporary/ˈtem.pər.ər.i/一時的な。「仮の」や「短期の」といったニュアンスも含む。
Permanent/ˈpɜː.mə.nənt/永続的な。「永久雇用(permanent position)」などで要チェック。
Brief/briːf/短時間の。「brief moment(ほんの一時)」などコロケーションで覚えると実用的。
Immediate/ɪˈmiː.di.ət/即座の。「immediate response(即回答)」はメール頻出表現。
Simultaneous/ˌsaɪ.məlˈteɪ.ni.əs/同時の。「simultaneous interpretation(同時通訳)」などで多用。
Chronic/ˈkrɒn.ɪk/慢性の・長期間続く。病気や課題について使われやすい。
Urgent/ˈɜː.dʒənt/緊急の。メールタイトルや社内連絡で重宝。
Ancient/ˈeɪn.ʃənt/古代の。歴史や文化・文学の話題に不可欠。
Modern/ˈmɒd.ən/現代の。「古い」vs「新しい」対比で習得必須。
Lately/ˈleɪt.li/最近。「現在完了」と非常に相性が良い。
Recently/ˈriː.sənt.li/最近。「lately」よりも少しフォーマルで、論文や報告でも登場。
Currently/ˈkʌr.ənt.li/現在。「現在進行中」「現職」のニュアンスも含む。
Eventually/ɪˈven.tʃu.ə.li/結局は、やがて。「時間経過の末に…」をやわらかく表す。
Already/ɔːlˈred.i/すでに。意外と使いこなせていない日本人が多い。
Yet/jet/まだ。否定文や疑問文で特有の位置に登場。英語らしさが出せます。

 

どの単語も、英語を英語らしく、そして自然に伝えるためには欠かせない存在です。

「いつ」「どれくらい」「どんなタイミングで」という感覚を、これらの単語とともに身体にしみ込ませておきましょう。

 

時間を操る動詞と前置詞

時間をうまくコントロールできるかどうかは、英語力アップのカギともいえます。

スケジュール調整や計画の際、英語ならではの細やかなニュアンスで「使った」「節約した」「延期した」と表現できれば、ビジネスも日常もグッと豊かになります。

英単語発音記号意味・備考
Spend/spend/費やす。「money」だけでなく「time」とセットで使うのが自然。
例:spend time with family「家族と時間を過ごす」
Waste/weɪst/無駄にする。「waste time」=「時間を浪費する」。嫌なニュアンスを含むことに注意。
Save/seɪv/節約する・取っておく。「save time」は「効率化」の表現によく使われる。
Kill/kɪl/潰す・つぶす。「kill time」で「暇つぶしをする」。ネガティブではなく気軽に使われる表現。
Pass/pæs/(時間が)経過する。「Time passes quickly.(時が経つのは早い)」のように。
Last/læst/続く・長持ちする。「How long will it last?(どれくらい続く?)」など。
Delay/dɪˈleɪ/遅らせる。「be delayed」で飛行機の遅延などに頻出。
Postpone/poʊstˈpoʊn/延期する。「delay」が短い遅れに、「postpone」はもっと計画的な延期に使われる。
Reschedule/ˌriːˈskɛdʒuːl/予定を変更する。「Can we reschedule our meeting?」と丁寧なやり取りに便利。
Manage/ˈmænɪdʒ/管理する・うまく使う。「manage time(時間をうまく使う)」はビジネスでも超重要。
During/ˈdjʊərɪŋ/~の間ずっと。「During the meeting(会議の間)」など、特定の期間を強調。
While/waɪl/~している間。動詞とセットで「while eating」「while studying」など。
Since/sɪns/~以来。動詞の完了形と使う。「I have lived here since 2010.」
Until/ənˈtɪl/~までずっと。「until tomorrow(明日までに)」など、期限を示せる。
Throughout/θruːˈaʊt/~の間中ずっと。一貫して続くニュアンス。「throughout the year(年間を通して)」

 

表現を自在に操れると、英語の時間感覚は驚くほど広がります。

例えば「delay」と「postpone」の違いや、「kill time」と「pass the time」を使い分けるだけで、あなたの英語に深みが生まれます。

知識を「丸暗記」から「感覚」として身につけて、会話やビジネス現場で即使える表現力をつけましょう。

 

ネイティブっぽさが出る!時間のイディオム・熟語

時間 イディオム 画像

「英語で時間の話をするとき、単語の知識だけでは「こなれた表現」にはたどり着けません。

なぜなら、ネイティブは私たち日本人が教科書で覚える “time” だけでなく、状況や感情を載せて無数のイディオム(慣用句)や熟語を使いこなしているからです。

たとえば「時間通りに」や「暇つぶし」など、文字通りに訳してもピンとこない表現は意外とたくさん。

ここでは、あなたの英語表現力を一気にネイティブレベルに近づける、珠玉の時間イディオムや熟語を厳選解説します。

イディオム・熟語意味・備考
Time flies「光陰矢の如し」。楽しいことや忙しい時に「もうこんな時間!?」と感じるときに使います。
On time「時間通りに」。遅くも早くもなく、きっちり約束の時刻に間に合う場合に使用します。
In time「間に合って」。“on time” より幅広く、ぎりぎりでも「遅れなかった」ことを強調します。
Just in time「ギリギリ間に合って」。間一髪セーフなニュアンスで、ドラマのある遅刻阻止に最適。
Out of time「時間切れ」。試験や締切り、会議などで「もう打ち止め」というシーンに。
Run out of time「時間がなくなる」。計画が間に合わず「時間切れ」になったときも、こちらが自然です。
Take your time「ごゆっくりどうぞ」。急がなくていいよ、という思いやりを込めた表現です。
For the time being「当面の間」「さしあたって」。永続ではなく「仮」の状況を伝えたいときに使います。
From time to time「時々」「ときおり」。alwaysより頻度が低く、ふとした瞬間に、の感覚です。
Once in a blue moon「ごく稀に」。“青い月が出るほど珍しい” というイメージ。ネイティブも好んで使う比喩です。
Around the clock「24時間ぶっ通しで」「昼夜問わず」。病院やカスタマーサービスの営業時間などでよく見ます。
Call it a day「今日はこれで終わり」。仕事や作業の区切りで使い、ポジティブな「切り上げ」に便利。
In the nick of time「間一髪で」「かろうじて間に合って」。ギリギリ間に合う、ドラマチックな状況に。
Make time (for ~)「時間を作る/こじ開ける」。忙しくても「都合をつける」時に。
Kill time「暇つぶしをする」。待ち時間などを「潰す」ニュアンスで、ややカジュアルな響き。

 

「英語のイディオム・熟語を覚えると、時間の話題がとても自然に、そして感情豊かに表現できるようになります。

イディオムは直訳で理解するのではなく、使われる場面や独特のニュアンスごと“イメージ”で頭にインプットするのがコツ。

ぜひ、あなたの英会話に今日から「ネイティブっぽさ」を取り入れてみてください。

 

 

まとめ

英語の「時間表現」は、単なる数字の確認ではなく、焦りや期待、切なさといった「感情」を伝えるためのツールです。

本記事では、基本単位からネイティブ独特のイディオムまで100の表現を紹介しました。

重要なのは、これらをただ暗記するのではなく、場面に応じて「使い分ける」ことです。

「今」に集中したい時も、未来を語りたい時も、適切な言葉選びがあなたの英語に深みを与えます。

もし「単語ごとの微妙なニュアンスを感覚的に掴みたい」と感じたら、文字だけでなく「イメージ」や「つながり」で学ぶことが近道です。

豊かな時間表現を武器に、あなたの英語力を次のステージへ進めましょう。