【高校生向け】英単語アプリおすすめ10選|定期テストから大学受験まで役立つ選び方

高校生になると、英単語学習は定期テストだけでなく、英検や大学受験に直結する大きな課題になります。
とはいえ、部活や塾で忙しい毎日の中で、単語帳を自分だけでコツコツ続けるのは難しいものです。
そこで頼りになるのが、スマートフォンで気軽に使える英単語アプリです。アプリなら短時間で効率よく繰り返し学習ができ、続けやすい工夫もされています。
とはいえ「どのアプリなら本当に効果があるの?」「無料と有料の違いは?」と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、高校生におすすめの英単語アプリを厳選し、定期テストの基礎固めから受験直前の仕上げまで、目的に合った選び方を解説します。
保護者の方が安心して子どもにすすめられる視点も交えていますので、ぜひ参考にしてください。
結論ファースト:目的別おすすめ早見表
英単語アプリはたくさんありますが、「どれを選べばうちの子に合うのか分からない」という声をよく耳にします。
そこで、まずは目的別におすすめのアプリを整理しました。迷ったときはこの表を参考にしてみてください。
目的 | おすすめアプリ | 特徴・選び方のポイント |
スキマ学習・無料重視 | mikan / HAMARU | 通学やちょっとした空き時間に向いています。操作がシンプルで、無料でも十分な範囲を学べるので、まず試してみたい方におすすめです。 |
受験準備向け | ターゲットの友 / 究極英単語 大学受験編 | 学校や塾でも使われる定番単語帳に準拠。受験で必要な語彙を効率的にカバーでき、直前期の総復習にも安心です。 |
オールインワン型で長期使用 | TANZAM | イラストや例文で分かりやすく覚えられ、忘却曲線に基づいた自動復習で定着。中学から大学受験、TOEIC対策まで一貫して使えるため、途中でアプリを乗り換える必要がありません。継続が苦手なお子さんにもおすすめです。 |
ここで紹介したアプリは、それぞれの学習スタイルや目的に合わせて強みがあります。
「短時間で楽しく続けたいのか」「受験に直結する単語を効率的に覚えたいのか」「長期的に一つのアプリで安心して学ばせたいのか」を考えると、自然と最適な選択肢が見えてきます。
高校生向けにアプリ選びで大切な3つの視点
スキマ時間で続けられるか
高校生は授業、部活、塾とスケジュールがいっぱいで、まとまった学習時間を確保するのが難しいのが現実です。
だからこそ、数分のスキマ時間でも取り組めるテンポ感や操作のしやすさが大切です。
通学中に片手で操作できたり、短時間でも「やった感」が得られるアプリは、学習を習慣化しやすく、保護者の声かけも少なく済みます。
受験語彙をカバーしているか
高校生の英単語学習は、定期テストや英検の先に、大学受験まで見据える必要があります。
ここで重要なのが、受験頻出単語を体系的に学べるかどうか。
学校や塾で指定される定番単語帳に準拠しているか、あるいは学年ごとに段階的にステップアップできる設計かをチェックすると安心です。
長期的に使えるアプリを選ぶことで、途中で乗り換える手間もなくなります。
無料でどれだけ使えるか、有料価値があるか
多くのアプリは無料で試せますが、本格的に使うなら有料プランの検討が必要です。
大切なのは、無料でどこまで学べるか、そして有料に切り替えたときにどんな価値が得られるのかを見極めることです。
音声・例文・復習アルゴリズムなど、学習の質を高める機能が加わる場合は投資する価値があります。
保護者としては「この費用で継続力と成果が得られるなら安心」と納得できることが選択のポイントになります。
この3つを意識してアプリを選ぶと、お子さんに合った学習環境を整えやすくなります。
結果的に、保護者が細かく管理しなくても「自分から学習を続けられる」仕組みができあがります。
目的別おすすめアプリ詳細(国内/海外)
国内アプリ
mikan
高速でカードをめくるように単語を学べる人気アプリ。
『ターゲット1900』『鉄壁』など定番単語帳の公式データを収録しているため、受験勉強に直結します。
短時間でサクッと進められるので、通学中や休憩時間にも最適。まずは無料で試してみたいご家庭にも安心です。
HAMARU
ゲームのような演出でテンポよく単語を覚えられるのが魅力。勉強が苦手なお子さんでも「楽しいから続けられる」と感じやすい設計になっています。
英単語の基礎固めや「毎日少しずつでも続けたい」という高校生におすすめです。
ターゲットの友
旺文社の『英単語ターゲット』に完全準拠した公式アプリ。
学校でターゲットを使う生徒には特に便利で、紙とアプリを同時に活用できるのが強みです。
発音音声や全国ランキング機能もあり、モチベーション維持につながります。
究極英単語(大学受験編)
大学受験の頻出語を効率的に覚えられるアプリ。
忘却曲線を使った復習システムが搭載されており、直前期の総仕上げにぴったりです。
短期間で集中して語彙力を伸ばしたい高校2〜3年生に適しています。
TANZAM
イラスト・例文・音声を組み合わせて「記憶に残る学習」をサポート。
忘却曲線に基づいた自動復習により、一度覚えた単語を繰り返さなくてもよい仕組みがあります。
中学から高校受験、さらには大学受験まで一貫して対応しているため、途中で別のアプリに切り替える必要がありません。
ゲーム性もあり、習慣化しやすいので「続けるのが苦手」というお子さんにも安心です。
海外アプリ
Duolingo
世界的に有名な語学アプリ。
ゲーム感覚で英語を習慣化でき、毎日続けやすいのが強みです。
ただし、大学受験単語の網羅性はやや弱いため、「英語に触れる習慣作り」として活用するのがおすすめです。
Quizlet
自作カードや学校配布の単語リストを取り込んで学べるのが特徴。
クラスでセットを共有できるので、学校の単語テスト対策にも便利です。
無料で十分使えますが、オフライン利用や高度な機能は有料版が必要です。
Vocabulary.com
単語の意味を自然な文章で理解できるユニークなアプリ。
辞書的な説明に加えて「どう使われるか」を学べるので、英語のニュアンス理解を深めたい高校生に適しています。
受験直結ではなく応用力を養いたい方向けです。
Drops
直感的なイラストとシンプルな操作で学べる単語アプリ。
1回の学習時間が5分に区切られており、忙しい高校生でも無理なく習慣化できます。デザイン性が高く、ゲーム感覚で楽しく続けられるのが特長です。
受験単語を体系的に学ぶというよりは、「毎日英語に触れる時間を増やす」習慣づくりに強みがあります。
保護者にとっても、「英語学習のきっかけとして使わせやすい」安心感があります。
Anki
自由度の高い間隔反復(SRS)アプリ。
学校配布の単語リストを取り込んで使えるため、こだわり派や「自分の単語帳を効率化したい」高校生に向いています。
設定や操作は少し難しいですが、習得効果は非常に高いです。
このように、国内アプリは「受験や学校テストに直結」、海外アプリは「習慣化や自作単語帳の活用」に強みがあります。
お子さんの目的に合わせて組み合わせて使うと、学習効果をより高められます。
TANZAMの特徴と強み
イラスト+例文で直感的に理解できる
英単語は、文字だけで見ると意味を覚えづらいことがあります。
TANZAMでは単語にイラストと例文がセットになっているため、「視覚+文脈」で理解でき、記憶に残りやすいのが特長です。
抽象的な単語でも、絵と一緒に学ぶことでイメージが湧きやすくなります。
忘却曲線に基づいた自動復習
「せっかく覚えたのに忘れてしまう…」という悩みはつきもの。
TANZAMは脳科学に基づき、忘れやすいタイミングで自動的に復習を出題してくれます。
保護者が「今日は復習した?」と声かけをする必要がなく、自然に効率よく定着が進みます。
中学〜高校受験まで一貫して対応
英検5級から高校受験、さらには大学受験レベルの単語までカバーしており、アプリを途中で乗り換える必要がありません。
同じデータベース上で学習が進むため、一度覚えた単語は出題対象から外れ、無駄な反復を避けられるのも大きな安心ポイントです。
音声を活用して「使える英語」に
TANZAMではネイティブ音声を聞きながら単語や例文を学べます。
音声を使ってシャドーイングしたり、実際に声に出して繰り返すことで「読む・聞く」に加えて「話す力」も鍛えられるのがポイントです。
試験のためだけでなく、将来の実用的な英語力を意識して学習できる点で、保護者にとっても安心して勧められる教材になります。
続けやすい仕組みで保護者の負担も軽減
ゲームのように楽しく進められるインターフェースや、毎日の進捗を自然に管理できる仕組みが整っているため、お子さんは「無理なく続けられる」状態を作れます。
保護者が細かく管理しなくても、アプリ自体が継続をサポートしてくれるのは安心です。
おすすめポイント
他のアプリは「英検用」「受験用」と目的別に使い分ける必要がありますが、TANZAMは基礎から受験、さらにその先のTOEICやTOEFl・IELTSまで一貫して対応できるのが最大の強みです。
保護者にとっては「子どもにどのアプリを使わせれば良いのか迷う必要がない」という安心感があり、子どもにとっては「一つのアプリを続ければ十分」というシンプルさで習慣化しやすいのが魅力です。
高校生ならではのアプリ使いこなし術
定期テスト前はスキマ学習+紙テスト併用
定期テスト前は、学校の教科書や配布プリントに沿った単語を素早く覚えることが最優先です。
アプリを使えば通学中やちょっとした休憩時間に効率よく反復できます。
ただし「書けるかどうか」の確認はアプリだけでは不十分。
最後は紙の単語テスト形式で仕上げると、本番に近い形で安心です。
保護者の方が「ちょっとテストしてあげる」役割を担うと効果的です。
受験直前は参考書対応アプリで反復最終仕上げ
受験期になると、頻出単語を短期間で総復習する必要があります。
この時期におすすめなのは、『ターゲットの友』や『TANZAM 大学受験』など、参考書に準拠したアプリ。
紙の単語帳と組み合わせることで「漏れなく」「効率的に」仕上げることができます。
保護者の方は「どこまで進んだか」を一緒に確認してあげるだけでも安心感を与えられます。
その後はTANZAM中心で学習を習慣化
受験が終わったあとや、部活・塾で忙しい時期でも、英語の学習習慣は続けたいもの。
TANZAMは中学から高校受験レベルまで一貫して対応しており、一度覚えた単語は出題から外れるため、無駄なく学習を積み上げられます。
イラストや音声を使った仕組みで楽しく続けられるため、保護者が「続けなさい」と言わなくても、自分から学びを進めやすいのが大きな強みです。
このように「テスト前」「受験直前」「日常習慣」と段階ごとにアプリを使い分けることで、効率と継続力の両方を確保できます。
保護者はすべてを管理する必要はなく、時期に応じて「声をかける」「確認してあげる」程度で十分サポートできます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 無料でどの範囲まで使えるか?
多くのアプリは、基本的な単語学習を無料で始められます。たとえば mikan や HAMARU は無料範囲が広く、まずはお試しに最適です。
一方、受験レベルや高度な復習機能は有料プランで解放されるケースが多いです。
TANZAMも1日あたりの新出単語数には無料制限がありますが、復習は無制限で利用可能なので、基礎固めには十分活用できます。
Q2. スマホだけで単語力が育つ?
スマホアプリは「反復」と「習慣化」にとても効果的です。ただし、紙に書いて覚える経験も大切です。
保護者ができるサポートは、「アプリで覚えた単語をテスト形式で紙に書かせて確認する」こと。
アプリと紙の両方を組み合わせると、より確実に定着します。
Q3. 高校生におすすめのアプリはどれ?
目的によって選び方が変わります。
- スキマ学習中心:mikan、HAMARU
- 受験直前の仕上げ:ターゲットの友、究極英単語(大学受験編)
- 中学から高校卒業まで長期で使いたい:TANZAM
特にTANZAMは、一度覚えた単語を重複して学ばなくてよい仕組みがあるため、継続利用に強みがあります。
Q4. 保護者はどうサポートすれば良いか?
毎日の学習を細かく管理する必要はありません。むしろ、「続けられているか」だけを見守ることが大切です。
「今日はどれくらい進んだ?」と声をかけるだけでも効果的。
TANZAMのように復習タイミングを自動管理してくれるアプリなら、保護者の負担は最小限に抑えられます。
まとめ
高校生の英単語学習において一番大切なのは、目的に合ったアプリを選び、それを無理なく続けることです。
「定期テストに向けて基礎を固めたいのか」「受験に向けて頻出語を徹底したいのか」「長期的にコツコツ積み上げたいのか」
――目的をはっきりさせるだけで、選ぶべきアプリは自然と絞られてきます。
複数のアプリを中途半端に試すよりも、一つをしっかり使い込む方が効果的です。
その点でTANZAMは中学から大学受験レベルまで一貫して対応できる安心設計。
一度導入すれば、途中で乗り換える必要がなく、保護者にとっても「迷わず任せられる」存在です。
英単語学習は短期間で終わるものではなく、毎日の習慣の積み重ねです。
お子さんに合ったアプリを選び、日々の学習を支える仕組みを整えてあげることが、英語力を伸ばす一番の近道になります。