Google翻訳とDeepLどっちが優秀?精度・使いやすさを徹底比較

「Google翻訳で出た英文、このまま取引先に送って本当に大丈夫かな…?」
「意味は合っている気がするけど、ネイティブが見たら失礼な表現になっていないだろうか…」
ビジネスメールを書く時、送信ボタンを押す手が震えてしまった経験はありませんか?
友達同士なら笑って済ませられますが、ビジネスの世界では、単語ひとつの選び方で「教養がない」「失礼なやつだ」と判断されてしまうリスクがあります。
結論から申し上げます。
「自然でこなれた英語」を書きたいなら、DeepL(ディープエル)が圧倒的に優秀です。
しかし、だからといって「Google翻訳はもう不要」というわけではありません。
実は、Google翻訳にはDeepLにはない強みがあり、プロは用途によってこの2つを明確に使い分けています。
この記事では、実際のビジネスメールを両方のアプリで翻訳して精度を徹底比較。
さらに、最近急増している「ChatGPTを使った第3の翻訳術」まで、仕事で恥をかかないための英語ツール活用法をすべて解説します。
【結論】Google翻訳 vs DeepL 機能・精度比較表
結論から言うと、「仕事のメールや資料作成」ならDeepL一択です。
一方で、Google翻訳は「対応言語の多さ」と「Web連携」で圧倒的に勝っています。
それぞれの得意・不得意を整理しました。
| 項目 | DeepL(ディープエル) | Google翻訳 |
|---|---|---|
| 翻訳の精度 | ◎ 超自然 文脈を読み、人間が書いたような文章にする。 | △ 直訳気味 意味は通じるが、機械的で少し硬い。 |
| 対応言語 | 約30言語 (主要言語のみ) | 130言語以上 (マイナー言語もカバー) |
| 最大の強み | 「ニュアンス」を汲み取る力。 丁寧語やビジネス用語への変換が上手い。 | 「機能」の豊富さ。 Webページ全体の翻訳や、辞書代わりの単語検索。 |
| おすすめ 利用シーン | ✅ ビジネスメール ✅ 契約書・プレゼン資料 ✅ ニュアンス重視の長文 | ✅ 単語の意味調べ ✅ 海外サイトの閲覧 ✅ 旅行(マイナー言語圏) |
DeepL:もはや「優秀な秘書」レベル

DeepLの凄さは、単語を置き換えるのではなく「文脈」を理解する点にあります。
例えば、日本語特有の「よろしくお願いします」のような曖昧な言葉も、メールの締めの挨拶なら "Sincerely,"、依頼なら "Thank you for your cooperation," といった具合に、状況に合わせて最適な英語に意訳してくれます。
「恥をかきたくないビジネス文書」は、迷わずこちらを使ってください。
Google翻訳:圧倒的な「辞書」代わり

一方、Google翻訳は「単語の意味」をサッと調べるのに向いています。
DeepLは文章にしてしまうため、単語単体の意味(名詞なのか動詞なのか、他の意味はあるか)を知りたい時にはGoogleの方が詳細なデータが出ます。
また、タイ語やベトナム語など、DeepLが対応していない言語を扱う場合や、Chromeブラウザで海外サイトを丸ごと日本語で読む場合は、Google翻訳が最強のツールになります。
【検証】同じ例文を翻訳させてみた(日常会話 vs ビジネス)
「精度が高い」とは具体的にどういうことなのか?
論より証拠です。実際に「日常会話」と「ビジネスメール」の2つのパターンで、全く同じ日本語を入力して比較してみました。
ケース1:日常会話「昨日はごめんね」
友人と喧嘩をしてしまい、翌日LINEで謝るシーンを想定してください。
入力した日本語:
「昨日はごめんね」
Google翻訳
"Sorry for yesterday."
(解説:通じますが、かなり軽く、少し幼い印象です。「ごめん!」くらいの感覚です。)
DeepL
"I apologize for what happened yesterday."
(解説:主語(I)を補い、「何があったかについて謝罪する」という丁寧な文章になりました。これなら誠意が伝わります。)
ケース2:ビジネスメール「お世話になっております」
ここが決定的な差です。日本のビジネスメールで必ず使う挨拶ですが、英語には直訳できない言葉です。
入力した日本語:
「お世話になっております」
Google翻訳
"Thank you for your help."
(解説:直訳です。「手伝ってくれてありがとう」という意味になり、メールの冒頭で使うと「まだ何もしてないけど?」と相手を困惑させる可能性があります。)
DeepL
"I hope this email finds you well."
(解説:ここが凄いです。日本語を訳すのではなく、「英語のメールにおける最適な書き出し」に変換しています。あるいは、文脈によってはこの挨拶自体を「不要」と判断して省略することさえあります。)
結論:DeepLは「言葉」ではなく「意味」を訳す
比較してわかる通り、Google翻訳は「単語を英語に置き換える」のが得意です。
対してDeepLは、「この日本語を使うシチュエーションなら、英語ではこう言うはずだ」という文脈や文化背景まで読み取ってくれます。
仕事相手に「変な英語を使うやつだ」と思われたくないなら、DeepLを使うべき理由はここにあります。
ビジネスでDeepLが選ばれる「プロ向け機能」
DeepLがビジネスパーソンに愛用される理由は、単に翻訳が上手いからだけではありません。
「あ、そこを直したい」という痒い所に手が届く機能が充実しており、修正にかかる時間を大幅に短縮できるからです。
訳文の微調整(レコメンド機能)
AIが出した翻訳を見て、「間違いではないけど、この単語じゃないんだよな…」と思うことはありませんか?
そんな時、DeepLなら書き直す必要はありません。
使い方:
翻訳された英単語をクリック(タップ)するだけです。
すぐに「同義語のリスト」が表示されるので、その中から好きな単語を選んでください。
- 「Company」を「Corporation」に変える
- 「Big」を「Huge」に変える
単語を選び直すと、前後の文法(a/anの区別や三単現のsなど)も自動で修正されます。
まるで隣にいるネイティブに「こっちの言い回しはどう?」と相談しながら文章を作る感覚です。
常体・敬体の切り替え(※Pro版機能)
これは有料版(Pro)の機能ですが、仕事で使うならこれだけで元が取れるほど強力です。
翻訳結果の「丁寧さ」をワンクリックで切り替えられます。
- 敬体(Formal): 「~です・ます」。お客様へのメールや接客用語に。
- 常体(Informal): 「~だ・である」。プレゼン資料の箇条書きや、社内メモに。
特にパワーポイントの資料を翻訳する際、勝手に「~です」と丁寧語にされてしまい、全部手作業で「~だ」に直す…という無駄な作業が一切なくなります。
ファイルまるごと翻訳
海外から送られてきたPDFのマニュアルや、英語の契約書(Word)を読む時、わざわざテキストをコピーして貼り付けていませんか?
DeepLなら、ファイルをそのままドラッグ&ドロップするだけでOKです。
ここが凄い:
文字だけが翻訳され、図表、画像、レイアウトはそのまま維持されます。
「グラフの位置がズレて読みにくい」というストレスなしに、日本語の資料としてスラスラ読むことができます。
無料版と有料版(Pro)、仕事で使うならどっち?
DeepLには無料版と有料版(Pro)がありますが、ビジネスで本格的に使うなら、以下の理由から有料版の検討をおすすめします。
| 機能 | 無料版 | 有料版 (Pro) |
|---|---|---|
| セキュリティ | データが学習に使われる ※機密情報は入力NG | 完全に保護される データは翻訳後即削除 |
| 文字数制限 | 1回 1,500〜5,000文字 | 無制限 |
| ファイル翻訳 | 月3ファイルまで (編集不可) | 月20ファイル〜 (編集可能) |
※ 特に「セキュリティ」の観点から、会社の重要情報を扱う場合は有料版が必須、あるいは無料版なら徹底した伏せ字対応が必要です。
第3の選択肢!ChatGPTを「優秀な翻訳家」にするコツ

これまで「翻訳といえばGoogleかDeepL」でしたが、ビジネスの最前線では今、「翻訳アプリを使わず、ChatGPTに頼む」という人が急増しています。
なぜなら、翻訳アプリは「言葉」を変換するだけですが、ChatGPTは「状況」を理解してくれるからです。
相手が怒っているのか、親しい間柄なのか。こちらの立場は上か下か。それを伝えることで、翻訳の質は劇的に変わります。
「誰に」「どんなトーンで」を指示する
ChatGPTに翻訳を頼むときは、単に「英語にして」と投げてはいけません。
通訳さんに仕事を依頼するように、具体的な「指示(プロンプト)」を与えてください。
おすすめの依頼文(プロンプト例):
「以下の日本語を、取引先の役員(目上の人)に送る、非常に丁寧なビジネス英語に翻訳してください。
こちらのミスなので、謝罪のニュアンスを強めにして、言い訳がましくならないようにお願いします。」
[ここに日本語の文章を入れる]
こう指示するだけで、ChatGPTは "Sorry" ではなく "We sincerely apologize..." を選び、言い訳っぽい表現(Because...)を避けた、洗練された謝罪文を作成してくれます。
これは、DeepLなどの翻訳専用ツールにはできない芸当です。
DeepLとChatGPTの使い分け
では、すべてChatGPTでいいかというと、そうではありません。
面倒なプロンプト入力の手間を考えて、以下のように使い分けるのが賢い方法です。
- DeepLを使う時:
「会議の時間を変更したい」「資料を送ります」といった、感情が含まれない定型的な業務連絡。スピード重視で、サッと翻訳して送りたい時。
- ChatGPTを使う時:
「納期遅れの謝罪」「見積もりの値引き交渉」「断りづらい依頼を断る」など、複雑な背景や人間関係が絡むメール。人間味が求められる重要な局面。
💡 【時短テク】Chrome拡張機能でもっと便利に
いちいちDeepLのサイトを開いてコピペするのが面倒なら、公式のChrome拡張機能(無料)を入れましょう。
これを入れると、Web上の英文を選択するだけでDeepLのアイコンが表示され、クリック一発でその場に翻訳が表示されます。
海外のニュースサイトや、Gmailで受け取った英語メールを読むスピードが劇的に上がります。
翻訳ツールを使う時の「致命的なリスク」
ここまで「翻訳ツールは便利だ」と解説してきましたが、仕事で使う以上、絶対に無視できないリスクが2つあります。
これを知らずに使うと、「情報漏洩」や「重大な契約トラブル」を引き起こす可能性があります。
セキュリティ問題(情報漏洩)
基本的に、無料版の翻訳ツールに入力したデータは、AIの学習用データとして利用される可能性があると考えてください。
つまり、あなたが入力した「未発表の新製品情報」や「取引先の個人名」が、巡り巡って世界中の誰かの翻訳結果として表示されてしまうリスクがゼロではないということです。
【対策】機密情報は必ず「伏せ字」にする
社外秘の文章を翻訳する際は、固有名詞や数字を隠してから入力する癖をつけてください。
- 「株式会社TANZAMとの契約金は100万円です」
↓ - 「A社との契約金はXXX円です」
このように書き換えてから翻訳にかけ、出てきた英語の「A Company」や「XXX yen」の部分を、後で手作業で戻すのが鉄則です。
「誤訳」を見抜けないリスク
AIは、間違っている時でも自信満々に答えを出します。
特に怖いのが、「肯定と否定を逆にしてしまう」ケースです。
原文が「~しないことはない(二重否定)」のような複雑な日本語の場合、AIが解釈をミスして、真逆の「~しません」や「~します」と訳してしまうことが稀にあります。
翻訳された英語を一度も読まずにコピペして送信するのは、中身の入っていない銃でロシアンルーレットをするようなものです。
🛡️ プロもやる「逆翻訳」チェック
翻訳された英語が合っているか不安なときは、その英語をコピーして、もう一度翻訳ツールで「英語→日本語」に戻してみてください。
もし元の日本語と全然違う意味(肯定と否定が逆など)になっていたら、その翻訳は失敗している可能性が高いです。
最後のチェックは「自分の目」でやるしかない
どんなにAIが進化しても、最終的な責任を取るのは「ツール」ではなく、送信ボタンを押した「あなた」です。
翻訳ツールはあくまで「優秀な下書き作成機」だと割り切ってください。
最後の検品(チェック)は、必ず人間がやる必要があります。
『TANZAM』で「検品できる英語力」を養おう

「検品しろと言われても、英語がわからないからツールを使っているのに…」
そう思う方もいるかもしれません。
すべてを自分で書けるようになる必要はありません。
しかし、「AIが選んだこの単語、この場面で合ってるかな?」という違和感に気づくセンスだけは持っておくべきです。
そこで役立つのがアプリ『TANZAM』です。
TANZAMは単語を「日本語訳」ではなく「コアイメージ(絵や映像)」で覚えるトレーニングアプリです。
例えば、AIが謝罪文で提案してきた単語を見て、「あれ? この単語はTANZAMで『軽い失敗』のイメージで習ったな。もっと重い謝罪の単語に変えたほうがいいかも」
と気づけるようになれば、もう立派な「翻訳のプロ」です。
ツールにに使われるのではなく、ツールを監督する立場になるために。少しだけ英語の基礎体力をつけておきましょう。
まとめ:最強の布陣で、ビジネス英語を乗り切ろう
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
もう、英語のメール作成に1時間も2時間もかける必要はありません。
これからは、あなたの隣に「優秀な翻訳家(AI)」がいると思ってください。
彼らをうまく使い分けるのが、現代のビジネスパーソンの賢い戦い方です。
ビジネス英語の使い分けルール:
- 普段のメール・資料作成: 自然で正確な「DeepL」
- 謝罪・交渉・複雑な相談: 状況を理解してくれる「ChatGPT」
- 単語の意味調べ・Web翻訳: 守備範囲が広い「Google翻訳」
最後に、あなた自身の「目」も養っておきましょう
AIは強力ですが、最終的な責任者(マネージャー)はあなた自身です。
ツールが出してきた英語を見て、「ん? この場面でこの単語はちょっと違う気がするな」と違和感を持てるかどうか。
その「最後の検品力」を磨くために、通勤時間などのスキマ時間を使って、アプリ『TANZAM』に触れてみてください。
難しい文法用語ではなく「イメージ」で単語のニュアンスを掴んでおけば、AIをより完璧に使いこなせるようになります。
便利なツールと、あなたの確かな目で、世界とのビジネスを成功させてください。


