トドは英語で?アシカやアザラシとの違いも英語名で完璧に区別しよう

水族館で大迫力の泳ぎを見せてくれる「トド」。
実は、その英語名で迷った経験がある人も多いのではないでしょうか。
「アザラシ」「アシカ」「トド」——見た目は似ているけれど、英語ではどれも違う単語が使われます。
しかも、トドには意外に知られていない「本格英語名」があるのです。
今回は、トドの英語表現だけでなく、混同しやすいアシカやアザラシなど「鰭脚類(ききゃくるい)」の英語の使い分けについて、アカデミックかつ分かりやすく解説します。
- 🌊 トドの英語名:
Steller's sea lion(ステラーズ・シー・ライオン)。
「ステラーさんが発見した巨大なアシカ」という意味です。 - 🤔 アシカとアザラシの見分け方:
アシカ(Sea lion)= 耳がある・前足で歩ける。
アザラシ(Seal)= 耳がない・這って動く。 - 🦁 なぜ「海のライオン」?:
オスの首周りにタテガミがあり、鳴き声が「ガオー」とライオンに似ているから! - 🦷 その他:
セイウチ(キバがある)= Walrus。
オットセイ(毛深い)= Fur seal。
👇 本文では、ネイティブっぽい発音「シー・ライアン」のコツも解説!
トドは英語で "Steller's sea lion"

水族館で「トド」を見かけて、英語で何と言うんだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
日本語だと「トド」と呼んで馴染みのあるこの生き物、実は英語ではとても由緒ある名前がつけられています。
トドの英語名は "Steller's sea lion"(ステラーズ シー ライアン)です。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Steller's sea lion | /ˈstɛlərz ˈsiː ˌlaɪən/ | トド(学名:Eumetopias jubatus)。ステラー氏によって発見・記載されたアシカ科最大の種。一般的な “sea lion” よりも大きく迫力が特徴。 |
| sea lion | /ˈsiː ˌlaɪən/ | アシカ科全般。「海のライオン」の名前はオスのたてがみ様の毛と咆哮から。 |
Steller's という部分は、18世紀の博物学者、Georg Wilhelm Steller(ゲオルク・ヴィルヘルム・ステラー)氏に由来します。
彼がこの動物を世界に紹介したことを称えて "Steller's sea lion" と名付けられました。
"Sea lion" は直訳すると「海のライオン」。
これは、繁殖期のオスがライオンのような咆哮をあげ、首周りのたてがみが特徴的だからです。
なお、 “sea lion” だけ言う場合はアシカ科全般を指し、北米の水族館やニュースではカリフォルニアアシカを想像されることが多いので注意しましょう。
発音のコツ
発音記号は /ˈstɛlərz ˈsiː ˌlaɪən/ です。
カタカナ表記なら「ステラーズ シー ライアン」が近いでしょう。
"sea lion" の “lion” 部分は「ライオン」ではなく、「ライアン」と発音するとよりネイティブらしくなります。
アシカ・アザラシ・オットセイ…似ている海獣の英語名一覧

水族館や動物園でよく見かける「鰭脚類(ききゃくるい)」は、一見するととてもよく似ています。
しかし、英語ではそれぞれ明確な名前があり、特徴ごとにちゃんと区別されています。
ここでは、トドに加えて日本でも馴染みのある アシカ、アザラシ、オットセイ、セイウチ の英語名とそのポイントをまとめました。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Sea lion | /ˈsiː ˌlaɪən/ | アシカ トドも含む広いカテゴリ。耳たぶがあり、前脚で体を持ち上げて歩くことができる。ショーなどで活躍する「アシカ」は多くがカリフォルニアアシカ。 |
| Seal | /siːl/ | アザラシ Earless seal(耳のないアザラシ)や True seal と呼ばれることも。耳たぶはなく、陸ではゴロゴロ這って動きます。 |
| Fur seal | /fɜːr siːl/ | オットセイ 直訳で「毛皮のアザラシ」。アシカに近い種で、毛並みが非常に密生。毛皮目的の歴史が名前に由来しています。 |
| Walrus | /ˈwɔːlrəs/ | セイウチ 最大の特徴は立派なキバ(犬歯)。英単語はノルウェー語に由来し、欧米でも特に有名な北極圏の動物。 |
| Steller's sea lion | /ˈstɛlərz ˈsiː ˌlaɪən/ | トド 海獣最大級。発見者名を冠して特別に区別されます。実はアシカ科で、英語では正式に“Steller’s sea lion”と呼ばれる。 |
どの英単語を使えばいいか迷ったときは、動物の耳や毛並み、動き方と結びつけて覚えることで混乱を防げます。
英語の生きたニュアンスも一緒に身につくので、記憶の助けにもなります。
なぜ「海のライオン」なのか?語源から紐解く英語の面白さ

"Sea lion"(シーライオン)という単語を聞いて、なぜ海獣に「ライオン」という名前が付けられたのか、疑問に思ったことはありませんか?
英語名の背景には、動物たちの見た目や性格、行動がしっかりと反映されています。
Sea lion は直訳すると「海のライオン」。
オスのアシカやトド(Steller's sea lion)は、首まわりにたてがみのような毛が生え、まさにライオンのような風格を持っています。
また、繁殖期のオスは低く太い声で「ガォーッ」と雄叫びをあげ、これがまるで陸上のライオンの咆哮のようだと比喩されたのです。
そのため、英語圏の人々は大きく獰猛で勇ましい「海のライオン」という呼び名をつけました。
ちなみに、「アシカ」は日本語名ですが、英語では Sea lion が標準的な呼称です。
そのため、アシカ科最大の「トド(Steller's sea lion)」も同じ仲間として扱われています。
そして "Steller's" という部分は、発見者の名誉を称える形で接頭辞として付けられました。
対照的に、日本語の「トド」は、北海道など北方地域のアイヌ語「トント」に由来し、ライオンとは全く異なる視点で名づけられています。
英語と日本語で、このように命名の由来や発想が大きく異なるのも、言語を学ぶ楽しさの1つです。
由来や背景にまで目を向けることで、単語への理解が何倍にも深まります。
動物の名前はイメージとセットで覚えるのが近道

英単語学習で最もよくある悩みの一つが、"Seal"(アザラシ)と "Sea lion"(アシカ)の区別がいつもごっちゃになることです。
文字だけを追っていると、どちらがどちらか分からなくなってしまうのは、誰もが経験するポイントですよね。
動物の名前は、ただ訳語だけを覚えるのではなく、姿や特徴、動きなどのイメージと一緒に学ぶと記憶に残りやすくなります。
例えば、"Seal" といえば丸くて愛嬌のある顔、耳たぶがなく、ずんぐりとした体で浜辺をゴロゴロ転がっている姿が思い浮かびませんか?
対して "Sea lion" は、目立つ耳たぶがあり、ショーで前脚を使って活発に陸を歩き回る様子が印象的です。
また、トド(Steller’s sea lion)は、堂々とした体格や、たてがみがある雄の姿、そして勇ましい鳴き声といった特徴を一緒に覚えるのがおすすめです。
名前の意味や単語のつづりよりも、この具体的な動きや特徴を頭に描くことで、迷わず使い分けができるようになります。
言葉とイメージの連携を意識した学習は、動物の名前だけでなく、ほかの生き物や自然に関する英単語の習得にも役立つテクニックです。
"Seal" =アザラシは耳がない、"Sea lion" =耳があって前脚で歩ける
こんなシンプルなイメージの違いだけでも、英語がぐっと身近に感じられるはずです。
まとめ:トドは「ステラーさんのアシカ」と覚えよう
トドは英語で "Steller's sea lion" と言います。
頭でっかちな英訳の丸暗記ではなく、「ステラーさんが発見した大きなアシカ」というイメージで覚えると、もう迷いません。
"Sea lion"(アシカ)"Seal"(アザラシ) "Fur seal"(オットセイ)"Walrus"(セイウチ)など、似ていて混乱しやすい仲間たちも、語源や特徴、イメージとセットで押さえておくことで、自信を持って正しい英語が使えるようになります。
動物の名前を身近なイメージと一緒に覚えることは、英単語習得にも抜群の近道です。
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