英語の月名一覧|1月から12月の読み方・意味・覚え方を完全ガイド!

英語学習において「月の名前(January〜December)」は、最も身近で、一度覚えればずっと使える基本語彙です。
予定のやりとり、日記、カレンダー、行事の表現など、日常会話からビジネスメールまであらゆる場面で登場します。
また、TOEICや英検などの試験でも頻出単語です。
とはいえ、ただ丸暗記するだけではなかなか定着しません。
それぞれの月名が持つ「意味・語源・語感」を知ることで、イメージと結びつけて記憶に残りやすくなります。
たとえば「March」はローマ神話の戦いの神「Mars」に由来し、「前向きに始動するイメージ」があるなど、単なる記号ではなく“ストーリーのある単語”なのです。
この記事では、英語の月名を一覧で整理し、意味・発音・使い方までしっかり解説します。
月名一覧|1月から12月の英語・読み方・意味
月 | 英語 | 略語 | 発音(IPA + カタカナ) |
1月 | January | Jan. | /ˈdʒæn.ju.er.i/ ジャニュエリィ |
2月 | February | Feb. | /ˈfeb.ruː.er.i/ フェブルアリィ |
3月 | March | Mar. | /mɑːrtʃ/ マーチ |
4月 | April | Apr. | /ˈeɪ.prəl/ エイプリル |
5月 | May | May | /meɪ/ メイ |
6月 | June | Jun. | /dʒuːn/ ジューン |
7月 | July | Jul. | /dʒuːˈlaɪ/ ジュライ |
8月 | August | Aug. | /ˈɔː.ɡəst/ オーガスト |
9月 | September | Sep. | /sepˈtem.bər/ セプテンバー |
10月 | October | Oct. | /ɒkˈtoʊ.bər/ オクトウバー |
11月 | November | Nov. | /noʊˈvem.bər/ ノウヴェンバー |
12月 | December | Dec. | /dɪˈsem.bər/ ディセンバー |
January(Jan.)|1月
読み方: /ˈdʒæn.ju.er.i/(ジャニュエリィ)
略語: Jan.
■ 語源・由来
January は、ローマ神話の「ヤヌス(Janus)」という神の名前に由来しています。ヤヌスは過去と未来の両方を見渡す“門の神”で、新年の始まりにふさわしい存在とされていました。
彼の顔は前後についており、ひとつの門を“入る・出る”を同時に象徴することから、1月=新たなスタートを象徴する月名となりました。
■ イメージ・覚え方
「January」は「門」「入り口」のイメージと結びつけて覚えると効果的です。たとえば:
- January is the door to a new year.
- Janus watches the past and future — just like we reflect and plan in January.
「門をくぐって新しい年に入る」というストーリーを思い浮かべると、スペルも意味も印象に残りやすくなります。
■ 発音のコツ
発音は /ˈdʒæn.ju.er.i/ と4音節で、「ジャニュエリィ」に近い響きです。日本語の「ジャニュアリー」はやや不正確なので注意しましょう。
- 最初の強勢は "JAN"(ジャ)にあります。
- “ju.er” の部分がやや聞き取りづらいので、ジャ・ニュ・エ・リィと4つに分けて口に出してみるのがおすすめ。
February(Feb.)|2月
読み方: /ˈfeb.ruː.er.i/(フェブルアリィ)
略語: Feb.
■ 語源・由来
February は、古代ローマの「Februa(フェブルア)」という浄化の儀式に由来します。
この儀式は春の始まりに向けて心身を清めるもので、2月は「清めの月(month of purification)」と考えられていました。
神話的には、死と再生・浄化の象徴とされる月でもあります。
■ イメージ・覚え方
「February」は「清め・浄化・春を迎える準備」という意味合いで覚えると良いでしょう。
- Think of February as a cleansing season before new life begins in spring.
- “Februa” = purification → フェブ=清めと語呂で覚えるのも手です。
Valentine’s Day(バレンタインデー)など、心を整えるイベントもある月ですね。
■ 発音のコツ
発音は /ˈfeb.ruː.er.i/(フェブルアリィ)。
ポイントは、「r」がしっかり入ること:
- “Feb-ru-ar-y” の “r” を意識すると自然に言いやすくなる
- カタカナの「フェブラリー」では “r” の音が抜けやすいので注意
口に出して言うときは「フェ・ブル・ア・リィ」と4音に分けると◎。
March(Mar.)|3月
読み方: /mɑːrtʃ/(マーチ)
略語: Mar.
■ 語源・由来
March は ローマ神話の軍神マルス(Mars) に由来します。
マルスは戦いの神であると同時に、春・生命の始まり・農耕の守護者でもありました。
古代ローマでは、戦や作物の始まりが「春」と結びついていたため、Marchが1年の最初の月とされていた時代もあります。
■ イメージ・覚え方
- 戦いの神マルス → 行動開始のイメージ
- 春の訪れとともに、物事が動き出す月と覚えると印象的です。
- 日本でも卒業や年度の終わりがあるため、変化やスタートを連想しやすいですね。
覚え方の例:
March → 前に進む(march forward) → 動き出す月!
■ 発音のコツ
発音は /mɑːrtʃ/(マーチ)で、“r” を巻き舌気味に、最後の “-ch” をしっかり止めるのがポイント。
- 口を大きめに開けて「マールチ」に近い音を意識すると自然
- 「March=行進する」と同じ単語なので、英語のフレーズでも多用
April(Apr.)|4月
読み方: /ˈeɪ.prəl/(エイプリル)
略語: Apr.
■ 語源・由来
April の語源には諸説ありますが、有力なのは ラテン語「aperire(開く)」に由来する説です。
この語は、つぼみが開く・自然が芽吹く季節であることから、春の象徴として名付けられました。
また、ローマ神話の愛と美の女神ヴィーナス(Venus)に捧げられた月とする説もあります。
■ イメージ・覚え方
- 「開く=aperire」→ 花や心が開く春の季節
- 日本では新年度・新生活が始まる月でもあり、「はじまり」の印象が強い
覚え方の例:
April → A(新しい)+開く(open)= 新しいことが開花する月!
■ 発音のコツ
発音は /ˈeɪ.prəl/(エイプリル)。
- 最初の "ei" はアルファベットのAの音と同じ
- 後半の "pril" は「プリル」ではなく、軽く「プル」に近い
カタカナに頼りすぎず、「エイ+プル」と口を切り分けるとより自然です。
May(May)|5月
読み方: /meɪ/(メイ)
略語: May(※略されないのが特徴)
■ 語源・由来
May は、ローマ神話の豊穣の女神「Maia(マイア)」にちなんで名付けられました。
Maia は春の成長や生命力を象徴する存在で、自然が最も勢いよく繁る月にふさわしいと考えられていました。
また、英語の “may” は「〜かもしれない」や「してもよい」という意味の助動詞でもあり、希望・可能性のニュアンスを感じさせる月でもあります。
■ イメージ・覚え方
- 「芽(め)が出る5月」→ May = 自然や運命が「動き出す」季節
- 新緑や若葉をイメージすると記憶に残りやすい
覚え方の例:
May →「芽」が出る月 → 成長の始まり
■ 発音のコツ
発音は /meɪ/
- 単母音 “eɪ” は「エイ」と「イ」の中間で、滑らかに伸ばすのがポイント
- 短く「メ」と切るのではなく、口をやや横に開きながらゆっくり「メイ」と伸ばすと自然な響きに
June(June)|6月
読み方: /dʒuːn/(ジューン)
略語: Jun.
■ 語源・由来
June は、ローマ神話の女神「Juno(ジュノー)」に由来します。Juno は結婚と家庭を司る神で、Jupiter(ユピテル)の妻。
古代ローマでは 6月は「結婚の月」とされ、Juno にちなんだ命名がなされました。
このため、英語圏では今でも “June Bride”(6月の花嫁)という言葉が使われるほど、愛や幸せを象徴する月というイメージが根強く残っています。
■ イメージ・覚え方
- June → Juno(ジュノー)→ 結婚・家庭の女神
- 「ジューン=祝福と愛の季節」と結びつけて覚えると印象に残りやすい
覚え方の例:
June → ジューンブライド → 結婚の女神の月
■ 発音のコツ
発音は /dʒuːn/
- “dʒ” は「ヂュ」や「ジ」に近い音(日本語の「じ」よりやや硬い)
- 母音 “uː” をしっかり伸ばして「ジューン」と滑らかに発音するのがコツ
- 語尾の “n” ははっきりと閉じて、「ジューン(ン)」と鼻にかける
July(Jul.)|7月
読み方: /dʒʊˈlaɪ/(ジュライ)
略語: Jul.
■ 語源・由来
July は、ローマの英雄「Julius Caesar(ユリウス・カエサル)」にちなんで名付けられました。
もともとこの月は「Quintilis(第5の月)」と呼ばれていましたが、カエサルが亡くなった後、彼の功績を称えて July と改名されました。
※当時の暦では3月が最初の月だったため、7月は元々「第5の月」だったことに由来します。
■ イメージ・覚え方
- July → Julius Caesar → 偉大な指導者 → 力強く堂々としたイメージ
- 「ジュライ → 夏の太陽のように輝くリーダーの月」と覚えるのも◎
覚え方の例:
ジュライ → カエサル → 7月はリーダーの月!
■ 発音のコツ
発音は /dʒʊˈlaɪ/。
- 最初の “dʒʊ” は「ジュ」と軽く
- 強勢は2音節目 “laɪ” にあり、「ライ」をしっかり強く発音
- 最後は「ライ(イ)」と口を広げて発音する
注意: “July” は “June” と似ていますが、語尾が「ライ」なので違いに注意。
August(Aug.)|8月
読み方: /ˈɔːɡəst/(オーガスト)
略語: Aug.
■ 語源・由来
August は、初代ローマ皇帝 Augustus(アウグストゥス)の名前から取られました。
もともと8月は「Sextilis(第6の月)」と呼ばれていましたが、彼の偉業を称えて改名されました。
ちなみに、7月(July)が Julius Caesar にちなむ名前であったため、Augustus もそれに並びたいと考えたとも言われています。
※こちらも旧ローマ暦で3月始まりだったため、もともとは6番目の月です。
■ イメージ・覚え方
- August → Augustus → 皇帝・威厳・尊厳
- 英語の “august”(形容詞)にも「威厳のある、高貴な」という意味があります
覚え方の例:
オーガスト → 皇帝の威厳 → 夏の終わりを高貴に締めくくる月
■ 発音のコツ
発音は /ˈɔːɡəst/。
- 最初の “ɔː” は「オー」と長く発音
- “gust” は「ガスト」と日本語に近い感覚で発音可能
- 第一音節 “AU” に強勢があるのがポイント
注意: August は名詞(8月)として使うときは上記のように発音されますが、形容詞で「威厳ある」と使うときは /ɔːˈɡʌst/(オーガスト)のように第2音節に強勢が移るので要注意です。
September(Sep.)|9月
読み方: /sɛpˈtɛmbər/(セプテンバー)
略語: Sep.
■ 語源・由来
September は、ラテン語の “septem(7)=7” に由来しています。
現在は9番目の月ですが、古代ローマ暦では3月が年始だったため、September は7番目の月にあたりました。
同様に、October(8)、November(9)、December(10)も、数字を語源とした名前が続きます。
■ イメージ・覚え方
- September → sept(7)→ もともと「7番目」の月
- 秋の始まりを告げる月で、学期の始まりや新しいサイクルが始まるイメージも強い
- “sep”=「セブン」→ 数字から覚えると、後の月名も整理しやすい
覚え方の例:
セプテンバー → セブン(7)から来てる → 本来は7番目の月!
■ 発音のコツ
発音は /sɛpˈtɛmbər/。
- “sep” → 「セプ」
- “tember” → 「テンバー」または「テンバ」
- 強勢は “tem” の部分にあるので、“テン” をはっきり発音するのがポイント
- 語尾の “-ber” はあまり強く読まず、軽く「バ」または「バー」に留めるのが自然
October(Oct.)|10月
読み方: /ɑːkˈtoʊbər/(オクトーバー)
略語: Oct.
■ 語源・由来
October は、ラテン語の “octo(8)=8” が語源です。
現代のカレンダーでは10月ですが、古代ローマ暦では3月が1年の始まりだったため、October は8番目の月でした。
「Octopus(タコ)」が「8本足」なのと同様に、“oct” は「8」という意味を持ちます。
■ イメージ・覚え方
- October → oct(8)→ 「本来は8番目の月」
- ハロウィンや紅葉など、秋の深まりを感じる季節
- “oct” は「オクトパス(タコ)」と関連づけると数字と一緒に覚えやすい
覚え方の例:
オクトーバー → オクトパス(8本足) → 8番目の月だった!
■ 発音のコツ
発音は /ɑːkˈtoʊbər/。
- “oc” → 「アク」または「オク」
- “to” → 強く「トー」と読む(強勢はここ)
- “ber” → 軽く「バー」または「バ」程度に
英語らしい抑揚を出すには、「トー」の部分をしっかり伸ばすのがポイント。
November(Nov.)|11月
読み方: /noʊˈvɛmbər/(ノーヴェンバー)
略語: Nov.
■ 語源・由来
November は、ラテン語の “novem(9)=9” に由来します。
古代ローマ暦では3月が1年の始まりだったため、11月は「9番目の月」でした。
“novem” は「ナイン(nine)」の祖先語とも言えます。
■ イメージ・覚え方
- November → novem(9)→ 「9番目の月」
- 秋の終わり、冬の足音が近づく感覚
- アメリカでは感謝祭(Thanksgiving)がある時期で、家族や食事のイメージが強い月
覚え方の例:
ノーヴェンバー → “ナイン”の「novem」 → 昔は9番目!
■ 発音のコツ
発音は /noʊˈvɛmbər/。
- “no” → 「ノウ」や「ノー」に近い音(ここが強勢)
- “vem” → 軽く「ヴェム」
- “ber” → 「バー」または「バ」程度に軽くまとめる
ポイント:最初の “no” をやや強めに出して抑揚をつけると自然。
December(Dec.)|12月
読み方: /dɪˈsɛmbər/(ディセンバー)
略語: Dec.
■ 語源・由来
December は、ラテン語の “decem(10)=10” に由来します。
古代ローマ暦で3月が新年とされていたため、12月は「10番目の月」でした。
“decem” は「デシリットル(deciliter)」や「ディケイド(decade)」など、10を意味する接頭語として現代語にも残っています。
■ イメージ・覚え方
- December → decem(10)→ 「10番目の月」だった
- 一年の締めくくり、クリスマスや年末のイベントが多い月
- 街がライトアップされ、温かさと華やかさが混ざる季節
覚え方の例:
ディセンバー → “10”の「decem」 → 昔は10番目! → 年の終わりにぴったりの月
■ 発音のコツ
発音は /dɪˈsɛmbər/。
- “di” → 「ディ」と短く
- “sem” → 強く「セム」
- “ber” → 「バー」や「バ」程度に軽く添える
ポイント:“セム”の部分にストレスを置き、テンポよく区切って読むと自然な発音になります。
曜日・季節・行事との関連表現|月名を「使える知識」に
英語で月の名前を覚えたら、次は「実際の使い方」を知っておくことが大切です。
日付の表し方、季節との組み合わせ、イベント名での使い方など、自然な英文に触れることで理解も記憶も深まります。
基本の使い方
英語表現 | 意味 | 解説 |
in January | 1月に | 月の前には in を使うのが基本 |
on January 1st | 1月1日に | 日付には on を使う |
since January | 1月からずっと | 継続を表すときに便利 |
🔍 例文:
I’ll start a new job in January.(1月に新しい仕事を始める予定です)
The party is on January 1st.(パーティーは1月1日です)
月名+曜日の表現
月名と曜日を合わせるときは、順序と前置詞に注意!
- ✅ on Monday, January 8th(1月8日月曜日に)
- ✅ by Friday, December 22nd(12月22日金曜日までに)
🔍 例文:
Let’s meet on Friday, February 10th.(2月10日金曜日に会いましょう)
月名+季節での使い方
英語では、月名と季節を組み合わせて時間の流れを自然に表現できます。
英語表現 | 日本語訳 |
January is in winter | 1月は冬に属する |
July feels like summer | 7月はもう夏の気分だね |
It’s warm in May. | 5月は暖かいです |
🔍 例文:
I love autumn in October.(10月の秋が好きです)
行事・イベント名での使い方
多くの行事は月とセットで呼ばれています。代表的な組み合わせを覚えておくと便利です。
月 | 行事・イベント |
January | New Year's Day(元日)/January Sales(新年セール) |
February | Valentine's Day(バレンタインデー) |
July | Independence Day(独立記念日/米国) |
October | Halloween(ハロウィーン) |
December | Christmas(クリスマス)/New Year's Eve(大晦日) |
🔍 例文:
Christmas is in December.(クリスマスは12月にあります)
Many shops have January sales.(多くの店で1月セールがある)
月名を使った表現・イディオム|知っておきたい英語圏の文化とフレーズ
英語の「月の名前」は、日付を表すだけではありません。
ネイティブの日常会話や文化的なイベント、さらにはイディオム(慣用句)にもたびたび登場します。
ここでは、英語ならではの月名を含んだ表現や、英語圏の文化行事をご紹介します。
once in a blue moon|ごくまれに起きること
- 意味:めったに起きないこと、非常に珍しいこと
- 直訳:「青い月に一度」→実際には2〜3年に一度しか起きない「満月2回目の月」のこと
🔍 例文:
He visits his hometown once in a blue moon.
(彼は故郷にめったに帰らない)
April Fool’s Day|エイプリルフール(4月1日)
- 内容:毎年4月1日に行われる「嘘をついても許される日」
- 特徴:新聞やテレビもフェイクニュースを出すなど、英語圏では一大イベント
💡日本と違って「午後までに嘘をつかないとダメ」というルールも。
Christmas in July|7月に楽しむクリスマス?
- 意味:実際のクリスマスとは無関係な夏のプロモーション企画
- 由来:オーストラリアなど南半球では、7月が冬であり「本来の寒いクリスマス」を再現するイベントとして親しまれている
💡米国では企業のセールや広告でも「Christmas in July」が使われることがあり、言葉遊びや販促の一環として定着しています。
cold day in July|「ありえないこと」を意味する表現
- 意味:ほとんど不可能なこと/絶対に起きないであろうこと
- 使い方:It’ll happen when there’s a cold day in July.(=絶対ない)
🔍 例文:
He’ll apologize? That’ll be a cold day in July.
(彼が謝る?ありえないね)
その他の月名フレーズ
表現 | 意味・用途 |
May-December romance | 年の差が大きい恋愛。特に「5月=若さ」と「12月=成熟・年配さ」の対比で、若者と年配者の関係を比喩的に表す。 |
March comes in like a lion, out like a lamb | 3月は嵐のように始まり(lion)、穏やかに終わる(lamb)という英語圏のことわざ。季節の移り変わりを象徴する表現。 |
April showers bring May flowers | 4月の雨があるからこそ、5月に花が咲く。苦労の先に喜びがある、というたとえにも使われる。 |
Christmas comes but once a year | 「クリスマスは年に一度」という意味で、特別なこと・散財・お祭り的な行動の言い訳によく使われる表現。 |
June bride | 6月の花嫁。西洋では「6月に結婚すると幸せになれる」という言い伝えがあり、日本でもよく知られる慣用句。 |
The Ides of March | 「3月15日」のこと。シェイクスピア作品『ジュリアス・シーザー』で有名。裏切り・不吉な予兆の象徴としても登場。 |
こうした表現や文化背景を知っておくと、英語がより立体的に見えてきます。
単語だけでなく、文脈の中で使えるようになると語彙力もグッとアップしますよ!
覚え方のコツ3つ|月の名前はこうして覚えると忘れない!
英語の「月名(January〜December)」は、日常会話・試験・スケジュール管理などで一生使う基本語彙です。
とはいえ、12個すべてを覚えるのは意外と大変…という方も多いのではないでしょうか。
そこで、効率よく・記憶に残る学習法を3つご紹介します。
語源や意味とセットで覚える
月名には、ローマ神話の神々や古代ローマの政治制度に由来する名前が多くあります。
たとえば…
- March(3月) は戦の神・マルス(Mars)が語源 → 春の始まり、活動的なイメージ
- July(7月) はユリウス・カエサル(Julius Caesar)に由来 → 偉人の名がそのまま月に
こうした「意味の背景」を知ると、記憶がイメージと結びつき、忘れにくくなります。
歌やリズムで12か月をまとめて暗記
英語圏の子どもたちが使う「12 months song」は、リズミカルに月名を覚える定番ソング。
YouTubeやTANZAMなどで聞きながら声に出して覚えるのもおすすめです。
🎵 January, February, March and April…(メロディに乗せて楽しく記憶!)
音とリズムに乗せると、丸暗記よりずっと効率よく定着します。
自分の誕生月や季節に関連づけて覚える
自分に関係ある月から覚えるのも有効な戦略です。
- 自分の誕生月 → まずこの英語名を覚える
- 季節のイベント → October = Halloween, December = Christmas
- 学校行事 → April = New semester, July = Summer vacation
こうした感情や経験とリンクする記憶は、忘れにくく、英語表現にも自然と使えるようになります。
「丸暗記が苦手…」という人ほど、語源・音・自分ゴトの3つのアプローチで覚えてみましょう。
次のセクションでは、英語学習で「月名」がなぜ重要なのかを振り返ってみます。
まとめ|月名を覚えると英語が身近になる
英語の「月の名前」は、単なる単語の羅列ではありません。
それぞれの月には歴史的な由来や文化的な意味が込められており、覚えることで以下のようなメリットが得られます。
- 語彙力がアップする:日常会話や試験(TOEIC・英検)での登場頻度が高く、必須の基本語彙。
- 自然な英語表現が身につく:「in March」「until July」「Christmas in December」など、時期を表すフレーズの土台に。
- 文化理解が深まる:「April Fool’s Day」「Thanksgiving in November」「New Year’s in January」など、月ごとのイベントや習慣にも触れられる。
月名は、一度覚えれば一生使える“英語の土台”。
リズムや語源、自分の生活と結びつけて、楽しく覚えていきましょう!
TANZAMなら、発音・意味・イラスト・例文のセットでしっかり定着。
英語が「ただの暗記」ではなく、「日常とつながる言葉」になる体験を、あなたにも。