英単語アプリおすすめ12選【2026年】単語帳・目的別に比較

「英単語アプリは種類が多く、どれを選べばよいかわからない」
「単語帳アプリを入れたものの、覚えた実感がない」
英単語アプリには、教材が入ったタイプ、紙の単語帳と連動するタイプ、自分でカードを作るタイプがあります。
復習の仕組みや問題形式も異なるため、人気だけで選ぶと目的に合わないことがあります。
この記事では、英単語アプリ・英単語帳アプリ(単語帳アプリ)12選を、定着・試験対策・習慣化・自作の目的別に比較します。
無料で使える範囲、復習方法、対応環境も確認し、今の学習に合う1本を選べるように整理しました。
👇まずは「30秒でわかる選び分け」で候補を2〜3本に絞り、気になるアプリの詳細を確認してみてください。
この記事の比較方針
各アプリの公式サイト、公式ヘルプ、App Store・Google Playを確認し、教材、学習形式、復習方法、無料範囲、対応環境を共通の観点で整理しました。
総合順位は付けていません。収録語数や機能数だけでなく、「何を覚えたいか」「どのように思い出す練習をするか」を重視しています。
情報確認日:2026年9月15日。無料範囲や対応機能は変更される場合があるため、利用前に各公式ページもご確認ください。
この記事の役割
英単語アプリ全体を比較し、自分に合うタイプを選ぶための総合ガイドです。
料金をかけずに使える範囲を詳しく知りたい方は、無料の英単語アプリおすすめ12選をご覧ください。英会話・リスニング・文法まで含めて選びたい方は、英語学習アプリおすすめ比較で目的別に整理しています。
30秒でわかる|英単語アプリ・単語帳アプリの選び分け
英単語アプリは、目的が同じでも学び方が違います。最初に「何を伸ばしたいか」を決めると、候補を絞りやすくなります。
※表は横にスクロールできます。アプリ名を押すと詳しい紹介へ移動します。
| 目的 | 最初の候補 | ほかの候補 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|---|
| 忘れにくくしたい | TANZAM | Clozemaster/Zann WordUp | 自動復習、例文・文脈、音声やイメージを使って定着を促す |
| 試験対策を進めたい | mikan | abceed/ターゲットの友 | 試験や教材に合う語彙を、短時間で反復しやすい |
| 学習を習慣にしたい | Duolingo | Drops/モチタン | 短いレッスン、記録、ゲーム要素で毎日開きやすい |
| 自分の単語帳を作りたい | Quizlet | Anki/WordHolic! | 授業・仕事・読書で出会った語を自分で登録して復習できる |
| 書ける語彙を増やしたい | WordHolic! | Quizlet/Anki | 日本語から英語を答えるカードや、スペル入力の問題を作りやすい |
迷ったときの結論
試験語彙を例文・イラスト・音声と一緒に覚え、復習まで任せたいならTANZAM。試験前に速く回すならmikan、紙の『英単語ターゲット』を使っているならターゲットの友、自分で作るならQuizletが候補です。
英単語アプリの選び方|4つの比較軸
ランキングの順位や収録語数だけでは、自分に合うか判断しにくいものです。次の4つを順番に確認すると、必要なアプリが見えてきます。
1. 収録型・書籍連動型・自作型から選ぶ
最初に、どの単語を覚えるのか決めます。英単語アプリは、大きく3タイプです。
| タイプ | 向いている人 | 代表例 |
|---|---|---|
| 教材収録型 | すぐ始めたい/試験やレベルに沿って学びたい | TANZAM、mikan、Clozemaster |
| 書籍連動型 | 使っている参考書の音声やテストを利用したい | ターゲットの友、abceed |
| 自作型 | 授業・仕事・読書で出会った語を覚えたい | Quizlet、Anki、WordHolic! |
資格や受験が目的なら、出題範囲に合う教材収録型が始めやすいでしょう。覚えたい語が決まっている人には自作型が便利ですが、カードを作る時間も必要です。
2. 「意味がわかる」と「書ける・使える」を分ける
英単語を見て意味を選べても、日本語から英語を思い出したり、正しいスペルを書いたりできるとは限りません。
読む・聞くための語彙と、話す・書くための語彙では、必要な問題形式が変わります。
| 伸ばしたい力 | 確認したい問題 | 使い方 |
|---|---|---|
| 意味がわかる | 英語→日本語、音声→意味 | 読解・リスニングの土台 |
| 書ける | 日本語→英語、スペル入力 | 定期テスト・英作文 |
| 使える | 例文穴埋め、文脈判断、発話 | 会話・作文・実践問題 |
まず意味を素早く確認し、必要な語だけ日→英やスペル問題へ進むと、負担を増やしすぎずに発表語彙を育てられます。
3. 忘却曲線・分散学習を活かした復習の仕組みを確認する
画面を眺める時間より、答えを見る前に思い出す機会を作れるかが重要です。間違えた単語や忘れかけた単語を再出題するアプリなら、復習対象を自分で選ぶ手間も減らせます。
忘却曲線は、時間とともに記憶が薄れる傾向を示す考え方です。すべての人に同じ復習日を指定するものではないため、実際には学習履歴や正誤に応じて間隔を調整する仕組みを確認しましょう。
復習間隔の考え方は、分散学習と英単語の復習タイミングで詳しく解説しています。
外国語語彙アプリの設計を24項目で調べた研究では、教材の有無だけでなく、受容・発表の両方向、想起形式、フィードバック、復習設計を確認する必要性が示されています(Kaitsū & Nakata, 2025)。
また、外国語の発話語彙を扱った研究では、フィードバック付きの想起練習が、音声をまねるだけの練習より記憶保持に有効でした(Kang, 2013)。
研究の数値だけでアプリの優劣は決まりませんが、自分で答える→正解を確認する→後日もう一度答えるという流れは、選ぶ際の重要な基準になります。
4. 無料範囲・対応環境・続けやすさを確認する
最後に、毎日使える条件を確認します。
- 無料で使える教材・機能と、1日の語数・時間・回数
- サブスクか買い切りか、広告表示が学習を妨げないか
- iOS・Android・Webのどれで使えるか
- 通学・通勤中に使うなら、オフライン学習に対応するか
- 通知、連続記録、ゲーム性が自分に合うか
オフライン対応は、一部機能や有料プランに限られる場合があります。必要な人は、利用前に公式ヘルプで対象範囲まで確認しましょう。
無料条件を横断して比べたい方は、ずっと無料・完全無料の範囲を比較した記事も参考にしてください。
英単語アプリ・英単語帳アプリおすすめ12選
ここからは、12アプリを同じ観点で紹介します。
まず仕様表で候補を絞り、その後に「学習の流れ」「強み」「無料範囲・利用環境」「注意点」を確認してください。
無料範囲と対応環境は、2026年9月15日時点の公式サイト・公式ヘルプ・ストア表示をもとに整理しています。
※表は横にスクロールできます。無料条件や機能は変更される場合があるため、利用前に各公式ページでもご確認ください。
| アプリ | タイプ | 復習の仕組み | 主な目的 | 無料範囲・対応環境 |
|---|---|---|---|---|
| TANZAM | 教材収録 | 忘却曲線の考え方に沿った自動復習 | 試験語彙を文脈・音・イメージで定着 | 全単語帳、新規10語/日・復習無制限。iOS/Android |
| Clozemaster | 教材収録 | 標準1・10・30・180日後 | 英文の中で語彙を増やす | 30文/日。Web/iOS/Android。オフラインはPro |
| Zann WordUp | 教材収録 | 正誤に応じたスマート復習 | 実生活の頻出語・ニュアンス | 基本学習は無料。iOS/Android |
| mikan | 教材収録・書籍 | カード判定とテストで苦手を確認 | 大学受験・資格試験 | 無料対象教材を利用可。iOS/Android、要通信 |
| abceed | 書籍連動 | 誤答記録・AI問題推薦はPro | TOEIC教材・模試・学習管理 | 320冊以上の音声など。iOS/Android/Web |
| ターゲットの友 | 書籍連動 | 誤答した単語を復習 | 『英単語ターゲット』の補助 | 基本テスト・音声など。iOS/Android |
| Duolingo | 総合学習 | 誤答確認・個別練習 | 初心者の習慣化 | 基本コースは無料。iOS/Android/Web |
| Drops | 教材収録 | Dojo・復習ツール | 日常語彙をイラストで学ぶ | 5分/10時間ごと。iOS/Android。オフラインはPremium |
| モチタン | 教材収録・ゲーム | 苦手・忘れた単語帳を自動作成 | 対戦しながら試験語彙を学ぶ | 基本無料、一部制限。iOS/Android |
| Quizlet | 自作・共有 | 学習モードで個別の学習経路 | 授業範囲・共有セット | カード作成・検索など。iOS/Android/Web。オフラインはPlus |
| Anki | 自作 | 解答評価に応じてFSRSが間隔調整 | 細かなカード・復習管理 | PC・Web無料、公式iOSは買い切り。Android版あり |
| WordHolic! | 自作 | 暗記状況・忘却曲線による反復 | スペル・筆記・ディクテーション | 基本機能は無料。iOS/Android |
定着重視:覚えた単語を忘れにくくし、英文の中でも理解したい人向け
1. TANZAM|例文・イラスト・音声と自動復習で定着

TANZAMは、英単語を例文・イラスト・音声と結びつけ、学習履歴に合わせて復習するアプリです。
英検、大学受験、TOEIC、TOEFL、IELTSなどの単語帳があり、単語と日本語訳だけの暗記が続かなかった人にも取り組みやすい構成です。
学習は、例文とイメージで使われる場面をつかみ、意味や音を確認したあとに問題へ進みます。復習対象は覚えた度合いに応じて再出題されるため、毎回リストを作り直す必要がありません。
向いている人:試験語彙をイメージ・文脈・音声と一緒に覚え、復習まで任せたい人
学習の流れ:単語帳を選ぶ→例文・イラスト・音声を確認→クイズに答える→学習履歴に応じた復習
強み:意味・使われる場面・音を一度に確認し、忘却曲線の考え方に沿った復習まで自動化できる
無料範囲・環境:全単語帳を利用可。新規10語/日、復習は無制限。iOS/Android
注意点:新出語を1日に多く進めたい場合や広告を外したい場合はProが必要
当サイト運営会社のアプリです。自社サービスであることを踏まえ、ほかのアプリと同じ観点で向いている人と制限を記載しています。
2. Clozemaster|英文の穴埋めで文脈から覚える

Clozemasterは、英文の空欄に入る語を選び、文脈の中で語彙を増やすアプリです。基礎単語を終え、単語の使い方や語の組み合わせまで確認したい中級者以上に向いています。
無料版では1日30文まで学習できます。標準の復習間隔は1日後、10日後、30日後、180日後。文の難易度や正確さにはばらつきがあるため、疑問がある表現は辞書でも確認すると安心です。
向いている人:知っている単語を英文の中で理解し、語彙を広げたい中級者以上
学習の流れ:語彙コレクションを選ぶ→英文の穴埋めに答える→訳・音声を確認→設定された間隔で復習
強み:単語を単独で覚えず、文脈や一緒に使われる語まで確認できる
無料範囲・環境:1日30文まで。Web/iOS/Android
注意点:日本の試験範囲に沿った単語帳ではない。オフライン学習はPro機能
3. Zann WordUp(旧WordUp)|実生活でよく使う語を優先

Zann WordUpは、実生活で使われる頻度をもとに、学ぶ語の優先順位を付けやすいアプリです。映画やニュースなどの用例、音声、画像を通して、訳語だけではつかみにくい使い方を確認できます。
自分が知っている語と知らない語を分け、必要な語から学ぶ設計です。大学受験や英検の出題範囲に合わせるより、日常・仕事で使う語彙を広げたい人に合います。
向いている人:頻出語を優先し、映像や実例からニュアンスをつかみたい人
学習の流れ:語彙力を診断→必要な語を選ぶ→映像・例文・音声で理解→複数形式の問題とスマート復習
強み:自分が知らない実用頻出語を優先し、使われ方まで掘り下げられる
無料範囲・環境:基本学習は無料。追加のAI・プレミアム機能は有料。iOS/Android
注意点:日本の資格・入試教材には準拠していない
試験・教材重視:受験や資格試験の範囲、市販教材に沿って進めたい人向け
4. mikan|カードと4択で大量の単語を素早く確認

mikanは、単語カードで意味を確認し、4択テストでテンポよく答える英単語アプリです。短時間に多くの単語へ触れやすく、テスト前の確認や試験語彙の反復に向いています。
無料対象教材と、有料プランで使える市販教材があります。使いたい教材が決まっている場合は、その教材がどのプランに含まれるかを先に確認しましょう。
向いている人:試験前に多くの単語を速く確認し、苦手語を反復したい人
学習の流れ:教材を選ぶ→カードで「覚えた・覚えていない」を判定→4択テスト→苦手語を再確認
強み:カードとテストを短いテンポで進め、試験範囲を何周も回しやすい
無料範囲・環境:無料対象教材のカード・4択・音声。iOS/Android
注意点:市販教材などは有料プラン。現在はオンラインでの利用が前提
5. abceed|TOEIC教材とAI分析をまとめて使う

abceedは、英単語専用というより、市販教材の音声・問題演習・模試・学習分析をまとめて扱う英語学習サービスです。TOEIC対策を単語だけで終わらせず、リスニングやリーディングまで一元化したい人に向いています。
無料でも320冊以上の音声、学習時間の記録、マークシートなどを利用できます。有料のProでは600冊以上の教材、AIによるおすすめ問題や予測スコアなどが使えます。
向いている人:TOEIC教材、問題演習、模試、進捗を1つにまとめたい人
学習の流れ:目標と教材を選ぶ→音声・問題に取り組む→正答率や学習時間を確認→弱点を復習
強み:市販教材の学習とスコア・時間・弱点の管理を同じサービス内で進められる
無料範囲・環境:対象教材の音声、学習記録など。iOS/Android/Web
注意点:単語暗記だけをシンプルに進めたい人には機能が多い
6. ターゲットの友|『英単語ターゲット』と連動

ターゲットの友は、旺文社の『英単語ターゲット』シリーズと連動する公式アプリです。学校や塾で同シリーズを使っている高校生が、音声確認や単語テストをスマホで補う用途に合います。
ターゲット1200・1400・1900など、使っている書籍に対応するコンテンツを選べます。アプリ単独で教材を探すより、紙面の進度と合わせて利用するのがわかりやすい使い方です。
向いている人:『英単語ターゲット』を使い、音声とテストを追加したい中高生
学習の流れ:対応書籍を選ぶ→紙面の範囲に合わせて音声・単語を確認→今日の5問やテスト→誤答を復習
強み:学校や塾で使う書籍の順番を変えず、音声と確認問題を補える
無料範囲・環境:基本の単語テスト、音声、今日の5問など。iOS/Android
注意点:書籍を使っていない人には、ほかの教材収録型の方が選びやすい
習慣化重視:短時間の学習やゲーム要素をきっかけに、毎日続けたい人向け
7. Duolingo|英語学習全体をゲーム感覚で習慣化

Duolingoは、単語・文法・リスニングなどを短いレッスンで学ぶ総合型アプリです。連続記録やリーグなどの仕組みがあり、まず英語学習を毎日の習慣にしたい初心者に向いています。
単語だけを一覧で覚えるより、文や音声の中で触れる構成です。大学受験やTOEICの単語帳として使う場合は、試験範囲を網羅する別教材と組み合わせましょう。
向いている人:短いレッスンとゲーム要素で、英語学習を毎日続けたい初心者
学習の流れ:学習パスに沿ってレッスン→単語・文法・音声の問題→誤答確認→練習タブで弱点を復習
強み:短い課題と進捗表示があり、単語を含む英語学習を習慣にしやすい
無料範囲・環境:英語コースの基本学習。iOS/Android/Web
注意点:広告とエネルギーまたはハートの仕組みがあり、試験別の単語帳ではない
8. Drops|イラストと5分学習で身近な語彙を増やす

Dropsは、イラストと短い操作を使い、テーマ別の語彙をテンポよく学ぶアプリです。長い学習時間を取りにくい人や、視覚的な手がかりがある方が続けやすい人に合います。
無料版は5分の学習を10時間ごとに利用できます。日常語彙を少しずつ増やすには使いやすい一方、試験日が近く、1日に多くの単語を進めたい場合は制限を感じる可能性があります。
向いている人:スキマ時間にイラストを使い、身近な語彙を楽しく増やしたい人
学習の流れ:利用できるトピックを選ぶ→5分間のイラスト・音声問題→Dojoやクイズで復習→次のトピックへ
強み:学習時間が短く区切られ、視覚的な手がかりから日常語彙へ触れられる
無料範囲・環境:5分の学習を10時間ごとに利用可。iOS/Android
注意点:無料版はトピックを順番に進める形式。オフライン学習はPremium
9. モチタン|50秒の対戦で試験語彙を学ぶ

モチタンは、50秒の対戦やクエストを通して語彙を学ぶゲーム型アプリです。英検・TOEIC・中学・高校・TOEFL・IELTSなど、複数の目的に対応しています。
正答率を競う仕組みがあるため、通常の単語カードでは集中が続きにくい人にも候補になります。基本利用は無料ですが、一部の機能や利用回数には制限があります。
向いている人:対戦やクエストを目標に、試験語彙へ繰り返し触れたい人
学習の流れ:実力診断とコース選択→冒険または50秒対戦→解説を確認→苦手・忘れた単語帳で復習
強み:対戦の緊張感を使いながら、英検・TOEIC・受験など複数目的の語彙を回せる
無料範囲・環境:基本プレイは無料。一部機能・利用回数に制限。iOS/Android
注意点:ゲーム性が合わない人や、落ち着いて例文を読みたい人には不向き
自作重視:授業・仕事・読書で出会った語を、自分専用の単語帳にしたい人向け
10. Quizlet|公開セットと自作カードを共有

Quizletは、自分で単語カードを作るほか、教師や利用者が作成した学習セットを検索・共有できるサービスです。授業範囲に合わせてカードを作り、クラスで共有したい学生にも使いやすいでしょう。
基本のカード作成やフラッシュカードは無料です。「学習(Learn)」モードは無料の試用後にPlusが必要ですが、教師が作成したクラスに参加し、そのクラス内のセットを使う場合は学習・テストモードを利用できる例外があります。
向いている人:授業や自分の教材に合わせてカードを作り、共有したい人
学習の流れ:公開セットを探す、または作成・取り込み→カードで確認→学習・テスト・入力→間違えた語を反復
強み:自作と共有の両方に対応し、教師やクラスのセットをそのまま学習へ使える
無料範囲・環境:カード作成・検索・基本学習。iOS/Android/Web
注意点:公開セットの内容は作成者によるため、正確さを自分で確認する。オフラインはPlus
11. Anki|復習間隔とカードを細かく管理

Ankiは、カードを自作し、学習結果に合わせて復習間隔を調整できる単語帳アプリです。英単語だけでなく、資格や専門分野の暗記にも使えます。
カードの表裏、音声、画像、入力問題などを細かく設計できる一方、初期設定やカード作成には慣れが必要です。既製教材を選んですぐ始めたい人より、復習方法を自分で管理したい人に向いています。
向いている人:カード内容と復習間隔を細かく調整したい人
学習の流れ:カードを作成・取り込み→期限が来たカードに答える→正解を表示→Again/Hard/Good/Easyで自己評価
強み:評価結果をもとにFSRSが次の復習時期を決め、カード内容も細かく設計できる
無料範囲・環境:PC版とAnkiWebは無料。公式iOS版AnkiMobileは買い切り、AndroidはAnkiDroidを利用可
注意点:似た名前の非公式アプリがあるため、公式サイトから各版を確認する
12. WordHolic!|日本語UIで手軽に単語帳を作る

WordHolic!は、日本語UIで自分の暗記カードを作れる単語帳アプリです。カードへの画像追加、読み上げ、ファイルの取り込み、クイズや筆記、ディクテーションなどに対応しています。
Ankiほど細かな設定を求めず、授業や仕事で覚えたい単語をスマホで管理したい人に使いやすい選択肢です。
向いている人:日本語UIでカードを作り、音声・画像・複数のテスト形式を使いたい人
学習の流れ:カードを作成・取り込み→表裏・音声・画像で確認→クイズ・筆記・ディクテーション→暗記状況に応じて復習
強み:日本語UIで始めやすく、スペル入力や聞き取りまで1つの単語帳にまとめられる
無料範囲・環境:カード・フォルダ作成、読み上げ、画像、テスト、入出力。iOS/Android
注意点:教材は自分で用意する。端末同期や自動バックアップなどはPremium
目的・レベル別|おすすめの英単語アプリはどれ?
総合比較で候補を絞ったら、試験・学年・使い方に合うかを確認します。ここでは結論を先に示し、詳しい比較は各専門記事へ案内します。
TOEIC・英検・TOEFL・IELTS対策
試験範囲を速く回すならmikan、TOEIC教材と模試をまとめるならabceed、例文やイメージと一緒に定着させるならTANZAMが候補です。
試験ごとに必要な語彙と教材が違うため、受験予定の試験から選んでください。
小学生・中学生
小中学生は、収録語の多さより、学校の範囲とレベルが合い、短い時間でも自分で続けられることが大切です。
小学生にはイラストや音声、ゲーム要素のあるアプリ、中学生には教科書・定期テスト・高校受験の語彙を確認できるアプリが向いています。
高校生・大学受験
学校指定の単語帳があるなら、まず書籍連動アプリを確認します。『英単語ターゲット』を使うならターゲットの友、複数教材から選びたいならmikan、意味・音・例文まで一緒に覚えたいならTANZAMが候補です。
書いて覚えたい・スペルを覚えたい
スペル入力やディクテーションまで手軽に使うならWordHolic!、授業のセットを共有するならQuizlet、カードと復習設定を細かく作り込むならAnkiが候補です。
英語を見て意味を選ぶ問題だけでは、スペルを書けるか確認できません。定期テストや英作文が目的なら、日本語から英語を答える問題や入力問題を一部に加え、間違えた綴りだけを復習しましょう。
つまずく原因と練習の順序は、英単語のスペルが覚えられない理由と対策と書いて覚える英単語のコツで詳しく解説しています。
社会人の学び直し・実用語彙
中学英語からやり直す場合は、やさしいレベルから進められる教材収録型が取り組みやすいでしょう。日常や仕事で使う頻出語を広げるならZann WordUp、英文の中で語彙を増やすならClozemasterが候補です。
文法・リスニング・英会話も含めて学び直したい方は、中学英語やり直しアプリや英語学習アプリの総合比較も参考にしてください。
ゲーム感覚で続けたい
学習を始めるまでの心理的な負担を減らしたい人には、Duolingo、Drops、モチタンが候補です。
ゲーム性が強いほど試験範囲から外れる場合もあるため、受験目的ならメイン教材を決め、ゲーム型は継続の補助として使う方法もあります。詳しくは、ゲーム感覚で覚える英単語アプリで比較しています。
無料で使える範囲を優先したい
無料版の条件は、教材が限定されるタイプ、1日の学習量に上限があるタイプ、基本機能を継続して使えるタイプに分かれます。
「アプリが無料か」だけで判断せず、覚えたい教材、1日の上限、広告、オフライン条件を確認しましょう。12アプリの無料条件は、無料の英単語アプリおすすめ12選で詳しく整理しています。
紙の単語帳とアプリはどちらが覚えやすい?
紙の単語帳は、書き込みや付箋を使い、全体の進み具合を見渡しやすい点が強みです。アプリは、音声の再生、正誤記録、自動復習、スキマ時間の学習に向いています。
日本の高校生226人を対象にした研究では、コンピューター学習は単語リストより遅延テストで高い結果でした。一方、コンピューターと単語カードの間には有意差が確認されていません(Nakata, 2008)。
道具だけで差が決まるというより、思い出す練習と復習を続けられるかが重要です。
| 場面 | 向いている方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 全体を見渡して書き込みたい | 紙 | 一覧性があり、メモや付箋を残しやすい |
| 移動中に音声とテストを使いたい | アプリ | スマホ1台で学習し、正誤を記録できる |
| 復習日を決めるのが苦手 | 自動復習のあるアプリ | 学習履歴に応じて復習対象を出しやすい |
| 学校指定の単語帳がある | 紙+連動アプリ | 紙面の進度を保ちながら音声・テストを補える |
併用する場合は、家で紙の単語帳に書き込み、移動中にアプリで確認テストをすると役割が重なりません。自分でカードを作る場合は、英単語カードの作り方・使い方も参考にしてください。
英単語アプリを効果的に使う3つの手順
アプリを選んだあとは、学習の順序を決めます。毎日の流れを3段階にすると、機能を増やしすぎずに続けられます。暗記法そのものから見直したい方は、英単語の効率的な覚え方もあわせて確認してください。
1. 意味・音・文脈を確認する
新しい単語は、日本語訳だけで終わらせず、発音と短い例文も確認します。イラストがある場合は、場面を思い浮かべる手がかりとして使いましょう。
すべての語に詳しい説明を付ける必要はありません。重要語、意味を混同しやすい語、使い方が浮かばない語に時間をかけると効率的です。
発音を聞くだけでなく、自分の音声を判定・矯正したい場合は、英語発音アプリの比較から専用アプリを選ぶ方法もあります。
2. 答えを見る前に思い出す
英語を見て意味を答えたあと、必要な語は日本語から英語を思い出します。定期テストや英作文でスペルが必要なら、入力問題や手書きも加えます。
間違えたときは、正解を眺めて終わらせず、少し間を空けてもう一度答えてください。
3. 復習を終えてから新しい単語へ進む
アプリを開いたら、先に復習対象を確認します。新しい単語ばかり増やすと、翌日以降の復習量が積み上がります。
最初は1日10語前後を目安にし、復習が無理なく終わる範囲で調整しましょう。朝5分は復習、夜10分は新規学習のように時間帯で分けると、毎日の流れを作りやすくなります。
よくある質問
英単語アプリだけで単語を覚えられますか?
意味を覚えて復習する段階は、アプリだけでも進められます。読解や会話で使える語彙にするには、長文・音声・会話の中で再び出会う機会も加えてください。アプリを「覚える・忘れない」ための土台として使うと役割が明確です。
英単語アプリは1つに絞った方がよいですか?
主教材は1つに絞ると、進捗と復習を管理しやすくなります。役割が違えば併用しても構いません。たとえば、TANZAMやmikanで試験語彙を学び、Quizletで授業中に出会った語だけを自作する使い分けです。
無料版と有料版はどちらを選べばよいですか?
まず無料版で、教材、問題形式、復習方法が自分に合うか確認しましょう。必要な教材が有料、1日の上限で計画が進まない、広告が集中を妨げる場合に有料版を検討します。
英単語アプリは1日何分・何語使えばよいですか?
最初は1日5〜15分、新規10語前後と復習から始めるのが一つの目安です。翌日に復習が終わらない場合は新規語数を減らします。試験日がある人は、必要語数を残り日数で割り、週1日は復習中心の日を作ると調整しやすくなります。
単語帳アプリで自分の単語帳を作るならどれ?
共有セットも使いたいならQuizlet、復習間隔やカード形式を細かく管理したいならAnki、日本語UIで手軽に作りたいならWordHolic!が候補です。最初から多く登録せず、授業・仕事・読書で再び使いたい語だけを追加すると、カード作成と復習の負担を抑えられます。
教材収録型と自作の単語帳アプリはどう使い分けますか?
試験や学年の基礎語彙は教材収録型で進め、授業・仕事・読書で出会った語だけを自作型へ追加すると管理しやすくなります。同じ単語を複数のアプリへ重複登録すると復習量が増えるため、各アプリの役割を決めてください。
まとめ|目的と復習方法が合う1本を選ぶ
英単語アプリ・英単語帳アプリを選ぶときは、最初に「教材収録型・書籍連動型・自作型」のどれが必要かを決めます。そのうえで、意味を確認したいのか、書ける・使える語彙まで伸ばしたいのかを整理しましょう。
- 忘れにくくしたい:TANZAM/Clozemaster/Zann WordUp
- 試験対策を進めたい:mikan/abceed/ターゲットの友
- 楽しく習慣化したい:Duolingo/Drops/モチタン
- 自分の単語帳を作りたい:Quizlet/Anki/WordHolic!
候補を2〜3本に絞ったら、実際の学習画面と復習方法を試し、毎日続けられる1本を主教材にしてください。
試験語彙を例文・イラスト・音声と一緒に学び、復習までアプリに任せたい方は、TANZAMを無料版から試せます。
英単語以外の技能も含めて学習全体を組み直したい方は、英語学習アプリおすすめ比較もあわせてご覧ください。


