「大学を卒業する」は英語で?履歴書に書ける文法と「卒業見込み」の表現

英語面接や履歴書の作成では、「卒業」に関する表現を正確に使いこなすことが求められます。
仕事や留学、キャリアアップの場面では、ほんの小さな言い回しにも信頼感や印象が大きく左右されます。
ですが、"graduate" や "graduated" に関しては、前置詞や時制など、意外と多くの人が迷いがちなポイントです。
「正しい英語で自分の学歴を伝えたい」「ビジネスや書類作成でも通用する表現を知りたい」という方に、この記事が役立ちます。
これまで何となく使っていた「卒業」の英語を、場面ごとのコツから文法まで、わかりやすく解説していきます。
「卒業する」の基本文法:graduate from と graduate of の違い

英語で「大学を卒業する」と伝えるとき、日本語の感覚で単に”graduate”を使いがちですが、正しく相手に伝えるには前置詞や品詞の使い分けがとても重要です。
改まった自己紹介や公的な文書では、動詞として使う場合と、名詞として使う場合で、英語表現がしっかりと区別されています。
特に"from"か"of"かの違いは、英語圏でも実際によく問われるポイントです。
それぞれの使い方を、例文とともに整理しましょう。
動詞:graduate from ~
「〜を卒業する」と言いたいときは、ほぼ必ずgraduate fromを使います。
”from”は「〜から」というニュアンスを持たせ、「どこを卒業したのか」を明確にします。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| graduate from | ˈɡrædʒ.u.eɪt frɒm | 〜を卒業する(動詞)。 必ず「from」を使うこと。特に「大学」を述べる場合は”from university/college”とする。 例文: I graduated from Tokyo University. |
名詞:be a graduate of ~
卒業生として自分を紹介する場合などは、a graduate ofを使います。
これは「〜の卒業生」という意味になり、履歴書や自己紹介でも非常に一般的な表現です。
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| a graduate of | ə ˈɡrædʒ.u.ət ʌv | 〜の卒業生(名詞)。 「of」は「〜の所属」のニュアンス。人を主語にして使うことが多い。 例文: She is a graduate of Kyoto University. |
アメリカ英語では上記の使い分けが基本ですが、イギリス英語では「graduate at/from/of」をそれほど厳密に区別しないケースもあります。
履歴書(書類)や公式な場面ではルールを守ることで、英語の正確さと丁寧さをアピールできます。
会話で使える時制の使い分け(過去形・未来形・現在完了形)

「卒業した」という表現ひとつ取っても、英語では時制によって細やかなニュアンスの違いが出ます。
自己紹介や英語面接、留学申請書など、場面に合わせて正しい時制を選ぶことは、あなたの誠実さや語学力のアピールにもつながります。
ここでは、過去形・未来形・現在完了形という3つの時制ごとに、「卒業」をどう表現すればよいか、わかりやすく解説します。
過去形(卒業した)
すでに卒業している場合は、過去形を使ってシンプルに伝えます。
| 英単語・フレーズ | 意味・使い方 |
|---|---|
| I graduated from ○○ University in 2022. | 「2022年に○○大学を卒業しました」 日付や学校名を明確に添えると履歴書や面接で効果的。 |
| She graduated from Harvard. | 「彼女はハーバードを卒業した」 |
卒業したタイミングを in や last year などで明確に付け加えると、より丁寧です。
未来形(卒業する予定・見込み)
これから卒業予定の場合は、will や be going to、予定日付を付けて伝えます。
| 英単語・フレーズ | 意味・使い方 |
|---|---|
| I will graduate from ○○ University next year. | 「来年○○大学を卒業します」 確定している場合はこの表現。 |
| I am going to graduate from ●● University in March. | 「3月に●●大学を卒業予定です」 スケジュールが決まっていれば使いやすい。 |
「卒業見込み」は、I am expected to graduate in March のように「expect(見込み)」を使ってもOKです。
現在完了形(ついさっき卒業した/経験を強調したいとき)
「卒業」をつい最近完了した場合や、「今までに卒業した」経験を伝える際は、現在完了形が便利です。
| 英単語・フレーズ | 意味・使い方 |
|---|---|
| I have just graduated from ○○ University. | 「ちょうど今○○大学を卒業したところです」 フレッシュな印象や直近の出来事を強調したい場合に有効。 |
| She has graduated from law school. | 「彼女は(すでに)法科大学院を卒業しています」 今もその状態が続いている、と伝えたいときに。 |
過去形との違いは、「今」に関連する感覚、経験や結果を強調したいときに用いる点です。
英語の履歴書(Resume)での「卒業」「卒業見込み」の書き方

海外で仕事や進学を目指すなら、英文履歴書(Resume/CV)の「学歴欄」記入は避けて通れません。
特に「卒業」や「卒業見込み」の表現は、日本語の発想で書くと不自然になってしまいがちです。
ここで正しいフォーマットや英語表現を知っておけば、自信を持ってあなたの経歴をアピールできます。
日英の違いや、英語圏の履歴書独自のルールも交えて解説します。
すでに卒業している場合
学歴欄では、文章ではなく箇条書き(体言止め)で記載するのが一般的です。
下記のような形式が定番です。
- 大学名, 学位, 専攻, 卒業年月
記載例
- Tokyo University, Bachelor of Science in Physics, March 2022
- Osaka University, Master of Arts in Economics, September 2020
大学名・学位・専攻・卒業年月の順で並べ、学位(Bachelor/Master/Doctor)と専攻(Major)は省略せず明示しましょう。
月(March/Septemberなど)は英語圏では書くのが一般的なので、卒業年月は必ず西暦&月で。
もし学位だけが最重要の場合は下記の書き方もOKです。
- Bachelor of Engineering, University of Kyoto, March 2023
卒業見込み(Expected Graduation)の場合
まだ卒業していない場合は、"Expected Graduation"や"Expected to graduate"と記載します。
記載例
- Waseda University, Bachelor of Laws, Expected Graduation: March 2025
- Tohoku University, Master of Science in Chemistry, Expected to graduate: September 2024
"Expected Graduation"または"Expected to graduate"の後に、予定卒業年月を記入すればOKです。
「予定」や「見込み」という意味合いが英語では expected で表現されるのもポイントです。
卒業予定日が確定している場合のみ記載しましょう(あいまいな場合は時期or年だけでも十分です)。
また、学位取得予定であることをアピールしたい場合は以下のように書けます。
- Master of Engineering (expected), University of Tokyo, March 2025
英語で履歴書を書くなら、見込みの場合の記述は必要不可欠ですので、ぜひしっかり覚えてください。
そのまま使える!学部・学科・学位の英語表記一覧

就職活動や留学のために履歴書を作成するとき、「自分の学部や学科が英語でどう表記できるのか?」と悩んだ経験はありませんか。
正確な英語表記を知っていれば、自己紹介や応募書類でも信頼感をしっかりアピールできます。
ここでは、代表的な学位・学部・専攻分野の使える英語表現をまとめました。
学位(Degree)
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Bachelor's degree | /ˈbætʃələrz dɪˈɡriː/ | 学士号。「Bachelor of Arts (B.A.)」「Bachelor of Science (B.Sc.)」など分野名を続けます。 |
| Master's degree | /ˈmæstərz dɪˈɡriː/ | 修士号。「Master of Arts (M.A.)」「Master of Science (M.Sc.)」など。 |
| Doctorate / Ph.D. | /ˈdɒktərət/ /piː eɪtʃ ˈdiː/ | 博士号。履歴書では「Ph.D. in ~」のように記載します。 |
主要な学部・学科(Faculty / Department / Major)の英語表現
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Faculty of Engineering | /ˈfæklti ʌv ˌendʒɪˈnɪərɪŋ/ | 工学部。海外では「School of Engineering」とも。 |
| Faculty of Science | /ˈfæklti ʌv ˈsaɪəns/ | 理学部。純粋科学関連。 |
| Faculty of Economics | /ˈfæklti ʌv ˌiːkəˈnɑːmɪks/ | 経済学部。「Department of Economics」とも使えます。 |
| Faculty of Law | /ˈfæklti ʌv lɔː/ | 法学部。法曹関係の進学時にも使われます。 |
| Faculty of Letters / Humanities | /ˈfæklti ʌv ˈletərz/ /hjuːˈmænɪtiz/ | 文学部(人文学部)。「Department of Japanese Literature」など専攻で詳述も可能。 |
| Faculty of Education | /ˈfæklti ʌv ˌedʒuˈkeɪʃən/ | 教育学部。教員志望なら必修ワードです。 |
| Faculty of Medicine | /ˈfæklti ʌv ˈmedɪsɪn/ | 医学部。医療系全般で使われます。 |
| Faculty of Agriculture | /ˈfæklti ʌv ˈæɡrɪˌkʌltʃər/ | 農学部。生命科学やバイオ系もカバー。 |
| Business Administration | /ˈbɪznəs ədˌmɪnɪˈstreɪʃən/ | 経営学部。「Faculty」や「Department」がつくことも。 |
| Department of Information Technology | /dɪˈpɑːtmənt ʌv ˌɪnfərˈmeɪʃn tɛkˈnɒlədʒi/ | 情報工学科。IT系の履歴書で頻出します。 |
| Department of International Relations | /dɪˈpɑːtmənt ʌv ˌɪntəˈnæʃənəl rɪˈleɪʃənz/ | 国際関係学科。 |
専攻分野(Major)
| 英単語 | 発音記号 | 意味・備考 |
|---|---|---|
| Major in English | /ˈmeɪdʒər ɪn ˈɪŋɡlɪʃ/ | 英語専攻。履歴書では「English (Major)」と表記されます。 |
| Major in Psychology | /ˈmeɪdʒər ɪn saɪˈkɒlədʒi/ | 心理学専攻。 |
| Major in Mechanical Engineering | /ˈmeɪdʒər ɪn mɪˈkænɪkəl ˌenʤɪˈnɪərɪŋ/ | 機械工学専攻。工学系のメジャーな分野。 |
| Major in Economics | /ˈmeɪdʒər ɪn ˌiːkəˈnɒmɪks/ | 経済学専攻。 |
| Major in Education | /ˈmeɪdʒər ɪn ˌedʒuˈkeɪʃən/ | 教育学専攻。 |
| Major in Law | /ˈmeɪdʒər ɪn lɔː/ | 法学専攻。 |
| Major in Business Administration | /ˈmeɪdʒər ɪn ˈbɪznɪs ədˌmɪnɪˈstreɪʃən/ | 経営学専攻。「MBA」は大学院の修士号で、「Bachelor」は学士です。 |
最新の英語表記や表現は、応募する国や業界によって少しずつ異なる場合もあります。
履歴書やエントリーシートを書く前にこの表をチェックし、不安を解消しながら自信を持って書類を仕上げていきましょう。
まとめ
「大学を卒業する」「卒業見込み」の英語表現は、シンプルに見えて正確に使い分けるのが意外と難しいですよね。
特に、"graduate from" の用法や、履歴書では "Bachelor of~", "Expected Graduation" など決まった書き方があることは、多くの人が見落としがちです。
正しい表現を身につけることで、面接や書類選考での印象がアップします。
これを機に、正確な英語で自分の学歴を伝える練習を始めてみてください。
もしまだ不安や迷いがあれば、TANZAMで単語や表現をしっかり学び、例文もチェックしてみましょう。
あなたの努力が、きっと次のチャンスにつながります。
新しい一歩を応援しています!


