環境は英語で?Environmentだけじゃない!IT・自然・職場などシーン別表現を完全網羅

「環境」という言葉は、私たちの暮らしや学びの中でとても身近です。
学校や職場、ニュースなど、様々な場面で頻繁に登場します。
英語で「環境」というと、まずenvironmentという単語だけを思い浮かべがちではないでしょうか。
しかし実は、英語ではシーンによって「環境」を表す言葉が異なり、正しい単語を選ぶことで情報もコミュニケーションもより正確に伝わるようになります。
この記事では、「環境」という日本語が指し示す多様な意味を英語でどう言い分けるのか、具体的な場面に沿って詳しく解説します。
「自然・社会」の環境:Environment

自然や社会について話すとき、「環境」と言えば多くの人がenvironmentを思い浮かべるでしょう。
実際、地球温暖化や自然保護、リサイクルなど、グローバルな話題では必ずと言っていいほど使われる英単語です。
ですが、実は定冠詞theがつく「the environment」として使う場面がとても多いのがポイントです。
英語で「環境を守ろう」と言った時は、surroundings や atmosphere ではなく、environment がピッタリはまります。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| environment | ɪnˈvaɪr.ən.mənt | 自然環境、社会環境。the environment で「(地球の)環境」というグローバルな意味合いで使われることが多い。 |
| ecology | ɪˈkɑː.lə.dʒi | 生態学、環境保護というニュアンス。environment よりも学術的な響きが強い。 |
| habitat | ˈhæb.ɪ.tæt | (動植物の)生息地。ピンポイントに場所や生物の住処を指す。”environment”より限定的。 |
【よく使うフレーズ・イディオム】
- protect the environment(環境を守る)
- environmental issues(環境問題)
- environmentally friendly(環境に優しい)
- global environment(地球環境)
【例文で理解しよう】
- We need to protect the environment for future generations.
(私たちは未来の世代のために環境を守る必要がある。) - Recycling is one of the easiest ways to help the environment.
(リサイクルは環境を助ける最も簡単な方法のひとつです。) - Global warming is a serious threat to the environment.
(地球温暖化は環境への重大な脅威です。)
「環境」という言葉を自然や地球規模で使いたいときは、迷わずenvironmentを選びましょう。
社会課題やサステナブルな取り組みを英語で発信したいなら、この単語とその活用フレーズをしっかり身につけておくと安心です。
「IT・システム」の環境:Environment / Setting

IT業界やシステム開発の現場で「環境」という言葉を耳にすると、自然環境とはまた違った意味を持ちます。
実は「環境」を表す英語は複数あり、用途によっては、誤訳が大きなトラブルにつながることも。
IT用語に正確な英単語を使いこなすことで、現場での信頼度もアップします。
IT現場で頻出!「環境」の英単語一覧
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| environment | /ɪnˈvaɪrənmənt/ | 開発・運用など広範な「システム環境」。本番環境やテスト環境など多様なシーンで最も使う。 |
| setting | /ˈsetɪŋ/ | 個別アプリやシステムの「設定」。ユーザーやアプリごとの細かな環境構成を指す。 |
| configuration | /kənˌfɪɡjʊˈreɪʃ(ə)n/ | 「構成」や技術的な設定(例:system configuration)。初期設定など全体の仕組みにも使う。 |
| platform | /ˈplætfɔːrm/ | アプリが動作する「基盤としての環境」。「AWS環境」等に該当。 |
現場でよく使う「環境」英語表現とその違い
ITで「環境」は主にenvironmentを使います。
たとえば「開発環境」はdevelopment environment、「本番環境」はproduction environment、「検証環境」はstaging environmentと呼びます。
日本語の「設定」は設定値や個別のカスタマイズを指すときsettingやsettingsを使います。
「アプリ設定を確認する」はCheck the app settings.といった表現がおすすめです。
用語・関連フレーズまとめ
● Development environment(開発環境)
● Testing environment / Staging environment(検証環境・ステージング環境)
● Production environment(本番環境)
● Build the environment(環境構築する)
● Change the system settings(システム設定を変更する)
● Configuration file(構成ファイル/コンフィグ)
例文で「IT環境」表現をしっかりマスター
- Please deploy the application to the production environment.
(アプリケーションを本番環境にデプロイしてください。) - We need to fix a bug in the development environment.
(開発環境でバグ修正が必要です。) - Can you update the system settings for all users?
(すべてのユーザーのためにシステム設定を更新してもらえますか?) - The configuration file must be set up correctly.
(構成ファイルを正しく設定しなければなりません。)
「職場・周囲」の環境:Atmosphere / Surroundings

「職場の環境が良い」「周りの環境に影響される」など、日本語では「環境」という言葉を頻繁に使います。
しかし、こうした「雰囲気」や「人間関係」などの状況を英語で伝えるとき、必ずしもenvironmentを使うわけではありません。
このセクションでは、AtmosphereとSurroundingsの上手な使い分け方を紹介します。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Atmosphere | /ˈætməsfɪər/ | 「雰囲気」「空気感」 人の感情や場の雰囲気に注目する際に使う。 |
| Surroundings | /səˈraʊndɪŋz/ | 「周囲」「取り巻く環境」 物理的な場所や状況を説明する際適切。 |
Atmosphereは「雰囲気・空気感」というニュアンスを持ちます。
オフィスや学校などで「ここはいい雰囲気だ」「和やかな環境だ」と言いたいときはAtmosphereがぴったりです。
一方、Surroundingsは「周囲」「取り巻く物理的・状況的な要素」という意味。
会社や学校の「外的な環境」「場所や状況」について話すときに使います。
使い分け例
- The atmosphere in our office is very friendly and open.
(私たちのオフィスはとても雰囲気が良く、オープンです。) - She adapted quickly to her new surroundings.
(彼女は新しい環境にすぐ馴染んだ。) - I like the relaxed atmosphere at this café.
(このカフェの雰囲気が好きです。) - Be aware of your surroundings when you travel.
(旅行のときは周囲の状況に気をつけましょう。)
「環境」は英語だと雰囲気(Atmosphere)や周囲・状況(Surroundings)と細かく分かれて表現されます。
日本語の「環境」をそのままenvironmentにするのではなく、どんなシーン・意味で使いたいのかをまず考えてみてください。
要注意!直訳できない「〇〇環境」の英語

「環境」と聞くと、ついenvironment で統一して英訳してしまいがちですよね。
しかし、日本語の「〇〇環境」は、英語では文脈によってまったく異なる表現が選ばれます。
間違うと、伝えたい内容がうまく伝わらなかったり、ネイティブにとって違和感がある言い回しになってしまうことも。
ここでは、日本語話者がついやってしまいがちな「直訳ミス」と、その正しい英語表現を紹介します。
間違いやすい「〇〇環境」の例と正しい表現
| 日本語表現 | NGな直訳 | 自然な英語 | 備考・ポイント |
|---|---|---|---|
| 働きやすい環境 | comfortable environment | good working conditions / positive work environment | 「環境=environment」では伝わりきらない。working conditionsは雇用・労働条件全般。 |
| 騒がしい環境 | noisy environment | noisy surroundings / a noisy place | 人や場所自体の「雰囲気」に重きを置くとsurroundingsやplaceの方が伝わりやすい。 |
| 家庭環境 | home environment | family background / home life | 家族構成や育った状況を表すならfamily backgroundが自然。home environmentも場面により可。 |
| 学習環境 | learning environment | learning environment / educational setting | 学校や教育施設ならeducational settingもOK。抽象的ならenvironmentもあり。 |
| (IT)環境構築 | build environment | set up the environment / environment setup | build は「構築する」の直訳だが、英語ではset upやsetupが一般人気用語。 |
「環境」と言いたいとき、何についての環境かをピンポイントで意識することが大切です。
日本語にひっぱられすぎず、「状況」「雰囲気」「条件」などで具体的な英語表現を探すと失敗が少なくなります。
ITでは特によく使われる表現が決まっているので、業界標準を意識しましょう。
まとめ:シーン別「環境」使い分け早見表
どの英単語がどんな「環境」にぴったりなのか、混乱しやすいですよね。
ここで、これまで解説した内容を一目で整理できる表にまとめました。
| シーン | 英単語 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| 地球・自然 | Environment | The Environmentで「地球環境」全般。自然保護・リサイクル等で使う。 |
| 社会的な状況 | Environment | 「育った環境」など社会・文化的背景にも対応。 |
| IT/システム(本番・開発等) | Environment | Production environment(本番環境)、Development environment(開発環境)など。IT英語の鉄板。 |
| IT/設定 | Setting | コンピュータの「設定」「構成」。 例:Change system settings(システム設定を変更する)。 ソフトのカスタマイズにも。 |
| 職場の雰囲気 | Atmosphere | 「空気感」「働きやすい雰囲気」など、抽象的な「環境」の表現。 |
| 物理的な周囲 | Surroundings | 「周囲の環境」「取り巻くもの」。場所・景色等の物理的空間で使う。 |
「環境」とひとことで言っても、英単語はシーンによって選び方が違います。
慣れるまでは迷うこともありますが、それぞれのニュアンスを押さえて使い分ければ、英語表現の幅がぐんと広がります。
TANZAMでは、これらの単語を実際の例文やシチュエーションと一緒に深く学べます。
今日学んだ単語を実際のフレーズで使ってみて、自信をもって「環境」を表現できる自分を目指していきましょう!


