英検単語アプリおすすめ比較|級別に選べる効率学習&無料・有料活用法

英検対策で「単語が覚えられない…」「紙の単語帳だと続かない…」と感じたことはありませんか。
合格のボトルネックは、実は文法やリスニングよりも“語彙力”です。
単語が足りないと、長文読解もリスニングも一気に難しくなりますし、覚えたつもりでも本番で使えないことが多いものです。
そこで力を発揮するのが単語アプリ。
スマホ一つで「覚える→忘れない→使える」を仕組み化し、短時間でも効率よく定着できます。
この記事では、目的別のおすすめ英検英単語アプリを早見表で比較し、選び方のポイント、国内・海外アプリの詳細、無料と有料の使い分け、よくある質問まで丁寧に解説します。
自分に合ったアプリを見つけて、合格までの最短ルートを描きましょう。
結論ファースト:目的別おすすめ英検英単語アプリ早見表
目的 | アプリ | 主な特徴 |
スキマ学習・無料重視 | mikan英検/英検®英単語 | 高速反復で定着しやすい。英検®英単語は全機能無料(広告あり)。5〜2級中心 |
書籍連動・定番重視 | でる順パス単(アプリ版) | 「頻出A/B/C」別に例文付き。級追加購入で拡張可。5級〜1級 |
音声で耳も鍛える | 英語の友 | 旺文社300冊以上の音源再生。紙教材連動で耳慣らしに最適。全級(書籍連動補助) |
継続・文脈理解重視 | TANZAM | 例文+イラスト+音声で「意味→文脈→音声」まで一気通貫。忘却曲線・重複出題なしで効率的。5級〜1級 |
自作・共有デッキ | Quizlet/Anki | 学校・塾のリスト共有可(Quizlet)。本格SRSで長期定着(Anki)。 |
ニュアンス・実例補助 | WordUp | AI Knowledge Mapで既知・未知語を可視化。映画や引用で実例ニュアンスを学べる補助ツール。 |
まずは自分の級と学習スタイルに合わせて、気になるアプリをひとつ試してみましょう。
例えば、例文+音声+イラストで覚えるTANZAMのような“意味→文脈→音声”まで一気通貫できるアプリは、単語暗記だけでなくリスニングや読解にも直結します。
多くのアプリは無料で始められるので、試してから必要に応じて有料機能を導入し、自分に合った形で語彙力を積み上げていくのが合格への近道です。
英検単語アプリの選び方:大切な3つの視点
級対応と収録語彙
自分が目指す級(5級〜1級)に必要な語彙が、どこまでカバーされているかをまず確認しましょう。
公式や過去問の頻出度に沿って「A/B/C」といったランク分け(例:でる順パス単)や、各級別に分かれた単語集を持つアプリなら、必要な範囲を漏れなく学べます。
復習アルゴリズムと機能
単語は覚えっぱなしではなく、適切なタイミングで繰り返して定着させることが重要です。
- シンプルなフラッシュカード型(mikan)のように「回数」で覚えるタイプ
- 忘却曲線やAI出題調整(TANZAM/Ankiなど)で「タイミング」で覚えるタイプ
- 例文・音声・イラストで文脈に結びつけて覚える(TANZAM/WordUp)タイプ
自分の学び方に合った仕組みを選ぶことで、記憶の効率がぐっと上がります。
無料と有料のバランス
多くのアプリは無料で基本の単語暗記ができ、例文・音声・進捗管理・広告なしなどの追加機能が有料で解放される仕組みになっています。
無料でどこまで学べるか、課金で何が増えるかを把握し、目的に合わせて選びましょう。
特に例文+音声+イラストを組み合わせた学習は、単語暗記にとどまらず、英検のリーディングやリスニング問題でも即効性があります。
この後で紹介するTANZAMのような“意味→文脈→音声”まで一気通貫できるアプリは、その代表格です。
国内英検アプリ詳細レビュー
TANZAM
単語暗記に特化しながら、例文+イラスト+音声で「意味→文脈→音声」まで一気通貫できるのが最大の強み。
忘却曲線を利用した復習最適化と重複出題なしの仕組みで、短時間でも効率的に定着できます。
5級〜1級まで一貫対応しているので、受験スタートから合格後の英語力維持まで長く使えます。
例文音声のシャドーイングや発音練習がリスニング・スピーキング力にも波及しやすく、英検対策全体を底上げするアプリです。
〔基本無料+課金で追加機能解放〕
mikan
高速反復がウリのフラッシュカード型アプリ。
英検対応コースが多数あり、スキマ時間で何度も回せるのが魅力です。
短期間で基礎〜中堅レベルの底上げをしたい人に向いています。
〔無料で基本利用、課金で広告除去や追加機能〕
でる順パス単(旺文社)
「頻出A/B/C」など、公式に近い信頼度の高い頻出語を網羅した定番単語帳のアプリ版。
例文・発音表記つきで、アプリ内で級ごとに追加購入して拡張可能です。
紙の「でる順」と併用するとより効果的。
〔5級〜1級対応/有料(級追加購入)〕
英語の友(旺文社)
旺文社が出している300冊以上の書籍音源をスマホで再生できる公式アプリ。
速度調整や学習カレンダー機能もあり、耳慣らしや音読練習に便利。
単語暗記完結ではなく、音源補助ツールとして使うのがポイントです。
〔基本無料+一部機能課金〕
英検®英単語(STUDYSWITCH)
全6,222問題を収録し、2級・準2級プラス・準2級・3級中心にカバー。
全機能無料(広告あり)なので、初学者の導入アプリとして◎。
手軽に多くの単語に触れたい人におすすめです。
補足
学研「ランク順 英検英単語」アプリは終了し、LINE版WEBアプリへ移行しています。
古い記事の誤記に注意しながら紹介しましょう。
海外/汎用アプリ詳細レビュー
WordUp
AIのKnowledge Mapで既知語・未知語を自動で可視化し、自分の「語彙の穴」を見つけやすいのが特徴。
単なる暗記ではなく、動画・名言・記事などの実例でニュアンスを理解できるため、単語を「使える知識」に変えやすいです。
英検対策の直接アプリではないものの、補助教材として語彙力全体を底上げするのに最適です。
〔基本無料+プレミアム機能あり〕
Quizlet
世界中で使われている学習プラットフォームで、自作/共有カードを自由に作成・取り込み可能。
学校や塾が公開している英検用の単語リストをインポートすれば、自分だけの単語帳を簡単に作れます。
基本は無料で使え、サブスクに入ると音声やテスト機能、広告除去などが解放されます。
〔無料+サブスク〕
Anki
本格SRS(間隔反復システム)を採用し、SM-2やFSRSといったアルゴリズムで出題間隔を自動調整。
共有デッキを使えば英検やTOEFL/IELTS用の単語集も即導入でき、タグやフィルタで高度なカスタマイズが可能です。
学習ログや設定を細かく調整できる分、上級者・こだわり派向けのツールです。
〔基本無料(PC)+モバイル有料版あり〕
Magoosh Vocabulary(TOEFL/IELTS系の流用ベース)
600語規模の段階式デッキを無料で提供し、例文・音声付きで使えるため、入門〜基礎固めにぴったり。
TOEFL・IELTS用のコンテンツをベースにしていますが、学習方法は共通しており、英検受験前の語彙強化やリスニング準備の「足場づくり」に活用できます。
〔無料+プレミアム版あり〕
よくある質問(FAQ)
各級の語彙目安はどのくらいですか?
目安としては、5級〜3級で1,000〜2,000語、準2級〜2級で3,000〜5,000語、準1級〜1級では7,000語以上が必要とされます。
アプリごとに収録語彙数が異なるので、自分の級に合ったボリュームがあるか確認しましょう。
無料アプリだけで合格できますか?
基礎〜中級レベル(5級〜準2級)までは、無料アプリだけでも一定の力をつけられます。
ただし上位級(2級〜1級)では、例文・音声・進捗管理など有料機能を組み合わせるほうが効率的です。
課金の有無は“量”より“質”に影響します。
英米どちらの発音で学ぶべきですか?
英検はイギリス英語・アメリカ英語をはじめ多様なアクセントで出題されます。
どちらかに偏るよりも、例文音声を多く聴いて慣れることが大切です。
TANZAMや旺文社アプリの音声を繰り返し聞き、発音・リズムの違いに耳を慣らしましょう。
紙とアプリはどう使い分ければいいですか?
紙の単語帳は一覧性が高く、全体像をつかむのに便利。
一方、アプリは復習タイミングの自動管理や音声再生など定着に強い機能があります。
両方を併用して「紙で全体→アプリで定着」という流れを作ると効率的です。
学研「ランク順 英検英単語」アプリはどうなったのですか?
旧アプリは提供終了し、現在はLINE版WEBアプリに移行しています。
古い情報を参考にしないよう注意してください。
新しく学ぶ場合はLINE版を利用するか、他のアプリ(TANZAM・mikanなど)を検討しましょう。
まとめ
英検対策は、参考書や単語帳だけではなかなか続かないものです。
だからこそ、まずは自分の級と学習スタイルに合うアプリをひとつ選ぶことから始めてみてください。毎日10分でも、続けることが合格への一番の近道です。
そして、例文+音声+イメージで覚えた単語は、本番の読解やリスニングでそのまま力になります。
TANZAMはこの“意味→文脈→音声”を一気通貫できる仕組みを持っているので、ただ覚えるだけではなく「使える語彙」に変えることができます。
多くのアプリは無料で試せるので、まずは気軽に使ってみて、例文・音声・広告なし・進捗管理など有料機能に価値を感じたら導入するという流れが安心です。
あなたに合った方法で、英検合格に必要な語彙力を無理なく積み上げていきましょう。