「0」はゼロだけじゃない?英語の電話番号・スポーツ・温度での読み方(Oh, Nil, Love)

「0」の英語 サムネイル

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英語を勉強しているとき、「0」をどのように読むかで迷ったことはありませんか?

実は「0」は数字自体は一つですが、英語ではシーンによって使われる読み方が何通りもあります。

日常会話や試験だけでなく、電話番号を伝えるときやスポーツの試合結果を話すとき、さらには温度や数学の話題でも「0」は大活躍します。

 

その使い分けを知らずにいると、思わぬ誤解を生んでしまうことも。

本記事では、知っておくと安心な「0」の読み方や活用法、そして覚え方のコツを、シーン別にわかりやすく紹介します。

英語の「0」は5つの顔を持つ!読み方一覧

英語で「0(ゼロ)」を表現する方法が一つだけだと思っていませんか?

実は、英語の「0」にはシーンによって複数の読み方が存在します。

電話番号、スポーツの得点、温度や数学、IDやスラングなど、その場に合わせた英語の0の表現は、知っているととても便利です。

英単語発音記号意味・備考
zero/ˈzɪə.roʊ/「ゼロ」そのもの。温度・数学・公式な場面で使う基本形。
oh/oʊ/主に電話番号や部屋番号、IDなど数字の羅列で使う。「zero」より短くて言いやすい。
love/lʌv/テニスの0点。得点表示でしか使わない特別な表現。
nil/nɪl/主にサッカーやホッケー。イギリス英語のスポーツ用語として頻繁に登場。
nought/nɔːt/イギリス英語で数学や小数点の0。“zero”よりやや古風な響き。

 

普段の英会話や試験だけでなく、海外旅行やビジネスのシーンでも役立つ知識です。

次のセクションからは、それぞれの使い方を具体的な場面別に詳しく解説していきます!

 

【電話番号・部屋番号】数字の羅列は「Oh」を使う

電話番号や部屋番号、カード番号など、数字の並びを英語で読み上げるとき、どのように「0」を発音すればいいか迷った経験はありませんか?

ビジネスシーンや海外旅行、はたまたネットでの登録など、数字の羅列を伝える場面は意外に多いものです。

ここをおさえれば、英語でスムーズに情報をやりとりできるようになります!

 

基本は「Oh (オウ)」

電話番号や部屋番号など、「数字が1つずつ独立して並んでいる」場面では、0はZeroではなく“Oh(オウ)”と読みます

たとえば、電話番号「090-1234-5678」を英語で伝える場合、次のようになります。

 

例:
Zero Nine Oh
One Two Three Four
Five Six Seven Eight

 

ただし、最初の「0」は「Zero」と読むこともありますが、海外での自然なやりとりでは"Oh"とする人が圧倒的に多いです。

日常会話・実用英語では、「Oh(オウ)」がスタンダードと覚えておきましょう!

 

数字は1つずつ読むのが鉄則

番号やパスワードなど数字の羅列は、区切らずに番号ごと1桁ずつ読むのが英語のルール。

日本語では「ゼロ九〇…」と連続して発音しますが、英語でも「Nine Oh」や「Four Two」のように各数字を分けて言います。

複数桁の数字や、まとまりで読んでしまうと、間違って伝わることもあるので注意しましょう。

 

同じ数字が続くときは?(Double / Triple)

英語では、同じ数字が2回・3回続く場合、「Double」や「Triple」を使って簡潔に表現できます

このテクニックを使うと、会話がスピーディーになり聞き取りやすくなります。

 

例:
0022 → Oh Oh Double Two
555 → Triple Five

「Double」や「Triple」のあとは、続いている数字を読み上げるだけです。「000」は "Triple Oh" と表現できます。

 

ただし、慣れていない相手だと誤解を生むことも。最初は1桁ずつ丁寧に言い直すのが安全です。

 

電話番号やID、パスワードなどの「数字列」を英語で伝える際は、「Oh(オウ)」を迷いなく使えるよう、何度も口に出して練習してみましょう。

この基本をマスターすると、外国人とのやりとりが格段にスムーズになります。

自信を持って相手に番号を伝えられる自分をイメージして、しっかり練習してみてください!

 

 

【スポーツ】なぜテニスの0点は「Love」なのか?

テニスやサッカーの試合中継で「Fifteen Love」「Two Nil」というフレーズを耳にしたことはありませんか?

日本人の多くは「0=Zero」と思いがちですが、実はスポーツ現場ではまったく違う単語が使われています。

英語の「0」は、スポーツになると「文化」として表現が大きく変わる点がとてもユニーク。

なぜ同じ「0」なのに読み方が変わるのか、豆知識として押さえておきましょう。

 

テニス:Love (15 - 0 = Fifteen Love)

テニスで「0」を意味するLove(ラヴ)

スコアで「15 - 0」を言うときは「Fifteen Love」とアナウンスされます。

この「Love」の語源には諸説ありますが、最も有力なのはフランス語の「l’oeuf(卵)」。

卵の形が「0」に似ていることから、「卵」→「Love」となったと言われています。

もう一つ説として、「Love=Nothing(=何もない)」という英語圏のジョーク的な意味も広まりました。

 

テニスのスコアだけに現れる独特のルールなので、会話や他のスポーツでは使いません。

観戦時に「Fifteen Love」「Thirty Love」と聞こえてきたら、しっかり「15-0」「30-0」という意味だと理解しましょう。

 

サッカー:Nil (2 - 0 = Two Nil)

サッカーやホッケーでは「0」のことをNil(ニル)と呼びます。

例えばサッカーで「2-0」と言いたい場面では「Two Nil」が使われます。

「Nil」は特にイギリス英語圏の伝統的な表現で、スコアや成績表で「0」という意味になります。

アメリカ英語では「zero」や「nothing」も使われますが、本場イギリスや公式な国際大会では「nil」が一般的。

ちなみに、アナウンサーや現地の観客も自然に「nil」を連発するので、スポーツ観戦好きはぜひ慣れておきたいですね。

 

スポーツの世界では「0」をどう読むかで、あなたの英語レベルや教養が問われることもあります。

映画や実況中継でスムーズに意味を理解したい方は、この「Love」「Nil」の違いをしっかりマスターしておきましょう。

 

【温度・数学】理数系はきっちり「Zero」

英語の「0」は、シーンによって色々な表現に変化しますが、理数系の分野では間違いなく「Zero」が主役です。

気温の話や、数学の計算、そして小数点を含む数値など、正確性が求められる場面ではZeroを選びましょう

特に、科学的なディスカッションや、国際的な会議などでは「Zero」を使うことで意思疎通のミスを防ぐことができます。

 

気温:Zero degrees

英語で気温を表すとき「0度」はZero degreesと表現します。

実は、気象予報やニュースでも"Zero degrees Celsius"(摂氏0度)のように、非常に定型的に使われます。

リスニングでも「Today will drop to zero」と聞こえたら、「今日は気温が0度まで下がる」という意味です。

日常会話や天気の話題で、この表現を聞き逃さないようにしましょう。

 

数学・小数:Zero / Nought

数学や小数点を読むときも「Zero」が基本です。

例えば、「0.5」はZero point five、「-0.8」はMinus zero point eightと読みます。

イギリス英語でのみ、小数や点数の読み方としてNought(ノート)も使われることがあります。

例:"nought point five"(イギリス英語で「0.5」)。
ただし、グローバルスタンダードとしてはZeroが圧倒的にポピュラーです。

公的なレポートや、試験問題、科学的な話題ではZeroを使えば確実に通じます。

 

温度や数学の「0」は、言葉の選び方ひとつで「通じる・通じない」が分かれます。

迷ったらZeroでOK、これを覚えておけば緊張する場面でも安心ですね。

 

まだある!「0」を表すスラング(Zip, Zilch)

英語圏のカジュアルな会話や映画・ドラマを見ていると、「Zero」や「Oh」以外にも不思議な単語で「0」を表す場面があります。

こうしたスラングを知っておくと、ネイティブの自然な表現やユーモアもより深く楽しめるようになります。

「Zip」「Zilch」「Nada」といった表現は、学校の教科書ではあまり教えてもらえませんが、実は日常会話ではよく使われています。

ぜひこの機会に覚えておきましょう。

英単語発音記号意味・備考
Zip/zɪp/主にアメリカ英語のスラング。「全くない」「ゼロ」といった意味。金額や点数などくだけた場面で使われます。
Zilch/zɪltʃ/「ゼロ」「皆無」「何もない」の意味。強調の意味が強く、特に口語で「nothing at all(何もない!)」と同じニュアンス。
Nada/ˈnɑːdə/もともとスペイン語の「何もない」から来た表現。アメリカの日常英語でも使われ、軽いジョークやカジュアルなやり取りで「全然ダメ!」という感じで使われます。

 

覚えておくと、「I got zip.(全然ないよ)」や「He knows zilch about computers.(彼はコンピューターについて何も知らない)」のような表現にもスムーズについていけます。

映画やドラマ、SNSなどでもよく登場するので、耳にしたときはぜひ意味に注目してみてください。

「0」を表現する英語は本当に奥が深いですね。TANZAMでは他にもリアルな英単語の使い方をたくさん紹介しています。

スラングも知っておくと、日常会話がぐっと楽しくなりますよ。

 

 

まとめ

「0」といえば「ゼロ」と思いがちですが、実は生活のさまざまなシーンで読み方が大きく異なります

英語圏で電話番号や部屋番号を伝えるときは「Oh(オウ)」がもっとも一般的で、慣れると日常会話で迷わず話せるようになります。

一方、温度や数学・理科の場面では「Zero」など正確な表現をしっかり使うことで、意思疎通のミスを防げます。

また、スポーツでは「Love」や「Nil」など文化や歴史を感じる独特な言い方が使われていることも、英語学習の面白さのひとつです。

 

いろいろな「0」の顔を覚えて、相手や場面によって自然な英語を使いこなせるようになりましょう。

英語表現の"引き出し"を増やせば、海外旅行もビジネス電話ももっと自信を持って話せます

TANZAMでは、こうした実践的で細やかな英単語の使い分けもしっかりサポートしています。

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