羊は英語でSheepだけじゃない?複数形やラム・マトン、鳴き声まで解説

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英語の "Sheep" という単語、一見シンプルに思えるかもしれません。

しかし、「Sheepの複数形って何だっけ?」「羊肉って英語でなんて言うの?」「オス羊・メス羊の言い方もある?」そんな疑問を感じたことはありませんか?

 

この記事を読むことで、英語の"Sheep"に関する知識がしっかり身につきます。

ぜひ一緒に、羊にまつわる英語の世界を深掘りしていきましょう!

羊は英語で「Sheep」:絶対に間違えてはいけない複数形の謎

The Mystery of "Sheep" vs "Sheeps" 代替テキスト:Sheep plural form comparison. 羊の複数形の比較。

「羊」を表す英単語 "Sheep" は、中学英語でも登場するほど有名な単語です。

しかし、「羊が一匹、二匹……」と数えるときに、"s" をつけて "Sheeps" にしてしまう間違いは英語学習者の間でとても多いのです。

英単語発音記号意味・備考
sheep/ʃiːp/羊(動物)。
単数形も複数形も同じ綴りで使う特殊な単語。

 

なぜ "Sheeps" ではいけないのか?

"Sheep" の複数形は、絶対に "Sheeps" とはなりません。単数も複数も "Sheep" と表記します。

例文

  • Look at those sheep.
    (あの羊たちを見て)

このように、 one sheep(1匹の羊)、two sheep(2匹の羊)、many sheep(たくさんの羊)と、数が増えても必ず "sheep" です。

 

「魚」や「鹿」も同じ?単複同形の理由

なぜ羊は単複同形なのでしょうか?

実は "sheep" だけでなく、"fish"(魚)や "deer"(鹿)なども同じパターンで、数がいくつであっても複数形になりません。

これは言語学的に、群れで行動する動物や狩猟対象となる動物は、古英語・中英語の時代から単複同形が多いという傾向があるからです。

"Sheep" も "deer" も、農業や狩猟文化に根差した英単語なので、こうした特別ルールが生まれたのです。

 

"sheep" の複数形ルールをしっかり身につけて、お友達や英会話の場でドヤ顔できる基礎力をUPさせていきましょう。

 

ラムとマトンだけじゃない?「羊の肉」の英語表現

Meat Names: Lamb vs. Mutton 代替テキスト:Lamb, Mutton, Hogget meat comparison. ラム、マトン、ホゲット肉の比較。

「羊肉」と聞いて、英語では"ラム"(lamb)しか思い浮かばない方は多いのではないでしょうか。

実は、羊の肉にはいくつかの呼び方があり、年齢や部位によって英語表現が異なります

ここでは、英語圏で通じる「羊肉」表現の使い分けと、その歴史的背景を解説します。

英単語発音記号意味・備考
Lamb/læm/生後1年未満の子羊の肉。クセや臭みが少なく柔らかいため、レストランでよく見かけます。「ラムチョップ」など。
Mutton/ˈmʌtn/1歳(または2歳)以上の成羊の肉。香りやコクが強めで、煮込み料理やカレーに使われることが多いです。
Hogget/ˈhɒɡɪt/ラムより成長しマトンほど老成していない中間の羊肉。英語圏でもあまり聞かれませんが、知っていると通ですね。

 

肉になると名前が変わるのはなぜ?

動物(Sheep)と肉(Lamb/Mutton)で呼び名が異なる背景には、イギリスの歴史が大きく関係しています

アングロサクソン系の農民が羊を飼い、その後やってきたノルマン人(フランス系)が羊肉料理を食べる立場になったことで、食卓の肉にはフランス語が多く採用されました。

「ラム(lamb)」は英語ですが、「マトン(mutton)」はフランス語由来の"mouton"に由来しています。

これは「牛/牛肉(cow/beef)」「豚/豚肉(pig/pork)」と全く同じ流れです。

 

オス・メス・赤ちゃんで呼び方が変わる!羊の英語一覧

Family Names: Ram, Ewe, and Lamb 代替テキスト:Sheep family tree illustration. 羊の家系図のイラスト。

羊と一口に言っても、英語では「オス」「メス」「赤ちゃん」で全く違う呼び名になるのを知っていますか?

日本語だと「雄羊」「雌羊」「子羊」といった表現は知っていても、英語で正確に使い分けられる人は意外と少ないものです。

ネイティブは状況や性別、年齢でしっかり呼び名を変えているので、これを知ればあなたの英語力はぐんとアップしますよ。

英単語発音記号意味・備考
Ram/ræm/オス羊(雄羊)。
力強いイメージから、星座の「牡羊座(Aries)」やスポーツチーム名にもよく使われる。
英語表現として「ram(体当たりする)」も同じ語源。
Ewe/juː/メス羊(雌羊)。
発音は日本語の「ユー」とほぼ同じだけど、母音が強く伸びるのが英語らしいコツ。
ネイティブでもつづりが分かりにくい単語なのでスペルチェック注意!
Lamb/læm/子羊。
聖書や童話、歌(Mary had a little lamb)など、文化的にもとても親しまれている単語。
食肉としての「ラム」もこの単語から。
Flock/flɑk/羊の群れ(名詞)。
鳥や羊など、集団で行動する動物に使う英単語。
群れの管理や数えるときに必須の単語!
Lost sheep迷える子羊。
聖書由来の表現で、「道を迷ってしまった人」「集団から外れてしまった人」をたとえる時にも用いる。
ネイティブの日常会話や小説にも頻出。

 

 

羊の鳴き声は「メェー」ではない?英語での表現

"Baa" and "Bleat" 代替テキスト:Comic strip of a sheep's sounds. 羊の鳴き声のコミックストリップ。

日本語で「羊の鳴き声」といえば、多くの方が真っ先に「メェー」という響きをイメージするでしょう。

しかし、英語圏ではこの「メェー」とはまったく異なる表現が使われています。

ここでは、羊の鳴き声にまつわる英単語や、その使い方、発音のポイントなどをわかりやすく解説します。

英単語発音記号意味・備考
baa/bɑː/羊の鳴き声を擬音語で表現したもの。「バー」と発音し、日本語の「メェー」とは響きが異なる。羊やヤギの鳴き声として子供向けの絵本や歌にもよく登場。
bleat/bliːt/(動詞・名詞)「羊が鳴く」「羊の鳴き声」。"The lamb bleated softly."(子羊がやさしく鳴いた)などと使う。動詞としての用法が多い。

 

英語で羊の鳴き声を表したい時は、"A sheep goes baa."や"The lamb is bleating." のように使います。

ポイントは、日本語の「メェー」とは音も綴りも大きく異るところ。

「baa」は伸ばすと「バー」、「bleat」は「ブリート」と発音します。

 

なぜ英語圏では眠れない夜に「羊を数える」のか?

Culture: Counting Sheep for Sleep 代替テキスト:A person counting sheep to sleep. 眠るために羊を数える人。

眠れない夜、枕元で「羊が一匹、羊が二匹…」とつぶやいてみた経験はありませんか?

この習慣は日本でもよく知られていますが、実は英語圏でも同様に「Count sheep(羊を数える)」という表現が使われています。

どこか牧歌的でかわいらしいこの習慣ですが、なぜ英語圏では“羊を数える”のでしょうか。

その理由や、羊を英語で数える正しい方法について深掘りしてみましょう。

 

結論からいえば、「羊を数える」は英語でも人気の”安眠テクニック”ですが、その背景にはいくつかの説があります。

まず、多くの人が知るものとして「sleep(眠る)」と「sheep(羊)」が韻を踏んでいるため、言葉として心地よく、単調に繰り返すことでリラックスできるという説があります。

もうひとつの説は、かつての羊飼いに由来したもの。

夜、羊が群れから迷子になっていないか心配して数えたという生活習慣から、日常に溶け込んだとも言われています。

 

実際の英語表現としては、次のように使われます。

  •  Count sheep(羊を数える:眠れない時に使う定番フレーズ)
  • One sheep, two sheep, three sheep...
    ※ここでもsheepsではなく、sheepが単複同形で使われることに注意しましょう!

 

知っておくと賢く見える!羊にまつわる英語のことわざ・イディオム

Idioms: Wolf in Sheep's Clothing & Black Sheep 代替テキスト:Three sheep idioms illustrated. 3つの羊のイディオムのイラスト。

羊は世界中の童話や神話に登場し、英語でも実はよく使われるモチーフです。

日常会話や小説、映画でも羊関連のことわざやイディオムがさりげなく出てくることがあり、知っていると知的な印象を与えられるでしょう。

ここでは、英語圏でよく知られている羊にまつわるフレーズと、その意味や背景知識を解説します。

イディオム・フレーズ意味・説明
A wolf in sheep's clothing「羊の皮を被った狼」。
偽善者・見かけに騙されるなという意味。見た目は善良だが実は危険な人物や、内心の本音を隠す人によく使います。聖書(新約聖書マタイ伝)由来のフレーズで、道徳的な話題でよく引き合いに出されます。
Black sheep「厄介者」や「一族の面汚し」。
白い羊が一般的だったため、黒い羊は染色にも使えず価値が低いとされました。そのため、グループや家族の中で異端児・問題児のことをこのように呼びます。自虐的なジョークとしても使いやすい表現です。
Mary had a little lambアメリカやイギリスの有名な童謡
「メリーさんの羊」という日本名で知られています。実はアメリカで実際に起きた話が元になっており、幼児教育や子どもの歌で定番です。雑談のきっかけや、童謡に話題が及んだ時に披露すると盛り上がります。

 

干支の「未年(ひつじどし)」は英語でどう説明する?

Zodiac: Year of the Sheep/Goat 代替テキスト:Zodiac "Hitsuji" and related animals. 干支の「未」と関連する動物。

日本や中国をはじめとしたアジア圏では、干支(えと)の考え方が日常に深く根付いていますが、「未年(ひつじどし)」を英語でどう表現するかは意外と迷うところですよね。

英会話や自己紹介、ちょっとした異文化交流の場面で「私はひつじ年です」と言いたくなった経験がある方も多いのではないでしょうか。

英語で干支の未年を表現するには、いくつかのバリエーションがあります。

英語表現意味・備考
Year of the Sheep日本語の「ひつじ年」にもっとも忠実な表現。「私はひつじ年です」は "I was born in the Year of the Sheep." となります。
Year of the Goat中国語圏では羊とヤギが文化的に区別されにくいため、この表現も非常に一般的。特に中国語の「羊(yáng)」は「羊(sheep)」と「山羊(goat)」両方を指します。
Year of the Ramより雄々しいイメージを出したいときに使われることも。特に英語では「Ram = オス羊」に当たるためややフォーマルな印象に。

 

羊、ヤギ、どっち?干支英訳の文化的背景

東アジアの干支「未」は、中国語では“羊”と表記され、その言葉が羊(sheep)とヤギ(goat)の両方を意味します。

英語圏では"Year of the Sheep" "Year of the Goat" "Year of the Ram"いずれも同じ「未年」と見なされますが、正確に訳すなら"Sheep" が日本と同じ動物です。

自己紹介や国際的な会話で干支について話すときには、"In Japan, the 'Year of the Sheep' means the Year of the Sheep, while in some cultures it is the Year of the Goat." のように、文化ごとに違うことを一言添えると話が広がります。

 

 

まとめ

英語の"Sheep"は、単語のスペルや複数形だけでなく、歴史・文化・食・イディオムまで、知れば知るほど奥深い魅力があります。

単語テストのための表面的な暗記ではなく、「なぜ Sheeps じゃないの?」「Lamb と Mutton の違いは?」といった”なぜ?”を意識して学ぶことで、英語への理解がぐっと深まります。

たとえば、「羊を数える」というおなじみの表現にも、発音のリズムや文化的背景が隠されています。

また、羊特有の単複同形や、時代背景から生まれた食肉の名称など、他の動物では見られない特徴がたくさんあります。

 

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