エビングハウスの忘却曲線とは?記憶に残る復習タイミングと英単語学習への活かし方

「昨日覚えた英単語が、もう出てこない」
「単語帳を何周しても、テストや長文の中で意味が思い出せない」
そんな経験はありませんか。
英単語を覚えたつもりでも、時間が経つと忘れてしまうことはよくあります。
これは、必ずしも記憶力が悪いからではありません。人の記憶は、覚えた直後から少しずつ薄れていく性質があります。
そこで参考になるのが、エビングハウスの忘却曲線です。
忘却曲線を知ると、「いつ復習すれば記憶に残りやすいのか」を考えやすくなります。
この記事では、エビングハウスの忘却曲線の基本を整理しながら、英単語学習にどう活かせばよいのかを解説します。
単語帳をただ何周もするのではなく、復習のタイミングや思い出す練習を見直したい方は、ぜひ参考にしてください。
英単語の覚え方を全体的に知りたい方へ
この記事では、エビングハウスの忘却曲線をもとに、記憶の仕組みと復習タイミングを解説しています。音読・例文・イメージ・語源・アプリ活用など、英単語の覚え方を広く知りたい方は、英単語の効率的な覚え方7選も参考にしてください。
エビングハウスの忘却曲線とは?
エビングハウスの忘却曲線とは、時間が経つにつれて記憶がどのように薄れていくかを示した考え方です。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは、記憶と忘却を実験的に研究した人物として知られています。
覚えた内容が、時間の経過とともにどのくらい残るのかを調べ、記憶が薄れていく様子を曲線として表しました。
時間が経つほど記憶は薄れていく
忘却曲線が示しているのは、覚えた内容は時間が経つほど忘れやすくなるということです。
特に、覚えた直後からしばらくの間は忘れやすく、その後はゆるやかに記憶が薄れていくとされています。
たとえば、英単語を覚えた直後は意味を言えても、翌日になると「あれ、見たことはあるけど意味が出てこない」という状態になることがあります。
これは珍しいことではありません。
一度覚えたはずの英単語を忘れてしまうのは、記憶力が悪いからではなく、人の記憶が時間とともに薄れていく性質を持っているからです。
有名な「20分後・1日後」の数字について
エビングハウスの忘却曲線は、「20分後に約42%、1日後に約67%を忘れる」と紹介されることがあります。
ただし、この数字は、意味のない音節を覚える実験をもとにしたものです。
そのため、英単語や学校の勉強、資格試験の知識などに、そのまま当てはめるものではありません。
たとえば、自分の生活に関係がある単語、例文と一緒に覚えた単語、何度も使った単語は、意味のない文字列よりも記憶に残りやすくなります。
大切なのは、細かい数字をそのまま覚えることではありません。
人は覚えた直後から少しずつ忘れ始めるという傾向を知り、その前提で復習のタイミングを考えることです。
忘却曲線からわかること
忘却曲線を知ると、「なぜ復習が必要なのか」がわかりやすくなります。
英単語学習では、単語帳を一度見ただけ、ノートに一度書いただけでは、なかなか記憶に残りません。
忘れることを前提に、いつ・どう復習するかを考えることが大切です。
一度覚えただけでは定着しにくい
英単語は、一回見ただけ、一回書いただけでは忘れやすいものです。
単語帳を見ていると、「これは見たことがある」と感じる単語が増えていきます。
ただし、「見たことがある」状態と、「意味を思い出せる」状態は違います。
たとえば、increase という単語を見て、「見たことはある」と感じても、すぐに「増える・増やす」と意味が出てこなければ、まだ使える記憶にはなっていません。
英単語学習で大切なのは、単語を何度も眺めることだけではありません。
意味を隠して答える、例文の中で意味を思い出す、音声を聞いて意味を確認するなど、自分の頭から取り出す練習を入れることが必要です。
忘れる前提で復習を組むことが大切
英単語を忘れないように気合いで覚えようとしても、時間が経つと記憶は薄れていきます。
そのため、復習は「忘れたから仕方なくやるもの」ではなく、忘れかけたタイミングで思い出すために行うものと考えると続けやすくなります。
たとえば、今日覚えた単語を、翌日、3日後、1週間後にもう一度確認するだけでも、「見たことがある」状態から「思い出せる」状態に近づきやすくなります。
このように、時間を空けながら復習する考え方は、間隔反復や分散学習にもつながります。
一度で完璧に覚えようとするよりも、忘れる前提で復習の機会を作ることが、英単語を定着させるうえで大切です。
英単語学習に忘却曲線を活かす方法
忘却曲線の考え方は、英単語学習にもそのまま活かせます。
大切なのは、「一度覚えたら終わり」にしないことです。
英単語は、覚えた直後よりも、翌日・数日後・1週間後にもう一度思い出すことで、少しずつ記憶に残りやすくなります。
英単語は「意味・音・文脈」をセットで復習する
英単語を復習するときは、日本語訳だけを確認して終わらせないことが大切です。
たとえば、increase を「増える」とだけ覚えていると、長文の中で出てきたときに意味がすぐに出てこないことがあります。
復習するときは、次のように複数の情報をセットで確認しましょう。
- 単語の意味:increase=増える、増やす
- 発音:音声を聞いて、口に出して確認する
- 例文:The number of students increased. のように文の中で見る
- 使われる場面:数・量・割合などが増える場面で使うと理解する
単語を見て日本語訳を言えるだけでなく、例文の中で意味を思い出せるかを確認すると、読解やリスニングでも使いやすい知識になります。
特に英単語は、「文字で見たときはわかるけれど、音で聞くと意味が出てこない」ということもあります。
発音や音声も一緒に復習しておくと、聞いたときにも思い出しやすくなります。
見るだけでなく、思い出す練習を入れる
単語帳を何周もしているのに覚えられない場合、ただ眺めるだけになっている可能性があります。
英単語を記憶に残すには、「見る」だけでなく、自分の頭から思い出す練習を入れることが大切です。
たとえば、次のような方法があります。
- 英単語を見て、日本語の意味を答える
- 日本語訳を見て、英単語を思い出す
- 意味を隠して、例文の空欄に入る単語を考える
- 4択クイズや小テスト形式で確認する
- 間違えた単語だけを翌日もう一度確認する
「見たらわかる」状態と、「何も見ずに思い出せる」状態は違います。
復習のときは、すぐに答えを見るのではなく、数秒だけでも自分で思い出す時間を作りましょう。その小さな確認を繰り返すことで、英単語が記憶に残りやすくなります。
何度も繰り返して覚える方法を詳しく知りたい方は、反復学習とは?効果的なやり方も参考にしてください。
復習タイミングの目安|翌日・3日後・1週間後
英単語を覚えるときは、「いつ復習するか」も大切です。
覚えた直後はわかっていても、時間が経つと少しずつ忘れていきます。
だからこそ、忘れきってから復習するのではなく、忘れかけたタイミングで確認することが大切です。
まずは、次のような復習タイミングを目安にしてみましょう。
| タイミング | やること | 復習のポイント |
|---|---|---|
| 学習当日 | 新しい単語を覚える | 意味・発音・例文を確認する |
| 翌日 | 1回目の復習 | 意味を隠して思い出せるか確認する |
| 3日後 | 2回目の復習 | 間違えた単語だけを重点的に見る |
| 1週間後 | 3回目の復習 | 例文の中で意味を思い出せるか確認する |
| 2週間〜1か月後 | 長期記憶の確認 | 苦手単語だけを短時間で復習する |
たとえば、月曜日に新しい英単語を覚えた場合、火曜日に1回目、木曜日ごろに2回目、翌週に3回目の復習を入れるイメージです。
毎回すべての単語を同じ時間かけて復習する必要はありません。
すでに覚えている単語は軽く確認し、意味が出てこなかった単語や、例文の中で迷った単語を優先して復習しましょう。
また、復習のたびに同じ確認だけをするのではなく、少しずつ負荷を変えるのもおすすめです。
- 翌日:英単語を見て意味を答える
- 3日後:日本語を見て英単語を思い出す
- 1週間後:例文の中で意味を確認する
- 2週間後以降:苦手単語だけを短時間で確認する
このように、復習の間隔を少しずつ空けていくと、短時間でも記憶を確認しやすくなります。
復習の間隔を空けて記憶に残す方法を詳しく知りたい方は、分散学習とは?記憶に残る復習法も参考にしてください。
反復学習・分散学習・間隔反復の違い
忘却曲線とあわせてよく出てくる言葉に、「反復学習」「分散学習」「間隔反復」があります。
どれも復習に関係する言葉ですが、少しずつ意味が違います。
英単語学習では、この3つを組み合わせて考えると、復習のやり方を決めやすくなります。
| 用語 | 意味 | 英単語学習での使い方 |
|---|---|---|
| 反復学習 | 同じ内容を何度も繰り返して学ぶこと | 同じ英単語を、何回かに分けて見直す。意味・発音・例文を繰り返し確認する。 |
| 分散学習 | 復習を一度にまとめず、間隔を空けて行うこと | 今日覚えた単語を、翌日・3日後・1週間後のように日を空けて復習する。 |
| 間隔反復 | 忘れかけたタイミングで復習する仕組み | 覚えている単語は間隔を空け、間違えた単語は早めに出すなど、復習タイミングを調整する。 |
たとえば、英単語を30語覚える場合、1日で何度も見て終わりにするより、数日かけて繰り返した方が記憶に残りやすくなります。
具体的には、学習当日に一度覚え、翌日にもう一度確認し、3日後に苦手な単語を中心に復習し、1週間後に例文の中で意味を思い出す、という流れです。
このとき、「繰り返す」ことが反復学習、「日を空けて復習する」ことが分散学習、「忘れかけた頃に出す」ことが間隔反復です。
英単語学習では、どれか一つだけを使うというより、3つを組み合わせるのがおすすめです。
単語を繰り返し確認しながら、復習の間隔を少しずつ空け、忘れやすい単語だけ早めに見直すと、無理なく続けやすくなります。
何度も繰り返して覚える方法を詳しく知りたい方は、反復学習とは?効果的なやり方も参考にしてください。
復習の間隔を空けて記憶に残す方法を詳しく知りたい方は、分散学習とは?記憶に残る復習法も参考にしてください。
忘却曲線を使うときの注意点
エビングハウスの忘却曲線は、復習タイミングを考えるうえで役立つ考え方です。
ただし、「この時間に必ずこの割合で忘れる」と正確に当てはめるものではありません。
数字をそのまま暗記するよりも、学習にどう活かすかを考えることが大切です。
数字をそのまま暗記しなくてよい
忘却曲線では、「20分後に約42%忘れる」「1日後に約67%忘れる」といった数字がよく紹介されます。
ただし、実際の忘れ方は、覚える内容やその人の理解度によって変わります。
たとえば、まったく知らない難しい英単語を日本語訳だけで覚えた場合と、すでに知っている単語に近い単語を例文と一緒に覚えた場合では、忘れ方は同じではありません。
また、興味のある内容かどうか、睡眠が取れているか、復習したときに思い出す練習をしたかによっても、記憶の残り方は変わります。
そのため、「何時間後に何%忘れるか」を正確に覚える必要はありません。
大切なのは、人は時間が経つと忘れるので、復習のタイミングをあらかじめ決めておくという考え方です。
復習だけでなく、理解も必要
復習の回数を増やしても、意味がよくわからない単語はなかなか定着しません。
たとえば、abandon を「捨てる」とだけ覚えていると、文の中で出てきたときに意味が取りにくいことがあります。
人を見捨てるのか、計画を断念するのか、物を放置するのかによって、使われる場面が少し変
わるからです。
英単語を覚えるときは、日本語訳だけでなく、例文・イメージ・語源・使われる場面も一緒に確認すると、復習したときに思い出しやすくなります。
- 例文で、どんな文脈で使われるかを見る
- イラストや場面を使って、意味をイメージする
- 語源やパーツで、単語の成り立ちを理解する
- 音声を聞いて、発音と意味を結びつける
復習は大切ですが、ただ同じ単語を何度も見るだけでは不十分なこともあります。
まず意味を理解し、そのうえで忘れかけたタイミングで思い出す練習を入れると、記憶に残りやすくなります。
英単語がなかなか覚えられない原因を整理したい方は、英単語が覚えられない理由と対策も参考にしてください。
復習を続けるための工夫
復習は大切だとわかっていても、毎日続けるのは簡単ではありません。
特に英単語の数が増えてくると、「どの単語を復習すればいいのか」「どれを覚えていて、どれが苦手なのか」がわかりにくくなります。
復習を続けるには、すべてを完璧に管理しようとするより、復習する単語を絞り、短い時間で思い出す練習を入れることが大切です。
復習する単語を絞る
英単語を復習するとき、毎回すべての単語を同じように見直す必要はありません。
すでに意味をすぐに思い出せる単語に時間をかけすぎると、本当に復習したい単語に使える時間が減ってしまいます。
復習では、次のような単語を優先しましょう。
- 意味がすぐに出てこなかった単語
- 発音を聞いても意味がわからなかった単語
- 日本語訳を見ても英単語を思い出せなかった単語
- 例文の中で意味を取り違えた単語
覚えている単語は、軽く確認するだけでも十分です。
一方で、間違えた単語やあやふやな単語は、翌日や数日後にもう一度確認できるようにしておきましょう。
単語帳を使う場合は、苦手な単語に印をつける、付箋を貼る、別のリストに移すなどの方法があります。
カードを使う場合は、「覚えた」「あやふや」「間違えた」の3つに分けるだけでも、復習しやすくなります。
クイズ形式で復習する
復習では、ただ単語を見るだけでなく、思い出す練習を入れることが大切です。
単語帳を眺めているだけだと、「見たことがある」状態で止まりやすくなります。
実際に必要なのは、テストや長文、リスニングの中で意味を思い出せる状態です。
そのため、復習はクイズ形式にすると取り組みやすくなります。
- 英単語を見て、日本語の意味を答える
- 日本語訳を見て、英単語を思い出す
- 例文の空欄に入る単語を考える
- 4択問題で意味を選ぶ
- 赤シートやカードで答えを隠して確認する
たとえば、increase を見てすぐに「増える・増やす」と言えるかを確認するだけでも、見るだけの復習より実力を確認しやすくなります。
さらに余裕があれば、The number of users increased. のように例文の中で意味を確認すると、単語の使われ方まで覚えやすくなります。
アプリで復習タイミングを管理する
復習タイミングを手帳や付箋で管理する方法もあります。
ただ、単語数が増えると続けるのが大変になることがあります。
今日覚えた単語、昨日間違えた単語、1週間前に覚えた単語をすべて自分で管理しようとすると、復習する前に整理だけで疲れてしまうこともあります。
その場合は、アプリを使って復習タイミングを管理するのも一つの方法です。
英単語アプリなら、間違えた単語を記録したり、復習すべき単語を出してくれたりするため、「どれを復習するか」を考える負担を減らせます。
TANZAMのような英単語アプリでも、イラスト・例文・音声・クイズを使いながら、英単語を繰り返し確認できます。
復習管理が苦手な人は、こうした仕組みを使って学習を続けやすくするのもよいでしょう。
TANZAMで英単語の復習を仕組み化する
英単語学習では、覚え方だけでなく、復習を続ける仕組みも大切です。
「単語帳を何周しても覚えられない」「復習日を決めても忘れてしまう」という人は、アプリを使って復習の流れを作る方法もあります。
TANZAMでは、英単語をイラスト・例文・音声と一緒に確認できます。
日本語訳だけでなく、単語が使われる場面や発音もあわせて学べるため、意味を思い出す手がかりを増やしやすくなります。
- イラストで、単語の意味や場面をイメージしやすい
- 例文で、文の中での使われ方を確認できる
- 音声で、発音と意味を結びつけて覚えやすい
- クイズ形式で、見るだけでなく思い出す練習ができる
- 復習機能で、忘れやすい単語を確認しやすい
もちろん、アプリを使えば自動的にすべて覚えられるわけではありません。
ただ、復習する単語を選ぶ、音声を確認する、クイズ形式で思い出すといった作業をまとめて行えるため、復習管理が苦手な人には使いやすい選択肢になります。
英単語を忘れないように頑張るのではなく、忘れる前提で復習できる仕組みを作る。
そのための一つの方法として、TANZAMのような英単語アプリを活用してみるのもよいでしょう。
よくある質問
エビングハウスの忘却曲線とは何ですか?
エビングハウスの忘却曲線とは、時間が経つにつれて記憶がどのように薄れていくかを示した考え方です。
覚えた直後ほど忘れやすく、復習しないまま時間が経つと、記憶は少しずつ薄れていきます。
英単語学習で考えると、「昨日覚えた単語が今日出てこない」という状態も、忘却曲線の考え方で説明しやすくなります。
1日後に何%忘れるという数字は本当ですか?
エビングハウスの忘却曲線は、よく「1日後に約67%忘れる」と紹介されます。
ただし、この数字は実験条件に基づくもので、すべての学習にそのまま当てはまるわけではありません。
英単語でも、意味を理解している単語、例文と一緒に覚えた単語、何度も使った単語は、ただの文字列よりも記憶に残りやすくなります。
大切なのは、正確な数字を覚えることではなく、覚えた内容は時間とともに忘れやすいという傾向を理解することです。
英単語はいつ復習すればいいですか?
目安としては、学習した翌日、3日後、1週間後に復習する方法が続けやすいです。
たとえば、月曜日に覚えた単語を、火曜日、木曜日、翌週にもう一度確認するイメージです。
その後は、2週間後、1か月後のように少しずつ間隔を空けて確認すると、記憶に残りやすくなります。
毎回すべての単語を同じように復習する必要はありません。
覚えている単語は軽く確認し、意味が出てこなかった単語や、あやふやな単語を優先して復習しましょう。
忘却曲線と分散学習は何が違いますか?
忘却曲線は、時間とともに記憶が薄れていく傾向を示す考え方です。
一方、分散学習は、その傾向を踏まえて、復習を一度にまとめず、間隔を空けて行う学習法です。
つまり、忘却曲線は「人は時間が経つと忘れやすい」という記憶の性質を示すもの、分散学習は「だから日を空けて復習しよう」という学習方法だと考えるとわかりやすいです。
英単語をすぐ忘れるのは記憶力が悪いからですか?
必ずしも記憶力の問題ではありません。
人は自然に忘れるため、英単語をすぐ忘れること自体は珍しいことではありません。
特に、日本語訳だけで覚えている、復習のタイミングが遅い、単語帳を眺めるだけになっている場合は、記憶に残りにくくなります。
英単語を覚えるには、復習のタイミングを決めることに加えて、意味を隠して答える、例文の中で思い出す、音声を聞いて確認するなど、思い出す練習を入れることが大切です。
まとめ|忘れる前提で、復習の仕組みを作ろう
英単語を覚えたのにすぐ忘れてしまうのは、特別なことではありません。人の記憶は、時間が経つと少しずつ薄れていきます。
エビングハウスの忘却曲線は、その忘れ方を理解し、復習タイミングを考えるためのヒントになります。
ただし、「何時間後に何%忘れる」といった数字をそのまま信じる必要はありません。
大切なのは、人は覚えた直後から忘れ始めるという前提で、学習を設計することです。
英単語学習では、覚えた単語を翌日・3日後・1週間後のように復習すると、記憶に残りやすくなります。
また、単語帳を眺めるだけではなく、意味を隠して答える、例文の中で思い出す、クイズ形式で確認するなど、自分の頭から取り出す練習を入れることも大切です。
復習する単語が増えてくると、手帳や付箋だけで管理するのが大変になることもあります。
その場合は、英単語アプリを使って復習タイミングや苦手単語を管理するのも一つの方法です。
忘れないように気合いで覚えるのではなく、忘れる前提で復習できる仕組みを作る。
これが、英単語を少しずつ定着させるための現実的な進め方です。


