【ビジネス】仕事で使ってはいけないNG和製英語と正しい言い換え

日々の業務や会議で何気なく使っている和製英語、ふと「これ、海外で伝わるのかな?」と不安に感じたことはありませんか?
日本では当たり前に通じる言葉でも、海外では意味が通じなかったり、全く違う解釈をされてしまうものが意外と多くあります。
恥をかかずに、堂々とグローバルな職場で活躍したい――
そんな方こそ、知っておいて損はないのが「和製英語NG集」です。
本記事では、覚えがちなカタカナ英語と正しい英語表現を、ビジネスシーン別に詳しく・分かりやすく紹介します。
そもそも「コストパフォーマンス」は通じない?
「コストパフォーマンスがいい」と日本語で口にすること、日常でもビジネス現場でも、すっかりおなじみですよね。
ですが、このフレーズをそのまま「Cost performance」と訳して使ったことはありませんか?
実は、英語で “Cost performance” と言っても、海外のビジネスパーソンにはピンとこないことがほとんどです。
なぜなら、英語圏の実務シーンでは、この表現はほぼ使われないからです。
それどころか、「Cost performance」という単語自体、日本独自の和製英語であり、ほとんどの場合、その意味がしっかり伝わりません。
英語ネイティブは「コストパフォーマンスが良い」をどう表現しているのでしょうか。
ぜひ、下の表を参考にして、使い分けましょう。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Good value (for money) | ɡʊd ˈvæljuː | もっとも自然。価格に対して価値が高いというニュアンス。「コスパがいい」の日常表現として推奨。 |
| Bang for the buck | bæŋ fər ðə bʌk | 俗語。「支払った額に対して得られる価値」の意。「最高のコスパ!」とカジュアルに言いたいときに。 |
| Cost-effective | ˈkɒst ɪˈfɛktɪv | ビジネス文脈で「費用対効果が高い」と論理的に伝えたい場合に使える定番表現。 |
"Cost performance" は、一部の専門記事や技術的な文脈では使われることもありますが、会話や一般のビジネス現場では極めて不自然です。
「この製品はコストパフォーマンスが高い」と言いたい時、
"This product is good value for money." や "It's very cost-effective."
が明快かつプロフェッショナルな英語です。
他にも "This service offers great bang for the buck." のように言えば、ネイティブに「わかってるな」と思わせることができます。
意外と知られていない落とし穴を、しっかり避けていきましょう!
意味が違うとトラブルに!誤解を招くNG和製英語
「このワード、いつも会社で使っているけど、本当に海外でも同じ意味で通じるの?」
そんな不安を感じたことはありませんか?
単に通じないだけでなく、意味が異なることで大きな誤解や信頼損失につながる和製英語は意外と多いものです。
ここでは、特に紛らわしく実害につながりやすいNGワードと、プロが使う正しい英語表現をご紹介します。
| 和製英語 | 正しい英語 | 解説・注意点 |
| ヒアリング | Interview / Meeting | 英語の "Hearing" は「公聴会」「聴力検査」。「打ち合わせ」の意味では使われません。 |
| クレーム | Complaint | "Claim" は「(正当な権利の)主張・請求」。顧客からの「苦情」は "Complaint" です。 |
| サイン | Signature | 名詞で「署名」と言いたい場合は "Signature"。 "Sign" だと「看板・標識」になります。 |
| アフターサービス | Customer service | 和製英語。購入後のサポートは "Customer service" や "User support"。 |
| コンセント | Outlet / Socket | "Concent" は「同意」や「濃縮」。電源は "Outlet"(米)や "Socket"(英)。 |
| ホームページ | Website | "Homepage" はブラウザの「最初のページ」のみを指します。サイト全体は "Website"。 |
それぞれ、実際の意味の違いやビジネスでの誤解ポイントについて詳しく見ていきましょう。
1. 「ヒアリング」はただの聴力検査?
「顧客にヒアリングする」とカタカナで使いますが、英語の "hearing" は会議の場では「公聴会」や「聴聞会」の意味になりやすく、日常業務の打ち合わせやインタビューとは全く異なります。
また、「hearing ability」と言えば「聴力」を指してしまいます。
顧客や取引先の意向を聞く場面では、"interview" や "meeting"、もっとシンプルに "ask for opinions" などを用いるのが正解です。
2. 「クレーム」は正当な権利?
「クレーム」という言葉をそのまま英語で "claim" として使うと、「権利の主張」や「請求」の意で取られてしまいます。
特にビジネスシーンでは「保険金を請求する(file a claim)」や、「経費を請求する(claim expenses)」の意味になりがちです。
「お客さまからクレームがきた」という場合は、"complaint" を選ぶことで正確に「苦情」の意味を伝えられます。
3. 「サイン」は有名人のものだけ
「契約書にサインしてください」と言う時、"sign"(動詞)は正しく使えます。
しかし、"sign"(名詞)は通常「看板」や「標識」のこと。
「署名してください」の意味で名詞が必要な場合は、"signature" が適切です。
また、「Please get his sign.」と頼むと「彼の看板を取ってきて」といった奇妙な依頼になりかねません。
普段使っている表現が「本当に海外でそのまま通じるのか?」、これをきっかけにぜひ見直してみてください。
今すぐやめるべき!ポリティカル・コレクトネスに関わるNG英語
ビジネス英語において、使う単語ひとつで「デリカシーの無さ」や「時代遅れ」と思われてしまうリスクがあります。
グローバルな仕事の現場では、言葉の選び方がダイレクトに信頼性につながります。
ここでは今すぐ見直すべき「ポリコレ」観点のNG和製英語と、海外でちゃんと伝わる正しい表現を紹介します。
| 和製英語 | 正しい英語 | 解説・理由 |
| ブラインドタッチ | Touch typing | "Blind"(盲目)を含む表現は避けられる傾向にあります。正しくは "Touch typing"。 |
| ビジネスマン | Business person | 性別を特定する "-man" は時代遅れ。男女問わず使える "Business person" がグローバル標準。 |
| レディース&ジェントルマン | Everyone | 性別二元論に配慮し、空港や公共の場でも "Everyone" や "Distinguished guests" に置き換わっています。 |
これらの表現は、ちょっとした気配りで国際感覚の高さや多様性へのリスペクトを示せるポイントです。
「昔から使っているから…」と無意識に使っている言葉が、大きなビジネスチャンスや信頼の損失につながることも。
一歩先の英語表現にアップデートして、グローバルな舞台でも通用するスマートなビジネスパーソンを目指しましょう。
スキルアップ・キャリアアップも和製英語?
「スキルアップしたい」「キャリアアップを目指します」というフレーズ、日常のビジネストークや履歴書でもよく使われますよね。
ですが、こうした「〇〇アップ」という言い回し、実は英語圏ではほとんど通じません。
この機会に和製英語と本物のビジネス英語の違いをしっかり身につけておきましょう。
| 和製英語 | 正しい英語 | 意味・ニュアンス |
| スキルアップ | Improve skills | "Skill up" は和製英語。「スキルを向上させる」は動詞の "Improve" や "Develop" を使います。 |
| キャリアアップ | Advance one's career | "Career up" も通じません。「昇進・キャリアの前進」は "Career advancement" が一般的。 |
| レベルアップ | Improve / Get better | ゲーム用語以外ではあまり使いません。ビジネスなら "Improve" や "Take it to the next level"。 |
| イメージアップ | Improve one's image | 企業のイメージ向上などは "Improve the corporate image" と言います。 |
| ベースアップ | Salary increase | 給与の引き上げは "Raise" や "Salary increase"。 "Base up" は野球用語に聞こえます。 |
和製英語は便利ですが、正確に自分の意思や希望を伝えるには本当の英語表現を選ぶことが大切です。
あなたのスキルやキャリアの向上意欲が、海外でもしっかり伝わるよう、今こそ語彙アップを目指してみてください。
まとめ
ビジネス英語でのちょっとした言葉選びのミスが、相手の信頼や自らの評価に大きな影響を与えることがあります。
特に、日本独特のカタカナ語や和製英語は、本来の英語とは異なる意味や、思わぬ誤解を生んでしまうので注意が必要です。
「なんとなく伝わりそう」という感覚を捨て、本当に通じる本物のビジネス英語を身につけることが、グローバルな舞台で活躍する絶対条件です。
カタカナ語に頼らず、ひとつひとつの単語やフレーズの正確な意味・ニュアンスを意識しましょう。
それが、あなたのプロフェッショナリズムをより強く印象付けます。
ぜひTANZAMを活用し、自信を持って使えるビジネス英語を着実に身につけてください!


