恥をかかない!ビジネス現場のカタカナ英語と正しい言い換えマナー

ビジネス現場のカタカナ英語 サムネイル

日本のオフィスでは、自然にカタカナ英語が飛び交っています。

会議やメールで誰もが使っている「アジェンダ」「コンセンサス」などの言葉、実はそのまま海外で使っても通じないことがあります。

そのカタカナ語、正しい英語表現だと思い込んでいませんか?

 

本当の英語圏で意味が違ったり、全く伝わらなかったりする単語やフレーズも多いため、意図せず相手に誤解を与えてしまう場面も少なくありません。

この記事では、社内でありがちなカタカナ語に焦点を当て、海外ビジネスで通じない理由や、現地で自然に伝わる英語表現まで解説します。

【基本編】日本の社内でよく聞くカタカナビジネス用語

日本のオフィスで飛び交うカタカナ英語は、今や新卒からベテランまで「社会人の共通言語」となっています。

しかし、正確な意味や本来のニュアンスを理解せずに使っている単語も多いのが現実です。

ここでは、日常業務でよく登場するカタカナ語を「本当の意味」とあわせて整理しておきましょう。

英単語発音記号意味・備考
agenda
アジェンダ
/əˈdʒendə/会議の「議題」「進行予定表」
日本では「会議自体」の意味で使う人もいますが、英語圏では「話し合うべき具体的な項目リスト」のことを指します。
evidence
エビデンス
/ˈevɪdəns/証拠・根拠
論理的な説明や承認の裏付けになります。「個人の感想」に使うと説得力が弱いため要注意。
assign
アサイン
/əˈsaɪn/(仕事や役割を)割り当てる、任命する
英語ネイティブの職場でも頻繁に登場する単語です。「リーダーにアサインされた」は正しい使い方。
fix
フィックス
/fɪks/修正する/(計画や仕様を)確定させる
本来の英語は「直す」「固定する」が基本ですが、日本語の「仕様がフィックスした」は「決定である」の意味。
pending
ペンディング
/ˈpendɪŋ/処理待ち・保留中の状態
「(今すぐは動けず)あとに回す」というニュアンス。「この件は一旦ペンディングで」は定番表現。
on schedule

オンスケ

/ɒn ˈʃedjuːl/予定通り・スケジュールどおり進んでいる
海外でも同じ表現あり。会議などで「オンスケです」と言う場合は、本来 “Everything is on schedule.” などと表現します。

 

どれも日本のビジネス現場で頻繁に耳にする言葉ばかりです。

「なんとなく」使っている単語も、英語そのものの意味や使われ方を意識してみるだけで、コミュニケーションの深みがぐんと増します。

 

【要注意】海外では通じない!仕事で使いがちな和製英語

海外のクライアントや同僚と英語でやり取りをする際、「日本で当たり前に使ってきたカタカナ語」が実は全く通じない、もしくは誤解を招く和製英語であることに気づき、驚いた経験はありませんか。

ビジネスメールやオンライン会議で通じない単語を使って、話がかみ合わずに慌ててしまったことがある方も多いはずです。

ここでは、特に日本人が間違えやすいカタカナ和製英語を、「人・職業」編と「業務・アクション」編に分けて紹介します。

英単語発音記号意味・備考
Salaryman
サラリーマン
/ˈsæləri mæn/サラリーマンは和製英語で、英語圏では全く通じません。
正しくはoffice workerbusinesspersonが一般的です。
OL (Office Lady)
オーエル
/ˈɒfɪs ˈleɪdi/オーエルはこちらも日本独特の言い方で、英語では使いません。
female office workerや単にclerical staffと表現しましょう。
Veteran
ベテラン
/ˈvɛtərən/日本語の「ベテラン=経験豊富な人」というニュアンスは英語にはありません。
英語の“veteran”は「退役軍人」や「長年の経験者(特定分野)」という意味が強いので、
「skilled worker」「seasoned professional」などが自然です。
Brush up
ブラッシュアップ
/brʌʃ ʌp/日本語の「ブラッシュアップ=より良く仕上げる」は英語では通じません。
“brush up”は「(語学や知識)を復習する」の意味。
improvepolishreviseなどが適切です。
Claim
クレーム
/kleɪm/「クレーム=苦情」として日本で多用されていますが、英語の“claim”は「主張する・請求する」。
苦情はcomplaintraise an issueと言い換えましょう。
Cost down
コストダウン
/kɔːst daʊn/造語であり、英語で通じません。
コスト削減はreduce costscost reductionを使いましょう。

 

和製英語は、慣れ親しんだ便利な表現だからこそ、つい使ってしまいがちです。

ですが、ネイティブとのやり取りでは「何を言っているのかわからない…」という戸惑いを生じさせ、コミュニケーションロスの原因になってしまうことも。

正しい言い換えや用法を身につけて、グローバルに通用するビジネス英語力を意識していきましょう。

 

【危険】ニュアンスが違う?誤解を招くビジネス英語

「その単語、通じてはいるけど、本当の意味は伝わっていますか?」

日本語のカタカナ英語として定着している単語でも、いざ英語圏で使うと思わぬ誤解や「えっ、そんな意味なの?」と驚かれることがあります。

特に、ビジネスの大事な場面で相手に本意と違うニュアンスが伝わると、信頼関係にヒビが入るリスクも。

ここでは、"通じそうで通じない"、注意が必要な代表フレーズを取り上げます。

 

「チャレンジ (Challenge)」の落とし穴

日本のオフィスで「新しいことにチャレンジします!」といえば、前向きで積極的な印象を与えるはずです。

しかし、英語の `challenge` には、本来「課題」「難問」「異議を唱える」といった、少し重く、対立的なニュアンスがあります。

 

たとえば、

「I want to challenge him.」と言うと、「彼に異議を唱える」「彼に決闘を申し込む」と、攻撃的な意味に受け取られることがあります。

ビジネスシーンで新しい業務に「やってみます!」と言いたい場合は、`I'll try.` や `I'll take it on.` の方がずっと自然です。

プロジェクトに関してポジティブな姿勢を見せたいなら、`I'd like to take on a new challenge.` という言い回しがおすすめです。

 

「ナイーブ (Naive)」は悪口?

日本語で「彼女はナイーブだから…」と言えば、「繊細」「感受性が高い」という、むしろ褒め言葉や気遣いとして使われがち。

ところが、英語で `naive` を使うと、

  • 「世間知らず」
  •  「お人よし」
  •  「騙されやすいほど単純」

というネガティブな意味になります。

 

もし「繊細な」という良い意味で伝えたいなら、`sensitive` や `delicate` を使う方が安全です。

例えば、

  • 「He is sensitive to others' feelings.(彼は他人の気持ちに敏感だ)」のように表現しましょう。

 

大切なのは「辞書の意味」だけでなく、「現地のニュアンス」まで気を配る」こと。

繊細な場面ほど、単語の選択に注意を払うことで、円滑なコミュニケーションが生まれます。

 

発音が違いすぎて通じないビジネス単語

日本国内のビジネス現場でよく使われるカタカナ英語、実は「発音の違い」で英語圏の相手に通じないことが珍しくありません。

せっかく正しい単語を選んでも、発音が大きく異なるために「聞き返される」「違う意味で伝わる」というケースはとても多いです。

ここでは、特に会議・メールなどで誤解を生みやすい要注意単語をまとめました。

英単語発音記号意味・備考
career
キャリア
/kəˈrɪr/「キャリア」とカタカナで読むと「carrier(運搬人)」と混同されやすい。正しくは「カリァ」と強く発音。書き間違いにも注意。
theme
テーマ
/θiːm/「テーマ」と発音せず、舌を噛むような「スィーム」。「th」の発音を意識しないと伝わりません。
virus
ウイルス
/ˈvaɪrəs/「ウイルス」ではなく「ヴァイラス」。最初の音が「ヴァ」、アクセントも全く異なります。

 

発音に敏感になることは、伝わる英語力の第一歩です。

日本語のカタカナ表記をそのまま信じず、正しい音に慣れることで、海外のビジネスパートナーとの会話もスムーズになります。

TANZAMのようなアプリで音声や例文付きで学習すると、記憶にも定着しやすくなりますよ。

 

 

まとめ:ビジネス英語は「単語」ではなく「文脈」で覚える

ビジネスの現場では、ちょっとした英単語の誤用で信頼やコミュニケーションに大きなズレが生まれることがあります。

「カタカナ語=英語」と思い込んで使ってしまうと、海外の同僚やクライアントとの間で誤解や違和感を与えてしまう危険性があります。

 

これからのグローバル時代、本当に役立つ英語力は「単語帳で覚えた知識」よりも、「文脈(コンテキスト)で自然に使いこなせる力」です。

その場その場で求められる表現や、相手の文化的背景まで意識しながら語彙を増やしていくことで、真の信頼や成果につながります。

 

TANZAMでは、単語とその使い方をセットで学べるから、ビジネス現場に即した“生きた英語”が身につくはずです。

「知っている」から「使いこなせる」へ。

今日から一歩踏み出して、誤解されないビジネス英語を一緒に磨いていきましょう!