ワーキングメモリとは?英単語が覚えられない原因と負担を減らす学習法

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「英単語を覚えたはずなのに、長文の中で出てくると意味がすぐに出てこない」

「会話やリスニングになると、知っている単語のはずなのに聞き取れない」

そんな経験はありませんか。

英単語を覚えるときは、単語の意味だけを思い出せばよいわけではありません。

 

実際には、スペル、発音、意味、品詞、例文、前後の文脈など、いくつかの情報を同時に処理しています。

長文を読むときは、前の文の内容を覚えながら、次の単語や文の意味も理解しなければなりません。

このように、頭の中で情報を一時的に覚えながら処理する力を「ワーキングメモリ」といいます。

 

英単語がなかなか覚えられない原因は、単に記憶力が悪いからとは限りません。

一度に扱う情報が多すぎて、ワーキングメモリに負担がかかっている場合もあります。

ワーキングメモリの負担を減らすと、英単語学習は進めやすくなります。

たとえば、一度に覚える単語数を絞る、例文と一緒に覚える、音声やイラストを使う、クイズ形式で思い出すなどの工夫が役立ちます。

 

この記事では、ワーキングメモリの基本を整理しながら、英単語学習にどう活かせばよいのかを解説します。

 

英単語の覚え方を全体的に知りたい方へ

この記事では、ワーキングメモリの観点から、英単語が覚えにくい理由と学習の工夫を解説しています。音読・例文・イメージ・語源・復習法など、英単語の覚え方を広く知りたい方は、英単語の効率的な覚え方7選も参考にしてください。

Contents
  1. ワーキングメモリとは?
  2. ワーキングメモリと短期記憶の違い
  3. 英単語学習とワーキングメモリの関係
  4. ワーキングメモリに負担がかかる英単語学習
  5. ワーキングメモリの負担を減らす英単語の覚え方
  6. 「病気かも」と不安なときに考えたいこと
  7. 子どもの英単語学習とワーキングメモリ
  8. TANZAMでワーキングメモリの負担を減らす
  9. よくある質問
  10. まとめ|ワーキングメモリの負担を減らして英単語を覚えよう

ワーキングメモリとは?

ワーキングメモリとは、情報を一時的に覚えながら、その情報を使って考えたり判断したりする力のことです。

日本語では「作業記憶」と呼ばれることもあります。

 

情報を一時的に覚えて、同時に使う力

ワーキングメモリは、頭の中にある作業スペースのようなものです。

たとえば、会話をするときは、相手が話した内容を一時的に覚えながら、自分が何を返すかを考えています。

暗算をするときも、途中の数字を頭に置きながら計算を進めています。

 

このように、ワーキングメモリは次のような場面で使われます。

  • 会話の内容を覚えながら返答する
  • 文章を読みながら、前後の意味をつなげる
  • 暗算で途中の数字を覚えておく
  • 複数の手順を覚えながら作業する
  • 指示を聞いて、順番に行動する

 

英単語学習でも、ワーキングメモリは関係しています。

たとえば、英文を読むときは、単語の意味を思い出しながら、文の構造や前後の文脈も同時に理解しようとしています。

リスニングでは、聞こえた音を覚えながら、意味を判断する必要があります。

つまり、英単語を覚えることは、単語の日本語訳を暗記するだけではありません。

意味・音・文脈を頭の中でつなげる作業でもあります。

 

日常生活でのワーキングメモリの例

ワーキングメモリは、勉強だけでなく日常生活でもよく使われています。

たとえば、買い物に行くときに「牛乳、卵、パンを買う」と覚えながら、店内で商品を探す場面があります。

このとき、買うものを一時的に覚えながら、棚を見て判断しています。

 

料理をするときも同じです。レシピの手順を覚えながら、材料を切る、火加減を見る、次に何を入れるか考える。

こうした作業にもワーキングメモリが使われています。

人の話を聞くときにも、ワーキングメモリは働いています。

相手の話を聞きながら、前に言っていた内容を覚えておき、全体の意味を整理しているからです。

 

英語学習でいえば、英文を読みながら、前の文の内容と今読んでいる単語の意味をつなげる場面が近いです。

たとえば、The number of students increased last year. という文を読むとき、increase の意味だけでなく、the number of students が何を指しているのか、文全体で何を言っているのかも同時に考えています。

このように、ワーキングメモリは「覚える力」だけでなく、「覚えた情報を使って理解する力」にも関係しています。

 

ワーキングメモリと短期記憶の違い

ワーキングメモリと似た言葉に、「短期記憶」があります。

どちらも情報を一時的に扱う点では共通していますが、役割は少し違います。

短期記憶は「一時的に覚える力」、ワーキングメモリは「覚えた情報を使って考える力」と考えるとわかりやすいです。

 

短期記憶は「一時的に覚える」

短期記憶とは、情報を数秒から数十秒ほど一時的に覚えておく力です。

たとえば、電話番号を見て、すぐに入力するまで覚えておく場面を想像するとわかりやすいです。

このときは、番号を一時的に頭の中に置いているだけで、その番号を使って複雑な判断や処理をしているわけではありません。

英単語学習でいえば、単語帳を見て「この単語の意味はこれだ」と一時的に覚えている状態に近いです。

短期記憶について詳しく知りたい方は、短期記憶とは?も参考にしてください。

 

ワーキングメモリは「覚えながら使う」

一方で、ワーキングメモリは、覚えた情報を使って考えたり、判断したり、処理したりする力です。

英文を読むときは、単語の意味を一時的に覚えながら、文全体の意味を理解しようとします。

たとえば、The number of students increased last year. という文では、increase の意味を思い出すだけでなく、the number of students との関係や、文全体で何を言っているのかも同時に考えます。

リスニングでも同じです。聞こえた単語の音を覚えながら、次に流れてくる情報を処理し、文全体の意味をつかむ必要があります。

つまり、短期記憶が「一時的に覚える」力だとすると、ワーキングメモリは「覚えながら使う」力です。

項目短期記憶ワーキングメモリ
役割一時的に覚える覚えながら使う
電話番号を入力するまで覚える会話の内容を整理しながら返答する
英語学習での例単語の意味を一時的に覚える単語の意味を文脈に当てはめて理解する

 

英単語学習とワーキングメモリの関係

英単語学習では、ワーキングメモリに負担がかかりやすい場面が多くあります。

単語を覚えるときは、日本語訳だけでなく、スペル、発音、意味、品詞、例文、文脈など、いくつもの情報を同時に扱う必要があるからです。

 

英単語学習では複数の情報を同時に扱う

英単語を覚えるとき、「日本語訳を覚えれば終わり」と考えがちです。

しかし、実際にはそれだけではありません。

たとえば、increase を覚える場合、次のような情報を扱っています。

  • 意味:増える、増やす
  • 発音:/ɪnˈkriːs/
  • スペル:increase
  • 品詞:動詞・名詞として使われる
  • 例文:The number of students increased.
  • 文脈:数や量が増える場面で使われる

これらを一度に全部覚えようとすると、頭の中で処理する情報が多くなります。

 

特に、英語が苦手な人や、初めて見る単語が多い人にとっては、ワーキングメモリに負担がかかりやすくなります。

そのため、最初からすべてを完璧に覚えようとするより、まず意味をつかみ、次に音声や例文で確認するように、段階を分けて学ぶ方が続けやすくなります。

 

「見たことはあるのに思い出せない」が起こる理由

単語帳を何周もしていると、「この単語は見たことがある」と感じる単語は増えていきます。

ただし、「見たことがある」ことと、「文の中で意味を処理できる」ことは別です。

長文読解では、単語の意味だけでなく、前後の文脈、文の構造、話の流れも同時に考える必要があります。

そのため、単語単体では意味を思い出せても、文章の中に入ると「あれ、何だったかな」と迷うことがあります。

 

たとえば、increase を単語帳で見たときは意味がわかっても、長文の中で an increase in prices と出てきたときに、すぐに「価格の上昇」と処理できないことがあります。

これは、単語を覚えていないというより、文脈の中で意味を使う練習が足りていない場合もあります。

ワーキングメモリに負荷がかかると、知っている単語でも意味が出てきにくくなります。

だからこそ、英単語学習では、単語だけを何度も見るのではなく、例文の中で確認したり、音声を聞いたり、クイズ形式で思い出したりする練習が大切です。

英単語がなかなか覚えられない原因を整理したい方は、英単語が覚えられない理由と対策も参考にしてください。

 

ワーキングメモリに負担がかかる英単語学習

英単語が覚えにくいときは、「記憶力が足りない」と考えてしまいがちです。

しかし実際には、一度に扱う情報が多すぎて、ワーキングメモリに負担がかかっていることもあります。

ここでは、英単語学習で負担が大きくなりやすいパターンを整理します。

 

一度にたくさん覚えようとする

「今日は50語覚えよう」「週末に100語まとめて覚えよう」と、一気に進めようとすることがあります。

もちろん、短期間でたくさん触れることが必要な場面もあります。ただ、最初から多すぎる量を詰め込もうとすると、覚える前に疲れてしまうことがあります。

英単語を覚えるときは、意味、発音、スペル、例文などを同時に処理する必要があります。

単語数が増えるほど、頭の中で扱う情報も増えていきます。

 

さらに、一度に覚える量が多いと、翌日以降に復習する単語も増えます。

その結果、「何を復習すればいいのかわからない」「復習が追いつかない」という状態になりやすくなります。

最初は、1日10〜20語など、少なめの量から始めるのがおすすめです。

大切なのは、一度にたくさん覚えることではなく、覚えた単語を何度か思い出せるようにすることです。

 

日本語訳だけで覚えようとする

英単語を覚えるとき、日本語訳だけを見て暗記する方法はよくあります。

たとえば、increase=「増える」、necessary=「必要な」のように、単語と訳をセットで覚える形です。

この方法は手軽ですが、日本語訳だけで覚えていると、文章の中で出てきたときに意味を取りにくいことがあります。

理由は、単語の品詞や使われる場面がわかりにくいからです。

 

たとえば、increase は「増える・増やす」という意味ですが、文の中では次のように使われます。

  • The number of users increased.(利用者数が増えた)
  • There was an increase in sales.(売上の増加があった)

このように、同じ単語でも、動詞として使われる場合と名詞として使われる場合があります。

日本語訳だけでなく、例文と一緒に覚えると、文の中でどう使われるのかが見えやすくなります。

例文を使った覚え方を詳しく知りたい方は、例文で覚える英単語学習法も参考にしてください。

 

音・スペル・意味を別々に覚えている

英単語は、文字で見たときにはわかるのに、音で聞くと意味が出てこないことがあります。

また、意味はわかるのに、いざ書こうとするとスペルが出てこないこともあります。

これは、音・スペル・意味を別々に覚えているために起こることがあります。

たとえば、necessary を見れば「必要な」とわかるけれど、音声で聞くとすぐに意味が浮かばない。あるいは、意味はわかるけれど、necessary のスペルを書くときに cs の数で迷う。

 

このような場合は、単語を見るだけでなく、音声・スペル・意味をセットで確認することが大切です。

  • 文字を見る
  • 音声を聞く
  • 意味を確認する
  • 余裕があれば、見ずに書いてみる

特にリスニングやスピーキングでも使いたい単語は、文字だけでなく音と一緒に覚えておくと、聞いたときに意味を思い出しやすくなります。

音で英単語を覚える方法を知りたい方は、聞いて覚える英単語も参考にしてください。

 

ワーキングメモリの負担を減らす英単語の覚え方

ワーキングメモリに負担がかかるからといって、英単語学習を難しく考える必要はありません。

一度に処理する情報を減らしたり、文字だけでなくイメージや例文を使ったりすると、覚える負担を軽くしやすくなります。

 

覚える単語数を絞る

まず見直したいのは、一度に覚える単語数です。

たくさん覚えようとすると、単語の意味、発音、スペル、例文を処理する量が一気に増えます。

最初は、1日10語、または苦手単語だけに絞って取り組むくらいでも十分です。

 

復習するときも、すべての単語を同じように見直す必要はありません。

  • すぐ意味が出てくる単語は軽く確認する
  • 意味があやふやな単語を優先する
  • 何度も間違える単語は別にまとめる
  • 音で聞くとわからない単語を重点的に確認する

覚えている単語に時間をかけすぎるより、苦手な単語に時間を使う方が、学習を進めやすくなります。

 

イラストやイメージで意味をつかむ

英単語を文字だけで処理しようとすると、意味が頭に残りにくいことがあります。

特に、抽象的な単語や日本語訳だけではイメージしにくい単語は、場面や絵と一緒に覚えると理解しやすくなります。

たとえば、increase なら、棒グラフが上がっている場面を思い浮かべる。nervous なら、人前で緊張している人の表情をイメージする。

このように、単語そのものを丸暗記するのではなく、「どんな場面で使われる言葉か」をイメージすると、意味を思い出す手がかりが増えます。

 

抽象語の場合も、単語をそのまま絵にしようとしなくて大丈夫です。

たとえば、respect は「尊敬」という日本語だけで覚えるより、誰かを信頼して話を聞いている場面をイメージすると、意味がつかみやすくなります。

イラストを使った英単語学習について詳しく知りたい方は、イラストで覚える英単語も参考にしてください。

 

例文で使われる場面を確認する

英単語は、単語だけで覚えるよりも、文の中で確認した方が使い方まで理解しやすくなります。

例文を見ると、単語の意味だけでなく、品詞、前後に来る言葉、使われる場面も一緒に確認できます。

たとえば、improve を「改善する・上達する」と覚えるだけでなく、次のような文で確認します。

  • I want to improve my English.(英語を上達させたい)
  • The service has improved.(サービスが改善した)

このように例文で見ると、improve が英語力、サービス、スキルなどに使われることがわかります。

 

長文読解では、単語の意味を文脈の中で判断する必要があります。英作文やスピーキングでは、自分で文を作る必要があります。

そのため、英単語を覚えるときは、単語だけでなく、短い例文の中で使い方を確認しておくと、あとから思い出しやすくなります。

 

クイズ形式で思い出す練習をする

ワーキングメモリの負担を減らすには、ただ単語を見るだけでなく、短いクイズ形式で思い出す練習を入れるのも有効です。

単語帳を眺めているだけだと、「見たことがある」状態で止まりやすくなります。一方で、答えを見る前に自分で考える時間を作ると、単語を取り出す練習になります。

 

たとえば、次のような方法があります。

  • 4択問題で、英単語の意味を選ぶ
  • 例文の空欄に入る単語を考える
  • 単語カードで、表を見て裏の意味を思い出す
  • 赤シートで意味や単語を隠して確認する
  • 音声を聞いて、どの単語かを思い出す

大切なのは、すぐに答えを見るのではなく、数秒だけでも自分で考えることです。

 

たとえば、The number of students ______ last year. という文を見て、すぐに答えを見るのではなく、「数が増えたという意味だから increased かな」と考えてから確認します。

このように、短いクイズ形式にすると、ワーキングメモリに大きな負担をかけすぎず、英単語を思い出す練習を続けやすくなります。

 

「病気かも」と不安なときに考えたいこと

英単語がなかなか覚えられないと、「自分の記憶力に問題があるのでは」「何か病気なのでは」と不安になることがあるかもしれません。

ただし、英単語が覚えにくいからといって、すぐに病気や発達障害だと判断する必要はありません。

睡眠不足、ストレス、疲れ、学習方法の相性などでも、ワーキングメモリは働きにくくなることがあります。

 

覚えられない=病気とは限らない

ワーキングメモリは、体調や生活リズムの影響を受けやすい力です。

たとえば、寝不足の日は、いつもなら理解できる英文が頭に入らなかったり、覚えたはずの単語が出てこなかったりすることがあります。

また、強いストレスや疲労があると、集中力が続きにくくなり、単語の意味・発音・文脈を同時に処理するのが難しくなることもあります。

学習法が合っていない場合もあります。

  • 一度に覚える単語数が多すぎる
  • 日本語訳だけで覚えている
  • 復習のタイミングが空きすぎている
  • 見るだけで、思い出す練習が少ない

このような場合は、覚え方を少し変えるだけで、学習しやすくなることがあります。

まずは、自分を責めすぎず、「量を減らす」「例文で覚える」「音声と一緒に確認する」「短く復習する」など、負担を減らす方法から試してみましょう。

 

ADHD・発達特性と関係する場合もある

一方で、ADHDなどの発達特性がある場合、ワーキングメモリに負担を感じやすいことがあります。

たとえば、複数の指示を一度に覚えるのが苦手、話を聞いている途中で内容が抜けやすい、勉強の手順を整理しにくい、といった困りごとが出ることがあります。

英単語学習でも、単語の意味・発音・スペル・例文を同時に処理するのが負担になり、覚えにくさにつながることがあります。

 

ただし、この記事だけでADHDや発達障害かどうかを判断することはできません。

英単語だけでなく、学校生活、仕事、日常生活全体で強い困りごとが続いている場合は、学校の先生、専門機関、医療機関などに相談することも選択肢です。

発達障害やADHDの特性に合わせた英単語の覚え方を知りたい方は、英単語が覚えられないは病気?発達障害・ADHDの特性を活かす暗記術も参考にしてください。

 

子どもの英単語学習とワーキングメモリ

子どもが英単語をなかなか覚えられないときも、ワーキングメモリの負担を考えることが大切です。

「何度言っても覚えない」と見える場合でも、実際には、文字・音・意味・書き方を一度に処理しようとして、頭の中がいっぱいになっていることがあります。

 

一度にたくさん指示しない

「単語を読んで、意味を書いて、例文も作って、発音も確認して」と一度に伝えると、子どもは何から始めればよいかわからなくなることがあります。

まずは、手順を一つずつ分けるのがおすすめです。

  • まず単語を読む
  • 次に意味を確認する
  • 音声を聞いてまねする
  • 余裕があれば、短い例文を見る

口頭だけで伝えるより、紙やホワイトボードに手順を書いておくと、子どもが自分で確認しやすくなります。

 

音声・イラスト・カードを使う

子どもが英単語を覚えるときは、文字だけに頼らないことも大切です。

英単語の文字を見て、日本語の意味を覚え、さらに発音まで覚えるのは、子どもにとって負担が大きい場合があります。

音声・イラスト・カードなどを組み合わせると、意味をつかみやすくなります。

  • 音声を聞いて、英単語の音に慣れる
  • イラストを見て、意味をイメージする
  • カードで短く復習する
  • 4択や簡単なクイズで確認する

たとえば、apple を文字だけで覚えるより、りんごの絵を見ながら音声を聞く方が、意味と音を結びつけやすくなります。

 

できたことを小さく確認する

子どもが英単語を覚えられないとき、つい「なんで覚えられないの」と言いたくなることもあるかもしれません。

ただ、覚えられないことを責めると、英語そのものが苦手に感じられてしまうことがあります。

まずは、できたことを小さく確認しましょう。

  • 今日は5語だけ意味を言えた
  • 音声を聞いて、どの単語かわかった
  • 昨日より1つ多く覚えられた
  • イラストを見て意味を思い出せた

1日20語が負担になる場合は、5語から始めても構いません。短い時間で終わらせて、「できた」という感覚を積み重ねる方が続けやすくなります。

 

 

TANZAMでワーキングメモリの負担を減らす

英単語学習では、意味・発音・スペル・例文・文脈など、いくつもの情報を同時に扱います。

そのため、文字と日本語訳だけで覚えようとすると、頭の中で処理する量が増えて、負担に感じることがあります。

TANZAMでは、イラスト・音声・例文・クイズを使って、英単語を複数の手がかりと一緒に学べます。

日本語訳だけに頼らず、意味や使い方を確認しながら覚えたい人にとって、学習を進めやすい選択肢になります。

 

イラストで意味をイメージしやすくする

英単語を日本語訳だけで処理しようとすると、意味が頭に残りにくいことがあります。

たとえば、increase を「増える」とだけ覚えるより、数字やグラフが上がっている場面をイメージできると、意味を思い出す手がかりが増えます。

TANZAMでは、単語ごとにイラストを見ながら学習できます。

文字だけで覚えるのではなく、単語の意味や使われる場面を視覚的に確認できるため、ワーキングメモリへの負担を減らしながら学びやすくなります。

 

音声・例文で使い方まで確認する

英単語は、文字で見たときにはわかっても、音で聞くと意味が出てこないことがあります。

また、日本語訳だけを覚えていても、文の中でどう使うのかがわからないこともあります。

TANZAMでは、音声で発音を確認し、例文で文の中での使われ方を見ることができます。

  • 発音を聞いて、音と意味を結びつける
  • 例文を見て、どんな場面で使うか確認する
  • 日本語訳だけでなく、文脈の中で意味を理解する

このように、音声・例文と一緒に確認すると、単語を単体で覚えるよりも、実際の読解やリスニングにつなげやすくなります。

 

クイズで思い出す練習ができる

英単語を覚えるには、見るだけでなく、自分で思い出す練習も大切です。

TANZAMでは、クイズ形式で英単語を確認できます。

答えを見るだけではなく、意味を考えて選ぶことで、短い時間でも「思い出す練習」をしやすくなります。

 

また、クイズ形式なら、長い時間を取れないときでも取り組みやすいです。

  • 通学・通勤中に数分だけ復習する
  • 寝る前に苦手な単語を確認する
  • 覚えた単語を、クイズで思い出せるか試す

一度に多くの情報を抱え込むのではなく、イラスト・音声・例文・クイズに分けて確認することで、英単語を反復しやすくなります。

イラスト・音声・例文・クイズを使って英単語を覚えたい方は、TANZAMアプリを試してみるところから始めてみてください。

 

 

よくある質問

ワーキングメモリとは何ですか?

ワーキングメモリとは、情報を一時的に覚えながら、同時に処理する力のことです。

たとえば、会話の内容を覚えながら返答を考える、英文を読みながら前後の意味をつなげる、暗算で途中の数字を覚えておく、といった場面で使われます。

英単語学習では、単語の意味・音・スペル・文脈を同時に扱うときに関係します。

 

ワーキングメモリと短期記憶の違いは何ですか?

短期記憶は、情報を一時的に覚えておく力です。

たとえば、電話番号を入力するまで覚えておくような場面が短期記憶に近いです。

一方、ワーキングメモリは、覚えた情報を使って考えたり判断したりする力です。

英語学習でいえば、単語の意味を一時的に覚えるだけなら短期記憶に近く、その意味を文脈に当てはめて英文全体を理解するのはワーキングメモリに関係します。

 

ワーキングメモリが弱いと英単語は覚えにくいですか?

ワーキングメモリに負担がかかると、英単語を覚えにくく感じることがあります。

特に、意味・発音・スペル・品詞・例文・文脈を一度に処理しようとすると、頭の中で扱う情報が多くなります。

その場合は、一度に覚える単語数を減らす、例文で使い方を確認する、音声と一緒に覚える、クイズ形式で短く復習するなど、負担を分ける工夫が役立ちます。

 

ワーキングメモリは鍛えられますか?

ワーキングメモリは、生活習慣や学習方法の影響を受けます。

ただし、「トレーニングすれば必ず大きく伸びる」と断定できるものではありません。

睡眠不足やストレス、疲労があると、集中しにくくなったり、覚えた内容が出てきにくくなったりすることがあります。

英単語学習では、ワーキングメモリそのものを無理に鍛えようとするより、学習量を調整する、情報を分けて覚える、復習しやすい仕組みを作るなど、負担を減らす工夫が現実的です。

 

英単語が覚えられないのはADHDの可能性がありますか?

英単語が覚えられないからといって、すぐにADHDや発達障害だと判断することはできません。

睡眠不足、ストレス、疲労、学習法の相性、復習不足などでも、英単語は覚えにくくなります。

ただし、英単語学習だけでなく、日常生活や学校生活、仕事全体で強い困りごとが続いている場合は、学校の先生、専門機関、医療機関などに相談することも選択肢です。

自分だけで判断しすぎず、必要に応じて相談先を持つことも大切です。

 

 

まとめ|ワーキングメモリの負担を減らして英単語を覚えよう

ワーキングメモリは、情報を一時的に覚えながら、同時に使う力です。

英単語学習では、意味・発音・スペル・品詞・例文・文脈などを同時に扱うため、思っている以上にワーキングメモリへ負担がかかることがあります。

英単語がなかなか覚えられないときは、記憶力が悪いと決めつける必要はありません。

一度に覚える量が多すぎる、日本語訳だけで覚えている、音・スペル・意味を別々に覚えているなど、学習方法が負担になっている場合もあります。

まずは、一度に覚える単語数を減らし、苦手な単語を優先して復習しましょう。

また、イラストで意味をイメージする、音声で発音を確認する、例文で使い方を見る、クイズ形式で思い出すなど、情報を分けて確認する方法も役立ちます。

 

覚えられないことがあっても、それだけで病気や発達障害だと判断する必要はありません。

ただし、日常生活や学習全体で強い困りごとがある場合は、専門家に相談することも選択肢です。

英単語学習は、気合いだけで進めるものではありません。ワーキングメモリの負担を減らしながら、自分に合った方法で少しずつ続けることが大切です。

TANZAMのような英単語アプリを使って、イラスト・音声・例文・クイズを組み合わせながら学習を仕組み化するのも、一つの方法です。